校長室だより

校長室だより

「なかよしプレイタイム」を振り返って(6年生のチャレンジ)

7月8日(月)の全校朝会から

「なかよしプレイタイム」を振り返って

― 6年生のチャレンジ/最上級生としての責任感 ―

 本校のリーダーである6年生が、1学期の「なかよしプレイタイム(なかプレ)」の振り返りをしました。今より、もっと楽しい「なかプレ」をつくることで、「今より もっと楽しい学校」をつくろうと考えて、この「振り返り」をすることになりました。各班の班長である6年生は、次の3点について振り返りました。

 ①  もっとメンバー同士が仲良くなるために

 ②  もっと遊びを楽しくするために

 ③  2学期からやってみること(改善点)

 班長の皆さんは、①②を振り返りながら、いろいろなことを考えました。その中で、班長としての悩みも出てきました。「メンバーのみんなが、なかなか話を聞いてくれない…」などという声もありました。

 しかし、そこで班長のみなさんは考えました。どうしたらよいのだろう…。そして、出した結論が、「自分たちのやり方を変えていく!」ということでした。「もっと話を聞いてください。」と、メンバーにお願いしたり、注意をしたりするのではなく、「自分たちが、もっと楽しい遊び方を工夫し、分かりやすいルールにしたり、説明を短くしたりすれば、きっと、メンバーのみんなにとって、もっと楽しい遊びができるようになる。そうすれば、きっと、スムーズな運営ができるようになる。」と考えたのです。

 この班長の皆さんの姿からは、「相手に変化を求めるのではなく、自分たちが変わっていこう。そうすることで、自ずと相手が変わり、共に目標を達成していくことができる。」と考えていることが伝わってきます。

 班長の皆さんは、このような考えに立って「③2学期からやってみること」を考えました。そして、遊び方についてのアイデアはもちろん、メンバーである下級生への接し方にまで考えを及ばせていました。「メンバーに、明るい声掛けと笑顔で接する。」「一緒にやろうと、声をかける。」「メンバーの名前を覚える。」「あまり話をしない人に、積極的に話しかける。」「メンバー同士が交流できるようにする。」「自分たち(6年生)が楽しんでいる姿を見せる。」…。

このような6年生の姿からは、最高学年としての自覚と責任感を感じます。この姿を見て、私は、「6年生!ありがとう!」という気持ちでいっぱいになりました。

 同時に、このような気持ちで「なかプレ」をつくっていこうとする6年生に、1年生から5年生までの皆さんが協力できることは何だろう…と投げかけました。6年生の思いを受け止め、1年生から5年生が、自分たちにできることや、自分たちの役割を考えながら、6年生とともに「今より もっと楽しい『なかプレ』づくり」にチャレンジしていくことを期待しています。

3年生 総合的な学習の時間のチャレンジ!

6月24日 全校朝会の話から

3年生 総合的な学習の時間のチャレンジ!

 3年生は、今、総合的な学習の時間で「広げよう ぼくたち わたしたちの 世界」をテーマに、学習をすすめています。ここでは、本校では、これまでになかった取り組みが進められています。

 活動の中心は、「日野八小の地域のいろいろな場所で、いろいろな人々と、自分たちが一番やりたいことにチャレンジすること」です。

 3年生は、2年生の頃、生活科の学習で、「まちたんけん」に行きました。そして、3年生になってからも、5月に地域巡りに出かけて、地域にあるいろいろな場所、人々、もの、街の様子を見てきました。そして、その中で出会った様々なことを基に、自分たちが一番やってみたいことについて考えました。考えたことは、一人一人がカードに書きます。そのカードを種類ごとに分類しました。「まちをきれいにしたい」「図書館で働いてみたい」「小さな子供たちと遊んでみたい」「お店で働いてみたい」…などの活動が多くみられました。

 次に、「やってみたいこと」ごとに、グループをつくり、活動計画を立てました。この活動計画を、実際に地域に出て活動できるよう、話し合いを通して何度も練り直していきます。この学習が、今後、どのように発展していくか…新たな学習にチャレンジする3年生を、みんなで応援していこう…と話しました。

 この学習では、「子供たちが、自分たちでやりたいことを見付け、自分たちで計画を立てて、自分たちでやってみる」ことを大切にしています。このような姿を、「自分たちの学習を、自分たちでつくる姿」と捉えています。本年度の本校の重点「子供たちがつくる学校プロジェクト」の一つの姿です。この姿を、私たち教職員がしっかっりと支えてきたいと思います。

 この活動には、明星大学の先生や、学校支援コーディネーターの皆様にもご協力をいただいています。また、今後、より多くの皆様のお力添えをいただいたいと考えております。その際は、改めてお願いをさせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

たちばな学級のチャレンジ

6月10日 全校朝会の話

たちばな学級のチャレンジ

 6月7日(金)、日野市内の6校の特別支援学級の子供たちが集まって行う「交流会」がありました。本校の「たちばな学級」は、令和7年度から七生緑小学校「あおぞら学級」と一つになり、新しい学級になります。

 そのため、今年度から、「あおぞら学級」の皆さんとの交流活動を進めています。この日も、あおぞら学級とたちばな学級は、隣同士の席になり、交流会が始まる前から、お互いに挨拶をしたり、お話をしたりして過ごしていました。

 交流会の中では、市内のいろいろな学級の友達と交流しながら、あおぞら学級とたちばな学級の子供たちが、一緒にグループをつくったり、お互いの頑張りに拍手をおくり合ったりする姿が見られました。交流活動の後、両学級のみんなで記念写真を撮りました。お別れの場面では、「楽しかったね。」「ありがとう。」「また会おうね!」と言って、手を振り合う姿が見られました。

 学校に帰ってきた後、たちばな学級の子供たちから「もっと、あおぞら学級の友達と仲良くなりたい。」「一緒の学級になるまでの間に、もっと交流したい。」「そうだ!七生緑小の『ななおみどり フェスタ』に参加させてもらえたら、もっと交流ができるかも。」などという声が上がりました。たちばな学級の子供たちは、この気持ちを、担任の先生方に伝えました。その後、この気持ちを受け止めたたちばな学級の先生と、たちばな学級の子供たちが、一緒に校長室に来て、自分たちの願いを私に話してくれました。

 私は、すぐに七生緑小学校の校長先生に連絡し、たちばな学級の子供たちの思いを伝えました。すると、七生緑小の校長先生からは、「七生緑小のあおぞら学級の子供たちも、今日の交流を楽しみにしていました。今日は、とても楽しい交流ができました。あおぞら学級の子供たちも、もっともっと、たちばな学級の皆さんと交流したいと思っています。7月の『ななおみどり フェスタ』には、是非、お越しください。」とのお返事をいただきました。

 私が、このお返事を伝えると、たちばな学級の子供たちから「やった!」という歓声があがり、みんなが笑顔になりました。

 本校では、今、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を推進しています。自分たちがやってみたいことを、自分たちで考え、提案し、実現していこうとするたちばな学級の子供たちの姿は、まさに「子供たちがつくる学校」の一コマであることを実感しています。

一番やりたいこと…を見付けよう!

全校朝会の話                                     令和6年5月13日

一番やりたいことを見付けよう

 今年度も日野八小の目標「すすんで・みんなで・楽しんで ―チャレンジ ひのはち!―」をめざし、前回の全校朝会では、「自分(たち)が一番やりたいことにチャレンジしよう!」と話しました。

 今回は、「自分(たち)が一番やりたいこと」を考える時のヒントとして、本校で大切にしている「各学年が担う役割」を、子供たちに示しました。

 子供と教職員が共有している中期的なテーマ「今より もっと楽しい学校をつくる!」を実現するために、本校のみんなで念頭に置いていることです。この役割を果たそうと考えた時、「やってみたいこと」が閃くことがあると思います。「自分で考えたり、友達と一緒に考えたりして『やってみたい』と思ったことは、どんどんやってみよう!」と話しました。

 早速、6年生や5年生は、この役割を果たすための様々な取り組みを進めています。その姿は、とても頼もしく見えます。

 1学期も中盤に入り、各学年がいろいろな活動を始めています。子供たちが、発達の段階に応じた活動に存分に取り組み、トライ&エラーを楽しみながら、新しいことに気付き、そこから次に「やってみたいこと」が生まれてくる…。学校を、教職員と子供たちみんなで、そういう場にしていきたいと考えていきます。

 保護者、地域の皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願いします。

 

「一番やりたこと」の見付け方

4月22日(月)全校朝会の話

「一番やりたいこと」の見付け方

 先週の全校朝会では、令和6年度の目標「すすんで・みんなで・楽しんで ―チャレンジ ひのはち!―」について、説明しました。

 私から子供たちに、「『自分(たち)が、一番やりたいこと』に、すすんで・みんなで・楽しんでチャンレンジしていこう!そして、わたしたちの『ひのはち(日野八小)』を、『今より もっと楽しい学校にしていこう!』と話しました。

 今週は、「一番やりたいこと」の見付け方について話しました。

〇「一番やりたいこと」を見付ける時の視点として、2つを紹介しました。

 ① 新しいことにチャレンジ

   … こんなことしてみたい。こんなことができたらいいな…

 ② 今、あることにチャレンジ

   … 今やるべきことを見つめて、一生懸命に、工夫して…

〇これらは、自分の力で見つけることが大切です。

 でも、いつもいつも、自分一人で考え続ける必要はありません。

 ・やりたいことが見えてこない時、迷った時…そんな時は、仲間と共に考えてみることをすすめました。

  そうすることで、自分だけでは思いつかなかったことや、新たに気付くことがあり、

  そこから「やってみたいこと」が出てくることもあります。

 ・仲間は、自分の考えを発展させたり、自分の目標の達成に取り組んだりするときに、

  なくてはならないものです。

 ・仲間と共に、自分の力で、「自分(たち)が一番やりたいこと」を見付けていきましょう。

〇次回の全校朝会では「一番やりたいことを見付ける時に、考えてほしいこと」について話をします。