過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

気楽にたくさん使えそう・・・

昨日30日(木)午前中は、ICT活用のモデル校である日野第三中学校の校内研修会にお邪魔しました。
校内研修のテーマは「生徒が理解を深める学習指導ーICTを活用した授業改善ー」です。
先生方全員が「ICTを活用した指導案」を作成し、2学期以降の授業に備えています。

前半は、講師の東原義訓先生のご指導のもと、「なぜ学校にコンピュータを導入するのか、その3つのポイント」と、
「教員のICT活用指導力のチェックリストの意味するもの」について、ワークショップ形式で、先生方全員で再確認しました。

後半は、ICTを活用した授業準備の実習です。
本校は、全員の先生方が夏季ICT活用研修のいずれかに参加されました。その研修成果を校内で広めようというものです。
「授業中の提示」の研修に参加された先生は、他の先生方に、e-黒板、書画カメラの操作の説明を伝達しました。
とはいうものの、研修ではある程度セッティングされた中での実習でした。
今回は、テーブルタップを準備し、機器をバックから取り出し、セッティングし・・・すべて最初の準備からです。
授業本番を想定し、校内の先生方が見つめる中、お手本の先生は研修を受けたとはいえ緊張気味・・・

みんなで学び合うアットホームな雰囲気は、三中の特色です。

  

食堂の無線LANも快調・・・

最初は不安そうだった先生方が、研修を通して、表情が明るく楽しそうになったのが印象的でした。
「気楽にたくさん使えそう。」「とにかく思いついたらやってみよう。」・・・・・
2学期を目前に、意欲満々の三中の先生方です。

授業の内容を高めるのは教師本来の力

昨日29日(水)、ICT活用のモデル校である平山中学校の校内研修会にお邪魔しました。
機器が導入される2学期は、校内の先生方全員が、各教科で積極的にICTを活用した授業を実践しようと計画されています。


校内研修会の前半は、スタディノート活用法について学んでいただきました。
市内の小学校や全国の中学校の優れた実践例を見ていただきました。最後に、2学期からの授業実践案をマップ上に載せていただきました。

スタディノートを活用してどんな授業が実践できるか、以下のようにたくさんの案が出されました。
◇美術では、「鑑賞」で使用したいと思います。生徒が自分の作品を撮影し、クラスでコメントを交換しあいます。
 コメントをもらうことで、自分では気づかなかった自分の作品のよさをしったり、また人の作品を見ることで、いろいろな表現のあることが
 理解できます。ただ、映像にしてしまうと実際の大きさや、立体作品の場合は360度からみられないので、実物も展示しておきたいです。
◇国語の授業では、次のように活用できると思います。お互いに、何度でも見ることができるというのが良いと思いました。
 ☆作文指導で生徒の書いた作文をお互いに添削し合う。
 ☆事例紹介でもあった、スピーチの振り返り。
 ☆本の紹介文を書く。自分が読んだことのある本には感想を記入するとか、読んでみたい本の投票をするとか。
 ☆ことわざについて、自分の解釈を書き、お互いの解釈を検討し合う。
 ☆文章に出てくるものについての写真をみせ、それが何かを書かせる。


校内研修会の後半は、小田和美先生に、ご指導いただきました。
小田先生には、昨年から情報安全教育等で、日野市にご指導いただいています。
校内研修では、「ICTを活用した授業の成果と課題」について、ご指導いただきました。


 
何故、ICTを活用しなければならないのかという背景を確認し、ICTの活用を「先生が活用すること」「生徒が活用すること」のうち、先生が活用することを中心としたご指導をいただきました。 「見せ方で、生徒を引き付けることができるのはICTの効用。そこから、授業の内容にもっていくのは教師本来の力です。」

 
「web上にはたくさんのコンテンツ(教材)があります。それを見つけて、アレンジして活用するのは教師の力です。」 



大坂上中学校学校課訪問

大坂上中学校の学校課訪問に伺いました。
あと数日後に始まる新学期を控え、耐震工事と校内LAN工事の最後の仕上げが急ピッチで行われていました。


校舎内に設置された無線LANアンテナ。
市内の小学校と同様に、校舎内どこでもネットワークを活用した授業が展開できるようになります。


セキュリティ対策に工夫が見られました。
きちんと整理された「ICTセキュリティカード」と「暗号化USB」の収納箱です。
差し込まれている教職員の名札で、誰が使用しているのかが、一目で分かります。

大坂上中学校は、小・中連携教育の研究校です。(市、都、国の指定校)
近隣3校の小学校と、研究に関わる指導計画や指導内容について、校務支援システム上の特別の掲示板を通して、
随時連絡したり意見交換しあったりしています。

本日は午後から、研究について各分科会が開かれました。

国語力の向上を目指して

ICT活用のモデル校である日野第三小学校の校内研究にお邪魔しました。
本校は、授業でのICT活用により、児童の学力(国語力)を向上させることを目指しています。
各学年で作成した「ICT活用18項目関連一覧表(縦軸はICT活用指導力、横軸は単元を表し、
それぞれの単元でのICT活用が一目でわかるようになったマトリックス)の検討を行いました。
  

「話すこと・聞くこと」の力をつけるためのICT活用は・・・
「書くこと」の力をつけるためのICT活用は・・・
「読むこと」の力をつけるためのICT活用は・・・
「言語事項」の基本的な力を定着させるためのICT活用は・・・

2学期の実践に向けて、熱心に智恵を出し合っている先生方です。     

先生方が快適に使っていただけるように・・・

深夜・・・
推進室も情報システム課も稼動中。
業者の方によるネットワークに関するシステム作業が夜間に多く行われています。

本日は、校務支援システム開発者による、性能改善のためのサーバーチューニング作業が行われています。
データベースのバージョンアップ、フルに性能を生かすためのチューニング作業です。
2学期開始を目前に控え、先生方が快適に使っていただけるよう、今日・明日の2日間にわたって行っています。
今回の作業は夜間だけではなく、昼間も通して行っています。

  

正午に、作業の準備が始まってすぐ、学校から問い合わせの電話がありました。
「2学期の準備で週案簿を入力しているのですが、何時何分までぎりぎり使っていいのですか?」・・・
2学期まであと一週間。学校も新学期準備で忙しく動いています。

説明責任を果たす

本日の夏季ICT活用研修は、小学校評価(成績管理)の研修でした。 ICT活用指導力A-4とE-1 

研修内容は、午前中は評価について、午後は午前中の評価の理論を生かした校務支援システムの活用についてでした。

  
 北尾倫彦先生のご講演のVTRから学ぶ      
(5月のCRT説明会にて)
 「通信簿に関する調査研究」報告書から学ぶ
(平成15年国立教育政策研究所)

このあと、評価の在り方、評価の機能についてまとめていきました。
受講された先生方の評価に対する意識が変わり、理解が深まりました。


いよいよ実践編です。
ペーパーテストでは図れない日々の学習活動をどのように評価していくか、その具体的な評価方法を出し合いました。
この後、校務支援システムを活用して実際に通知表を作成していきました。


  
 9教科のチームに分かれて、6学年2学期の観点別評価や教科についての所見を入力しました。 9教科チームの発表会です。
「成績管理機能」、「ひのっ子宝箱」の活用について理解が一段と深まりました。

ひのっ子宝箱、時数・週案機能に加えて、小学校の成績管理機能も、日野市が関係者と一緒に開発したオリジナル機能です。


◇受講された先生方の感想

・午前中の評価についての研修は、なかなか学ぶことができないのでとても勉強になった。
  2・3年次研修でも指導していただきたい。成績管理とひのっ子宝箱の活用の仕方がわかったので、2学期から始める。

・今日の研修では、評価のあり方を午前中に改めて学ばせていただいた。
 前半のこの研修が、午後の作業の理解につながり、的をしぼった評価の観点を話し合うことができた。
 また、成績管理システムに関しては、基本的な操作の方法を知ることができたので、これから一単元や一教科ずつ、段階的に活用し
 ていきたい。

・校務支援システムの成績管理については、ずっと気になっていたので、本日の研修は大変意義があった。
 「あゆみ」、指導要録、授業改善プランとのリンクが以前から必要不可欠だと思っていたので、研修を受けて、やはりその通りだと再認
 識した。本校の「あゆみ」に関しても、変えていければと思う。

・校務支援システムをフル活用することで、より効果的、能率よく校務を進められると実感した。
 特に「ひのっ子宝箱」は皆で活用し、“日野市通知表文例集”構想を実現できれば素晴らしいことだと思った。

・最初に評価基準などの入力をしていけば、学期末の観点評価は出しやすい。
 通知表作成までの手順は、覚えるまでは大変だが、使いこなせるようになると、学年末の要録を始め、便利な点がたくさんあると感じた。
 2学期からは成績と宝箱の機能は使っていきたい。特に宝箱は、皆で取り組まないと意味がないので、学校の他の先生にも広めようと思う。

・ひのっ子宝箱は、日々自分で入力していけば学期末に非常に楽になると思う。
 説明責任を果たすためにも日々の積み重ねがそのまま通知表になっているためいいと思う。
 パソコンへの入力も慣れればすぐなのだろう。

 



謙虚な姿勢で基本を学び続けること

2.3年次研修 第二日目(8月22日)
  
各自が授業リフレクションで出された課題をまとめ、
具体的な改善策を立てました。
全体発表に向けて、グループ共通の課題と、
個人の課題・対応策をまとめました。
  
全体発表会。
各自が立てた授業改善の重点5項目を発表しました。
 
◆2・3年次の先生方の感想

◇同じ2.3年次の教員として、それぞれに課題があった。その一つ一つが自分にとっての課題とも言え、また、自分の課題も、みんなに
 共通している課題ではないかと思った。
 私は、謙虚な姿勢で基本を学び続けることが一番大切ではないか、と感じた。
◇昨年は昨年の、今年は今年の自分が持っている課題を改めて確認することができた。
 教師は常に自分を見つめなおし、授業を改善し成長していかなければならないと思う。そのことを今回の研修で感じた。
 これからも子どもたちの成長のため、がんばっていきたい。
◇リフレクションシートを通して、特にビデオで自分の姿を客観的に見ることで、自分の未熟な点に改めて気づくことができた。
 仲間からのコメントやコーディネータの所員の先生の言葉がとても勉強になった。
 毎回の授業でメモを取り、子ども一人一人を見ることが、全体指導(一斉指導)においても大きな意味を持ち、子どもが35人いれば35
 通りの考え方、それぞれに応じた指導が個に応じた指導であり、子どもを理解していなければできないことに気づいてはっとした。
 また、事前準備、教材研究をしっかりとすることで、教師自身が「授業をやりたくてしかたない」という気持ちが、子どもを動かすのだとい
 うことを忘れず、努力を重ねていきたい。
◇自分の授業を振り返り、たくさんの課題を見つけることができた。また、他の人の課題を聞き、自分でも新しい発見をすることができた。
 より良い授業のためには、丁寧な計画、準備だけではなく、授業の流し方や振り返りが大切であると思う。
 これから、2学期、3学期の授業の中で、授業改善に向けて一つ一つの授業を大切にしていきたいと思った。
◇自分が目指す授業へたどり着くために、今の自分に足りない点が明確になってよかった。その足りない点への対処方法の基本的な
 理論が確立できてなお良かったと感じている。今回学んだ理論、方法論を具体的に実践していきたいと強く感じる研修だった。
◇改めて自分の授業を見直すと、子どもの力を定着させる授業にはまだなっていないことが良くわかった。
 授業の工夫や段取りは少しずつスムーズ担ってきたと思うが、その活動が本当に子どもの学力を伸ばすために有効に働いているの
 か疑問に感じた。それは、まとめの時間をきちんと確保されていないことが大きく関係していると気づいた。
 授業の組み立て方をもう一度考え直したいと思う。
 また、他の学校の様子を見ることができ、掲示の工夫やICTの活用方法など参考にしたいことをたくさん発見した。
 交流を通して、自分の姿を振り返ることができたように思う。

2.3年次の先生方は、2学期もグループでチームを組んで、授業リフレクションを行っていきます。

2,3年次研修(授業力UP研修)実施中

日野市の教師になって2年目、3年目の先生方の研修です。
ひのっ子の確かな学力の向上のために、日常的に自分の授業を評価し、授業改善に取り組み、授業力を向上させることを目指す研修です。


2,3年次の先生方64名です。

2,3年次研修は年間を通して行っていますが、夏は次の目的のために2日間集中して実施しています。

「自分の授業を振り返り、改善するための手立てを用意し、2学期からの授業改善に生かせるようにする。
 ・自分は、「わかる授業」「魅力ある授業」の実現のために、どこが達成でき、どこができていないか明らかにすること
 ・「わかる授業」の実現のための手立てを知り、自分自身が達成できていないところを補う手立てを講ずること
 ・授業改善に取り組むこと

2.3年次研修をこのような形で実施するのは、今年で4年目です。


研修一日目(8月21日)

それぞれが1学期の授業をVTRに撮り、あらかじめそのVTRを見て振り返り、自己評価(問題点等を課題カードに記入)をしてきました。
昨日の研修では、グループでVTRを見ながらコメントカードを交換し、相互評価を行いました。
授業の振り返り(リフレクション)には、教育センターの所員、指導主事が、それぞれのグループのコーディネート役を務めました。



各グループでの授業リフレクション共通の課題をグループで分析・整理


一日目のまとめ

暑さに負けず学び続ける先生方〈2学期まであと2週間〉

先週末からは、後半の夏季研修が始まっています。
ICT活用の研修は、前半と同じ内容のものも含めて連日、教育センターで開催しています。
猛暑が続いていますが、2学期の授業に向けて、先生方は熱心に学び続けています。

★8月17日(金)「授業中の提示 <大きくうつそう(e-黒板、書画カメラの活用)>」
  ICT活用指導力基準 B-1 B-2 B-3 B-4
  

前半は実習時間を多く確保し、操作に自信をつけていただきました。
後半は活用事例をもとに2学期の授業展開案を作成し、全員が発表し、協議しました。

◇受講された先生方の感想

・ 機器は苦手と言う気持ちが強かったのだが、何度も触っているうちに度胸がついた。是非授業に役立てていきたい。
・ 今までは拡大機で作った教材を黒板に提示したり実物を見せたいと思った時に児童の間を回るしかなかった。
   これからは、すべて手元で操作できるので、分かりやすく時間の節約にもなって大変有効だと思う。
   2学期から使いこなす回数を増やして慣れていきたい。
・ 使ったことのない機器に初めて触れて、技術の進歩はすごいなと思った。
   これからは、これまで以上にはっきりとした目的をもって、計画的に授業を準備する必要がある。
   しっかりとした授業計画の立案力のアップが求められると思う。
   従来の指導法の上に、視覚的に効果の大きい機器を活用することで、子ども達が生き生きと学習する姿が予想できる。

◆e-黒板や書画カメラを活用してどのような授業展開が考えられるか指導略案を作成し、発表し合いました。(以下はその一例)

小学校:国語 (漢字の書き順を提示)
    国語 (教材文の提示、イメージマップの提示、児童の作品発表)
    算数(単元の導入時の写真提示・・・生活の中で小数の使われている場面)
    算数(竹尺の目盛、分度器の目盛)
    社会(日野市の地図の提示、児童の作品発表)
    理科(昆虫の体のつくりを提示)
    体育 (写真を提示し、技のポイントを説明)
    図工(完成作品の提示、手順の説明)
    自立活動(生活習慣の改善のための生活場面(写真)の振り返り、記録カードの提示)
中学校:国語(漢詩の世界を創造しやすくするための画像提示)
    国語(運筆を提示)
    社会 (地図帳の提示)
    理科(教科書や資料、関連写真の提示)
    英語(モデル文を示す際に実物を提示)

 

★8月20日(月)「情報モラル教育」
    ICT活用指導力基準 D-1 D-2 D-3 D-4

  

講師は、柏市立土南部小学校教諭の西田光昭先生。
講義を受け、日野市で導入されているコンテンツ「Net モラル」の活用方法を学びました。
後半は、グループで情報モラルを扱った授業案を作成し、模擬授業を行いました。

◇受講された先生方の感想

・ 実際にはまだまだマナーを改善しなければいけないネット社会の世界のすぐそばで、子ども達は生活している。
  そうした世界に入っていったときに、子ども達が安全に過ごせるためにも、情報モラル教育は、我々の仕事であると改めて感じた。
・ 情報社会の中で生きて行くには、情報モラルと情報安全(危機回避)が必要であることを学んだ。
  メールの良さと同時にきちんと伝えることに注意がいること、しかも年齢の若い子どもは経験も少ないから、自分のことを表現すること
  で一杯で、他の人の立場や周りのことまでも分かることは難しい。やはり大人が教えてあげることが多いのでは、と思った。
  変化する社会に、子どものためにますます研修の必要性を感じた。
知っているようで知らないままにしていることがたくさんあるということを改めて実感した。
  子ども達に指導していく上で、まずは自分がもう少し勉強して行く必要があると思う。
  また、ネットを使うことをただ恐れるのではなく、このネット社会をどう上手にかつ便利に生かしていくか、いろいろ学んだことを学校に
  戻って他の先生方に話したいと思う。



合宿の成果

ひのっ子教育21開発委員会教材作成チームの先生方は、3泊4日の合宿で、教材開発に集中して取り組みました。
日常の研修会では(たとえ全日であっても)、このように集中して取り組むことは不可能です。
時間と講師陣に恵まれた環境で取り組めたことは、作業の効率と内容の吟味につながりました。
今後は、教材作成のノウハウを習得した先生方が指導者となって教え合い、日野市発の教材をどんどん増やしていきたいと考えています。

開発委員の先生方は、合宿を終えて、こんな夢を抱いています。
「ウェブ(インターネット)を利用して家庭学習をしたり、不登校傾向の児童生徒も、学校で受けるのと同じ学習内容を在宅で学習できるようにし、基礎学力を向上させたい。」
「今回のように日野市から発信する価値のある教材をインターネット上にアップして、全国の共通の財産にしていきたい。」

今回の合宿の意義は次のようにまとめることができます。


1 日野市の子ども達が活用できる、個に応じた算数教材の完成
2 日野市でリーダとなる教員の育成
  (1) 教材開発を指導できる教員の育成
  (2) 教材の活用方法を指導できる教員の育成
  (3)  授業(個別指導)の模範を示せる教員の育成

開発委員会合宿中

金曜日から合宿中の、ひのっ子教育21開発委員会教材作成チームの先生方は、
教材完成に向けてがんばっています。


Web教材の設計図です。
この設計図で、教材の画面展開がわかります。

開発完成の算数Web教材は次の通りです。

1年 たしざんとひきざん
2年 テープ図を使おう
2年 テープ図でばっちり
2年 ひきざんになれよう
2年 ひきざんばっちり
3年 あまりのあるわりざん
4年 直角で数える
4年 直角を90個に分ける
4年 180°より小さい角
4年 180°より大きい角
4年 三角定規の角
5年 計算のきまり
5年 和や差をふくんだ割合

日野市発の教材を作成中

乗鞍高原にて

昨日より20日まで、3泊4日の、ひのっ子教育21開発委員会教材作成チームの合宿を行っています。
スタディライターを使ってのe-Learning算数教材の開発です。
講師として、信州大学の東原教授をはじめ、研究室OBで長野県内の指導主事、現職の先生8名が集まって下さいました。
指導にあたって下さっている先生方は、すでに優れた教材をたくさん開発されており、今回は、開発委員一人一人に、ワンツーマンで、作成した教材の修正指導をしてくださっています。
委員の先生方は、日野市発の教材が子ども達に活用されるように、がんばっています。



今は、日野市の先生方が、ひたすら長野の優れた先生方からノウハウを学んでいますが、
そのうちに、一緒に教材を作り合える場に仲間入りできる日がくるのではないか・・・と期待しています。

以下、指導に当たって下さっている長野の先生方の声です。

◆教材つくりからしばらく遠ざかっていましたが,今回の日野の先生方の作った教材を体験させていただいて,教材つくりに対する熱意と教材や児童に対する造詣の深さに圧倒されるばかりでした,自分もこれから日野の先生に負けないように教材つくりに励みたいと思います。K.K
◆昨年の夏,冬,そして今年の夏と,教材の出来上がっていく様子を見させていただいています。回を追うごとに,研修会での会話が教材作りの技術的な話から授業での子どもの姿の話に移り変わっているのが,教材が本物になってきてるのを実感させてくれています。日野の先生方の子どもたちに寄せる温かい気持ちが伝わってきます。教材作りは意欲と時間が必要です。こうした研修の場をしっかりと確保していることが,日野の教育の素晴らしさを支えているのだなぁと改めて感心させられました。来週から長野県は2学期が始まりますが,日野の先生方のパワーをいただいて,自分も頑張りたいと思います。  Nari
◆会場では,「こんな聞き方をしても子どもはわからないね」とか,「子どもはここで間違えるとどんな学習をするの?」と,相談する声がそこらじゅうから聞こえてきます。「こんな真剣に指導を考えていらっしゃる先生方に教えてもらっている日野の子どもたちはしあわせだな」と思います。負けないように頑張らないと!! Yama
◆教材開発をしている先生が「教材を作るって楽しいんですね」と話されました。どうしてかなあと考えました。一緒に1画面ずつ作りながら,「そうか,教材を作るとき子どもたちの顔を思い出しているからだ。」ということに気づきました。できあがった教材を日野市の子どもたちがキラキラした目をしながら問題に取り組む姿が楽しみです。後1日,がんばりましょう。 Aki

地球環境を考える・・・

暑い毎日が続いています。
市役所も定時を過ぎるとすぐに28℃設定の冷房が切れ、サウナ状態になります。
窓を開けると、まだまだ暑い風とにぎやかな蝉時雨・・・・。
思わず、地球の温暖化について考えさせられてしまいます。


今週から、市役所1階のロビーにて、環境に関する展示会を行っています。(8月24日(金)まで)
テーマは、「環境都市日野市をめざして-手をつなぐ市民・企業・行政-」 


日々の生活の中でできること・・・推進室では、ごみの減量、ペーパーレス化に取り組んでいます。

  
(クリックすると拡大されます) 

日野市は、緑と清流の多い、豊かな自然環境の素敵な街です。
環境保全課、緑と清流課からも、夏休みの自由研究に役立つ学習会や工作、観測会、自然観察会の紹介を受けました。

<学習会>
8月18日(土)「顕微鏡下の世界-カビの胞子、プランクトン-などを見よう」  指導:青木環境情報センター長(東京農工大名誉教授)
<工作>
8月22日(水)「太陽セルを使って、 エコハウスを作ろう」
<観測会>
8月24日(金)「星空の観測会-木星や流れ星を学校の屋上で見よう-」 指導:都立日野高校天文部
<自然観察会>
8月25日(土)「ああ おもしろい 虫の声 (浅川・多摩川の河原)」 指導:中原直子氏(昆虫研究家、日本直翅類学会会員)


  
(クリックすると拡大されます)

推進室にお見えになった市長

市長、副市長、教育長が推進室にお見えになりました。
先日、テレビ放映された市内の小学校の様子や、各校のWebサイトをご覧になりました。
市内の学校が、組織をあげてがんばっている様子を見ていただきました。
  

特定の学校だけではなく、市内のすべての学校ががんばっていること、校内の情報の共有により、先生方の学び合いが生まれていることに感動してくださいました。
「先生方の忙しさを、どのようにサポートしていけばよいだろうか・・・」という温かいお言葉もいただきました。


校務の情報化を進めるには、学校を支える行政の支援が一番重要です。
日野市のICT化が進んだのは、ICT環境の整備やメディアコーディネータ制度の導入などに、
大きな理解を示してくださっている理事者がいらっしゃるからです。

解像度を落として保存すること・・・

本日、デジタルカメラ活用研修を行いました。 【ICT活用指導力基準 C-3 E-2】


授業や学校Webサイトに画像を効果的に活用する方法を学ぶ研修です。
画像の撮り方及び画像処理の方法も身に付けていただきました。

  
<受講された先生方の感想>

◇8時間が短く感じるほど、充実した一日を過ごせました。
 市内の小・中学校の先生方とともに机を並べて研修を受けて、交流もでき、楽しかったです。
 漠然と知っていた知識が整理され、二学期に向けてスキルアップが自覚でき、自信になりました。
◇基本操作を大変分かりやすく教えていただき、楽しく受けることができました。
 学校で撮影が必要な時があると人に聞きながらその場しのぎで過ごしてきましたが、教わる側から教える側に少し変わることが
 できそうです。
◇画像を撮ってもそのままにしてしまうことしかなかったのですが、いろいろ加工したり画素数を変えたりすることができるのがわかりました。
 まず、自宅でチャレンジしてみようと思います。
◇とても楽しい研修でした。今まで分からなかったことがたくさん分かり、とても勉強になりました。
 これで、少しホームページを操作したり自分自身のデジカメ操作もやってみようという気持ちになりました。
◇デジカメを日常使っているようで、実は使いこなしていないことが分かりました。
 ホームページの時とパワーポイントの時に、画像を貼り付けたりしてきましたが、どうもうまくいきませんでした。
 解像度のことがわかって、面倒でも解像度を落として、保存することで、スムーズに行くことが理解できました。
 2学期に実現したいことは、
 ・クラスの思い出を写真集にして、スライドで保護者に見せる。
 ・ホームページに学習活動の様子を、できれば毎日アップしたい。
 ・1年生の子ども達にもデジカメを使った授業を展開してみたい。


本日の研修で学んでいただいた「解像度を落とすこと」「画像のサイズを縮小すること」は、学校のWebサイトを管理する管理職の先生方にとっても必須の技術です。

じっくりと研修に取り組む先生方

夏季教員研修も、今日で前半を終了しました。後半は17日〈金)から始まります。
夏季休業中だからこそ、じっくりと研修に取り組み、様々な教育課題について学んでいる市内の先生方です。

マナー研修 8月1日(水)


4・5年次の先生方対象と、初任者の先生、2・3年次の先生方対象の2回に分けて実施しました。
この場面は、お互いに挨拶をして礼をするところです。
挨拶の言葉を発してから礼をすると、相手もよく見え、また、とてもきれいに礼ができるようです。
この他、言葉遣い、電話応対、身だしなみ等、社会人としての基本的なマナー、教師としてのマナーについて研修しました。


教育相談研修 8月6日(月)、7日(火)の2日間


3人一組で、一人が生徒役、一人が教師役で残った一人は生徒が教師に相談しているその様子を見ている役です。それぞれの立場を経験し、相手の気持ちを理解していきます。


お互いを知るという導入の部分で、次々にじゃんけんをして、勝ち負けを重ねていきます。勝ち続けていくとノルマが達成され、あがりとなります。すぐにあがれた人、やっとの思いであがった人、結局あがれなかった人の3つのグループになりましたが、それぞれに自分自身や相手に対していろいろなことを思ったようです。もしかしたら、クラスの児童・生徒がクラスの中でそのような思いをしていないでしょうか・・・

講師の先生は、明星大学の福田憲明准教授。
2日間の研修を通して、子どもたちの気持ちや、子どもたちに接する教師としての接し方など、教育相談の観点からいろいろな指導をいただきました。


生命尊重教育研修 8月3日(金)、6日(月)の2日間
  
市内多摩動物公園の皆さんに協力いただき実施している研修で、今年で4年目になります。体験を通して動物の生態や飼育方法を学ぶだけでなく、命を大切にする教育について考える研修です。
参加された先生方は、モルモットふれあいコーナーの指導員になったり、実際に、飼育小屋の清掃やえさやりなどの体験実習を行ったりして、教科や総合的な学習の時間、学校行事等での動物園の活用方法を考えました。

2学期からの授業に向けて

教育センターのコンピュータ室では、2学期の授業準備に向けて、連日、夏季ICT活用研修が実施されています。
受講者の先生方は「わかる授業」「魅力ある授業」を目指して、熱心に学んでいます。

 

★8月3日(金) 「児童の活用 <インタラクティブ・スタディ(個に応じた完全習得学習>」
ICT活用指導力基準 A-4 C-4


 一人の子どもになりきって、算数の教材を体験。 「先生を呼びなさい」のメッセージ画面に対する対応。


◇受講された先生方の感想
・インタラクティブ・スタディを理論から操作へとわかりやすく教えていただき、2学期から早速使えるようになった。
・教材の特徴や授業のやり方がくわしくわかり、学校へ帰って自信をもってやれそう。コンピューターへの苦手意識もとれた。 

 

★8月6日(月)「児童の活用 <スタディノート(コミュニケーションを重視したWebノート)基礎編>」
 ICT活用指導力基準 C-2 C-3


調べたことや考えを表現し、意見交換をします。音声の録音は、朗読学習のポートフォリオにもなりま す。


◇受講された先生方の感想
・自分の頭をやわらかくし、コンピュータを使うからこそ効果的になること、子どもたち同士が伝え合える指導方法を、きちんと見極めたい。
・学校現場は何もかもがワークシートであふれている。職員室だけでなく、教室にもいい意味での「ペーパーレス」にしていけるといいのかなと思う。子どもも「ワークシートに書いてばかり・・・」で「書くことに」にうんざりしてしまっては本末転倒。簡単なことはコンピュータを使ってみよう。
・音読録音と振り返りは、小学校1年生にも使えそう。
・スタディノートを初めて使ったが、パワーポイントよりも簡単で、生徒が使いこなせると思った。2学期以降、英語授業に取り入れていこうと考えている。スピーチや英作文の指導(native check)で使えれば、と思う。今から楽しみに思えてきた。 

 

★8月7日(火)「児童の活用 <スタディノート(コミュニケーションを重視したWebノート)応用編>」
 ICT活用指導力基準 C-2 C-3

  
講師は、優れた実践を行った市内の先生(日野第四小学校の神尾健彦教諭)

◇受講された先生方の感想
・学校間で情報をやりとりすることもできるようだが、まずは校内で学年でやってみることも大切かなと思う。そのためには、自分のクラスだけでなく、学校全体が使える体制になっていないと・・・
・日野第四小学校3年社会「昔の道具年表」の事例を教えていただいた。また、実際に子どもの立場になって実際にワーク作りを体験したことで、2学期以降の自分の授業を組み立てる上で先が見通せて良かった。
・パソコン室でスタディノートを使った授業をするために、時間割の調整が必要になってくると思う。全教科でICTを使って授業を進めていくことになるので、上手に調整して生徒たちのためになるように努力していこうと思う。 

◆こんな授業でスタディノートを活用したい・・・受講者の先生方で紹介し合いました。(以下は、その一例です)
 小学校:国語(「ニュース番組作り」グループごとに取材し、情報交換)
     生活科(「冬探しで見つけたよ」マップ機能を活用)
     図工展覧会(マップ機能で作品を整理し、展示できない作品を紹介)
     総合的な学習の時間(「多摩川探検」で情報交換)
 中学校:英語(One minute Chat 録音機能の活用)
     体育(動画機能の活用 お互いの技能をデジカメで撮り、相互評価)

 

★8月8日(水)「授業中の提示 <大きくうつそう(e-黒板、書画カメラの活用)>」
ICT活用指導力基準 B-1 B-2 B-3 B-4
    
機器の操作をしっかり覚えた後は、各自授業展開案を作成し、機器を使って発表会を行いました。

◇受講された先生方の感想
・今日は、みんなが実際に設置から片づけまで体験できたので、しっかりと自分の身につけることができた。2学期から実際に使うことになるので、今日習ったことをすぐに活かしていこうと思う。
・校内での説明会ではまったく理解できず、活用しなければと思いつつも遠のいていたが、今日の研修で実際に機器を使うことで活用法が理解できた。一コマ終わるごとに満足感が得られ、参加してよかった、ぜひ活用しようという気持ちになった。
・基本的なことから応用までを知ることができた。今までは、教科書を映しだすということしかしていなかったが、今日の研修で学んだことを活かして教材作りをしていきたい。
・授業の準備や授業時間のロスが減り、効率的に授業を進められると思う。9月、(中学校に)本格的に導入されるのが待ち遠しい。 

◆e-黒板や書画カメラを活用してどのような授業展開が考えられるか指導略案を作成し、発表し合いました。(以下はその一例)
 小学校:理科(観察カードを提示して発表)
      算数(自分の考えた解法を提示して発表)
      図工(立体作品発表)
      音楽(譜面を拡大)
      家庭科(糸通しの実演)
      特別支援学級(ゲームの課題を提示)など・・・
 中学校:英語(パターンプラクティスで活用する小道具を画像として取り込んでおく)
      数学(Web教材の図形を提示して説明)
      社会(三権分立の完成図を提示し説明)
      理科(音の波形を提示し説明)

 

自然の中で教師としての自分を見つめた成果

初任者宿泊研修3日目のプログラム


昨日のプログラム終了後、グループごとに考えた授業づくり(導入)の発表です。
何を伝えたいのか、そのためにどんな工夫をしているのか・・・
条件は3つ。ネイチャーゲームを取り入れること、自分の行動の振り返りを入れること、20分以内に終わること。

  
 実際に、2学期からの授業を想定した発表です。 体験活動を終えて、改善点を洗い出し、まとめの作業を行いました。



夕方、初任者の先生方は、八ヶ岳から、よりたくましくなって元気に帰ってきました・・・
「3日間の研修を生かして、2学期は、子どもたちと一緒にがんばります!」
(せみの声がにぎやかな、市役所前の広場にて)

◆初任者の先生方の感想

◇「とても充実した3日間だった。1日目、2日目と様々なアクティビティを行う中で、“自分”を振り返り、教師としての在り方も考えることができた。また、グループやペアなどでの活動があったので、たくさんの人とかかわることができた。最後のプログラムでは、意見が対立することもあり、泣きそうになることもあったが、最終的にはまとまることができてよかった。今回の研修を生かして、2学期以降、指導していきたい。」

◇「自分は、今まで何かと中心者として積極的にみんなをリードすることによって団体の中においての役割を果たしてきた。しかし、今回のアクティビティ「木登り」の中で、命を仲間に預けることに戸惑いを感じている自分を発見した。みんなをリードすることよりも、みんなを信じて託すことに勇気を必要とすることを学んだ。学んだアクティビティの数々は、参加した自分たちの心を開放し、“自分らしさ”や“協力し合うことで得られる喜び”を感じさせてくれるものだった。この経験を深めて、これからの教員生活に生かしていきたい。」

◇「今回の研修で学んだことはたくさんあるが、私は特に次の2つを大切にしていきたい。まず1つ目は、グループ活動では、一人一人が違う気持ちをもって行動しているから、それぞれの気持ちを察しながら声かけを行っていくことが大切であるということ。「自分のために」よりも「チームのために」を思うと、より大きな力を発揮できることを再認識した。このことを子ども達に伝えていきたい。2つ目は、“自分らしさ”を大切にすること。自分らしさを出している人はとても魅力的である。どこか、自分を閉じ込めてしまう、またそうせざるを得ない状況もあるが、子どもに“自分らしさ”をぶつけ、この先生についていきたいと思えるような魅力的な教師になりたい。」

◇「この3日間、屋外のゲームを通していろいろと学ぶことができた。まず、クラスの団結とも通じるチームワークについて、励ましや応援などの“メンテナンス機能”と、~しようなどの“タスク機能”のバランスが大事であるということを学び、全員が一つに団結するには、役割をしっかり考えなくてはならないのだということを知った。次に、リーダーとリーダーシップの違いも学び、一人一人がリーダーシップをとることができるのだということを知った。さらに、“自分らしさ”がいかに大事であるかを再認識し、今まで以上に“思い切ってがんばろう!”という気持ちが強くなった。」

◇「自然の中で自分と向き合ったり、周りの人と深く話せた3日間だった。研修を通して、今までの私は、人に自分のことを話すことが少なかったように思った。この3日間で初任者のみんなと心を開いて話すことができて本当に良かった。私は運動が苦手だが、どんなことにもチャレンジできたのは、仲間が温かく見守ってくれたからだ。研修を終えて思うこと、それは、“早く生徒に会いたい!!”・・・本当にたくさんのことを学んだ3日間だった。」

仲間の励ましを受けて・・・

初任者研修2日目
澄みきった良い天気。大成荘の庭には、もう萩の花が咲いています。

今日も、大自然の中で体験活動に取り組みました。

毎年、この初任者宿泊研修では、大自然の中での体験活動と、それをコンピュータでまとめる活動、教材を作成する活動を行ってきました。
ICTの活用は、もう各学校で日常化しつつあります。そこで、今年の宿泊研修ではICTを取り入れず、体験活動を重点にして行っています。


  
仲間との協力、自分がどうあるべきかを学ぶ研修が続きます。
全員が、仲間のはげましを受けて、大木を登りきりました・・・


相手のいいところを言うこととそれを受ける方法をレクチャーしています・・・


秋の気配がする八ヶ岳にて

立秋とはいえ、暑い毎日です。
教師としての熱意と無限の可能性を秘めた初任者の先生方が、初秋の八ヶ岳高原に出発しました。

今日から3日間、日野市立八ヶ岳高原大成荘にて、初任者・新規採用者夏季宿泊研修が実施されています。
八ヶ岳の大自然の中で体験を通して、企画力、分析力、実践力などを身につけ、教師として自分自身を高めることがねらいです。


体験活動の中で・・・集団の中で自分がどんな役割をしているか、他の人はどうなのかということをつかみます。


体験活動の後は、それぞれのグループで、じっくりと振り返りの時間を取ります。


夕食は、キャンプ定番メニューの飯ごう炊飯とカレー。まずは薪割りから・・・

夜空の天体観測会は、雲が多くて中止。予定を変更して、所長さんによるスライド鑑賞会と星空勉強会となりました。


心機融合の心

先日の講演会で、講師を務めてくださった井上志朗先生が、推進室に「心のカレンダー(関谷義道の言葉と書)」を贈ってくださいました。
下の写真は、そのアルバムの中の3つのページです。クリックするとはっきり見えます。 掲載にあたっては、許可をいただきました。



「創新の心」「心機融合の心」「敬の心」

井上志朗先生が師と仰ぐ関谷義道先生は、岐阜大学教育学部附属中学校の副校長としてご活躍された方です。
書道家でもあり、日展を始め、国内外の展覧会に多くの作品を出品されました。
以下、井上先生が、ご自身のwebサイトでお書きになった関谷先生のご紹介と、ご自身の感想です・・・

 

「先生は78歳のときに、心のカレンダーを作るため、パワーポイントを覚えられた。さらに、インターネットやメールを 覚えられた。
やりながら、パソコンやインターネットのよさを知り、人間がやらなければならないことと機械がやれることの融合を考えられた。
そして、できた言葉が「心機融合」なのだ。そして、この「心機融合」を附属中の玄関や集会用の 部屋に飾った。
先生は、心と機械がばらばらになっているのが今の時代だ。融合してこそ、インターネットの時代になるのだと諭された。
先生の言われることは、最近なるほどと感心することばかりである。 

「創新」と言う言葉は、一番好きだ。創とは、倉に刀と書く。すなわち、倉にたまった古いものを刀で壊すのが、「創」なのだ。
新しいものを生み出したかったら、まず、古いものを壊すことから始めるのだ。こう教えていただき、附属中、那加中、京町小と実践してきた。
実践しながら、先生のおっしゃることは理にかなっていることに気づいた。
発想の転換ができるようになったのも、先生のおかげである。・・・・」

昨日の講演会から

昨日の講演会から
(第?部「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」)

講演会を聞いた先生方の感想・意見<その2>

感想や意見には,次に紹介するように相反するものも見られました。
それぞれの立場,とらえ方について,じっくり考える機会をいただきました。


1.パソコン操作

【考え方A】
「パソコンを使うことで仕事を減らせるんだというお話でしたが、個人的には使いこなすまでに時間がかかっています。」

【考え方B】
・「区部ではもう15年以上も前に、全教員が校務に支障ないようなレベルまで自主研修を重ねました。
   日野市はまず、一人ひとりの意識を改善していくことが必要です。」
・「学校の情報が財産として残る形ができつつあります。使いこなせるようにするのが難しいけれども、
   今は、研修でみんなが一定の技術をもてるようにすることが必要だと思います。」


2.家庭での仕事,セキュリティ

【考え方A】
・「ひのっこ宝箱を、ぜひ、家からでも入力できるようにしてもらいたいです。」
・「日野市の校務支援システムも、セキュリティ面をクリアした上で自宅からできるといいと思いました。」
・「日野市のセキュリティは高すぎると思います。」

【考え方B】
・「日野市は学校でしか仕事ができず、大変だけれどセキュリティは安全で安心です。
  家で仕事ができるというのも便利だけれど、セキュリティは十分とはいえないので心配です。」
・「今の日野市はセキュリティを重視しているので、簡単に外からアクセスできないのは不便ですが
   やむを得ないのではないかと思います。家に持ち帰れる仕事はUSB(暗号化)で持ち帰っています。」

★日野市としての立場
 日野市の校務支援システムのデータは、センターサーバーで確実に守られています。
  外部からは侵入されないよう、物理的な対策をとっていますし、サーバー室も認証方式が取られており、
  限られた者以外は入室できません。ですから、現在、学校外からのアクセスはできないようになっています。
 日野市は全国の自治体で第三位〈都では一位)のセキュリティの高さを誇っている市です。
  今回のコンピュータ導入にあたってのセキュリティ対策については、情報システム課等関連部署とで
  長時間検討を重ねてきました。その結果、学校だけに特別に認めてもらったこともいくつかあります。
  業務用コンピュータのインターネット一部接続、USBの使用等です。
 現状の運用に関して【考え方B】のような堅実な意見が出され、うれしく感じました。


3 環境への負荷とICTの活用

・「学校にくる前に、一般企業を経験しています。どうしてこんなものまでプリントして配布するんだとよく思いますが、
   だんだんこれに慣れてきてしまいました。どうすべきでしょうか。意見するのは気が引けますが・・・」
・「せっかく一人1台のパソコンがあるのだから、ペーパーレスにできるところは、やっていきたいと思います。
   リユース、リサイクルの用紙を整理するたびに、職員の紙の多さ、分類のマナーの良くない点に悲しくなります。
   回覧板に掲示しているのにもかかわらず印刷している例もあります。」
・「発想の転換。ペーパレス会議。日野もみんなで推進しましょう!」

 

日野市の校務の情報化は始まったばかりです。その前提は、まずはセキュリティ対策をしっかりとることです。
その上に立って、運用方法を考えていくことだと考えています。
校務支援システムの機能については、、どんどん活用していただいている学校からの意見を参考にして、
更に充実できるようにしていきます。

夏季教員研修教育課題全体会

7月後半から夏季ICT活用研修をはじめ、多くの夏季教員研修を実施しています・・・
そのうちの一つである全体研修会が、本日、日野市民会館大ホールで開催されました。
会場には、日野市内の全小・中学校の先生方約600人が集まりました。

夏に開催するこの全教員対象の講演会形式の研修会は、今年で4年目になります。
毎年、日野市が重点において進めている教育課題について、学んでいただいています。



◆第?部 
「いま、私たちにできることー専門職としての教師を目指してー」   
講師:新潟大学教育研究院人文社会・教育科学系 学系長 生田孝至先生
  

〈講義を受けた先生方の感想〉

・久しぶりに学生時代に戻ったような講義を伺うことができ、自省するよいチャンスとなった。
・専門的知識を技術について、教師も医者と同じく責任・信頼・知識が大変必要であり大切であることがよくわかった。
・授業状況がみえる・児童がみえる・学級の活力を高めることができるように暗黙知を習得したい。
・授業研究やリフレクションを重ねながら暗黙知を増やしていきたい。2・3年次研で経験したビデオによる振り返りの大切さを再確認した。
・集団リフレクションを通して気づきを共有することの大切さを感じた。熟達者の先生方からいかに暗黙知を受け継ぐかが課題だと思う。
・自分自身の暗黙知を育てるために、いろいろな人の授業を見て意見や感想を伝えていこうと思う。自分の授業も他者に見てもらう機会を作りたい。オン・ゴーイング法を校内研究授業で実践してみたい。
・自分を含め、ベテラン教師が自分たちの学んだことをどんどん教授していき、教師全体の底上げを図る必要がある。


◆第?部 
「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」 
講師:岐阜市立京町小学校 校長 井上志朗先生

  
〈講義を受けた先生方の感想〉

・「発想の転換」というキーワードで、時間の使い方、仕事のとらえ方、子ども理解の視点等、ハッとさせられた。
・「よいところを見つけることが教師の仕事」という言葉が心に残った。自分一人では限界を感じていたので、他の先生の価値付けの視点を知れるのはすごいことだと思う。「ひのっ子宝箱」を積極的に使っていきたい。
・現状ではまだそこまでいかないが、無駄を省いたり効率化を図るためにはパソコンは有効だと思うので、上手に活用していきたい。
・いいとこみつけ等、学校での子どもの様子を常時見せてもらっている保護者はうれしいと思う。日野市もパソコンが整備されているから情報を公開しやすくなっていると思う。
・校務の情報化によって、資料を減らし、時間を生み出す、それに教員同士の連携やベテラン教員の活躍の場も作ることができる、ということがわかった。パソコンを使った通知票作成の良さについても説得力があった。
・年配の先生のためにパソコンはある。今までもっている知識(引き出し)を整理するために使うという発想がよかった。パソコンに対する考えが変わった。
・50代を突き進む自分にとって大きな応援をいただいたようなうれしい話だった。熟女パワーのメンバーに入るために、児童理解力を磨き、パソコン操作の技術を高める夏にしたい。

 

◆第?部 
「特別な支援をあたり前の支援に~特別支援教育元年を迎えて」  
講師:都立特別支援学校あきる野学園 校長 池田敬史先生

  
〈講義を受けた先生方の感想〉
・「障害者は神様」という話はとても興味深く楽しく聞くことができた。
・「この子らを世の光に」「きらきら光っている子どもたち・・・」というとらえ方が心に残った。
・やさしい、あたたかい、やわらかい言葉に気を付けること、発達障害児にはビジュアル系が効果的であるなど、大変勉強になった。
・見通しをもたせるように支援を工夫することが気持ちの安定につながることがよくわかった。
・支援を要する子への手立てや学習の工夫などは、すべての教育の原点であることを再認識した。、
・ゆったり、しっとり おだやか、右脳と左脳を考えた掲示等、学校の掲示はまだまだ配慮に欠けていることを思い知らされた。
・講師の先生のお話のされ方、途中でリフレッシュの時間を入れたり、視覚的に楽しめるものを取り入れたり、聞き手が楽しめる工夫があった。自分も特別支援学級の担任なので、子ども達が45分集中して取り組めるよう工夫したい。

苦手意識がなくなりました!

今日は7月27日に続いて
「スキルアップ研修」の2回目でした。(A-3・E-1)
どちらかというと、コンピュータに対して苦手意識をもった先生方のための研修会です。

研修内容は前回と同じですが、受講者の先生は違います。
今日、研修会に向かうコーディネータは、いつもより気合いが入っていました。

実は、前回のスキルアップ研修終了後、4人のメディアコーディネータはある悩みを持ち続けていました。
一生懸命がんばってできるようになった先生が、なぜ、あんな低い自己評価をしたのだろう・・・
支援した側からは、確かな手応えを感じたのに・・・
何が足りなかったのだろう・・・

「今日こそは、ICT活用指導力チェックリストのA-3とEー1は、受講者の先生方全員が3と自己評価していただけるようにする!
そのために、先生方に自信をもっていただけるようにする!」
そう決意して研修に臨んだのでした
。(*1:ほとんどできない 2:あまりできない 3:ややできる 4:わりにできる)

今日、その目標は見事に達成されました!
「3」ではなくて「4」と自己評価した先生もいらっしゃいました。

  

◇受講者の先生方の感想
・「苦手なパソコンでしたが、ていねいに教えてくださってありがたかった。一太郎だけでなくワードの良さを再確認した。
画像の取り込みもできるようになり、児童に見せられることができそうでうれしい。さっそく2学期に使えそう。」
・「苦手だったのでなかなか手が出なかったのですが、画像を保護者会で見せたり、授業で動画を見せたりできそう。
使わないとまた忘れてしまうので是非活用したい。親切に教えていただいてありがたかった。」
・「パソコンと聞いただけであまり触れたくないというイメージがあったが、なくなった。
今日はパワーポイントの使い方が楽しく学べて参考になった。授業で使いたい。
インターネットのサイトもいろいろなサイトがあることがわかり、驚いた。」
・「一番の成果はパソコンに対するアレルギーが今日の研修でずっと少なくなったこと。ずいぶんいろいろなことができて便利だなあという再認識ができた。これからの教育活動に活用していけそう。」

 

今日の研修が苦手意識をなくすきっかけとなったようで、大変うれしく感じました。
よさがわかれば、どんどん使っていただけることでしょう。

説明は質問で〈Web教材開発〉


2日間にわたって実施された「ひのっ子教育21開発委員会」小学校部会の夏季研修。

今年は、教材開発経験2年目の先生方が、初めての先生方に「Web教材の仕組み,教材の設計,ソフトの操作方法」を教えると言う形で実施しました。
初日の30日は例題を通して学び,31日は自分で作りたい教材の作成に挑みました.

以下、自分で作成した教材の発表会終了後の委員の先生方の感想です。

◆初めての先生方(開発委員1年目)の感想

◇30日には,2年目の先生方が非常に細かく,丁寧に話をしてくださり,少しずつ分かるようになりました。
 31日も,途中で分からなくなって混乱していても,個別に教えていただきました。
最初は不安だらけでしたが,2日間の研修を終えた今は,子どもたちが分かった!と思えるような教材に少しでも近づけていきたいな,という思いがわいてきています。
本当にたくさんの先生方に教えていただいたことで,少しずつスタディライターのことが分かってきました。
「説明したかったら質問せよ。」「説明したら分かるということではない。」ということを忘れずに,これからの授業にも生かしていきたいと思います。
◇2日間とはいえ、大変密度の濃い時間勉強させて頂きました。自分の教材を見直してみると、確かに「赤」(説明ばかりの画面のこと)ばっかり。「説明をしたかったら、子どもから引き出さなくてはならない」「説明しすぎない」改めて、基本の気持ちに戻りながらがんばっていこうと思います。
◇2日間の研修で、久々に、はっとしたなと思いました。
スタディライターを使っての教材作成は、すごく児童のことを考えました。
児童のまちがいのこと。何をすれば分かるようになるのか。
つい説明に逃げてしまったけど、本当に児童が分かっているのか確認したり、分かるようにさせたりするのは、質問することなのだと思いました。
でも、作成するのは、本当に難しいです。2日間学んだことをいかして次回を迎えたいです。

◆教材開発2年目の先生方の感想

◇30日の研修:昨年、意味が良く分からないまま作っていた教材の内容を改めて見直すことができた1日でした。
東原教授のお話も、一言一言をなるほどという思いで聞いていました。また、1年目の方の飲み込みの速さもびっくり!でした。
31日の研修:昨年の教材の手直しからと思って始めたら、泥沼にはまり込んでしまいました。一つ自分の考え方が変わると、あれもこれも直したい箇所が出てきて、まだまだ終わりそうもありません。やはり、教材に対する見方や考え方がすごく大切だと感じています。
◇今日みなさんの発表を見させていただき、改めてこのソフトは奥が深いなぁと感じました。
子どもの思考に沿った、一段ずつ階段を上るような教材作りを目指したいと思います。
長野の先生方が、ひとつの教材を子どもに試し、試しては練り直しを3年かけてされている姿に見習い、「説明したかったら質問せよ」の合言葉を忘れず、教材に手直しを加えていきます。
◇1年前は、長野から何人かの先生方がお越しくださっての研修でしたが、今年は日野市で自力でできた研修でした。
2年目の先生方の分かりやすく丁寧な説明は、きっと長野の先生方もびっくりするくらいだと思いました。
1年目の先生方は、熱意がすばらしく、とても私たちが1年目の研修で作成したソフトとは比べ物にならないほどスタディライターのよさや特徴を利用して作成されていました。


2日間の研修の様子


   
第1日目(1)
2日間の研修のゴールは、スタディライターを使って3ブロック分のコースを作成すること。
「子どもは正しくまちがえるー子どもの間違えを予測してプログラムを組むことー」「わたしがもしコンピュータだったらーコンピュータは教材作成者の命令通りに動くことー」という概念から、教材の設計図作成(フローチャート)、実際の作成(操作)方法まで、2年目の開発委員の先生方が分担して講師を務めました。
   第1日目(2)
1年間を通して開発委員会のご指導をいただいている東原教授も、適宜、アドバイスを下さいました。

   

   
第2日目(1)
1年目の先生方全員が教材を完成させました。
午後は教材発表会。作成した教材の目標、構造、応答カテゴリー、動作確認、評価変数を一人ひとりが発表しました。
   第2日目(2)
昨日長野に戻られた東原教授は、スカイプによるテレビ会議で参加。会場の様子をご覧になりながら、一人ひとりの作成した教材にコメントを下さいました。
「説明は質問で」・・・一斉指導に慣れた教師は、説明したことは何でも分かったことにしたがるという傾向にある。説明したことが本当に分かっているのかチェックが必要。子どもが考えるためにはどんな質問が必要なのか・・・



教師の成長に、年齢は関係ないことを実感しました。
2年目の開発委員の先生方全員が、昨年度1年間の研修を通して、大きく力を付けられたことに感動しました。
日野市発のよい教材が生まれることを確信しています。

熱い一日

本日の午前中は、日野第一中学校の開校60周年記念式典が開催されました。
日野第一中学校は、本市では最も古く、歴史と伝統のある学校です。
これまで1万5千人以上の卒業生を送り出しており、熱い思いの寄せられている中学校です。
本日の式典には、多くの関係者が集まり、厳粛に行われました。

このあと、まもなく新校舎の全面建替工事がはじまり、お世話になった校舎ともお別れです。
夏季休業に入ってから、先生方と生徒たちは、仮設校舎への移転作業で大忙しの日々でした。
平成21年に新校舎が完成するまで、この仮設校舎で過ごすことになります。
すでに仮設校舎の校内LANの工事は終わっています。・・・
新校舎の概観は、日野の歴史と伝統を大切にしたつくりで、校舎内の設備は最先端のつくりになります。

一方、午後からは、第7回ひのよさこい祭が開催されています。(今日と明日の2日間)
市内はもちろん、本場高知のよさこい祭りに参加している他市のチームも多数参加しています。
日野、高幡、多摩平の商店街では「流し踊り」も行われます。
市役所前の中央公園会場は大賑わいで、参加者も見学者も熱くなっています。


日野市役所踊り子チームも熱く踊りました・・・(クリックすると拡大されます)

よさこい祭りの運営に明日の参議院議員選挙投票会場準備・・・市役所の職員もあちこちでがんばっています・・・

推進室の一日

推進室の一日・・・

メディアコーディネータは、朝、推進室を出て、夕方まで教育センターで、研修会を運営しています。
推進室では、連日、多くの関係者が集まって、重要な打ち合わせを行っています。
特に2学期開始から、すべての中学校で校内LANを活用した授業ができるよう、関連業者の方と綿密に連携を図って作業を進行中です。
また、2学期の校務支援システムのより一層スムーズな稼動に向けて、関係者の方と打ち合わせを行っています。

今日は、
・システム開発業者の方に、校務支援システムのサーバ調整作業の検証を行っていただきました。
・納入業者の方に、Windows Updateによる不具合に対応する修正ファイルを作成していただきました。
・モデル校を中心とした中学校の研究主任、主幹の先生方にお越しいただき、校務支援システム(特に、帳票に反映する成績管理機能)を活用した中で気づいた点を聞かせていただきました。その会議の中で先生方のおっしゃった言葉が印象的でした。
「校務支援システムのよさは、データを入れきってしまえば、あとは本当に便利であること・・・一度の入力ですむこと。みんなで見られること。セキュリティが守られた中で、いろいろな帳票に反映できるし、印刷も劇的に早い・・・」
今後、開発チームの方と、効率的な機能の充実に向けて検討していきます。

多くの関係者の熱意と努力によって、日野市の教育の情報化は進展していくことを実感しています。


先生方に寄り添って・・・

夏季ICT活用研修2日目。
今日は「スキルアップ研修」でした。(A-3・E-1)

ICTの活用に、少し苦手意識をもった先生方に、「簡単!どんどん使ってみよう!」と思っていただけるようにするのがねらいです。

研修内容は、大きく4つあります。
まずICT活用指導力基準A-3対応として
   ?おたよりやプリントの作成  ?投影用教材(画像やプレゼン資料)の作成、
次にE-1対応として
   ?担当する校務分掌に関わる情報の収集  ?学習指導や進路指導に関わる資料の収集
そして最後に感想を発表し合いました。

 
この研修の実施に当たっては、事前に受講者の先生を訪問して、個別に支援できるように用意してきました。一人ひとりの先生方に寄り添った研修会になるようにがんばった4人のメディアコーディネータです。夕方、達成感にあふれた表情で推進室に戻ってきました。
受講された先生方は大変熱心に取り組まれていました。
今日をきっかけとして、明日からきっと意欲的に活用してくださることでしょう。

◇受講した先生の感想
「本当に研修に参加して良かったと思った。ふだんなかなかゆっくり聞いたり教えてもらうチャンスがないが、コーディネータの方が教える中身をじっくり検討して資料を用意してくださったり、作成した作品の保存もしてくださったりして大変うれしかった。本当に優しく教えてくださってありがたかった。」
「この機会を与えていただき、ありがたかった。職場ではここまで細かく教えていただくことは無理。忘れないうちに復習が必要だが、一人だとなかなか続かない。また復習に来たい。」
「4人の指導者が丁寧に指導してくれたお陰でよくわかった。今日から少しの時間でもパソコンを怖がらずにがんばりたい。」

夏季ICT活用研修始まる!

夏季ICT活用研修が始まりました。会場は教育センターのコンピュータ室。
すべての研修会の目標は、教員のICT活用指導力チェックリストの4段階で、
「1 ほとんどできない」「2 あまりできない」「3 ややできる」「4 わりにできる」の「3」と「4」になることです。

昨日26日(木)は、研修会の第1日目。

情報モラルについての研修会です。(Dー1・2・3・4)

午前中は、市内全校に導入されている(中学校は2学期から)Netモラルのソフトを活用した実践の紹介を行いました。
午後は岡山県教育工学研究協議会の先生からお話をいただきました。
最後は、2学期に自分はどのような授業を行うのか、その計画案をお互いに発表し合いました。



◇参加した先生の感想から・・・
「インターネットを活用する機会が今後ますます増えていくと予想される中学生に、できるだけ早くこのような内容を指導しておく必要があると改めて感じました。Netモラルはもちろん、その他のサイトや資料も有効に活用して、学級指導や道徳、総合的な学習の時間に実践していこうと思います。」
「研修に参加し、校内の先生方に情報モラル教育を実践してもらうように声かけができると感じました。今後どのように授業を組み立てて指導するかを整理できました。2学期以降、校内で指導計画を練り直して系統的に指導したいと思います。」
 
所員の方が、コンピュータ室に「ICT活用指導力」の掲示をしてくださっています。

教育用ICT活用能力認定試験

市内の先生方同様、推進室のメンバーもICT活用指導力を上げるために学び続けています。
教育用ICT活用能力認定試験に挑戦しています。
この認定試験は、教育現場におけるICT活用能力の研鑚目標とその達成度を計る指針となっており、
一般的なパソコンスキルだけでなく、授業や校務で必須となる能力を計るものとなっています。
今年度はすでに6月に実施されました。推進室長もメディアコーディネータと一緒に挑戦し、先日、結果が送られてきました。
写真は2級と3級の認定証です。

次回の試験は11月25日(日)です。市内の学校の先生方にも働きかけてみようかと考えています。
詳しくはこちらです。

財団法人 科学技術教育協会
http://www.fest.or.jp/EXAM/exam.html

先生方のがんばり

長い夏休みが始まりました。
夏休みも先生方はがんばっています。
補習、水泳指導、部活動指導、自分自身の研修、教材研究・・・

今日は、日野第二小学校と日野第五小学校で、メディアコーディネータによる校務支援システムの研修会が行われました。


主として「ひのっ子宝箱」の活用についてです。
二学期は、この機能を大いに活用して、子どもたちのよさや輝き、がんばりをたくさん見つけて記録してくださることでしょう。

夏休みに入ってからも各学校のWebサイトは、積極的に発信されています。
先日は、毎日こつこつと発信していた市内の学校が、知らない間に「更新率100%」の全校ランキング一位になっていました・・・
いよいよ幼稚園からの発信もはじまります。

推進室は、日野市の見える学校づくりを目指して、先生方のがんばりを、これからも応援し続けたいと思います。

日野市の取組が放映されます

日野市のICT活用教育の取組が放映されます。
どうぞご覧下さい。
 
◆日野第三小学校で実施された「公開授業の様子」については、Web上でご覧になれます。

http://hictstrm.hinocatv.ne.jp/
日野ケーブルテレビ「Webライブラリー」→「NEWSクリップひの」
7月14日放送ICTを活用した伝統・文化学習の公開授業」
をクリックしてください。

◆潤徳小学校で撮影された「校務の情報化」については、8月3日(金)にNHK教育テレビで放映されます。

夏の特番わかる授業のためのICT活用講座<5本シリーズ>
 出演:堀田龍也先生(メディア教育開発センター准教授)・竹本孝之さん(タレント)・神田愛花アナウンサー
  いずれも午前11:00~11:30です。
 7月30日(月)「大きく見せよう!」
 7月31日(火)「なるほど納得!映像の見せ方」
 8月 1日(水)「しらべてまとめて伝える」
 8月 2日(木)「情報モラルの教え方」
 8月 3日(金)「情報の共有が学校を変える」 ←これです

 この番組の案内のための番組「学校放送ナビゲーション2007夏」も以下のように放送されます。
   7月23日(月) 午前 9:30~10:00  NHK教育テレビ
  (再) 25日(水) 午前11:00~11:30 NHK教育テレビ

先生方と関係者のチームが一丸となって

校務支援システムの新機能を導入して4ヶ月・・・
今日で1学期が終わりました。
新機能を活用した通知表作成に挑戦してくださった先生方にとって悪戦苦闘の1週間でした。
まさに背水の陣という思いだったことと思います。

推進室として、大変ありがたかったのは、
大変な苦労があったにもかかわらず、どの学校も、マイナス意見が出なかったと言うことです。
「初めの一歩に困難なことはつきもの。これから、このことが生かされてよくなっていくことを思えば・・・」
管理職の先生のリーダシップと先生方の前向きな考えに感謝です。

日野市のための機能を一緒に開発してくださっているスタップから次のような言葉が届きました。
「先生方からのご意見がガソリンとなっています。
これからも、沢山のガソリンを頂き、省エネで快適なドライブができるようシステム改善を進めていきたいと考えております。」
「逆に多くの方から心あたたまる言葉もいただきまして、胸が熱くなる思いです。今後とも一生懸命取組んで参ります。」

日野市の校務支援システムは、先生方と開発関係者のがんばりが一つになって、これからもどんどん進化していくことと思います。

通知表

明日は一学期の終業式。
子ども達一人ひとりに渡される通知表が、二学期に向けて、自分を成長させるきっかけとなりますように・・・

下記の画像は校務支援システムにより作成された通知表です。
「ひのっ子宝箱」から所見が、「成績管理機能」から各教科の評価が、「保健管理機能」から出欠状況が反映されます。

 上段:貼り付け式の例→
       (平山中学校)

 下段:ファイル綴じ込み式の例 ↓
       (潤徳小学校)



   



一学期最後の研究授業

小・中連携教育の研究校(大坂上中、日野七小、日野三小、東光寺小)で、一学期最後の研究授業が行われました。
会場は東光寺小学校。第2学年の生活科「育てた野菜をおいしく食べよう」。
からだ部会での食育の授業です。
自分達が栽培してきたミニトマトやピーマンを使った「ピザ」を焼いている間(保護者の方も授業に参加)、
図書室に移動して、いろいろな資料から野菜の栄養等について学びました。

ICTの活用もありました。(Bー1,Bー3)
トマトやピーマンの切り口はどうなっているか・・・
実際の切り口が、拡大された画像で大写しされた時、子ども達から「うあー」という歓声が上がりました・・・
実物を大きく写すことで、子ども達の興味・関心を高める。理解しやすくする・・・ICT活用の効果です。


部会のアンケートによると、小・中学生の嫌いな食べ物の第一位が「野菜」、中でもトマトやピーマンが多くあげられているようです。

本日の授業では、次の2点をねらいにしています。

1.生活科で栽培したミニトマトやピーマンについて知り、体を作る大切なものであることに気づくこと。
2.好き嫌いしないで食べようとする意欲をもつこと。

出来上がったピザを、子ども達はおいしそうに食べていました。

障害を乗り越えて

今週で一学期もおしまいです。
日野市にとって校務支援システムを活用した通知表作成は、初めての試みです。
ところが、すべてが順調に行っているわけではありません。
山あり谷あり・・・の日々なのです。
通知表作成の最終段階である先週末から今週初めにかけて、予知せぬ事態が発生しました。

その1 「ICTセキュリティカード」をかざしても、校務支援システムの成績管理機能に入れないという事態の発生
・・・・Microsoft社の最近のWindows Updateファイルに不具合があるらしく、
   それが「ICTセキュリティカード」を動かしているソフトに影響を及ぼしたらしいとの報告が届いたところです。

その2 成績管理機能のスピードが極端に遅くなるという事態の発生
・・・・特に今日の夕方がピークでした。

いずれも、情報システム課職員と納入業者さんとのすばやい連携プレーで緊急対応をしましたが、
詳細の原因究明と対応策については検討中です。(今週は夜遅くまで待機して、いざというときに備えています・・・)

それでも、この予期せぬ事態にも、先生方は冷静に根気よく取り組んでくださっています。
とにかく使ってみよう・・・と、新しい挑戦を試みてくださっている先生方のおかげで、
システムはどんどん修正を重ね、グレードアップしていきます。
日野市の第一歩は、きっとこれからの東京、全国の大きなあたりまえの前進につながることを信じています。

うれしい声もいただいています。
本日印刷を終えた小学校の校長先生からは、次のような感想をいただきました。
「パソコン上に提出された通知表所見を点検しました。
800枚近くの通知表をパソコン上で見ることはどうなることやらと多少の恐れもありましたが、
紙をめくる手間がない、つみあがった通知表の処理がない点だけでも効率的で、文字がよく読めると思いました。
使ってみてよかった、便利ね、という声が先生方からあがってきたのはうれしいことです。」

公開授業が実施されました

日野第三小学校で、公開授業が実施されました。
これまで、1ヶ月半にわたって、6年生の児童と大学生とが共同学習を行ってきたフィナーレの日となりました。

インターネット掲示板のほかテレビ会議システムで学校と信州大学を結んで、これまでの学習成果を披露する句会を行いました。
児童も大学生も、掲示板のみのためそれまで顔を知らなかった俳句の作者と指導者との対面という感動的な場面が展開されました。

また、日野市初フルハイビジョン大画像(65インチの液晶モニタ)で、授業の様子を中継し、参加者の方には、隣の部屋で、ゆっくりとごらんいただきました。ブルートゥースマイクで発表者の声を中継用ビデオカメラに送り、カメラからケーブルで送ったので、音声もはっきり聞こえました。
感想をささやいても、授業の妨げにはならない、新しい授業研究、授業参観の形態です。


 
 
今まで、インターネット掲示板で
個別指導をしてくれた学生先生
とのご対面。
 大学からの映像が映し出された瞬間、 「うぉー!」という歓声が
あがりました。
 教室の子ども達の様子は2台のWebカメラで送っています。(全景と発表のようす)

 
 
 6つの班の発表。スタディノートの
画面をe-黒板を使って説明しています。
  発表する子ども達の横には、大学から送られてきた映像が映し出されています。  発表の様子と、大学からの映像を、ハイビジョンカメラで撮影しています。

 
 
フルハイビジョン大画像(65インチ
の液晶モニタ)で授業の様子を
中継しています。
 参観者と5年生の子ども達が、隣の部屋で授業の様子を見ています。 教室の後ろのスクリーンにも、大学からの映像が大きく写し出されています。

 
 
日野ケーブルテレビの方の取材です。今週14日~17日まで放映されます。 最後に、大学側の指導者の藤森先生からもメッセージをいただきました。 「ありがとうございました!!」いつまでもいつまでも手を振り続けた子ども達です。

大学生は、一人ひとりの児童にていねいに感想やコメントを伝えてくれました。
俳句作りの指導を児童一人ひとりにきめ細かく行うことはとても困難なことですが、今回の実践の個別指導により、
子ども達は、意欲をもって主体的に俳句作りに取り組むことができました。

授業の終盤に、担任の先生が今回の学習の感想を求めたところ、子ども達から次のような感想があがりました。
「初対面なのに、今までメールとかでやりとりしていたので、はじめてという感じがしなかった。」
「やさしくコメントしてくれてとてもうれしかった。」
「俳句が楽しくなってきた。もっとすごい句を作りたい。」
中には、その場で俳句を作って披露した子どももいました。
「待ちに待ち あっという間に 12日・・・」

担任の先生が授業後におっしゃっていた言葉が印象的でした。
「今回の実践で、子ども達の力が目に見えて伸びていったのを実感しました・・・」

日野第三小学校研究授業

ICT活用のモデル校である日野第三小学校の研究授業がありました。
本校は、国語科におけるICTの活用について研究しています。

第5学年「本は友達」
読書会に向けて、各自がお勧めの本を紹介する活動です。
本日は、グループの友達で互いにスタディノートを見合ってアドバイスをし、それをもとによりよい紹介ノートに仕上げていく最後の修正場面でした。相手が「読んでみたい」と思うノートに完成させるために、見た目は伝わるか、内容は伝わるか、意見を交換し合いました。

  
C-3 児童がコンピュータ等を活用してわかりやすく発表したり表現したりできるように指導する。

協議会では、1時間の授業で子ども達がどのように修正したのかを実際に確かめ、ICTのよさや、国語力を高めるための授業展開の工夫について話し合われました。 

 

ICTの活用は、なぜそれを活用するのか、教師が達成したい教科の目標をしっかりともつことが大切です。
このことが、子どもの学力をつけることに結びつきます。
自分の考え、伝えたいことを表現すること・・・
相互評価や自己評価を行うこと・・・
ネットワーク上で討論したり話し合ったりすること・・・等、
ICTは、子ども達が学び合い、高め合っていくための強力な道具・手段となる可能性を秘めています。


三沢台小学校研究授業

理科の研究校(学力の把握に関する研究指定校)である三沢台小学校の研究授業がありました。

第4学年理科 「電池の働きをしらべよう」
乾電池のつなぎ方と、電子オルゴールの音色、豆電球の明るさ、モータの回転速度などを関係づけて考えることができるようにすることが本時の目標です。(科学的な思考)

ICTの活用もありました。



授業の導入時に、前時の実験結果を振り
返っています。
B-2(課題の提示)
授業の後半で、「直列つなぎ」と「並列つなぎ」についてまとめています。
B-4(学習のまとめ、知識の定着のための提示)

第二幼稚園学校課訪問

本日は、市立第二幼稚園の学校課訪問でした。

幼保・小・中の連携・・・これは、ICT活用教育・特別支援教育と並んで、日野市教育委員会で推進している主要な施策(3本柱)の一つです。
本園は幼・小連携に重要な役割を果たしており、昨年に引き続き、教育センターの教育課程研究(カリキュラム研究)を、日野第二小学校と取り組んでいます。
研究のテーマは、「幼小の円滑な接続に向けて~言葉で表現する力を養うために~」です。

午前中は、平山用水での活動です。
4歳児・5歳児合同で3つのグループに分け、「ざりがに釣り」「笹舟」「水中の生き物探し」をローテーションして取り組みました。



「笹舟」
自分の舟がどこまで流れるか見ています。
「水中の生き物探し」
ざるで、一生懸命生き物を探していました。
ザリガニもいました。


七夕の願い事をつけた笹を燃やしています。
天まで昇る煙に願いをこめていました。
「ウルトラマンになれますように・・・」
おいしいおいしいお昼ご飯の時間。
いろとりどりでおいしそうなお弁当・・・
みんな残さずいただきました。

◆幼児期の「遊び」は、義務教育以降の「学び」につながります。
友達とともに、好奇心をもって、ものごとに取り組むことの楽しさを十分に体験する・・・
このことが豊かな学びにつながっていくのです。
幼稚園の先生は、日々、幼児の遊びへの願いをとらえて支え、
友達とかかわりながら無我夢中で遊べる環境を作り出す努力をしています。
毎月の「幼小連携教育推進委員会」では、幼稚園の先生と小学校の先生が一緒になって、
「幼児が遊びの中で経験していることや学んでいること」を見とる勉強をしています。

各幼稚園での取組は、今後Webサイトからどんどん発信されていくことになります。

「NHKふれあいキャラバンinひの」

「NHKふれあいキャラバンinひの」として、先週よりNHKと日野市が共催してイベントを開催していました。
本日は日野市民会館大ホールで、「NHKのど自慢」の公開生放送が開催されました。
昨日の予選会では200組以上もの方が本日の本選出場に向けて、自慢の歌を競い合ったそうです。
(市の職員は一組も残ることができなかったようです・・・)

放送では、多摩丘陵に囲まれた日野市の様子がVTRで紹介されました。
新撰組副長の土方歳三の像や日野宿本陣、関東三大不動の一つである高幡不動尊、そして多摩動物園で話題のオランウータンのスカイウォークも紹介されました。


夕方、教育委員会の文化・スポーツ課職員が公開放送の後片付けを終えて戻ってきました。
NHKからいただいた看板(ステージ上にあったもの)は、しばらく教育委員会に飾っておくことになりそうです。

今年もすばらしい講師の先生をお迎えします・・・

1学期もあと2週間・・・
日野市教育委員会では、毎年、7月後半から8月末まで、多くの夏季教員研修を実施しています。
そのうちの1日は、市内の小・中学校すべての先生方が市民会館に集まり、全体研修会〈講演会)を行っています。

今年の全体研修会は8月2日です。
今年もすばらしい講師の先生をお迎えします。
当日の予定は以下の通りです。

第?部 10:00~11:30
「(仮)いま、私たちにできることー専門職としての教師を目指してー」
講師:新潟大学教育研究院人文社会・教育科学系 学系長 生田孝至先生

第?部 13:00~14:30
「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」
講師:岐阜市立京町小学校 校長 井上志朗先生

第?部 14:40~16:10
「特別な支援をあたり前の支援に~特別支援教育元年を迎えて」
講師:都立特別支援学校あきるの学園 校長 池田敬史先生

ICTを活用した伝統・文化学習(公開授業開催)

1週間後に、下記の通り、ICTを活用した公開授業を行います。
俳句作りの指導を児童一人ひとりにきめ細かく行うことは困難で、これをカバーするためにインターネットの向こうにいる国語教育専攻の大学生の力を借りるという実践です。

◇公開日時 :7月12日(木曜) 午前9時~10時
◇公開場所 :日野市立日野第三小学校 (日野市日野台2丁目1番地の1)
◇教科・学年:国語・第6学年 句会「私の俳句 ここまで、きました」

◇公開授業について

児童専用に開発されたインターネット掲示板(スタディノート)を活用して、児童と大学生がやり取りをしています。
掲示板には文字だけでなく、絵、写真、音声、ビデオも掲示できます。
自己紹介のあと、児童が作成した俳句に大学生がアドバイスをしたり、大学生の俳句に児童が感想を伝えたり、選句をしたりしてきました。
大学生への指導は、児童が使っている教科書の編集者の一人でもある信州大学教育学部准教授の藤森裕治先生が当たっています。
大学生にとっては、いわばインターネット教育実習で、約一ヶ月にわたる児童と大学生の共同学習とも言えます。
当日は、インターネット掲示板のほかテレビ会議システムで日野市と信州大学を結んで、これまでの学習成果を披露する句会を行います。
この日、児童も大学生も、掲示板のみのためそれまで顔を知らなかった俳句の作者と指導者との対面という感動的な場面が展開されることになります。

詳しくは、日野市のホームページのプレスリリース〈6月22日)に掲載されていますのでご覧下さい。

http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/6,34708,230,1641,html



当日のテレビ会議に備えて、メディアコーディネータが環境を設定しに行きました。
授業者と大学の指導者とのやりとりには、テレビ会議をいつも活用していただいていますが、
公開授業での中継は初めてです・・・
映像がうまく届くか、音声はどうか等、当日の授業がうまくいくように環境を整えるのも、メディアコーディネータの大事な仕事の一つです。

2学期に向けて、中学校の先生方はがんばっています

今日は、中教研(日野市公立中学校教育研究会)の日でした。

メディアコーディネータも3部会に参加しました。
養護部会では、校務支援システムの活用について学び合いました。
システムをよく活用している小学校の養護教諭も、講師として参加してくださいました。
英語部会、数学部会では、2学期に整うICT環境を想定して、ICTを活用したわかりやすい授業について学びました。



英語部会(平山中会場)

英語ソフトとe-黒板・書画カメラの組み合わせ。
教科書を大きく映し出しています。
(B-1.2.3.4)



数学部会(日野第二中会場)

電子教科書の活用。
教科書のどこを学習しているのかが明確になります。
(B-1.2.3.4)

明日から夏季ICT活用研修受付開始

本日の校長会で、夏季ICT活用研修会について説明させていただきました。
22日間、実施します。
研修会の概要は、ICT活用NEWS」に掲載しています。

左メニューの「資料(ダウンロード)」をクリックするか
下のアイコンをクリックして、「ICT活用NEWS」をダウンロードしてください。


日野市ICTサポートスタッフ研修打合会

この夏は、教員のICT活用指導力に対応したICT活用研修を実施します。
この研修を効果的に実施できるように、昨日、「日野市ICTサポートスタッフ」研修打合会を行いました。
この会は、日野市の教育の情報化のサポートに当たっている企業、大学等のメンバーからなり、
推進室と密に連絡調整を図りながら、相互の情報交換を図り、ICT活用教育の推進に力をいただいています。
昨日は、メディアコーディネータと一緒に、研修会を効果的に実施する計画案を考え、お互いに意見交換しました。
  
研修会で保障する成果を確認し、研修内容が、受講した先生方の2学期以降の授業に反映にするためにはどうしたらいいか、計画案を発表し合いました。

日野第八小学校学校課訪問

今日は、日野第八小学校の学校課訪問でした。
児童数が800人を超える市内で一番大きな規模の学校です。
日野市の研究奨励校として、国語科において、考える力を育てる授業の研究をしています。

5時間目は第4学年国語「白いぼうし」の研究授業でした。
授業者の先生はベテランの先生です。協議会でおっしゃった次の言葉が印象的でした。
「授業はその時、その時が勝負。本時では、計画していたことと目の前の子どもとの間にズレが生じてしまった。瞬時に子どもに対応できるよう、自分自身を鍛えていきたい。自分自身を高めることが、考える子どもを育てることにつながっている。」

 

3・4時間目は、すべての教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業も展開されていました。(青字は、文科省で示されている「教員のICT活用指導力」基準の分類番号です)
 
第5学年算数「いろいろな四角形」(A-2 B-3)
Web上のコンテンツを活用して作図(三角定規を使った平行線の書き方)の学習をしています。
 
第6学年家庭科「見直そう!毎日の食事」      第4学年図工「ウグイス笛」(A-3 B-2)
(B-1 B-2) 昨日の給食の画像から、            笛づくりの手順を、デジカメでとった画像
栄養のバランスを考えています。                   で確認しています。

第5学年音楽「曲に合わせた歌い方で楽しもう」(A-3 B-4) コンピュータ上で楽譜を作成し音の重なりを聴き取る学習です。


CMSますます充実していきます

本日午後は、ICT活用推進委員会がありました。
研修会の内容は、主としてCMSによる発信方法です。

日野市は「見える学校」を目指しています。
管理職の先生の努力のおかげで、日野市内の学校は、Webサイトが充実してきました。
ささやかでもとても大切な取組、日々の子ども達の様子、先生方のがんばりなどがどんどん見えてきました。
今後は、校内の先生方にもユーザー登録をしていただき、それぞれの学年での取組なども発信していきます。
セキュリティ「対策基準」「実施手順」「チェックリスト」(Web発信者として各学校のサイトにログインすると表示されます)をもとに、実習を盛り込みながら、発信する際の決まりごとについて再度確認していただきました。
 
研修会はメディアコーディネータが中心と        日野市の学校Webサイトを、東原教授と構築
なって進めます。                  してくださった森下氏。(信州大学

入力してしまえば後は便利

昨日は、本市のICT活用教育推進モデル校である日野第三中学校の校内研修会に参加してきました。
「校務の情報化」について、スタディノートに書いた意見を、マップ上に分類し、お互いに読み合いました。
「とにかくやってみよう」と新しいことに挑戦してくださっている先生方ならではの意見が出されました。
 

最初は大変だったけれど、慣れてきたら・・
☆当初は、ついていくのがやっと!! という状態だったが、最近では慣れ、スムーズ。
☆打ち合わせ時間が短くなり、伝達事項が簡略された。早く教室に行ける。
☆あっという間に日常になった。校務の効率化に非常に役に立っている。

入力してしまえば後は便利・・・
☆入力できてしまえば、朝の打ち合わせや出欠席の状況など知りたい情報が簡単に得られて便利。
☆入力に労力を費やすが、その後の活用は便利になる。

コミュニケーションが広がります・・・
☆新たなコミュニケーション手段として受け入れることで、生徒理解を深められる。
☆他校の先生との情報交換、時間・場所など心配しないでできるやりとりなど、コミュニケーションの機会が広がった。

こんな利点も・・・
☆教員のコンピュータ活用能力が上がる。
☆紙の節約になる。しっかり活用していけば、ペーパーレスの時代も…
☆出席の管理や、成績の処理などもこれ1台で出来るのが大変良い。
☆各教科のデータをすぐに入力することができ、成績処理の時間も早い。
☆校務がみんなに公平に分担できる。コンピュータに精通した一部の教員に負担がかからない。
☆日常のサーバー管理を行政側で行ってくれることは、大変ありがたい。

◇中学校の各教室用のICT機器は、、2学期開始前に整います。
ICTを活用した授業については、次のようなことを書いてくださった先生がいました。
小・中連携教育の大切な視点です。

「日野市の小学校の授業見学に行く機会が多かったのですが、ICTを利用した授業を非常に興味深く見てきました。
いろいろな可能性があるのではないかと思っています。有効利用したいです。」

撮影2日目

昨日に続いて、NHKの“ICT活用に関する教員(特にこれから始める人)向けの教育番組の”撮影2日目でした。

校務の情報化に、リーダーシップを発揮されている校長先生

毎日デジカメをもって校内を歩く校長先生。(本校のCMSは人気です)

保健室。「市内の養護部会の掲示板は大変便利です。」

校務支援システムに、4月から新たに付け加えた開発機能も、うまく活用されています。

週の指導計画、毎日の記録や評価を入力する週案簿。授業時数も自動的にカウントされます。
いつでもお互いのものを見ることができます。校長先生のコメントも見られます。
若手教員は、この画面を積極的に見て、先輩教員から学びます。

一人ひとりの輝き・よさを記録する「ひのっ子宝箱
これからどんどん宝を増やしていきます。担任以外の先生からも入力してもらいます。

通知表等に反映します。
あるクラスのひのっ子宝箱には次のような記録がありました・・・
☆「朝、お友達に元気な声で挨拶をした。毎朝、10人に挨拶することを目標にしている。」
☆「友だちが固まっていると、一緒にやろう、と優しく声をかける。休み時間一緒に遊ぶ(主にお絵かき)。給食の時間、牛乳の苦手な友だちに「がんばって」「すごい」と声をかけ、応援する。
☆友達のミニトマトが育っていることに気づき、「おめでとう」と教えてあげた。

★<システムの運用にリーダーシップを発揮しておられる校長先生のインタビューから・・・>

・新しいシステムはとても便利。活用すると良いことがたくさんある。これからの時代には必要なことだと感じている。
・誰でも、今までのやり方を変えて新しいことを始めることへの戸惑いをもつ。
 しかし、本当に良いと判断したら、校長は「go!」をかけて押し進めていくことが必要。
・CMS(学校Webサイト)は、学校を開くよい手段。自分でも楽しんでいる。保護者が見てくれているのが励み。
 新しい情報や、先生・子ども達のがんばりをどんどん発信していきたい。
 このことによって、地域の方・保護者の方も学校への理解を示してくれるようになる。

★これで2日間の撮影が終わりました。
学校が動き出してくれていることを実感しました。
引き続き推進室は、学校をサポートしていきたいと考えています。