学校の様子

学校の様子

【“いのち”・まなび】6年生を送る会、1年生修了

3月10日(木)6年生を送る会を行いました。6年生のことが大好きな1年生は、贈る言葉、ダンス、プレゼントを出し物として披露しました。各クラスから実行委員を集め、実行委員を中心にどんな言葉を言おうか、何を踊ろうか、どんなプレゼントを送ろうか考えてきました。ダンスチームからは「Make you happy」と運動会で踊った「いけいけピッカピカ」を踊ろうと考え、プレゼントチームはメダルをプレゼントしようと決め、休み時間に準備を進めてきました。

本来ならば、6年生に実際に見てもらいたかったところですが、新型コロナウイルス対応として事前に録画したものをテレビで視聴するという形でした。撮影の時には、実行委員はもちろん、1年生みんなが「6年生にありがとうの思いを届けたい」という思いをもって臨みました。6年生を送る会の感想を子供たちに聞いてみました。

 

・4年生の出しものがすごかったです。どうしてかというと、かいだんをのぼりながらのさつえいがすごかったからです。4年生にはまけたけど、たのしかったし、またいけいけピッカピカをおどれてよかったです。

・やってみてきんちょうしたけど、がんばってやってみたらたのしかったです。

・おりがみでメダルをつくるのがむずかしかったです。でも、こころがあたたかくなりました。

・がんばることがたいせつだとわかりました。

・すごくドキドキしました。すごくしっぱいしていないかきんちょうしました。

・きんちょうしたけど、しっかりとできました。

・きんちょうしたけれど、6年生がよろこんでくれてよかったです。

・6年生に「すごくよかったよ。」といわれて 気ぶんがよくなりました。

・6年生が中休みのときにきて、「じょうずでした。」といってくれてうれしかったです。

・6年生が中学校にいってしまうのは かなしいとおもいました。

 

6年生の出し物の時には、6年生の呼びかけを見て、感動し、涙を流す児童も見られました。それだけ、6年生への思いが強いということですね。

今日で、1年生最後となりました。この1年で子供たちは立派に成長しました。2年生での子供たちの活躍を楽しみにしています。ご家庭でも子供と1年間を振り返ってみてください。1年間本当にお世話になりました。たくさんのご支援、ご協力ありがとうございました。

 

修了式

 令和3年度の修了式を迎えることができました。本年度も新型コロナウイルス感染症対策を講じながらの一年間でしたが、保護者や地域の皆様のご理解とご協力をいただき、児童は充実した学校生活を過ごすことができました。改めて、感謝申し上げます。

 修了式では、6年生とわかくさ学級の代表児童に修了証を授与し、1年生とわかくさ学級の代表児童が立派に1年間の振り返りを発表しました。

【校長講話】

 皆さん、おはようございます。今日は、学校での1年間の学習を終える修了式です。

 まん延防止等重点措置が解除になったので、久しぶりに全校の皆さんが校庭に集まることができました。1年間の学校の終わりの節目の儀式を全校の皆さんが集まって行うことができることをうれしく思います。

 今年も新型コロナウイルス感染症予防のため、様々な制限があった学校生活となりました。しかし、このような状況でも今できることを前向きに過ごしてきました。この前の6年生を送る会はオンラインならではの素敵な会になりました。そして、2年生以上の皆さんにはchromebookが配られ、オンラインでの学習が今まで以上にできるようになりました。1年前には想像できなかったことができるようになりました。解決困難なことでも、みんなで知恵を出し合い、一歩ずつ進んでいくことによりしだいに解決に向かっていくことができると思います。新型コロナウイルス感染症の感染予防の取組はこれからも必要になると思いますが、皆さんもできることをしっかりと行っていきましょう。

 さて、先ほど、6年生とわかくさ学級の代表の人に修了証を渡しました。修了証は、皆さん一人一人が1年間よく努力して、その学年を立派に学んだことを証明するものです。校長先生は、一人一人の修了証に平山小学校長の印を「よく頑張ったね」という気持ちを込めて押しました。お家に帰ったら、家族の人に自信をもって修了証を見せてください。そして、「1年間ありがとうございました。」とお礼を言ってほしいと思います。

 明日は、6年生が卒業式を迎えます。今までたくさんお世話になった6年生と一緒にいられる最後の日です。改めて、6年生の皆さんに「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。

 1年生から5年生の皆さんは、明日から春休みです。4月になり新しい学年としての生活が始まります。春休み中も少しずつ勉強したり運動したりして、規則正しい生活をして、新しい学年への準備をしましょう。4月の始業式には元気な姿で登校してきてください。そして、6年生の皆さんは入学する中学校での新たな一歩を踏み出してください。

 

【”いのち”・学び・地域】東日本大震災の体験者から学ぶ

 3月11日(金)の朝の時間に本校学校運営協議会の根津会長から東日本大震災のことについてお話をしていただきました。根津さんが現地にてボランティア支援をされ、ご自身が見聞きされたことを話してくださいました。大きな地震や津波で街並みが変わったしまったことを写真を交えて教えてくださいました。また、南相馬市の子供たちからも平山小学校のみんなに向けてメッセージも頂きました。

 現地の様子、子供たちの復興へむけたメッセージを聞き、平山小の子供たちは「大きな地震が起きたことを忘れていけないと思いました。」「南相馬の子供たちの言葉を聞いて、私ができることをしたいと思いました。」「地震はいつおきるか分からないから、避難訓練をもっと真剣に取り組みたいと思った。」などそれぞれの心に残ったことを教えてくれました

 

【“いのち”・まなび・地域】昇降口に素敵な作品

3月24日(木)は修了式です。

1年間のまとめの大切な式です。

全員に修了書が担任より手渡されます。

修了式では、代表で修了書を受け取る子、代表で言葉を述べる子がいます。

張り切って迎えていきましょう。

さて、翌日の3月25日は平山小学校の卒業式です。

昇降口には現在、6年生が卒業アルバムの表紙になっている漢字のデザイン画が

飾られてます。これは、平山小の伝統。6年生の卒業アルバムの表紙になるものです。

自分の好きな漢字、中学へ出発の意味を込めた漢字、将来を思い描いた漢字…

それぞれの思いが込められています。素敵な気持ちになりました。紹介します。

 

わかくさ【“いのち”・学び】道徳

わかくさ学級の道徳では、身近な題材を扱い、体験的に理解を深め、生活の中で実践できるようにしています。

わかくさ1・2組「基本的な生活習慣を身に付けよう」

ウィルスから自分の体を守るためにどうしたらよいかを考えました。映像や音楽を使って、正しい手洗いの仕方やマスクの付け方を確認しました。学習のあとには、石けんで手をしっかり洗う様子が見られました。これからも健康に気を付けて生活できるといいですね。

わかくさ3・4組「個性について考えよう」

絵本をもとに、自分自身のことを考える学習をしました。自分の絵本や人形を作ることで、楽しみながら自分のことを見つめ直しました。一人一人違う考えをもっていること、自分だけのすてきなところがあることに気付き、自分や周りの人を大切にできるようにと願っています。

全校【“いのち”・地域】6年生を送る会

 3月10日(木)「6年生を送る会」を行いました。感染拡大防止の観点から密を避け、オンライン形式での開催となりました。

 子供たちは、いつもの年と異なるため最初は戸惑っていましたが、「今できることを、工夫してやろう!」を合言葉に、前向きに取り組んでいました。代表委員児童による運営も、とても素晴らしかったです!

 

▢1年生:ダンス、呼び掛け、プレゼント

▢2年生:呼び掛け、ボディーパーカッション

▢3年生:クイズ、ダンス

▢4年生:動画上映(エピソードドラマ風)、呼び掛け

▢5年生:劇、呼び掛け、大きな手紙(卒業証書)

 

 全校児童が心を込めて準備をしてきた出し物に、6年生全員、感動していました!

 6年生は、「感謝の気持ちでいっぱいである!」「とてもうれしかった!」「思いが伝わってきた!」「メッセージに感動した!」「泣きそうになった!」「平山小って素敵だなと思った。」「平山小がもっともっと好きになった。」「中学校へ行っても頑張れる!と思った。」「いよいよ卒業してしまうという実感が沸いた!」等、振り返っていました。

 5年生からの卒業証書、大切にしますね(6年生児童談)

 最後に、6年生全員から、在校生への感謝の気持ち、5年生へ最高学年を引き継ぐ思い、地域の方々、先生、保護者の方々への感謝の気持ちを呼び掛け形式で伝えました。最高学年らしく、しっかりと、気持ちを込めて伝えることができました。かっこよかったです!

 そして、代表委員児童が作ってくれた花道をくぐり、会終えました。この時の6年生の笑顔、本当に素敵でした!

 会が終わった後、代表委員会の5年生がこのような話をしてくれました。
・6年生が涙している姿にぐっときた。
・6年生が感動してくれてよかった。
・頑張って準備したかいがあった。
・いよいよ僕たちが最高学年になるんだと実感した。
・僕たちが最高学年になると思うと震える。

 とても素敵な会でした!

6年【“いのち”・学び】道徳「命の重さはみな同じ」 

『命の重さはみな同じ』という教材を使い<かけがえのない生命>について学習を行いました。この学習では、「人間や動物の生きることの尊さを知ることから、自他の生命を尊重し、力強く生き抜こうとする態度を育てる。」というねらいがあります。

まず、そもそも「命の重さ」とは何かについて話し合いました。「命の大切さ」「命の価値」「命を大切にする心」「お金より大事なもの」「権利より大事なもの」等様々な意見がでました。

続いて、「命の重さはみな同じ」を読み、「主人公は動物の命をどのように考えていたのか」について話し合い、その後、「自分だったら、子犬の命をどうするか」について話し合いました。

「自分だったら」という問いに真剣に向き合い、友達と話す中で自分の考えをまとめていきました。「動物の命はお金には替えられない。主人公と同じように子犬を助けてあげる!」「子犬が苦しんでいる様子を見てられない。楽にしてやりたい。これも助けることの一種では?」「まずは、市役所等の公的機関に相談すべきではないか。」等、様々な角度から意見が出ました。

最後に、「自分が命の重さについて考えた経験」について話し合い、授業を終えました。

「一度動物愛護センターに行ったことがあり、そこに保護されている動物を見てとても悲しくなった経験がある」等の振り返りがありました。

 

 

3年【地域・学び】道徳「ふるさといいとこさがし」

「ふるさといいとこさがし」

「ふるさといいとこさがし」という教材を通して、郷土のよさについて考えました。

自分達のまちのよさについて「何もない。」と考えていた主人公のみわさんが、町の人達との交流を通して、自分たちのまちにはいいところがたくさんあることに気付くお話です。

 

はじめに、平山のよさについて質問しました。

「自然がいっぱいある。」「公園がたくさんある。」「新鮮な野菜がたくさんある。」など意見が出ましたが。

よさがなかなか思いつかない友達もいました。

 

教材を読み、「みわは、まちのいいところ探しをしてどのような気持ちの変化があっただろう?」と聞くと、

「まちのよさを知って嬉しかったと思う。素敵なまちをもっと自慢したくなったんじゃないかな。」

「まちにたくさんのよさがあってよかった!よさをもっと知って、色々な人に伝えたくなったと思う。」

と、まちのよさを見付けることで、故郷を誇りに思えることに気付くことができました。

 

3年生では、社会科で平山のまちの様子を学び、社会科見学で日野市巡りを行いました。また、総合的な学習の時間を通して、浅川に何度も足を運び、魅力を伝えようと学習してきました。

学習の最後には、今年1年間で学んだり、感じたりした日野市のよいところをたくさん見付け、発表してくれました。

 

ふだんは「当たり前」だと思って流していることも、こうして「テーマ」を立て、改めて振り返ることでその「意味」や「価値」に気付くことができます。子供たちの振り返りには、

「こんなに日野に魅力があるなんてとってもうれしくなりました。」

「もっともっと日野のよさを見付けていきたいです。」

「どんな場所にも見つけようとすれば良さがあるんだな。」

とありました。

こうした新たな思いや、新しい見方・考え方をもてるのが道徳の良さだと考えています。

今回の道徳の授業を通して子供たちは、今まで学んできたことと結び付けて日野市のよさに改めて気付き、自分たちの故郷を大切にしようと考えることができました。

もう少しで春休みです。ご家庭でも、家族みんなで日野のよさを探してみてください!

 

2年生【”いのち”・学び】道徳「ゆきひょうのライナ」

2年生は道徳の授業で「命の尊さ」について考える「ゆきひょうのライナ」を学び合いました。この学習では「生きていることのすばらしさを知り、生命を大切にしようとする態度を育てる。」というねらいがあります。

最後の振り返りでは『「一つしかない命」を大切しているか、「命がある、生きている」と思うのはどんなときか。』みんなで考え道徳ノートに書き、学級で伝え合いました。

・「ママとパパとさんぽをしているとき生きていると思う。」

・「ころんだときに、いたみをかんじる。生きていると思える。」

・「ごはんを食べておいしいと思った時生きていてよかったと思う。」

・「車がおおいところは走らないなど気をつけていのちを大切にしている。」

・「おやつやくだもの、やさいを食べる時にいのちをかんじます。」

・「楽しい時、うれしい時、どきどきしている時。」

・「生きもののいのちも大切だけど魚とか食べ物を食べないとしんじゃう。せっかくのいの

ちをうばって食べているからあまりのこさないようにする。」

・「うれしいことがあった時やすきなことをしている時やごはんを食べられてしあわせと思った時が生きているとかんじます。」

・「ほめられた時や、うれしかった時にいのちがあったとかんじられます。」

・「ねている時に、しんぞうが動いている音がきこえた時に、自分のいのちをかんじました。」

・「うんどうしているときとか体をうごかすといのちがあるんだと思います。」

子供たちは「ライナ」の気持ちや行動の移り変わりを通して生命はかけがえのなさ、生きることなど自分なりの言葉で振り返ることができました。

 

1年生その19 【“いのち”・学び】道徳「いのちがあってよかった」の学習を終えて

 「31 いのちがあってよかった」という教材を通して、たった一つのかけがえのない命を大切にしようとする態度を育みたいと考えました。

 今回取り上げた「いのちがあってよかった」という教材は、主人公・ちあきの1年前の話のことです。ちあきが祖母の家に泊まりに行った時、道を渡ろうとして飛び出し、交通事故に遭い、救急車で病院に運ばれて入院することになってしまったという内容です。

 1年生という発達段階から、日々の生活経験の中で生きていることのすばらしさを感じ取ることができるようになればと、当たり前のことで見過ごしがちな「生きている証」を実感させたいと思い学習計画を立てました。

 

 授業冒頭では、まず「『いのち』と聞いて どんなことが思い浮かびますか。」と尋ねてみました。

子どもたちから

・しんじゃうのかな 

・大せつなもの 

・こころといっしょ 

・じぶんのからだに1つしかない

・ないと生きられない

などの反応が返ってきました。普段なかなか「いのち」について考えることも少ないと思うので、意見が出にくい印象がありました。

 

 教師による教材文の範読の後、挿絵を基に、この物語の主人公であるちあきさんの気持ちについて子どもたちと考えていきました。

◇病院のベッドでお母さん、お父さんの顔を見た時のちあきさんの気持ち」について

・なにがおこったんだろう。

・なんでおとうさんやおかあさんがかなしんでいるんだろう。

・かなしい気もちといたい気もち。 

・あたまとかうって いやな気もちになった。

・生きていてよかった。

・ちゃんと左右をかくにんすればよかった、とび出してしまって(かぞくにたいして)ごめんね。

・もしかして しんでしまっていたかもしれない。

 

本文の中盤、主人公のちあきさんが右手にギブスを付けることになり、日常生活が送れない様子が描かれています。

◇「ギブスをして生活をしている時のちあきさんの気持ち」について

・生活がしづらいな。

・かなしい、つらいなあ。

・自分をサポートしてくれている人に申し訳ない。

・わたしのためにありがとう。

・かんしゃするくらいうれしい。

・かぞくがいてよかった。

・生きていてよかった。

 

そして、教材文のクライマックスである、登場人物の父親からさらに主題について考えを深めていきました。

◇「『なまえをよんでもおきないときは、しぬんじゃないかとおもったよ。ちあき、よくがんばったね。』という父親の言葉を聞いた時のちあきの気持ち」について

・おとうさんにたいして「ありがとう。」という気もちになった。

・おとうさんにびっくりさせちゃって ごめんね。

・わたしのこと、そんなに たいせつだったのか。

 

物語の最後、十日間入院して退院することになったちあきさんを家族総出で退院のお迎えに来てくれたシーンが出てきます。

◇「その時のちあきさんの気持ち」について

・しんぱいをしてくれて ありがとう。

・こんなにしんぱいをしてくれたんだ。

・いままでめんどうを見てくれてありがとう。

・しんぱいをかけてごめんね。

・入いんしているときにいろいろしてくれてありがとう。

・大人になってじぶんの子どももこんな目にあわなければいいな。

  

学習のまとめとして、教師の体験談や子どもたちへの思いを伝え、「てのひらを太陽に」の曲を聞きながら学習を終えました。学習後の子どもたちの振り返りには、

・いのちってこんなにも大せつで大じだなとおもった。

・いのちを大せつにしないといけないなとおもった。

・いのちは一つしかないから大せつにしていきます。

・いのちが一ばん大せつとおもった。

・いのちは大せつな人のためにあるとおもった。

・じこにはあったことはないけれど、わたしもびょういんに入いんしたことがあります。ママやパパにごはんをたべさせてもらったり、本をよんでもらったりしてうれしかったです。

・じこにあうとこんなにおうちの人がしんぱいするんだなとおもいました。

・みんなのいのちもまもれたらいいです。

・(ちあきさんのかぞくは)かぞくをうしなわなくてよかったです。

・ちあきさんが『いのちがあってよかった。』と気づけたなら、わたしは まんぞくです。ちあきさんは、いのちがたすかってよかったです。

・うたをきいて、生きてるってたいせつなんだなあ とおもいました。

・「手のひらをたいように」のうたはいのちにかかわるきょくでとてもいいきょくだとおもいました。

・いのちは、せかい一たいせつなものであるということが、わかりました。いのちは、虫にもさかなにも、どうぶつにもあるんだなとおもいました。

 

 子どもたちが少しでも命の大切さを実感し、自分の命も友達の命も家族の命も大切に感じてくれたらと思います。

 ぜひご家庭でも生命の尊さのお話などをして対話をしていただけたら幸いです。子どもたちから「こんな話をしたよ。」という報告を楽しみにしています。