校長室だより

2023年6月の記事一覧

一人では見られない景色がある…。

全校朝会の話を基に

体操競技 田中佑典 選手からのメッセージを基に…

 東京都の「笑顔と学ぶの体験プロジェクト」により、体操競技の田中佑典(たなか ゆうすけ)選手が来校し、子供たちにマット運動の実技を見せてくださいました。同時に、田中選手から子供たちに、自らが選手として歩んできた道のりの中で、考えたことや感じたことをお話しくださいました。

 田中選手は、「力を集めて、合わせよう!」と子供たちに呼びかけてくださいました。いろいろな方々にお世話になり、支えていただく中で、たくさんの力をいただいてきた。競技に打ち込む中で、続ける力、見たり聞いたりする力、チャレンジする力、認め合う力など、様々な力を身に付けてきた…。この力を集めて発揮することで、「なりたい自分になれる」…。

 本日の全校長会では、このメッセージについて、子供たちと一緒に考えました。そして、田中選手は、「たくさんの人からたくさんのことを学び、一生懸命に取り組むことで、自分の目標は 達成できる。」と教えてくださったことに、改めて気付くことできました。

 また、田中選手は、「一人では見られない景色がある。仲間は、自分一人では見られない景色を見せてくれる…」とも、お話しくださいました。この言葉には、「仲間と一緒なら、自分一人ではできないことも きっと できる!」という力強いメッセージが込められていたことを、子供たちと確かめました。

 本校では、様々な体験活動や学習活動、行事などの取り組みの中で、子供たち一人一人が自らの役割を果たし、その姿を互いに認め合い、振り返ることを通して新たな課題を見いだしていく活動を重視しています。このような学校生活の中で、子供たち一人一人が「自分が動けば 何かが変わる! 仲間と動けば 何かができる!」ということを実感できるようにすることを目指しています。今回の田中選手からのメッセージから、私たちが目指していることの大切についても、改めて価値付けをしてだだいたような気持ちでいます。

 引き続き、子供たちと教職員の共通目標「今より もっと楽しい学校をつくる!」を合言葉に、多様な仲間とのかかわりの中で、自分の力を高め、同時に、相手もまた高まっていくような活動を目指して、工夫を重ねていまいります。

各学年の役割…どこで果たす?

 

全校朝会の話

各学年の役割を果たす

ーいつ、どこで果たす?―

 4月から、日野八小を「今より もっと楽しい学校」にするための、各学年の役割について話してきました。また、実際にその役割をはたしている姿を、毎日の学校生活の中で見付け、全校朝会で紹介していきました。

 「役割を果たす…」と言いますが、この「役割」は、いつ、どこで果たせよいのでしょうか。次の場面で、自分たちの役割を理解して活動できるとよいと思っています。

1 クラスのなかで 

2 学年のなかで

3 行事のなかで(運動会や学習発表会など)

4 交流のなかで(他の学年、幼稚園・保育園、中学校、保護者や地域の皆さん)

 もう一つ、この役割をみんなで果たしてほしい場面があります。それは、「なかよし班活動」です。特に、「なかよしプレイタイム」は、みんなで この役割をはたすチャンスです。

 一つの「なかよし班」の中には、いろいろな学年の仲間がいます。この一人一人が、自分の役割をはたすことで、「もっと楽しい なかプレ」になるはずです。みんなで役割をはたして、「なかプレ」を盛り上げ、楽しんでいきましょう。

 次回の「なかプレ」は、6月21日(水)です。6年生のみなさん、今から準備をよろしくお願いします。また、遊びを盛り上げるヒントが、PC室の前の掲示板に貼ってありますので、参考にしてください。

3年生は、最上級生!

全校朝会の話

3年生は、最上級生!?

 3年生は、最上級生…。これは、八小のみんなで目指している目標「今より もっと楽し学校をつくる」を実現するための、3年生の役割についての話です。

 1年生から6年生までを、上の学年(4・5・6年生)と下の学年(1・2・3年生)に分けたとき、3年生は、下の学年の最上級生になります。そして、私たちの目標を達成するための3年生の役割は「下学年の最上級生!」です。

 「下学年の最上級生」として、3年生に一番大切にしてほしいことは、1年生・2年生が頑張る姿を見付けて、はげましの声をかけることです。「なかプレ」や「集会活動」「学校行事」などの場面で、3年生には、1・2年生の姿をしっかりと見守ってほしいと思っています。

 それと同時に、期待していることがあります。3年生ががんばる姿を、1・2年生に見せてほしい…ということです。

 1日の生活をよく見てみると、3年生ががんばる姿は、いろいろなところに見られています。そうじの時間に、役割分担をし、声をかけ合いながら廊下や階段をきれいにしている3年生。そうじが終わったあとに教室に戻り、すぐに連絡帳を書く3年生…クラスのやくそくを守り、やるべきことに集中して取り組んでいます。教室前の廊下には、動植物の観察コーナーがあります。ここで動植物を注意深く観察している3年生にも出会います。教室に掲示してある「観察シート」は、1・2年生だったころに比べて、とても詳しく、わかりやすくなっています。鉄棒の学習でも、安全に気を付けて全力を尽くす姿、友達と教え合う姿、動き方を工夫して、もっと楽しい学習にしようとする姿…。どれをとっても、3年生の一生懸命さを感じます。

 3年生には、「自分たちの 学校生活を、自分たちの 力で もっと楽しくしていく力」があります。3年生が、下学年の最上級生としての役割を果たすことで、八小が「今より もっと楽しい学校」に変わってきます。こんな力をもった3年生を、みんなで応援していきましょう!

 

1年生 がんばっています! 楽しんでいます!

全校朝会の話

1年生

―がんばっています! 楽しんでいます!-

  1年生の役割は、「じぶんで できることは、じぶんで する。」です。入学してから2か月が過ぎ、1年生は、毎日、いろんなことに挑戦しています。

 1年生は、1組から3組までの各クラスで、自分たちのクラスの目標をつくりました。この目標には、「げんき」「がんばる」「なかよく」「やさしい」…などの言葉が並んでいます。これらの言葉は、担任の先生が「どんなクラスにしたいですか?」と聞き、1年生のみなさんが答えた言葉です。この目標を見ると、1年生のみなさんが、どんなクラスにしたいと考えているか、どんな学校だと楽しく過ごせると考えているか…という1年生の思いが伝わってきます。

 1年生の教室を見てみると、「自分たちでできること」が、どんどん増えていることが分かります。4月には、6年生に手伝ってもらっていた朝の支度も、入学式の前に6年生が準備してくれた教室の飾りも、今は、自分たちでできるようになっています。書けるようになったひらがなも、増えてきました。計算もできるようになりました。係の仕事、給食当番やそうじ当番も、自分たちでやっています。

 先日、そんな1年生を見ていてすごいな!」と思うことがありました。それは、音楽集会での1年生の歌声です。3年ぶりに、全校のみんなが校庭に集まって、校歌と「八小の未来」の2曲を歌いました。その中で、一番元気がよく、一番大きな声で歌っていたのが1年生でした。この声を聞いて、学校全体が明るく元気になりました。

 1年生が がんばることで、学校全体が明るく元気になる…ということは、1年生には、学校を明るく元気にする力がある…ということです。1年生が、自分たちにできることに力いっぱい取り組む姿を見ると、その姿を見た周りの人にも元気が湧いてくるのです。

 これからも、「自分にできることを自分でしょう」と、がんばる1年生を、八小のみんなで応援していきましょう。そして、1年生のみなさんは、がんばる姿や入りいろな事への挑戦を楽しむ姿を、これからも大切にしていってください。