日誌

2024年8月の記事一覧

台風は九州通過中なのに?

先週から日本への影響が続いている台風10号。

迷走気味なうえ、のろのろ台風で、影響が長く続いています。

昨日、九州地方に上陸した台風10号ですが、遠く離れた関東地方にも大きな影響が出ています。

昨夜の23時からの日野市の1時間雨量は52.5mm。

まさにバケツをひっくり返したような雨が長時間続きました。

なかなか寝つけなかった方も多いのではないでしょうか。

一夜明けると、予想どおり、校庭は見事な?「潤徳池」と化しています。

鉄棒が水没している様子は、被災地の映像を見ているようです。

このような状況ですので、正門を閉じ、東門から学校に入るよう掲示をしておきます。

児童の登校前にふれあい橋のところに行ってみました。

橋脚のかなり上のところまで水位が上がっています。

いつもは穏やかな浅川の流れが濁流に変わり、堤防を越えてしまうのでは?と考えてしまいます。

ふれあい橋そのものや「浅川サイクリングロード」は通行可能で、子供たちの登校に影響はなさそうです。

それにしても、ふれあい橋を渡っている人の多くがスマホで浅川の様子を写真に撮っていて、いかに普段と違うか考えさせられました。

私自身も、緊急時だと分かっていても、浅川の様子を見て、「この写真、理科の『流れる水のはたらき』の学習に使えるかな・・・」などと考えてしまいました。悲しい教員の性(さが)です。

校内にも雨漏りの箇所があり、「歴史ある校舎」が大雨に耐え切れなくなっています。

雨どいからも滝のように激しく水が落ちています。日光移動教室のときの華厳の滝の水量より多いかもしれません。(苦笑)(詳しくは、こちら

登校してきた子供たちは、指示に従って、東門から校地内に入ってきます。

広大な「潤徳池」を呆然と眺める子供たちです。

 

今日の10時現在でも速度が上がらず大分県付近を通過している台風10号。

今日の下校も雨雲レーダーを見ながらの判断となります。

今後の進路もはっきりせず、週明けにも影響が残るおそれがあり、落ち着かない週末になりそうです。

不要不急の外出は控え、気を付けてお過ごしください。【校長】

食物アレルギーのことを知ろう!

今週は、各学年の身体測定が行われています。

養護教諭は、この機会を生かし、学年の実態に応じた保健指導を行っています。

今日は2年生の身体計測の日です。

養護教諭は、絵本を使いながら、食物アレルギーに関する保健指導を行いました。

学校生活で最も楽しい時間は給食の時間。(注:校長の場合)

その楽しい時間でも、場合によっては生命に関わるときがあります。

それは、食物アレルギーで重篤な反応が出てしまう場合です。

身近な食品の中にもアレルギーが出やすいものが多くあります。

 

学校は集団生活をする場ですから、食物アレルギーのある子だけが気を付けていればよいわけではありません。

例えば、遠足のときに「おやつ交換」しないことなどが約束となっています。互いに気を付けて生活することが大事なのです。

(校長が子供のころは、遠足の「おやつ交換」が何よりの楽しみでしたが・・・。時代は大きく変わりました。)

 

私が本校に着任して3年目になりますが、食物アレルギーの子は年々増加しています。現状では3%強の児童が給食時に何らかの対応が必要な状況となっています。

低学年に対象の児童が多いこともあり、今回の保健指導はとても有効なものになると思います。

 

体はすくすくと成長する子供たちですが、摂取する食品には十分気を付けていかなければなりません。

学校でも、日々の給食提供には細心の注意を払っています。

毎月、食物アレルギーのある子のための献立を作成していますが、栄養士、養護教諭、管理職がチームになって、誤りがないかどうか繰り返しチェックします。

校長、副校長が読み合わせをして一人一人の献立を確認するのは毎月恒例のこととなりました。

こうした個別の献立表に基づいて、給食室では食物アレルギーに配慮した除去食を作っています。

また、ご家庭から代替品を持参していただく場合もあります。

アレルギー反応でも特に重篤な状態であるアナフィラキシーが心配される児童には、場合によっては、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐためのエピペン(アドレナリン自己注射薬)の対応が必要になることもあります。職員室には、ご家庭からお預かりしたエピペンに大きな名前を書いて吊るしています。(写真では、名前を消去しています。)

万が一のことがあった場合でも、すぐに対応できるよう準備しています。

年度当初にも教職員がアレルギー対応の研修を行っています。(詳しくは、こちら

教職員も児童も食物アレルギーの理解を深め、安全で楽しい給食の時間にしたいと考えています。【校長】 

俳句審査会

4年生の教室の前を通りかかると、黒板の前に子供たちが群れているのが見えました。

校長「何をやっているの?」

4年生A「昨日作った俳句をみんなで見合って、よいと思う句にシールを貼ってるの。」

4年生の国語のスタートは「夏の思い出」に関する俳句を作り、互いに審査して、なぜよいと思ったのか意見交換をする活動を行っています。

 

4年担任「せっかくだから、校長先生にもシールを貼ってもらおうか。」

うわ・・・来た、このパターン。何が「せっかく」なのかよく分からないし・・・

と思ったものの、熱い子供たちの視線を浴び、断わるわけにもいきません。

おまけに、担任からは特別に「金シール」が渡されるし・・・。

校長なりに真剣に考え、3句を選んでシールを貼りました。

子供たちのリアクションは大きいですから、なぜ選定したのか理由を伝えなければなりません。

そこで、校長のミニ授業です。

子供たちに「情景」という言葉を教えました。

子供たちの作品を見ていると、句末が「楽しいな」などの言葉で終わっているものが多く見られます。

「楽しい」とか「うれしい」という気持ちを表す言葉を直接入れなくても、その場の様子や気持ちを想像することができるのがよい俳句だということを話しました。

4年生B「校長先生、なかなかやるな~。」

日光移動教室で「校長賞」を選定している経験が生かされます。(詳しくは、こちら

俳句や短歌は、制限のある文字数の中でいかに表現できるかが大事で、言葉の力が育まれます。

「和の心」にも通じますから、折に触れて取り組んでほしいものです。【校長】

【JDTA】東京教師養成塾生特別教育実習、後半開始!

第21期の東京教師養成塾生が本校で実習を行うようになって、9か月が過ぎようとしています。(最初の様子は、こちら

本校は、市教委から「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」の対象校として、「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を認めていただいています。

将来、教職を志す多くの学生に本校で多様な経験を積んでもらい、夢と希望をもって、将来の教育を担ってほしいというプロジェクトです。

当然、この東京教師養成塾生の実習も「JDTA」の取組ということになります。

これまで、昨年度の2年生で低学年、今年度の5年生で高学年を実習で経験してきていますので、2学期からは中学年の経験として、4年生を中心に実習を行うことになりました。

まずは、4年生の各教室であいさつをしました。

学級によっては、質問攻めにあう場面もあり、元気な本校の4年生の実態を感じたようです。

今日は、4年生での実習の初日ですので、学習の様子を参観し、児童理解を進めることが中心となりました。

給食、清掃などの所属学級は4-4になりますが、これから運動会練習なども始まり、学年で行動することも多くなりますから、多くの4年生に関わることになるはずです。

児童下校後は、指導教員と綿密な打ち合わせを行います。

本校のことにも慣れてきているので、10月中旬までの実習でさらに多くのことを学び、来年度、教員として任用された際には、即戦力となる技術を身に付けてほしいと期待しています。【校長】

6年生に期待しています!

今日の3時間目は、6年生の学年集会が体育館で行われました。

2学期以降は、卒業を意識した行動が強く求められるようになります。

学期の初めに、同じ目標をしっかりもつための集会です。

最初に、校長から話をしました。

いきなり、6-4の出席番号が最後の児童を呼び、卒業証書を渡します。

ざわつく6年生たち。

そんな6年生たちに語りかけます。

・卒業までの登校日数は、あと133日である。

・言い方を変えれば、あと133回、学校に来たときには、このように卒業証書を受け取るわけである。

・このイメージをしっかりもってほしい。

・卒業証書を受け取るときに、「潤徳小、最高だったな」と思えるかは、この133日の過ごし方にかかっていると言っても過言ではない。

・今日は小学校最後の8月27日、明日は小学校最後の8月28日である。全てに「小学校最後」がつく。

・一瞬一瞬を大切に、全力で過ごしてほしい。

・そのためのポイントとなるのが「校長先生との3つの約束」(何でも一生懸命頑張ること・自分も周りの人も大切にすること・他の人の話を真剣に聞くこと)である。

・潤徳小は開校150年を過ぎた、日本で最も古いグループの中の伝統ある学校である。

・伝統の何がすごいのか。

・これまでの150年の卒業生たちは、その前の卒業生を越えようとして頑張ってきた。このことが150回積み重なっている。

・ゲームで例えれば、「レベル151」になろうとしているということである。歴史が10年しかない学校は「レベル10」にしかなれない。

・一方で、去年の卒業生よりレベルが下がってしまえば、伝統の力はなくなってしまう。

・みなさんは、あの150周年をやりきった去年の卒業生を越えなければならない。そのことを目標にして頑張ってきたはずだし、みなさんなら必ずできる。

・2学期は、運動会、音楽会、連合音楽会、潤フェス2と6年生が中心となる行事が続く。

・来年「レベル152」を迎える、今の5年生たちに格の違いを見せつけてほしい。

・みなさんが「簡単には越えられない壁」となることで、伝統校の潤徳小の力が高まっていく。

 ・みなさんが努力すれば、3学期の「6年生を送る会」で下級生たちは心から、みなさんと別れることを淋しく思うだろう。そんな存在になってほしい。

・みなさんに強く期待している。潤徳小はみなさんに預けた。「子供たちがつくる学校プロジェクト」はみなさんにすべてかかっているので、全力で取り組んでほしい。

子供たちは静かに聞いていました。校長の思いが届くことを願っています。

次に、人事異動により、学年の体制が変わりましたので、新しい6-2の担任からあいさつがありました。

学年主任からは、2学期からの目標について話がありました。

行事等で頑張っても、日ごろの生活態度が乱れていては、下級生からの信頼は得られません。

○あいさつをしっかりすること

○時間を守ること

この2つを意識して取り組むことを全員で確認しました。

続いて、運動会の徒競走や係活動についての話がありました。

係活動は、今年度から5年生も加わります。

6年生がリードしていかなければなりませんので、早めに取り組んでいくことなどについて説明がありました。

運動会の表現についての話もありました。

本番用の衣装を早くも着用して、子供たちの意識を高めます。

今年度は、例年に加え、○○も行うとの宣言もあり、子供たちの表情も引き締まりました。

最後にたて割り班の話がありました。

「これまでにない、新しいものを創っていこう!」との話がありました。

たて割り班も「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大事な柱です。

6年生のリーダー中心に、全員で活動の充実を図ってほしいと思います。

様々な話のあった学年集会でしたが、6年生たちは最後までしっかりと聞いていました。

「最高の卒業式を目指す」という思いが全員一致することで大きな力が生まれます。

2学期以降の「6年生パワー」に大いに期待したいものです。【校長】