文字
背景
行間
これしてあそぼ!あしたもあそぼ!
~未来をつくろう!遊びを通した幼児期にふさわしい教育~
学年・学級だより
一中地区合同引き渡し訓練
毎年この時期に、『一中地区引き渡し訓練』が行われています。第四幼稚園も一中地区の学校施設として訓練に参加しています。
今年度は「震度5以上の地震が発生した」ことを想定し訓練を行いました。
非常放送が聞こえると、子ども達は、自分の身を守るために、静かに話を聞き、速やかに机や椅子の下に潜り込み避難することができました。地震の時には、机が動くことを想定し、しっかりと机の脚を押さえていました。
4歳児も、防災頭巾の被り方を知り、自分の力で被ってみよう!と頑張っていました。
その後「揺れが少し落ち着いた」という放送を聞いてみんなでホールに集まりました。
視覚教材『おしえて!りすきゅー こわいじしん』を視聴したり、災害発生時に大切なことを絵カードで見たりしてみんなで自分の身の守り方を確認しました。
地震が起きた時には、ものが倒れてきたり、落ちてきたり、動いてきたりします。物が倒れてこない、落ちてこない、動いてこないような場を選んで身を守ることも大切です。
その後は、第二避難所である第四小学校へと非難しおうちの方のお迎えを待ちました。
実際に地震が発生した際には、おうちの方のお迎えを待つ間も地面が大きく揺れることが想定されます。どんな体勢をとるといいのか、子ども達自身が考えられるようにしました。「どんな体のポーズをとると身を守ることができるのかな?」
次は、実際に揺れを体験しながら、身の守り方を体験してもらいました。
①立って揺れに耐えるポーズ これはなかなか難しく、すぐに倒れたり手足をついたりしてしまいました。
②ダンゴムシポーズ 上手に体を丸めましたが、横揺れが強いと転がってしまいました。
③かえるのポーズ 手足でしっかりと体を支えます。
カエルポーズで、手足に力を入れしっかりと踏ん張った体勢をとると、体が倒れたり、転がったりせずに、安定して身を守ることができることを学んでいました!
今回の合同引き渡し訓練では実際の有事を想定して訓練に参加をしていただきました。
お子さんをお迎えに来るという点では、幼稚園、小学校、中学校と校種を超えてお子さんがいる場合は、中学校⇒小学校⇒幼稚園と年齢の大きなお子さんからお迎えをしていただきます。その際には幼稚園は最後になるので、子ども達の待ち時間は長くなってしまいますが、待つことも大切な訓練です。
園では確実に全員のお子さんを保護者の方などにお渡しするまでにどれくらいの時間がかかるかを計ることで、災害発生時にはどのような態勢でお迎えを待てばいいかを考えるための訓練でもあります。
今回の体験をいかして、ご家庭でも、「災害時に備える」ことをご家庭で考える機会にしていただけたらと思います。また、園児を迎えに行く際の経路や時間、持ち物や服装等を考えながら、訓練にご参加いただきどうもありがとうございました。