学校日記
学校日記
6月18日(水)
写真にある黄色や緑色の棒のことを「数え棒」と言います。昔からある教材です。
これは2年生の算数の授業の様子です。学習内容は「100より大きい数(位取り記数法を3桁まで拡張する)」です。
「99を超えると100という数になります。」と教えてしまうのは簡単ですが、何か工夫して受動的ではない学習にしたいと考えるのが教員です。
また、「分かる」ということは「知る」だけではなく、「実際にそうなっていることを確かめる」や「どんなときでもそうなるか試す」など、間違いなくそうなる経験を蓄積することでもありますので、体験的な活動も含めることを教員は狙うものです。
写真の授業では、まず➀大量の数え棒を用意して、UFOキャッチャー風に全員に取らせる。次に②班の4人全員分で何本あるかを予想させる。(暗にこれから100以上の数を数えることをイメージさせる。)そして③実際に数えさせる。(確実な数え方・束の考え方・十進法を想起させる。)を、4人のコミュニケ―ションの中で取組ませました。
ああでもないこうでもないと、主体的な学習が自然と進んでいき、最終的には本日の学習内容をクリアしました。
楽しく学習するとはどのような学習なのかを考えさせられる授業となりました。