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2025年5月の記事一覧

薬物乱用は、「ダメ。ゼッタイ。」

今日は学校公開の2日目です。

1時間目は、6年生を対象とした「薬物乱用防止教室」が開催されました。

昨日は1~5年生の「セーフティ教室」が行われましたが、「薬物乱用防止教室」も自分の身を守るための学習です。

 

今回は、ライオンズクラブ国際協会の方を講師にお迎えしました。

 

大麻、ヘロイン、コカイン・・・

子供たちが聞いても、危なそうに感じる薬物が次々と紹介されます。

しかしながら、例えば、鎮痛のための薬物には麻薬と同じ成分が使われていることを学びます。

違法薬物とは紙一重の差である場合があるのです。

市販薬であっても、中毒性が見られる場合があります。

いわゆる「オーバードーズ」の問題です。

心の安定を得るため、市販薬を100錠摂取するという高校生の実話の紹介もありました。

「くすり」には「リスク」があるのです。

 

高校の教室で大麻の売買がされていたという実際の事件についても紹介がありました。

講師の先生「大麻がいくらで売られていたと思う?」

6年生A「200万円!」

6年生B「1億円!」

違法薬物を遠い存在と考えている6年生にとっては、非常に高額な物と捉えているようです。

講師の先生「9000円で売買されていたようです。これならお年玉でも買えてしまいますね。」

まず、敷居を低くし、中毒性が見られるようになると次々購入するようになってしまうとの話がありました。

甘い誘惑に負けない強い心をもつことが大事です。

誘われてもきっぱりと断る強い意志をもってほしいと思います。

講師の先生から最後に「薬物に関わって幸せになった人はいない。後悔あるのみ。」というまとめのお話がありました。

しっかりと心に留めてほしいと思います。

会場の体育館を出る際に、違法薬物のサンプルをじっと眺める子供たち。

「ダメ。ゼッタイ。」です。【校長】

セーフティ教室

東京都の公立学校では、非行や犯罪被害を防止することを目的として、セーフティ教室を開催しています。

本校では、こうした取組を保護者等の方にも知っていただき、家庭内での話題にしていただきたいと考え、学校公開の期間に合わせて実施しています。

2時間目は、3・4年生のセーフティ教室です。

講師として、日野警察署の方々においでいただき、お話をいただきました。

 

今回のテーマは「考えよう、やってはいけないこと」として、犯罪防止について理解を深めます。

DVDでは、万引き、自転車泥棒、いじめを例に、こうしたことは犯罪になることについて説明がありました。

犯罪から身を守ることも大事ですが、自分が犯罪をしないことも大切です。

「自分がされて嫌なことは相手にもしない」ということが社会生活を送るうえで必要であることを学びました。

3時間目は、1・2年生のセーフティ教室です。

「Juntoku English Week」ですから、英語の挨拶でスタートです。

校長「Hello!」

1・2年生、保護者等の方々「Hello!」

校長からは、「セーフティ」は英語で「安全」という意味があり、自分の身を自分で守るための大切な学習であることを伝えました。

また、先日、立川市の小学校で起こった事件を例に、いつ、自分の身に危険なことが起きるか分からないので、「セーフティ教室」で学んだことをとっさの場合でも生かせるようにしてほしいと話しました。

今回は、不審者対応「いかのおすし」について、詳しくお話を伺いました。

知らない人について「いか」ない、車に「の」らない、「お」おごえを出す、「す」ぐ逃げる、大人の人に「し」らせるという基本を日野警察署の方から具体的に教えていただきました。

特に低学年の安全は、周りの大人が守ることが大事です。

多くの保護者等の方々にも聞いていただきましたので、家庭内でも話題にしていただけるとありがたく思います。

2時間目、3時間目には、5年生が「情報ネットワークのもつ危険」について教室でビデオ教材を視聴し、話し合いを行いました。

高学年になると、スマホ等の個人端末を所持する割合が高くなってきます。

家庭内でのルールを守ることが基本ですが、SNSを通じて、犯罪に巻き込まれたり、相手を傷つけたりすることについて考えました。

明日は、6年生が「薬物乱用防止教室」で学習する予定です。【校長】

令和7年度教育インターンシップ、スタート

本校は、昨年度、「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)として、市教委から「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」の対象校として認めていただき、将来の教職を目指す学生の育成に積極的に取り組んでまいりました。

今年度、事業としては継続していませんが、学生の育成を積極的に行うという姿勢は変わっていません。

そこで、本校では、今年度も明星大学教育学部の3名の学生を教育インターンシップ生として受け入れ、様々な教育活動の体験を通して、教員への憧れを感じてもらいたいと考えています。

今日から活動が始まりますので、最初に本校の教職員に対して挨拶です。

1時間目、校長から学校経営等に関する講義や校内の各所の案内を受けた後は、低・中・高学年に分かれて、担任の指示の下、授業に入って、様々な支援を行います。

休み時間、子供たちに校庭に連れ出されることは言うまでもありません。

そして、給食の時間には、全校へのリモート放送で自己紹介を行います。

校長からの無茶振りで、自己紹介だけでなく、特技を披露せざるを得なくなったインターンシップ生たち。

豪快なテニスのサーブの素振りを披露です。

続いてのインターンシップ生は、高校のときに励んでいたボクシングを披露。

短時間の打合せで、ノックアウトの相手役も引き受けています。

3人目のインターンシップ生はストリートダンスを披露。

他の2人も乱入です。

ノリのよい3人。本校のインターンシップ生として合格です。

子供たちも、興味津々で映像を見ていました。

 

インターンシップ生の自己紹介の後は、本校の養護教諭が明日から産休に入るため、しばしのお別れの挨拶です。

子供たちからもずいぶんおなかを触られ、「安産祈願」を受けたようです。(苦笑)

教室からもたくさんの拍手や手を振る姿が見られました。

無事な出産を祈っています。

半年以上の長丁場となる教育インターンシップ。

本校の「教職員扱い」で、大学では経験できない様々な活動に挑戦してほしいと期待しています。【校長】

【潤ファミ】読み聞かせ、スタート!

コロナ禍の間、自粛を余儀なくされていた、保護者等の皆様による読み聞かせ活動が昨年度復活しました。

今年度、本校がコミュニティ・スクール(潤徳ファンミーティング 略称:潤ファミ)に移行したことを受け、この読み聞かせ活動をより充実させたいと考え、新たに「潤ファミ企画」として募集させていただいたtころ、多くの「潤徳ファン」の方々の応募をいただきました。

今週は、「Juntoku English Week」とともに「読書週間」でもあるので、早速、「潤徳ファン」の方々の読み聞かせが始まりました。

 

初回は、潤ファミ店員(コミュニティ・スクール委員)2名の方が自ら参加していただき、「潤ファミ企画」への意気込みを示してくださいました。

1年生にとっては、小学校での初めての読み聞かせ。

話し手の方のそばに自然に寄っていきます。

何と、赤ちゃんを抱えながらの読み聞かせ!

「潤徳ファン」の鑑です!

それにしても、それを当たり前のように聞いている1年生たちもすごい・・・。

モニターを使い、絵本を拡大した読み聞かせです。

今日は、1年生と、3-1、3-2での読み聞かせでしたが、どの学級も集中してお話を聞くことができました。

 

今年度も計画的に読み聞かせを進めていく予定です。

「潤徳ファン」の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

本日おいでいただいた皆様、どうもありがとうございました。【校長】

校長の学校経営について深掘り!

昨日のこと。

給食の準備時間に校長室をノックする音が聞こえます。

ドアを開けると、6年生の子供たちがいます。

「Juntoku English Week」ですから互いに「Hello!」と言って入室してくる6年生たち。

6年生A「6年3組です。私たちは、国語で『聞いて考えを深めよう』の学習をしています。校長先生にインタビューしたくて、予定を聞きに来ました。」

校長「え、たくさん来るの?」

6年生B「3グループくらい、校長先生の取材をしたいようです。なので、今週と来週の予定を教えてほしいのです。」

先週は、6年1組のグループの取材を受けたので、各学級がこの内容の学習に入っているようです。

正式なアポ取りですので、校長も予定を見て回答します。

ということで、今日の中休みに早速インタビューの約束が入っていたので、4年生の浅川調査の様子を確認したら、校長室に戻ってきて、6年3組の児童を迎えます。

校長「Hello!」

6年生たち「Hello!」

校長「How are you,today?」

6年生たち「もう、ムリ!日本語で!」

6年生は、英語を習うのはもう4年目に入っていますが・・・

我が国の外国語教育の大きな壁を感じます。(苦笑)

早速、インタビューに入ります。

Q1「どうやって、学校行事を決めているのですか?」

6年生は本校のホームページを見ている子も多く、ここで書いてしまうとネタバレになってしまうので、正確には書けませんが、教員だけでなく、「子供たちがつくる学校プロジェクト」に基づいて、中央委員会の考えなども行事に反映させているのが潤徳小の大きな特徴であることを丁寧に説明しました。

Q2「学校行事を行う上で大変なことは何ですか?」

これも、ネタバレになってしまうので、校長自身が行事に臨む際、大切にしていることと、学校全体に関わることで気を付けていることについて話しました。

Q3「一番楽しみにしている行事は何ですか?」

ここでは、「6年生に関わる行事」を2つ挙げました。特に「6年生の最後の日の行事」は校長にとって、とても大切なものであり、「最後の授業」にあたる式辞の内容は、今からいろいろ考え始めてることについて話しました。

イマドキの子たちですので、メモは全てCromebookで行っています。

 

緊張するインタビューが終わり、ホッとする子供たち。

校長「公式のインタビュー以外に聞きたいことはないの?」

6年生C「好きな給食のメニューは何ですか?」

校長「そりゃあ、『潤徳カレー』でしょ!でも、揚げパンも捨てがたいな・・・。」

6年生D「私も!」

6年生E「わかる、わかる!」

非公式インタビューの方がいきいきする6年生たち。

校長「Thank you!」

6年生たち「Thank you.goodbye!」

 

6年生の国語では、単にインタビューをするだけでなく、それに対して自分なりの考察をしていくことが学習のねらいになります。

校長の話を聞いて、どのような考えを6年生たちがもったのか、ちょっと気になるところです。

先週、6年1組の子供たちのインタビューを受けたときには、

「『笑顔招福』の学校は、どうしたらつくれると思いますか?」

「担任から校長先生になったのはなぜですか?」

など、校長の生き様や学校経営の姿勢を問うような質問もありました。

6年生は、学校経営を行う上での重要なパートナーですから、質問にも真剣に答えるように心掛けています。

 

そんなことを書いていたら、校長室のドアをノックする音が聞こえます。

6年生たち「6年4組です。校長先生にインタビューしたいんですけど、明日、空いていますか?」

忙しい休み時間がしばらく続きそうです。【校長】