学校日記

学校日記

委員会活動の取組

以前紹介した掲示板の活用の続きです。

コロナ禍で例年どおりの活動がしにくい「委員会活動」ですが、
そんな中、掲示板や学校放送を使って
全校児童に啓発活動をしようという動きが生まれました。

いつもの「当たり前の活動」から
「よりよい学校づくりのために今できること」を考えた
高学年の子供たちの工夫が、ここに凝縮しています。

代表委員会(ふわふわ言葉キャンペーン)

本校の生活指導の重点の1つが挨拶です。
挨拶と言っても「おはようございます」「さようなら」だけでなく
人とのかかわりを円滑にするための「言葉の使い方」を大切にしています。

代表委員会では「ふわふわことば」「ちくちくことば」
に関するアンケートを実施し、その結果と考察をまとめました。
給食の時間では代表児童から全校児童に向けて情報を発信しました。


保健委員会(健康に関する情報発信)

保健委員会では、健康生活に関する豆知識を新聞形式にして発信をしています。
換気のこと・手洗いのこと・けがの手当て・生活習慣の見直し等
日を追うごとに情報量が豊かになっています。

この掲示板が作られた当初は、発信される情報も少なかったのですが
ある委員会の活動が、別の委員会の刺激となって
新しい活動を生み出しているように思います。

職員室のマイクから、全校児童に呼び掛ける高学年児童の姿は頼もしく
「自分たちがよりよい学校づくりに貢献している」という思いを感じます。

放送委員会 1年生にインタビュー!

本日のお昼の放送は1年生へのインタビューです。


放送委員『どんな2年生になりたいですか?』
1年生『挨拶ができる2年生になりたいです。』
   『漢字が書けるようになりたいです。』
   『算数、国語ですぐに答えられるようになりたいです。』


放送委員『1年生に何をおしえたいですか?』
1年生『分からないことをおしえてあげたいです。』
   『やさしく昔遊びをおしえてあげたいです。』
   『なわとびの2重跳びをおしえてあげたいです。』


放送委員『2年生で頑張りたいことは何ですか?』
1年生『先生の話をきちんと聞きたいです。』
   『給食を残さずに食べられるようになりたいです。』
   『漢字が書ける2年生になりたいです。』

入学してから上級生のお兄さん、お姉さんにたくさん教えてもらった経験から、
次は自分が1年生におしえたい!と成長した言葉を聞くことができ、
とても頼もしく思えました。

一人一人が、確実に大きく育っていることを感じます。

図書委員会からの発表!


コロナ禍の中、いつも通りの活動ができない委員会活動ですが
5年生・6年生の子供たちは「今できること」をモットーに
それぞれが活動内容を工夫して取り組んでいます。

この日は図書委員会の出番。
図書委員より各クラスの本を借りた数ランキング1位の発表がありました。

発表の瞬間『おおっ!』『すごい!』等の歓声が職員室まで届きました。

図書委員会の試みで読書に対するわくわくの気持ちがわきました。
学校全体で読書へのモチベーションが上がったことと思います。

コロナ禍で図書室の本を借りられない、読めない時期もありましたが、
委員会の人たちのおかげで、本校の読書活動が支えられていることを感じました。

それにしても、アナウンスをする児童の上手なこと。
これを聞いていた職員室の教職員も、
思わず拍手でほめたたえたくなるほどの上手さでした。

3年点字授業

街の様々な場所で見る、視聴覚障害者にとって大切な点字。
でも何が書かれているのかわからない人が多いと思います。
今日は中央図書館の講師の先生方に点字について教えて頂きました。
そして視聴覚障害者の方々とコミュニケーションをとる時に
『声で伝える』大切さも学びました。
例えば、物を置くときに黙って置くとどこに置いたのか分かりません。
『ここに置きます。』
と声に出して伝えることが大切と教えていただきました。





子供たちは、点字を学ぶということだけではなく、
コミュニケーションの大切さも学んでいます。

予告なしの避難訓練2

緊迫した様子で緊急放送が校内に流れました。

明らかにいつもとは異なる雰囲気をみんなが感じ取ったと思います。
この日は、児童はもちろん、教職員にも予告なし
しかもお決まりの「訓練!訓練!」から始まるものとは異なるものでした。

『自分の命を守る行動をとりなさい。』
『正しいと思う行動をとってみなさい。先生は指示を出さず見守るように。』
『助けてくれる先生や大人の人がいつもそばにいるとは限りません。』

『自分の命は自分で守るのです。』
『命は失ってしまったら二度と元には戻りません。命は宝物です。』

と一人一人の心に強く響く言葉が校長からありました。

 

もし災害が起こった時にパニックにならずに
自分の命を守るためにどのような行動をとればよいか、
自分自身で真剣に考えることができる避難訓練でした。


この訓練のあと、いくつかのクラスから感想が届きました。
一部を紹介します。

【一年生】
・本をよみたかったけど、こうちょうせんせいのはなしをきいて
 いのちとひなんくんれんがだいじだとおもった。
・みんなとじぶんのいのちがたすかってよかった。
・まえのくんれんをおもいだして、早くハンカチとぼうさいずきんをよういした。

【三年生】
・はじめは本当にじしんが来たんじゃないかと思いました。
 本当に来たら、くんれんを思い出してその行動を生かしたいです。
・ぼくたちはまだ大きな災害をけいけんしたことがないけれど
 自分の命は自分で守れるようにしっかりやっていきたいです。
・失った命はもうもどってこないことも分かりました。

【六年生】
・避難訓練はこうである、と普通に思っていたことが違っていた。
 先生の言うことを聞き、校庭に出ることだけが訓練と思っていた。
 自分の命は自分で守るという言葉は、自分が考えて避難をするということ。
 これからも先生の指示に、自分でも考えを加えて行動していきたい。
・自然災害はいつどこで起こるか分からない。けれども、いつどこで起ころうと
 避難訓練が役に立つことがわかり、より真剣に取り組もうと考えた。
 実際に起きた場合、冷静に対処し、災害の特性に合った判断が
 できるようになりたいと思った。

 子供たちの心に何かが残った気がします。