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2022年10月の記事一覧

くだもの、だ〜いすき!!

今日、給食時に3年生の教室で準備の様子を見ていたところ、こんな会話になりました。

校長「シャインマスカットって、おいしいよね。」

3年生A「うん、僕も大好き。」

すると、毎日、栄養士が発行している「本日の給食ニュース」が読み上げられました。

3年生B「今日は、日野市の『阿川園』というところでとれた、シャインマスカットです。潤徳小では、梨も『阿川園』からいただいています。・・・」(詳しくは、こちら

3年生たち「え〜!!」

3年生たちが驚くのも無理はありません。

給食を食べた後の5・6校時に社会科見学として訪問するのが「阿川園」だからです。

「阿川園」は、学校から歩いて20分ほどのところにある果樹園です。

「阿川園」の阿川様から栽培の様子を伺います。

「阿川園」では、梨を19種類、柿を2種類、ぶどうを4種類、50mプール9つ分の広い敷地で栽培しているそうです。

特に、梨の木は120本。手間をかけて1本1本育てているとのことです。

ただし、梨は、支えている軸の部分が弱く、風ですぐ落ちてしまうそうです。

先日の台風でも、150個ほど落ちてしまったとのことでした。

年間で3万個ほど収穫がありますが、落ちたり、虫に食べられたりして、出荷できるのは8割ほどとのことで、繊細で栽培には神経を使うことが分かりました。

そのため、収穫期の3か月ほどは、朝5時から夜6時頃まで、1日の休みもなく作業をされるとのことです。

今年の夏の暑さを考えると、大変な重労働であることが想像されます。

収穫された新高(にいたか)などを見せていただきましたが、とても大きく立派な梨です。

子供たちも「おっきい〜!」などと歓声を上げていました。

今日は、とても暑くなりましたが、梨の木でちょうど日差しが遮られ、木漏れ日で気持ちのよい感じでした。

子供たちも静かに話を聞き、メモを一生懸命とっていました。

こんな質問をする子がいました。

3年生C「どうして、このあたりで梨がとれるんですか。」

阿川様「浅川もあるし、水がとてもよいからです。梨は80%以上が水分なんですよ。」

さすが、緑と清流のまち、日野市。おいしい果物が育つわけです。

実際に梨がいっぱいなっている木の下を通って、子供たちも大喜び。

3年生D「今度、お母さんと『阿川園』に行って、梨を買ってもらおうかなぁ・・・。」

気持ちは、とてもよく分かります。

「今日のシャインマスカット、とてもおいしかったです!」

などと、阿川様にお礼を伝える子供たちもたくさんいて、とてもよい見学になりました。【校長】