日誌

2022年10月の記事一覧

潤徳日時計

10月は不順な天候が続きましたが、ようやく秋らしい晴天が続くようになりました。

今日もとてもよいお天気。気温もちょうどよく、外にいるだけで気持ちよくなります。

校内を回っていると3年生が階段を上がっているところに会いました。

聞いてみると、これから屋上に行くとのこと。

何だか気になります。

一緒についていってみました。

すると、屋上には長い棒が1本立っています。

子供たちはその周りを囲んで、ノートに一生懸命記録をしています。

理科の「地面の様子と太陽」の学習で、1時間ごとの棒の影の位置を調べているのです。

校長が一緒に行った時刻は午前11時。

次は、正午に記録をとりに来るとのことです。

「3年生も大変だなぁ。」などと考えながら校庭に出てみると、3年生の別の学級が作業をしています。

何をしているのか聞いてみると、影の位置を調べているとのこと。

屋上で調べていた学級とは違う方法で記録しているようです。

自分のノートに鉛筆を立て、影の動きを記録しています。

ノートそのものが時計の文字盤のようになるわけです。

日時計は、紀元前4000年頃にエジプトで誕生したとのことです。

およそ6000年の時を超え、「潤徳日時計」が本日完成しようとしているわけです。

正午が近付き、再度、屋上に行ってみると、3年生たちが記録をとっていました。

3年生A「校長先生、記録するたびに影が動いているんだよ。知ってた?」

きっと、古代エジプト人も同じように驚いていたことでしょう。【校長】

6年生 調理実習

本日、6年生の調理実習があり、野菜炒めを作りました。

今年の調理実習では、児童が時間を有効的に使いながら、主体的に調理実習を行えるように、様々な場面でICT機器を効果的に取り入れました。

 

①前回の授業で調理実習の班目標と、個人目標をミライシードのムーブノートに記入しました。

 具体的に目標を立てるために、「なぜなら」「そのために」とキーワードになる言葉を提示しました。

 

② 調理実習のタイムスケジュールをテレビに映しました。

  また、黒板にもタイムスケジュールを提示し、児童が視覚的に見通しがもてるようにしました。

 ③ 調理実習中は、各班の机上に2台のchromebookを用意させました。

  1台は、調理の手順と班で話し合って決めた役割分担が表示されているスライドを確認するため。

  もう1台は、記録係りが調理の様子をムーブノートに記録するためです。

 【   】に中に名前を入れて、役割分担を表示しています。

 

 おいしい野菜炒めが完成しました!!

 

④ 振り返りをムーブノートに記入しました。

 ICT機器を取り入れることにより、児童が時間を意識しながら調理実習に取り組む様子や、自分の役割を自覚し、新たに自分のやることを探す様子が見られました。

まだまだ他のクラスの調理実習は続きますが、怪我のないよう安全第一の調理実習に努めながら、今後もICT機器を効果的に取り入れていきたいと思います。

マットで遊ぼう!

1年生が体育館で体育の授業をしていました。

担任に聞いてみると、小学校で初めてのマット運動とのことです。

まずは、準備が大事。

4人でマットを歩いて運ぶこと、持ち手の部分(通称「耳」)のところをマットの下に入れることなどを徹底します。

みんなで協力して、マットの準備ができました。

まずは、「丸太」になって転がるところからスタート。

中には、マットからはみ出して転がってしまう子もいます。

「ゆりかご」です。背中を丸め、反動をつけて、揺れて戻る練習です。「後転」の基礎となります。

「まえころがり(前転)」です。

体がまだ大きくない1年生。多くの子が「くるりん」と上手に回っています。

おなか周りの気になる校長にとっては、そろそろ難易度の高い技になってきました。(苦笑)

最後は、マットを2枚並べ、二人で「丸太」に挑戦しました。

息を合わせないと上手に回れず、キャーキャーと声を上げて楽しそうに回っていました。

マット運動は、日頃の外遊びなどでは行わない動きが多くあります。多様な動きを経験する中で運動能力の向上につなげてほしいと思います。【校長】

150周年前年祭 「ほほえみ集会」

本日5校時に「ほほえみ集会」を行いました。

この2年間、新型コロナウイルスの影響により実施できておりませんでしたが、今年度は対策を行い、2年ぶりの開催となりました。

 まずは、前半のグループ(1班~33班)が校庭に集まりました。開会式では、代表委員の児童が司会をしました。久しぶりに行われる「ほほえみ集会」に児童は、ワクワクしている様子でした。

 

その後、たて割り班対抗「〇×列車ゲーム」を行いました。1年生から6年生で列車を作り、みんなで相談して〇×クイズをしました。「きっとまるだよ。」「いやいや、ばつだよ。」と異学年が交わり大盛り上がりでした。

 

校庭に集まっていない班(33班~63班)は、それぞれのクラスでたて割り班遊びを楽しみました。「伝言ゲームや」「ビンゴ」など、たて割り班の6年生が考えた遊びを、みんなで楽しんでいました。

 

後半には、活動場所を交換し、またそれぞれの場所でたて割り班遊びを楽しみました。どちらのグループも大盛り上がりで、楽しむ子供たちの様子が見られました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、異学年で関わり合うことが減ってしまいましたが、異学年で交流し合うことは学校教育にとって大きな役割をもっています。高学年は、年上として下学年をまとめ、下学年はそのような姿を見て憧れをもつ。そういった中で、異学年で生活する学校教育の意義を子供たちに実感させていきたいと思います。

これからも、異学年の関わりを意識した活動を行っていきたいと思います。

「水の郷 日野市」について考えよう!

担任「『日野市と言えば・・・』何でしょう?」

こんな問いかけから5年生の道徳の授業が始まりました。

5年生A「緑がいっぱい!」

5年生B「水がきれい!」

5年生C「高幡不動尊!」

5年生D「京王ライナーの停車駅がある!」

日野市のよいところや特色が次々に発表されます。

今日の授業では、そのうち、「水」について考えます。

日野市は、平成7年度に国土交通省から「水の郷百選」のうちの1つの地域に選ばれています。

「水の郷百選」には、水環境保全の重要性について広く国民にPRし、水を守り、水を活かした地域づくりを推進するため、地域固有の水をめぐる歴史・文化や優れた水環境の保持・保全に努め、水と人との密接なつながりを形成し、水を活かしたまちづくりに優れた成果を上げている全国の107地域が認定されています。

東京都では、墨田区と日野市の2つの地域のみが認定されているとのことです。

さらに、授業では、こうした美しい水環境を守るために、行政、ボランティア、日野市民自身が取り組んできたことについて考えます。

5年生E「『水辺の楽校』のみなさんにもお世話になっています。」

5年生F「私も、川をきれいにするクリーンデーに参加したことがあります。」

5年生にとっても、自らが関わる活動であることを意識させます。

昔は、川の環境を悪化させる行為は、子供であっても厳しく罰せられたほど厳しいきまりがあったとのことで、今、こうした厳しいきまりが必要かどうかについて、互いに意見交換しました。

授業の振り返りをChromebookで共有しましたが、次のような感想が書かれていました。

5年生G「今日の授業を通して、『水の郷』に選ばれたことにこれからも誇りをもって、河川や用水の自然を守っていきたいと思った。」

5年生H「日野市が『水の郷』に選ばれたことは初めて知ったので、浅川やその他の自然環境をより大切にしようと思った。そのために、自分もゴミ拾いやボランティア活動をしなければならない。」

子供たちの感想を見ながら、この美しい郷土の環境を将来にわたって守ってほしいと強く感じました。【校長】