校長室だより

2024年6月の記事一覧

3年生 総合的な学習の時間のチャレンジ!

6月24日 全校朝会の話から

3年生 総合的な学習の時間のチャレンジ!

 3年生は、今、総合的な学習の時間で「広げよう ぼくたち わたしたちの 世界」をテーマに、学習をすすめています。ここでは、本校では、これまでになかった取り組みが進められています。

 活動の中心は、「日野八小の地域のいろいろな場所で、いろいろな人々と、自分たちが一番やりたいことにチャレンジすること」です。

 3年生は、2年生の頃、生活科の学習で、「まちたんけん」に行きました。そして、3年生になってからも、5月に地域巡りに出かけて、地域にあるいろいろな場所、人々、もの、街の様子を見てきました。そして、その中で出会った様々なことを基に、自分たちが一番やってみたいことについて考えました。考えたことは、一人一人がカードに書きます。そのカードを種類ごとに分類しました。「まちをきれいにしたい」「図書館で働いてみたい」「小さな子供たちと遊んでみたい」「お店で働いてみたい」…などの活動が多くみられました。

 次に、「やってみたいこと」ごとに、グループをつくり、活動計画を立てました。この活動計画を、実際に地域に出て活動できるよう、話し合いを通して何度も練り直していきます。この学習が、今後、どのように発展していくか…新たな学習にチャレンジする3年生を、みんなで応援していこう…と話しました。

 この学習では、「子供たちが、自分たちでやりたいことを見付け、自分たちで計画を立てて、自分たちでやってみる」ことを大切にしています。このような姿を、「自分たちの学習を、自分たちでつくる姿」と捉えています。本年度の本校の重点「子供たちがつくる学校プロジェクト」の一つの姿です。この姿を、私たち教職員がしっかっりと支えてきたいと思います。

 この活動には、明星大学の先生や、学校支援コーディネーターの皆様にもご協力をいただいています。また、今後、より多くの皆様のお力添えをいただいたいと考えております。その際は、改めてお願いをさせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

たちばな学級のチャレンジ

6月10日 全校朝会の話

たちばな学級のチャレンジ

 6月7日(金)、日野市内の6校の特別支援学級の子供たちが集まって行う「交流会」がありました。本校の「たちばな学級」は、令和7年度から七生緑小学校「あおぞら学級」と一つになり、新しい学級になります。

 そのため、今年度から、「あおぞら学級」の皆さんとの交流活動を進めています。この日も、あおぞら学級とたちばな学級は、隣同士の席になり、交流会が始まる前から、お互いに挨拶をしたり、お話をしたりして過ごしていました。

 交流会の中では、市内のいろいろな学級の友達と交流しながら、あおぞら学級とたちばな学級の子供たちが、一緒にグループをつくったり、お互いの頑張りに拍手をおくり合ったりする姿が見られました。交流活動の後、両学級のみんなで記念写真を撮りました。お別れの場面では、「楽しかったね。」「ありがとう。」「また会おうね!」と言って、手を振り合う姿が見られました。

 学校に帰ってきた後、たちばな学級の子供たちから「もっと、あおぞら学級の友達と仲良くなりたい。」「一緒の学級になるまでの間に、もっと交流したい。」「そうだ!七生緑小の『ななおみどり フェスタ』に参加させてもらえたら、もっと交流ができるかも。」などという声が上がりました。たちばな学級の子供たちは、この気持ちを、担任の先生方に伝えました。その後、この気持ちを受け止めたたちばな学級の先生と、たちばな学級の子供たちが、一緒に校長室に来て、自分たちの願いを私に話してくれました。

 私は、すぐに七生緑小学校の校長先生に連絡し、たちばな学級の子供たちの思いを伝えました。すると、七生緑小の校長先生からは、「七生緑小のあおぞら学級の子供たちも、今日の交流を楽しみにしていました。今日は、とても楽しい交流ができました。あおぞら学級の子供たちも、もっともっと、たちばな学級の皆さんと交流したいと思っています。7月の『ななおみどり フェスタ』には、是非、お越しください。」とのお返事をいただきました。

 私が、このお返事を伝えると、たちばな学級の子供たちから「やった!」という歓声があがり、みんなが笑顔になりました。

 本校では、今、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を推進しています。自分たちがやってみたいことを、自分たちで考え、提案し、実現していこうとするたちばな学級の子供たちの姿は、まさに「子供たちがつくる学校」の一コマであることを実感しています。