日誌

2024年1月の記事一覧

手話について学ぼう

総合的な学習の時間に「バリアフリーについて考えよう」の学習を進めている4年生。

今日は、「ひの手話サークル」の皆様においでいただき、耳が聞こえない方とのコミュニケーションについて学びました。

 

今日、おいでいただいたサークルの4人の方の中に、おひとり、耳が聞こえない方がいらっしゃいます。

はじめに、その方を当てるクイズから始まりました。

迷う子供たち。

耳が聞こえるか、聞こえないかは見た目では分からないのです。

 

耳の聞こえない方から、生活場面で困ることについて伺います。

・朝起きるとき、目覚まし時計で起きることはできません。

・電子レンジで「チン」と鳴っても分からなくて、料理が冷めてしまったことがあります。

・「お風呂がわきました」と機械が言っても、そのことが分かりません。  

・玄関で「ピンポーン」と鳴っても、お客様が来たことが分からないこともあります。  など

こうした生活のしにくさも工夫によって克服できることもあります。

例えば、時間になったら振動する機械を身に付けておいて、目覚まし時計の代わりにしているそうです。

 

手話サークルの方「耳が聞こえない方とコミュニケーションするにはどうすればいいかな?」

4年生たち「手話!」

手話サークルの方「でも、みんなは、まだ手話は使えないよね?どうする?」

子供たちは、ハッとして考えます。

筆談、身振り、口形、文字の空書など、コミュニケーションの手段はいろいろあるのです。

 

実際にジェスチャーゲームで遊んだり、口形で何を言っているか当ててみたりしました。

音がなくても相手に伝える方法はあるのです。

ただし、毎回ジェスチャーをするのも大変だし、待ち合わせの時刻を伝えるとき「いちじ」と「しちじ」は口形が同じになり、正しく伝えることが難しいことも体験しました。

 

手話は、その中の1つの方法であり、より便利にコミュニケーションをするために開発されたことに気付きました。

その後、「こんにちは」、「おはようございます」などのあいさつをはじめ、基本的な言葉について、次々教えていただきます。

手話の動きには意味があるので、そのことについても解説があります。

例えば、「ありがとう」の手話は、お相撲さんの手刀の動きを表しています。

子供たちは、実際に手や指を動かしながら、一生懸命に手話を覚えようとしていました。

最後に子供たちから、いくつか質問がありましたが、なるほど!と思うものもありました。

4年生A「買い物をするときに、店員さんが手話の分からない人だったらどうするんですか?」

手話サークルの方「確かに困ることがありますが、最近は、スマホの画面を見せることがあります。」

デジタルの進化は、コミュニケーションの幅を広げることにもつながっています。

 

最後は、習いたての「さようなら」の手話でお別れをしました。

校長も「ありがとう」の手話でお礼を伝えました。

コミュニケーションの手段は、言葉だけではないことに視野を広げてほしいと思います。

「ひの手話サークル」の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。【校長】

日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会 会場設営実施

本日(1月24日)の5校時、6年生が「日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会」の会場設営を行いました。教員の見守りの下、6年生の子供たちは、学芸会で使用しない物品を体育館から運び出します。

 

物品の搬出と同時並行で、舞台前にひな壇を設置しました。

舞台前の左右には、日野市立三沢中学校から借用したひな壇を設置しました。本校の「日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会」のために、ひな壇をお貸しいただきました日野市立三沢中学校の皆様に感謝申し上げます。

保護者鑑賞日の会場内の状況を確認するために、マットを敷いてみました。

明日から、いよいよ体育館を活用した学芸会練習が本格化します。6年生の子供たちが一生懸命に会場設営をしてくれたので、準備万端です。みんなのために働いてくれて、ありがとう! 

想像力を膨らませて

校内を回っていると、2年生が楽しそうに作業している様子が見えたので、教室内に入ってみました。

図工の「たのしくうつして」の学習で、紙版画に取り組んでいるようです。

紙版画をするには、まず、型紙を作るところからスタートです。

今回は、同じ型紙を何回も使って画用紙に刷り、模様をつくることが目的です。

2年生A「うーん、私はうさぎにしようかなぁ。」

2年生B「今年は辰年だから、ドラゴンにしよう!」

2年生C「でも、あんまり細かい型紙だと、刷るとき大変だよ。」

いろいろ考えながら、型紙を作っています。

すると、いました!

本校キャラクター、ウリーの型紙を作っています。

不動の人気です。

2年生D「僕は、走っている人にしようかなぁ。持久走やってるし。」

なるほど、走っている人を画用紙に並べると、持久走月間で取り組んでいる校庭の様子になりそうです。

2年生E「大谷選手のグローブにしようかなぁ。でも、校長先生、目の前にグローブがないからどうしよう?」

校長「うーん、今はグローブは他の学年のところにあるからねぇ。潤徳小のホームページには写真を載せたけど。」

何人かの子が、自分の型紙のイメージ写真やイラストを探すため、端末を取り出しています。

すぐ「ググる」のは、大人も子供も同じになってきています。

型紙ができたら、思い思いの色で刷り始めます。

型紙を置く場所で模様が変わってきます。全体のバランスを考えながら慎重に刷っていきます。

中には、勢い余って、インクが洋服についてしまった子も・・・。

すみません、何人かの子は洗濯でご迷惑をかけてしまいそうです。

頑張って完成です!

すてきな模様ができました。

 

さらに校内を回っていると、3年生が図工で「くるくるランド」を作っているところを見かけました。

画用紙の上に、回転する円形のステージをつけ、様々な世界を表現するというものです。

この児童の作品は、ステージの上に「昭和の時代」、「平成の時代」、「令和の時代」という3つの世界を表現しています。とてもおもしろい発想です。

「令和の時代」は、本校が150周年を迎えたところになっています。さすが、潤徳の子!

次々、「校長先生、見て~!」と説明に来る子供たち。

ここが大事なところで、自分がどういうことを表現したかったのか、言語化できることが大切なのです。

ですから、校長も子供たちの説明に耳を傾け、発想をほめていきます。

この児童は、タブレットで作品の説明をしてくれました。

各ステージの写真を撮り、スライドにコピーして、作品全体の様子が分かるようにしています。

デジタル上で、友達の作品を鑑賞でき、また、感想を伝えることもできます。

本校では、デジタルの方法もアナログの方法も、子供たち自身が選択して表現できるようにしています。

様々な創作活動を通して、子供たちの発想力が伸びてほしいと願っています。【校長】

(今日は、山都・潤徳小は雪の影響で臨時休校となってしまいました。そこで、ちょっと東西ミニコラボを・・・。詳しくは、こちら

日野市市制60周年 開校150周年記念 体力向上月間(持久走)

今月、本校では、「日野市市制60周年 開校150周年記念 体力向上月間」として、全校で持久走に取り組んでいます。2時間目終了のチャイムが鳴ると、続々と子供たちが校庭に集まってきます。子供たちは、低、中、高学年ごとに決められたスタートラインで、開始の合図を待ちます。

 

スタートの合図で、一斉に走り始めます。

 

「残り1分」の放送が入りましたが、多くの子供たちは、自分のペースを崩さず、思い思いのペースで走りきることができました。

全校で取り組む持久走の取組も、残すところあと2回となりました。

日本の音楽でつながろう

年が明けて、早くも3週間余りが過ぎました。

お正月気分も抜けつつありますが、日本のお正月といえば、「春の海」の箏の音楽が流れる雅(みやび)なイメージがあります。

本校でも、音楽室のそばを通ると、箏のきれいな音色が聞こえてきます。

4年生が箏の学習に取り組んでいるのです。

箏を扱う授業が3~4回目になっている子供たち。

まずは、箏爪を選ぶところからスタートです。

子供たちによると、どれを選ぶのかで音が変わるそうで、様々なサイズの中から自分にあったものを選んでいます。

 

箏は、ドレミの階名ではなく、「七七八」のような「数字譜」が楽譜となります。

漢数字は、それぞれ、使う糸の場所を表していて、楽譜に指定された絃の音を弾いて演奏します。

子供たちが練習しているのは「さくら さくら」です。

校長「ドレミと違うのに、どうやって覚えているの?」

4年生たち「七七八 七七八 七八九八・・・って覚えてるよ。」

校長と違って、記憶力に優れた子供たちは、黒板に貼られた数字譜を見ることもなく、絃を弾いていきます。

校長「リコーダーと箏とどっちが簡単?」

4年生たち「箏!」

多くの子供たちが即答します。

音楽専科のチェックを受けながら、楽しそうに演奏している子供たち。

日本の文化のよさにも気付いてほしいものです。【校長】