学校日記

2015年5月の記事一覧

朝のあいさつ運動

 今日の朝から、代表委員会が企画した「あいさつ運動」が始まりました。

 7時50分には、1番乗りの4年生が正門に立ち、やる気を感じました。その後、次々に代表委員さんが集まり、結局12名の代表委員の子供たちが正門わきで登校する子供たちに大きな声であいさつをしました。地域にお住まいで毎日子供たちの登校の安全を見守っていただいている小林様も含め、正門の両側にたくさんの『お迎え』が立っているのを見て、登校する子供たちも驚いたような様子でしたが、元気よく「おはようございます。」という声を掛け合っていました。

 これまでは校長1人が正門で立ってあいさつをしていましたが、たくさんの人数であいさつをすると、自分も、という気持ちになるのでしょう。いつもよりも大きな声が出ていたように感じました。嬉しいことですね。

 明日以降も代表委員さんが交代であいさつ運動を展開する予定になっています。これからも学校全体に気持ちの良いあいさつが広がるよう願っています。
 
 

朝会の話

 月曜日の朝会では、校長などから子供たちに伝えたいことを話します。

 先週は、ダンゴムシとワラジムシについて話をしました。似通ってはいるが、形が微妙に違い、ダンゴムシはワラジムシの1つの種類であり、ある状況になると丸くなることや、オスとメスに違いがあること、災害時には食用になること、漢方薬にもなること、落ち葉を食べて土を豊かにする一方で農作物の茎や葉を食べる人間にとっては害虫になること、脱皮を繰り返すこと、逃げ足はワラジムシの方が速いこと、足は14本だが、赤ちゃんの時には12本しかないこと、坂道をつくると必ず上に登ろうとすること、壁に当たると続けて同じ方向には進まないこと、一度に50~200個の卵を産み、寿命は約3年であることなどについて話をしました。

 普段は、プランターや植木鉢の下に住んでいる目立たない生き物ですが、様々な生態があることや当たり前だと思っていたことが違っていること等について知ってほしくて、子供たちにいろいろな視点で話をしました。特に、人間にとってどのような『立ち場』で生きているのかは受け取り方によっても変わってきます。どんな小さな生物でも大切な命があり、生きていくために工夫や努力をしているということを知ることで、それぞれの生き方を学び、自分の生き方を考える機会にもしてほしいと思っています。

 たまたま朝会の前に、日野市が今年度から進めている『学ぶ力プロジェクト』での講演会があり、田村 学先生のご講演の中にダンゴムシとワラジムシのことがほんの一瞬出てきたので、せっかくだから調べてみようと思ったことがきっかけです。子供たちには、単に好き嫌いというだけでなく、どんなことでも調べる中で新しい発見があることも知ってほしいと思います。

 今週はばらの話をしました。

 ばらの花には様々な色があり、咲いたときの形も違うだけでなく、花びらの数も全く違います。つぼみも、形や1本の茎に付く数が違います。また、名前がついていて、シンデレラ、チャーリーブラウン、テディベア、イングリットバーグマン、ピカソといった名前があると思うと、優香、のぞみ紫音、あおい、夢香といった日本の名前、カフェラテ、ティラミス、カプチーノなどの名前もあります。身近には、黒と青の色のばらはありませんが、トルコには黒いばらが自生していること、青いばらはバイトテクノロジーを活用して10年ほど前に作られました。

 ばらのとげの役割は、虫を寄せ付けないということではなく、葉っぱが形を変えたもので、水をたくわえることができます。ばらの実はオレンジや赤い色をしていることが多く、ビタミンCをたっぷり含まれているため、ローズヒップティにしたり、ローズヒップオイルとしてジャムやマーマレードにします。美白効果もあります。花びらや実をジャムにしてローズジャムをつくったり、アロマ用のオイルに使われます。

 ばらの香りにはリラックス効果があり、芳香剤や入浴剤等に使われます。紫色の花は、特に香りが強く、ブルガリアからのジャムやアロマオイルは値段も高いです。

 学校にも紫色のばらの花が咲いているので、探してみてください。いい香りがしますよ。

 このような話を、写真とクイズを入れながら子供たちに伝えました。ちょっと難しいかと思いましたが、良く聞いていました。

  昨日は男の子が5人、今日は女の子が5人校長室に来て、ばらの図鑑を見たり、校長からのばらについての説明を聞いたりしています。子供たちには、身近にある植物にも関心をもってほしいと思っていますが、こうしてすぐに『知りたい』と感じてくれる子がいるのは嬉しく思っています。各家庭でも、ばら以外にも素敵な花が咲いていることがありましたら、一緒に調べてみたり、実際に育ててみたりしていただけると幸いです。
 

今日の朝会から

 今日、月曜日の朝会では、まず2件の表彰の紹介をいたしました。

 1件目は、ひの新撰組まつりの一環で行われた八坂神社剣道奉納試合の結果です。去る5月10日に行われた剣道の大会、小学生低学年の部にて、本校3年生の荒牧君が見事優勝(土方歳三賞)を、同じく3年生の平澤君が三位(八坂神社宮司賞)をいただいたとのことで、二人にトロフィーを渡しました。素晴らしい成績ですね。

 2件目は、南平S・Cの2年生がヴェルディカップ大会にて、優秀な成績を挙げたとのことで、賞状をいただきましたので、本校の8人を表彰いたしました。舞台上でいい表情をしていました。
 
 

 嬉しかったのは、子供たちの拍手が多かったことです。体育館いっぱいに、大きな拍手が響いたことは、お互いを認め合うことにつながるわけで、子供たちにもこの拍手が嬉しいと伝えました。

 今後も、こうした表彰が続くといいと願っています。

今週の子供たちの様子から

 気温が急に上がったため、熱中症に気を付けるよう、学校全体で注意をし、声掛けをした1週間でした。おかげさまで、倒れる子もなく、今日の1・2年生の多摩動物公園への遠足も無事に終わりました。

 また、欠席者もこの1週間は少なく、連日暑さがこたえましたが、学校全体としてはとても元気に過ごせたかと思っています。しかし、体調不良を訴えて保健室に来室する子も多数いたことは、決して安心はできないかと考えています。

 来週は、気温も少し下がると聞いていますので、この過ごしやすい時期に、たくさん体を動かして、なおかつ基本的な生活習慣を定着させたいと思っています。

落語家 三遊亭 圓窓師匠のお話

 昨日の午後、本校体育館にて「日野市立小学校教育研究会 定期総会」が行われました。 日野市内のすべての小学校、幼稚園の先生方が集まる会です。本校が会場となっていたため、特別講演の講師としてご来校いただきました三遊亭 圓窓師匠と直接お話をする機会がありました。

 プロとして真打になることがすべてではない、落語がうまいは当然、落語で飯が食べられるか、それがプロです。

 落語を覚えようとすることや笑わせようとすること、それは考えてはいけないこと。すべては基本通りに伝えることです。基本が大切です。

 活字にした落語は意味がないのです。話す、聞くがあり、演じる伝えることが大切なのです。

 話芸、しぐさ、見てわかることの大切さを感じてほしい。

 演読が出来るようになるといいですね。

 

 たくさんの示唆のあるお言葉をいただきました。教育のプロとしての教員に対するありがたい学びの時間だったように感じました。

 圓窓師匠におかれましては、貴重な時間を取っていただき、感謝申し上げます。
 
 

暑い!熱中症に注意!!

 台風一過となった今日、気温がぐんぐんと上がり、じっとしていても汗ばむような一日になりました。

 本校では、この時期のこうした急激に暑くなる日に備えて、熱中症への対策を検討してきました。おりしも、今朝の保健給食朝会で食物アレルギーや、熱中症、てんかん等への注意事項と具体的な対応策について教職員間で確認をしたばかりでした。教室での学級指導の成果もあってか、今日の中休みは、校庭の真ん中というよりも、日陰周辺で遊ぶ子が多かったように思いました。

 運動前の水分補給や適時休憩を取ることなどを子供たちにも伝えることで、熱中症を防ぎつつ、適当な運動をする健康な生活を送れるといいと思っています。

 

 今日の中休みの様子から
 
 
 

走り方教室

 本校では、中央大学陸上簿の方々のご協力を得て、子供たちに運動する心地よさ、走る楽しさを感じてほしいと、走り方教室を全学年で実施しています。今日は、2・4・6年生が出前授業を受けました。

 コオーディネーショントレーニングを4月末に4・5・6年生が体験しましたが、その動きを生かした走り方を中央大学陸上部の短距離コーチである井原 直樹先生と中央大学陸上部の学生さんとで子供たちにご指導していただきました。たいへん暑い中での授業になりましたが、子供たちは足を上げる大きなスキップなどの動きを張り切って練習していました。

 来月は、1・3・5年生が走り方教室を体験する予定です。子供たちが運動することや走ることに対して、日常的に意欲を高めていけるといいと思います。

 熱心なご指導をいただきましたお二人には、ありがとうございます。

 4・2年生の授業の様子です。(6年生は写真を撮れませんでした。ごめんなさい。)
 
 
 
 

月曜日の憂鬱

 ずいぶん前の曲ですが、カーペンターズというアメリカの兄妹のデゥオが歌っていた『雨の日と月曜日には』という曲がとても好きでした。初めて聴いたのは、中学生のころではなかったかと思いますが、雨が降っている日、まして月曜日なら、気分が落ち込む、『オールウェイズ ゲット ミー ダウン』という歌詞に妙に共感したのを覚えています。

 今朝は、まさに快晴の朝でした。それでも、5連休、そして2日学校に行き、また2日お休みという不規則な日程の後の月曜日となると、子供たちの朝の登校する様子は、予想していた通りちょっとけだるそうな、そんな雰囲気でした。あいさつの声も小さい子が多く、月曜日の憂鬱だな、と感じました。朝会の様子も、しっかりと話を聞いていて、だらだらとしたことはなかったのですが、今一つ元気がないような表情の子がたくさんいました。

 欠席者はそれほどいなかったのが救いです。連休後のリスタートをうまく切れた子と、そうでない子がいるようですので、もうしばらくは、子供たちの様子をしっかりと見守っていきたいと思っています。

 今朝の空と朝会の様子です。
 
 

地域のご協力に感謝

 今日5月9日(土)の午前9時から、「ななお『土曜のひろば』」が本校を会場に行われました。

 七生中学校や本校等を会場にして、地域市民の方々が中心になって組織している地域の教育力を生かした団体が「ななお『土曜のひろば』」です。市内の小中学生が様々な講座に参加し、それぞれの内容を学ぶ機会になっています。講座は、「自然観察科学講座」「ふるさとたんけん講座」「初歩の電子工作講座」「木工工作講座」の4つあり、年間2回の募集で舞いつ第2、第4土曜日に活動を行っています。

 今日の講座は、あいにく学校公開になっている学校が多数あったため、いつもよりも出席者が少ないようでしたが、参加している子供たちは、一生懸命に先生方のお話を聞いていました。目が輝いている気がしました。

 講座を見学させていただいて、地域の方々の力により、子供たちの学びの力が育っているのを感じました。今年度から、日野市では子供たちに深く学ぶ力を育てていくことに力を入れています。その意味でも、とても大事な企画だと思いました。

 

 他方、校庭では、少年野球のチームが試合を行っています。市役所では、市内の小学生を集めた「算数教室」も行われています。様々な方々に支えられて子供たちの育成が進んでいることに、学校関係者としてもありがたく感じた1日です。

 

 今日の土曜のひろばの様子から