活動日誌

2022年3月の記事一覧

東日本大震災を体験者から学ぶ教室

3月11日(金)は、東日本大震災発生から11年目の日です。

本校では、あの災禍を忘れず、また子供たちが自分で自分の命を守ることができるように「東日本大震災体験から学ぶ教室」として、3月10日(木)に文部科学省総合教育政策局 男女共同参画共生 社会学習・安全課 安全教育調査官 森本 晋也 様をお招きして、全校でオンラインの授業をしていただきました。

森本先生は、震災発生時に釜石市にいらして震災を体験されました。実際の津波の猛威を撮影していた方の記録から見せていただいたり、水の勢いのすごさを実験から教えていただいたりしました。また、震災のときにどのように逃げたかのインタビューや震災が来る前から津波に備えるDVDを制作していたという地元の中学生の皆さんの作品も見せていただきました。1年生から6年生まで、森本先生のお話を真剣に聞き、画面を食い入るように見ていました。

クイズも交えながら、備えることの大切さ、「自分の命は自分で守る」「できることをやる」と、大変貴重な授業をしていただきました。

森本先生、どうも、ありがとうございました。

 

 

インクルーシブ教育 講演会

 

3月3日(水)に、東京パラリンピック競技大会で道下美里選手のガイドランナーを務め、道下美里選手の金メダルに大きく貢献をした青山由佳様をお迎えして、インクルーシブ教育の講演会・体験授業を行いました。青山様は、リオデジャネイロ大会でも道下選手のガイドランナーを務めて銀メダルだったのですが、金メダルを目指して5年間練習に取り組んでいらしたそうです。

 インクルーシブ教育では、障害のある人と障害のない人が触れ合い、交流をしていくという機会をもち、人々の多様性の尊重、相互に人格と個性を尊重し、支え合うことの大切さを学び、共生社会の形成に向けての基礎を養うことをねらいとしています。

1校時は、5・6年生がリモートで青山様のお話を伺い、2・3校時は、6年1組、6年2組がガイドランナーの体験をしました。

ガイドランナーとして、

①常に冷静で、前向きな気持ちでいること

②自分自身を高める意識をもつこと

③感謝の気持ちを持ちつづけること

を心掛けていらっしゃるそうです。

ガイドウォークの体験授業では、2人1組となって、目を隠している友達を、ロープを通して案内しました。

ガイドランナーは、短く相手にわかりやすい言葉で伝えなければなりません。段差や曲がり具合など、実際にやってみる難しい、という声が聞かれました。やっているうちにガイドする声もだんだんとはっきりとして、真剣に伝える姿が見られました。大変貴重な体験となりました。

  

青山様、どうも、ありがとうございました。