学校の様子

2022年3月の記事一覧

卒業式【式辞】

 3月25日、卒業式を無事に行うことができました。昨年度に引き続き、感染症対策のため参加していただく方を制限するとともに門出の言葉や合唱を行わない形での実施としましたが、心温まる式となりました。

 卒業生の皆さんのこれからの活躍を応援しています。いつでも平山小学校に元気な姿を見せに来てください。

 

【式辞】

 やわらかな春の光をあびて、校庭の桜も卒業生の門出をお祝いするかのように咲き始めました。心弾む今日のよき日に、保護者の皆様にご臨席賜り、令和3年度の卒業式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今、皆さんに卒業証書を手渡しました。皆さんの決意の言葉、そして受け取る時の表情からは、小学校を卒業する喜びと次に進む自信と覚悟を感じました。その立派な姿に立ち会うことができて、うれしく思います。

 皆さんと出会ったのは2年前の5年生の時でした。当時は新型コロナウイルス感染症対策により、臨時休校からのスタートでした。この2年間は、新型コロナウイルス感染症対策に基づき様々な活動が制限されました。しかし、できることを前向きに多様な工夫をして楽しい学校生活を過ごせるようにしていました。八ヶ岳移動教室が実施できなくなってしまった中で代替え行事として行った秋川でのマス釣りでは、初めは恐る恐る釣りをしていた皆さんが「たくさん釣れた」と、どんどん積極的になっていく様子がとても印象的でした。

 6年生になり最上級生となった時の皆さんの活躍は目を見張るものでした。1年生のお世話では、1年生が安心して学校生活が送れるように積極的に関わりをもっていました。休み時間に教室や校庭で一緒に遊んでいる姿はとても微笑ましく見えました。また、今年度からの新しい行事である全校遠足をはじめとした縦割り班活動やクラブ活動、委員会活動でも、密を避けた上で下級生が楽しく活動できるよう、十分に考えて行動していました。リーダーとしての頼もしい姿、低学年に対する優しい姿は平山小学校の最上級生として安心感を与える存在でした。このことを改めて実感したのは、3月10日の6年生を送る会でした。まん延防止等重点措置の適用期間であったため、オンライでの開催でしたが、下級生が皆さんのために様々な工夫をして思いを伝え、皆さんも思いを伝えました。

「6年生を送る会で、平山小っていいな、平山小って優しいな、と思った。残りの日々、在校生に自分の形で感謝を伝えたい。」

「送る会の出し物を見て、6年生は大切にされているなと感じた。この学校の六年生としてやってきた実感が湧いて嬉しかった。」

「すごく感動した。今まで自分たちが下級生にしてきたことは無駄じゃなかったし、ちゃんと届いていたんだなと思った。」

 このような皆さんの感想を目にして、私は「雨だれ石を穿つ」という言葉が思い浮かびました。この言葉は中国の歴史書「漢書」に載っています。「軒先から落ちる雨だれでも長い間同じところに落ち続ければついには硬い石に穴を開けることから、どんなに小さな力でも、根気よく続けていればいつか大きな成果が得られる」ということを表しています。「石を穿つ」という結果は、初めから期待できるものではありません。諦めずに続けることで、結果は後からついてくるものです。コロナ禍で様々な制限がある中で学校生活を過ごしてきた皆さんですが、最上級生として、平山小学校の伝統として大切にしていることを常に意識して行動してきたからこそ、6年生を送る会での感動的な姿があったのだと思います。

 新型コロナウイルス感染症が収束したとしても、これから先には、様々な困難な状況に直面することがあると思います。どんな時にも大切なことは何か考え、小さなことをコツコツと信念をもって行動できる人になってほしいと思います。

 保護者の皆様、本日はお子さまのご卒業、誠におめでとうございます。小学校の6年間、 様々なことが思い出されるなか、本日成長された姿を見られ、感慨もひとしおのことと存じます。4月からはいよいよ中学生です。これまで以上に、心悩まされることもあるかと思いますが、子どもたちにとって最後の支えは、保護者の皆様です。お子さまの可能性と素直な心を信じられ、共に歩まれてください。

 卒業生の皆さん、名残惜しいですが、いよいよお別れです。皆さんにとって平山小学校は、母校であり、心のふるさとです。平山小学校で学んできたことを生かして、前向きに様々な人と力を合わせて挑戦し続けてください。しかし、つらいことがあったら、 私をはじめここにいる先生方、お家の人たち、そして地域の方たちが皆さんを支えてくれますので、安心していつでも頼りにしてください。

 皆さんの今後の活躍を期待して、式辞といたします。

【“いのち”・まなび】6年生を送る会、1年生修了

3月10日(木)6年生を送る会を行いました。6年生のことが大好きな1年生は、贈る言葉、ダンス、プレゼントを出し物として披露しました。各クラスから実行委員を集め、実行委員を中心にどんな言葉を言おうか、何を踊ろうか、どんなプレゼントを送ろうか考えてきました。ダンスチームからは「Make you happy」と運動会で踊った「いけいけピッカピカ」を踊ろうと考え、プレゼントチームはメダルをプレゼントしようと決め、休み時間に準備を進めてきました。

本来ならば、6年生に実際に見てもらいたかったところですが、新型コロナウイルス対応として事前に録画したものをテレビで視聴するという形でした。撮影の時には、実行委員はもちろん、1年生みんなが「6年生にありがとうの思いを届けたい」という思いをもって臨みました。6年生を送る会の感想を子供たちに聞いてみました。

 

・4年生の出しものがすごかったです。どうしてかというと、かいだんをのぼりながらのさつえいがすごかったからです。4年生にはまけたけど、たのしかったし、またいけいけピッカピカをおどれてよかったです。

・やってみてきんちょうしたけど、がんばってやってみたらたのしかったです。

・おりがみでメダルをつくるのがむずかしかったです。でも、こころがあたたかくなりました。

・がんばることがたいせつだとわかりました。

・すごくドキドキしました。すごくしっぱいしていないかきんちょうしました。

・きんちょうしたけど、しっかりとできました。

・きんちょうしたけれど、6年生がよろこんでくれてよかったです。

・6年生に「すごくよかったよ。」といわれて 気ぶんがよくなりました。

・6年生が中休みのときにきて、「じょうずでした。」といってくれてうれしかったです。

・6年生が中学校にいってしまうのは かなしいとおもいました。

 

6年生の出し物の時には、6年生の呼びかけを見て、感動し、涙を流す児童も見られました。それだけ、6年生への思いが強いということですね。

今日で、1年生最後となりました。この1年で子供たちは立派に成長しました。2年生での子供たちの活躍を楽しみにしています。ご家庭でも子供と1年間を振り返ってみてください。1年間本当にお世話になりました。たくさんのご支援、ご協力ありがとうございました。

 

修了式

 令和3年度の修了式を迎えることができました。本年度も新型コロナウイルス感染症対策を講じながらの一年間でしたが、保護者や地域の皆様のご理解とご協力をいただき、児童は充実した学校生活を過ごすことができました。改めて、感謝申し上げます。

 修了式では、6年生とわかくさ学級の代表児童に修了証を授与し、1年生とわかくさ学級の代表児童が立派に1年間の振り返りを発表しました。

【校長講話】

 皆さん、おはようございます。今日は、学校での1年間の学習を終える修了式です。

 まん延防止等重点措置が解除になったので、久しぶりに全校の皆さんが校庭に集まることができました。1年間の学校の終わりの節目の儀式を全校の皆さんが集まって行うことができることをうれしく思います。

 今年も新型コロナウイルス感染症予防のため、様々な制限があった学校生活となりました。しかし、このような状況でも今できることを前向きに過ごしてきました。この前の6年生を送る会はオンラインならではの素敵な会になりました。そして、2年生以上の皆さんにはchromebookが配られ、オンラインでの学習が今まで以上にできるようになりました。1年前には想像できなかったことができるようになりました。解決困難なことでも、みんなで知恵を出し合い、一歩ずつ進んでいくことによりしだいに解決に向かっていくことができると思います。新型コロナウイルス感染症の感染予防の取組はこれからも必要になると思いますが、皆さんもできることをしっかりと行っていきましょう。

 さて、先ほど、6年生とわかくさ学級の代表の人に修了証を渡しました。修了証は、皆さん一人一人が1年間よく努力して、その学年を立派に学んだことを証明するものです。校長先生は、一人一人の修了証に平山小学校長の印を「よく頑張ったね」という気持ちを込めて押しました。お家に帰ったら、家族の人に自信をもって修了証を見せてください。そして、「1年間ありがとうございました。」とお礼を言ってほしいと思います。

 明日は、6年生が卒業式を迎えます。今までたくさんお世話になった6年生と一緒にいられる最後の日です。改めて、6年生の皆さんに「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。

 1年生から5年生の皆さんは、明日から春休みです。4月になり新しい学年としての生活が始まります。春休み中も少しずつ勉強したり運動したりして、規則正しい生活をして、新しい学年への準備をしましょう。4月の始業式には元気な姿で登校してきてください。そして、6年生の皆さんは入学する中学校での新たな一歩を踏み出してください。

 

【”いのち”・学び・地域】東日本大震災の体験者から学ぶ

 3月11日(金)の朝の時間に本校学校運営協議会の根津会長から東日本大震災のことについてお話をしていただきました。根津さんが現地にてボランティア支援をされ、ご自身が見聞きされたことを話してくださいました。大きな地震や津波で街並みが変わったしまったことを写真を交えて教えてくださいました。また、南相馬市の子供たちからも平山小学校のみんなに向けてメッセージも頂きました。

 現地の様子、子供たちの復興へむけたメッセージを聞き、平山小の子供たちは「大きな地震が起きたことを忘れていけないと思いました。」「南相馬の子供たちの言葉を聞いて、私ができることをしたいと思いました。」「地震はいつおきるか分からないから、避難訓練をもっと真剣に取り組みたいと思った。」などそれぞれの心に残ったことを教えてくれました

 

【“いのち”・まなび・地域】昇降口に素敵な作品

3月24日(木)は修了式です。

1年間のまとめの大切な式です。

全員に修了書が担任より手渡されます。

修了式では、代表で修了書を受け取る子、代表で言葉を述べる子がいます。

張り切って迎えていきましょう。

さて、翌日の3月25日は平山小学校の卒業式です。

昇降口には現在、6年生が卒業アルバムの表紙になっている漢字のデザイン画が

飾られてます。これは、平山小の伝統。6年生の卒業アルバムの表紙になるものです。

自分の好きな漢字、中学へ出発の意味を込めた漢字、将来を思い描いた漢字…

それぞれの思いが込められています。素敵な気持ちになりました。紹介します。