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2024年1月の記事一覧
心ってなんだろう?
今週は、各学年、3学期の身体測定を行っています。
保健室では、測定前に養護教諭が保健指導を行います。
今日は、3年生の測定日。保健指導のテーマは、「心ってなんだろう」です。
保健室に集まってきた3年生に養護教諭が問いかけます。
養護教諭「心って、どこにあると思う?」
胸のところを押さえたり、頭を指したりと、子供たちは様々な反応をします。
スライドを見ながら、心の動きの様々な反応は脳の働きであり、心は脳で生まれることを確認します。
さらに、心は、発達に伴って成長することを学びます。
幼いうちは、「食べたい」、「眠い」などの本能に従って行動することが多くあります。
しかし、だんだん「群れ」を意識し、本能の行動をコントロールできるようになります。
さらに、大人になるに従い、「群れ」を意識しつつも自分に合った目標を基に自立した行動ができるようになります。
養護教諭「授業中におしっこに行きたくなっても、もうすぐ授業が終わりそうなら我慢しようとするでしょ?」
身近な例から「本能をコントロールする行動」を自然に行っていることに気付く3年生たち。
養護教諭「体の成長は大人になると止まってしまうけど、脳の成長は一生続くんだよ。」
なるほど・・・。
3年生は、心だけでなく、体も大きく成長する時期。
身体計測で、自分の体の成長の様子も把握します。
ちゃんと3年生の心は育っているのだろうか・・・
ちょっと気になって、身体計測後の3年生の教室に行ってみました。
授業後半ですが、トイレにも行かず、きちんと授業を受けています。
校長「さすが、3年生、授業が終わるまでトイレにも行かず、心が成長しているねぇ。」
3年生A「当然じゃない?」
3年生B「そもそも、おしっこ、行きたくないし。」
口の方も成長しているようです。。。
3年生の成長の様子を見て、満足して校長室に戻ったところ、
副校長「校長先生、締め切りが迫った書類の作成、終わっていらっしゃいますか?」
あ、忘れてた・・・
最近、こういうことが増えているのですが、本当に脳は一生成長するのでしょうか?
退化してきているように感じる今日この頃です(苦笑)【校長】
※今日から、ホームページタイトルの「ウリー」と「サクラモチ」が学芸会バージョンに変わりました!
Where do you want to go?
本日(1月17日)の3校時、5年生のある学級が、自分が「行きたい」と思う都道府県の発表会をしていました。
一人一人が、教室の前方に出て、モニターに映し出された画像を基に、英語で説明をしていきます。
発表に向けて、プリントで考えを整理したり、Chromebookで発表資料を作成したり、準備をしてきたようです。
Chromebookのスライドで各自が作成した発表資料には、紹介したい都道府県の名所や特産品などが、一目で見て分かるようにまとめられていました。自分が作成したモニター画面を指さしながら、堂々と英語でプレゼンをする児童に、頼もしさを感じました。
【子供たちがつくる学校プロジェクト】サクラモチの挑戦状
今朝の「潤いの時間」に突然、臨時放送が入りました。
突然の放送に戸惑う子供たち。
さらに、びっくりしたのは、放送しているのが「サクラモチ」ということです。
サクラモチ「おいらからの挑戦状だ!校内にいたずらをしかけたぞ。今回はクイズだ。オレの問題が解けるかな?」
写真は、2年生の教室ですが、予想もしない放送に子供たちは一瞬固まってしまいました。
しかし、何人かの子が、変化に気付いていました。
2年生A「ひょっとして、廊下に貼ってあるもののことじゃない?」
いつの間にか、校内の各所に謎のサクラモチのメッセージが掲示されています。
昇降口には、施設の管理者である校長に断りもなく、勝手にサクラモチが挑戦状を貼っています。
これは大変!
何とかクイズを解いて、迷惑なサクラモチのいたずらをやめさせなければなりません!
休み時間になると、校内の各所で、サクラモチの挑戦状に挑む子供たちが見られます。
しかし、超難問もあり、一筋縄ではいきません・・・
というわけで、思わぬクイズデーになりましたが、子供たちは「校内探検」と「クイズ」が合わさった企画に大喜び。
この3学期から「子供たちがつくる学校プロジェクト」を呼びかけていますが、今回のイベントは、代表委員会の極秘企画。まさに、子供たちでつくり上げた盛り上げ企画です。
校長も全容を知らないことが多く、苦笑いすることもあるのですが、子供たち自身が学校をよくするために考えたことは、できるだけ実現していきたいと思います。
それにしても、サクラモチのクイズ、難しいなぁ・・・
これは当分、サクラモチのいたずらは収まりそうにありません。【校長】
(サクラモチに降参した子は、問題をめくると、答えが書いてあります。)
学級会「新年お楽しみ会をしよう」
本日(1月16日)の3校時、5年生のある学級では、「新年お楽しみ会をしよう」という議題で学級会を開催していました。
提案理由の「学級全員が楽しみ、もっと仲よくするなるため」というめあてに基づき、活発に意見が交わされていました。
1時間の学習過程が分かるような黒板になっていて、今何について話し合いがされているか視覚的に理解できるように工夫されています。また、賛成・反対マークを丸の色を変えて表示することで、話し合いの状況や経過が分かるように配慮もされていました。
司会や書記など学級会を運営する立場の子供たちは、綿密な事前計画を手元に置いて、話し合いをすすめていました。
学校はまさに社会の縮図であり、子供たちにとって一番身近な社会です。学級会などで合意形成を図る経験は、子供たちが共生社会でよりよく生きていくために、大きな力になることと思います。合意形成されたことに基づき、みんなで役割分担をして、思い出にのこる「新年お楽しみ会」になることを願っています。
幸せな社会って何だろう?
4年生は3学期に総合的な学習の時間で「バリアフリーについて考えよう」という学習に取り組みます。
今後、日野市社会福祉協議会の皆様にコーディネートしていただき、バリアフリーに関する様々な体験等を行っていきます。
今日は、日野市社会福祉協議会の方に講師としておいでいただき、バリアフリー全般についてお話をいただきました。
講師の方「『福祉』ってどんなことだと思う?」
4年生A「体の不自由な人のことを助けることだと思います。」
4年生B「生活に困っている人のことを助けることだと思います。」
4年生C「介護が必要な人のことを助けることだと思います。」
4年生なりに福祉のイメージはもっているようです。
今日の授業のテーマは「幸せ」について考えることです。
幸せにもいろいろなレベルがあります。
「自分の幸せ」、「友達などの幸せ」、「みんなの幸せ」について意見を出し合い、考えをまとめていきます。
<友達の幸せ>
4年生D「〇〇さんは、『ゲームをしているとき』って言ってました。」
4年生E「〇〇さんは、『手伝いをしてほめられたとき』って言ってました。」
<担任の幸せ>
4年生F「『クラスのみんなに会えること』だと思います。」
4年生G「『みんなが仲良く笑顔でいるとき』だと思います。」
担任もにこにこして見守っています。
<校長の幸せ>
4年生H「『高級な校長室のいすに座っているとき』だと思います。」
4年生I「『朝会でみんなの笑顔を見たとき』だと思います。」
4年生J「『150周年のお祝いをしたとき』だと思います。」
まぁ、当たってる・・・かな?
ちなみに、校長本人は、「子供たちが『笑顔笑福』を感じているとき」だと考えています。
<みんなの幸せ>
4年生K「寝たり食べたりすること」
4年生L「生きていること」
4年生M「平和に暮らすこと」
4年生N「日野市市制60周年の時に日野市にいられること」
自分の幸せを考えることは簡単です。
しかし、他人の幸せを考えること、特に人数が多くなったり、自分と置かれた環境の違う人の幸せを考えることは難しいということを意見を交換する中で理解していきます。
さらに、公共の福祉ということを考えた場合、「平等」だから全ての人が幸せになるとは限りません。「公正」という考えが大事であることなどを学び、動画視聴でバリアフリーの基本的な考え方について理解を深めました。
今週から来週にかけて、目や耳の不自由な方からのお話を聞き、体験的なバリアフリーの学習を進めていく予定です。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)