日誌

2022年7月の記事一覧

潤徳てんでんこ

今朝も、自転車で学区域を回ってみました。

最近は、熱中症予防を目的に登校中の子供たちに声掛けをしながら回っているのですが、今日はちょっと違います。

台風4号から変わった低気圧の影響で、浅川の状況がどうなっているか様子を見ることも目的に加えました。

すると、早速、様子が激変しています。

校舎裏の「とんぼ池」が「涸れ池」になっています。

昨日、2年生に「生き物捕り」でさんざん池を荒らされ、そして、水が干上がり・・・。

ザリガニをはじめとした「とんぼ池」の生き物たちの気持ちを思うと、気の毒で仕方ありません。。。

その原因は、浅川から向島用水路への取水口が閉じられたからです。

近隣住民の方の安全のために、雨の中、水門を閉じる作業を行ってくださった方々のご苦労には、頭の下がる思いです。

幸い、予報より雨量が少なかったせいか、浅川の様子はいつもと変わっていませんでした。

ふれあい橋で出会った子供たちは、「校長先生、川を見て何してるの?」と不思議そうでしたが、校長としては一安心です。

今日は、たまたま、7月の避難訓練の日です。

登校直後、暴風雨により、浅川決壊・洪水の可能性があることを想定した、浅川に隣接する本校ならではの訓練です。

本校の敷地は、浅川が氾濫すると、0.7m浸水する可能性があるのです。

2階の教室にいる児童が、直上の3階の教室に避難します。

3階の教室では、2学級分の児童が避難することになるわけです。

日頃から、「おさない、かけない、しゃべらない、もどらない」の「お・か・し・も」の約束を徹底しているため、異学年の子供たちが集まっていても、静かに待つことができています。

さすが、潤徳小の児童。合格です。

私は、訓練の講評として、台風4号の状況次第では、訓練ではなく、いきなり本番になった可能性があったことやとにかく、洪水などの危険が迫った場合は、少しでも高いところに避難することを全校放送で児童に伝えました。

今日は、訓練のため、整列して、2階から3階に避難しましたが、実際には、そんなゆとりはなく、すぐに3階に避難しなければならないことも想定されます。

東日本大震災の際、とにかく津波が起きたら「てんでんこ(「てんでんばらばら」で高いところに逃げて身を守ること)」で行動することが教訓となりました。

本校の場合も、とにかく、身を守るために、「高いところに逃げる」ことが反射的にできるよう、訓練を続けていきます。

それにしても、子供たちの命を守ることが学校の責務であることは十分分かっていますが・・・、コロナ再拡大、熱中症予防、台風と、気の休まる時がありません。【校長】