日誌

2023年10月の記事一覧

第2回運動会全体練習の続編

本日(10月20日)の朝の時間、先日実施された運動会全体練習の続きを行いました。前回の練習で十分に取り組むことができなかった「エール交換」について、重点的に練習する時間を設定しました。

(第2回運動会全体練習の様子はこちらをご覧ください。)

今回、代表委員と応援団の子供たちは多目的室に集まり、その他の子供たちは各教室でモニターを見ながら「エール交換」の練習を行いました。

まず、代表委員の子供たちから、「日野市市制60周年 開校150周年記念」のスローガンについて説明がありました。日野市市制60周年、そして開校150周年を記念する今年度のスローガンは、「New GeneraTion」です。これは、運動会はもちろん、各種行事や日常生活で意識するスローガンとなります。

Nは「なかよく」、Gは「がんばり」、Tは「たのしもう」という意味です。

次に、「エール交換」の練習です。白組の応援団に、赤組の応援団がエールを送る様子です。多目的室に元気いっぱいの声が響き渡ります。

 

教室では、モニターに映る応援団に合わせて、子供たちが「掛け声」と「手拍子」を行います。

 

こちらは、赤組の応援団に、白組の応援団がエールを送る様子です。

 

教室で参加している子供たちや先生も、気合が入ってきました。「おおおおおお!!!!」

 

「日野市市制60周年 開校150周年記念運動会」まで、あと1週間となりました。「笑顔」で楽しい運動会になるように、スローガンを意識して練習に取り組めるとよいですね。

児童集会(8つかど)

本日(10月19日)の朝、全校児童で児童集会を行いました。今日は、「8つかど」という遊びを楽しみます。集会委員会の児童から、ルール説明がありました。

 

集会委員会の児童たちが、校庭にビンゴゲームのような大きな9つのマス目を作りました。真ん中は番号を割り振らないフリーの場所となりますが、それ以外の場所に1~8の番号を割り振ります。

 

集会委員会の児童が「1、2、3、・・・・。」と数えている間に、児童は1~8のいずれかの番号が割り振られたマス目に歩いて移動をします。それぞれのマス目には、集会委員会の児童が番号を掲げて立っています。

 

全ての児童が1~8のいずれかの番号のマス目に移動を完了したときに、集会委員会の児童が「4!」などと1~8のいずれかの番号を伝えます。

集会委員会の児童から伝えられた番号のマス目にいる児童は、残念ながらマス目の外に出て見学となります。

 そのたびごとに、「わあ!」「やった!」「えっ!」という歓声があがります。途中で見学になってしまった子供たちも、運よく勝ち上がった子供たちも、わくわくドキドキ、集会を楽しむことができました。今日の児童集会も、「笑顔」あふれる時間となりました。児童集会の企画、準備、運営を担ってくれた児童集会の皆さん、ご苦労様でした。次回の児童集会も楽しみにしています。

 

音響機器使用方法研修会

本日(10月18日)の午後、教育指導課情報活用教育推進係のメディアコーディネーター3名を講師にお招きして、教職員を対象とした音響機器使用方法研修会を開催いたしました。

本校は、今年度、日野市教育委員会から「特色ある学校づくり支援事業対象校」に指定されています。詳しくはこちらへ。

交付していただいた「特色ある学校づくり支援事業補助金」を活用して、最新鋭の音響機器を購入いたしました。

講師から高性能マイクの使用方法を教えていただき、各自の端末で性能確認を行いました。

購入した機材を活用し、山都町立潤徳小学校との交流をはじめ、各種教育活動をさらに充実させていきたいと思います。本日、ご来校いただきました教育指導課情報活用教育推進係のメディアコーディネーターの皆様に心より感謝申し上げます。

アルファベットに親しむ

本日(10月18日)の4校時、3年生のある学級では、外国語活動の時間にアルファベットの大文字の読み方に親しむ学習を行っていました。

身の回りにはアルファベットの文字で表されているものが多くあります。

まず、学校周辺のアルファベットについて、指導者が提示した写真を見ながら確認を行いました。

<駅名の表示>

<街の看板>

<学校の玄関に掲示している表示>

次に、子供たちの持ち物や身に付けている衣服から、アルファベットを探していきます。

先生からの「『M』を見付けた人はいますか?」という英語の質問に、多くの児童が手を挙げて、見付けた「M」の字を発表していきます。子供たちは、M以外にもたくさんのアルファベットを見付けていきました。

そして、手や体を使ってアルファベットをつくる活動を行いました。子供たちは、楽しみながら身体表現をしています。

 

今回は、「アルファベットとなかよし」という単元の1時間目の学習でした。今後、子供たちの興味をさらに高めることのできる活動に取り組んでいきます。

第2回運動会全校練習

本日(10月18日)の朝の時間、校庭に全校児童が集まり、第2回運動会全校練習を行いました。第1回運動会全校練習の様子はこちらをご覧ください。今回の練習は、応援合戦です。練習を始める前に、応援団の指導を行っている教員から、練習内容について説明がありました。

 

今回の練習メニューは、「3・3・7拍子」、「ちゃんちゃんコール」、「色コール」、「ゴーゴーゴー♪」、「エール交換」です。

 

赤組の応援団も白組の応援団も、気合が入っています。

 

 本日も15分間という短い時間の応援練習となりましたが、子供たちはしっかりと取り組むことができました。次回の練習は、来週、1時間かけて実施する予定となっています。

野菜いっぱい!

日に日に秋が深まっていくのを感じる今日この頃。

昨日の朝、学区域を回っていると、富士山が「冬バージョン」に変わっていました。

朝は、寒さを感じるくらいになってきています。

秋真っ盛りですから、学校行事にも「スポーツの秋」→「日野市市制60周年 開校150周年記念運動会」、「芸術の秋」→「潤徳フェスティバル」などの関連が図られています。

そして、「食欲の秋」でもあります。

先日の山都・潤徳小との「胃袋交流」もありましたが、今日は、3年生が「畑見学」に出かけました。

(3年生は、この記事を見たら、「『食欲』じゃなくて、社会科の学習で出かけてるの!」と怒りそうですが・・・)

本校の給食にも野菜を提供してくださっている伊藤様の畑におじゃましました。

早速、畑の中を案内していただきます。

じゃがいもが育っています。

3年生A「じゃがいもって、茎なんだよ。校長先生、知ってる?」

子供たちの中には、野菜博士もいるようです。

ビニールハウスの中では、小松菜とほうれん草が大切に育てられていました。

伊藤様の畑には10個もビニールハウスがあります。

とても大きな畑です。

伊藤様にお話を伺うと、全部で20種類程度の野菜を育てておられるそうです。

校長「聞いてるだけで、おなかが空いてきちゃった。早く、給食食べたいなぁ・・・。」

3年生B「私も、おなかが痛くなってきちゃった。」

校長「大丈夫?」

3年生B「大丈夫。わたし、おなかが空くと、おなかが痛くなっちゃうの・・・。」

やはり、3年生は、食欲>社会科のようです。

 

学校に戻ってみると、学校の畑に1年生たちが群れているのが見えました。

どうやら、さつもいもほりをしているようです。

校長「♪うんとこしょ、どっこいしょ!」

1年生たち「かぶじゃないよ!」

と怒りながらも、さつまいものつるを全力で引っ張っています。

 頑張って、小さな赤ちゃんいもから大物まで、たくさん収穫していました。

収穫したさつまいもは、今後、本校の給食の食材の一部として使われるとのことです。

野菜いっぱいの秋を子供たちは満喫しています。【校長】

植物の観察(3年)

3年生は、学校の畑でヒマワリとホウセンカを栽培しています。今日(10月16日)、3年生のある学級では、花が咲いた後の様子を観察しました。子供たちは、朝の時間に一人1台端末(クロームブック)を使って、ヒマワリとホウセンカの写真撮影を行いました。

 

秋になり、植物は枯れてきました。

子供たちは、撮影した写真を拡大するなどしながら、分かったことをワークシートにまとめていきました。

 子供たちは、ヒマワリとホウセンカを比較しながら、植物の成長のきまりを調べていました。クロームブックの活用にも慣れ、写真撮影や保存、拡大など、スムーズに操作を行っていました。

ガンダム、高幡の大地に立つ!!

5年生の教室の前を通ると、「早く開けた~い!」という子供たちの声が聞こえてきます。

5年生は、社会科で日本の工業を学習します。

株式会社バンダイでは、プラモデルの製作を通して日本のものづくり・工業を学び、さらには、持続的な社会づくりについて考えを深める「プラモデル授業」をオンラインで公開しています。

本校も 「プラモデル授業」の申込みをしたところ、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)を無償で送っていただきました。

担任「ここだけの貴重なレアものだからね!」

そのため、子供たちのテンションは上がり、プラモデルの入った袋を「早く開けた~い!」と叫んでいるわけです。

早速、袋を開けて中身を取り出す子供たち。

「プラモデラー」にとって、至福の瞬間です。

細かい部品がいっぱいです。

しかし、チャレンジ意欲の高まった子供たちは、説明書を見ながら器用に組み立てていきます。

5年生A「あぁ、ここの穴に部品が入らないよ~!」

大声を出しながらも、顔は笑っています。

簡単にはできないのが、プラモデルの醍醐味なのです。

さすが5年生、器用な子は、15分くらいで完成させています。

校長「今まで、ガンプラ、作ったことある人?」

各学級とも数名の子の手が挙がります。

中には「コップのフチ子さん」状態にしている子も・・・。

機動戦士なのに。。。

バンダイさん、ごめんなさい。

 

あくまで、プラモデル作りは授業の導入。

クールジャパンは経済成長が見込める新たな日本の魅力とも言え、アニメやマンガなども重要な産業として海外からは認知されています。

今後は、工場見学動画を通して、最新技術を学ぶとともに、プラスチック廃材の再利用など持続可能なものづくりにも理解を深めていく予定です。【校長】

就学時検診

1年生の教室でおしゃべりです。

校長「ねぇ、今日は、何でいつもより早帰りなのか知ってる?」

1年生A「知ってるよ。今度の1年生が来るんでしょ?」

そうです。今日は、午後に就学時検診が予定されています。

1年生B「私が4年生になったら、妹が入学するの。」

1年生C「私の弟は、6年生になったら入学するよ。」

校長「ということは、弟さんは赤ちゃんなの?」

1年生C「そうなの。かわいいよ!」

校長「去年、年長さんだったときに、潤徳小に来たこと、覚えてる?」

1年生たち「うん、覚えてる!」

1年生たちは、今から、自分の後輩が入学するのが楽しみなようです。

1年生D「ぼくの弟は、今日の午後、学校に来るよ。」

年子の子もいるようです。

というわけで、児童を急いで下校させた後は、本校教職員と市の検診補助員の方々と協力して、就学時検診の会場設営を進めます。

一つ一つの手順を確認しながら、教室内の配置をしていきます。

機器が正常に作動するか、最終チェックです。

学校医の先生方もお見えになり、検診の準備が整いましたので、受付開始のアナウンスをします。

実は、アナウンス前には、もう、アイドルのコンサートではないかと思うほどの長い列が・・・。

本日、就学時検診に来られたお子さんの多くは、来年度、本校の1年生として入学します。

早くも、校庭を駆け回って遊んでいる子もいました。

入学を楽しみにしていてほしいと思います。【校長】

4年社会科:自然災害にそなえるまちづくり~東西潤徳小学校コラボレーション~

 潤徳小学校では、令和3年度から3年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。本日行われた第4学年社会科「自然災害にそなえるまちづくり」の授業の様子をお伝えします。なお、本日の授業は、日野市の「特色ある学校づくり支援事業」として指定されている「東西潤徳小学校コラボレーション」の授業です。

距離を越え、つながり、学び合う児童を育てる

~4年社会科:自然災害にそなえるまちづくり【東京⇔熊本】~

「熊本県 山都町立潤徳小学校(以下、山都潤徳)」、「東京都 日野市立潤徳小学校(以下、日野潤徳)」をGoogle Meetでつなげ、授業が始まりました。

本時のめあては

山都町との交流を通して,考えたことをまとめよう

です。山都潤徳も、日野潤徳も、今日の授業に向けて、それぞれの地域における「自然災害にそなえるまちづくり」について調べ、発表準備をしてきました。

 

グループでは、

①   「(国や)都道府県,市区町村などの関係機関の役割」

②   「自治会などの役割」

③   「私たちができること」

の3つの視点について、それぞれ役割分担し、まとめています。今日は、学びの成果を発表し合い、共通点や相違点を捉えながら、学びを深めていきます。

 

Google Meetのブレイクアウトルーム機能を使い、グループに分かれます。ブレイクアウトルームとは、少人数で話し合いができるように、少人数で区分けする機能です。端末の音声が聞き取りやすいよう、教室だけでなく、廊下にも出て話し合いをします。

まずは、自己紹介をしています。照れながらも、画面の前に立ち、自己紹介をする姿が見られました。

発表は、「画面共有」機能を使います。子供たちは、ミライシードでまとめた発表用のスライドを、山都潤徳に共有しながら、発表をします。

日野潤徳児童

「東京都の取り組みを発表します。1つ目は護岸工事です。護岸工事は、川幅を広げたり川底を深くしたりしています。2つ目は…」

日野潤徳児童

「日野市の取り組みを発表します。日野市では、毎年合同水防訓練をしています。合同防災訓練では…」

日野潤徳児童

「自分ができることについて発表します。私は、ローリングストックをしたいと思いました。賞味期限が近いものから食べ、また新しい物をストックするというものです。」

 

発表原稿は、ノートの子もいれば、Googleドキュメントを使っている子もいます。自分がやりやすい方法で学びを進めるためです。「文房具としてのICTツール」という位置付けが、しっかりと根付いていることが分かります。

 

日野潤徳の発表の後は、山都潤徳の発表です。日野市と同じところはどこか、違うところはどこか、集中しながら聞く様子が見られました。

 

発表の後は、質問や感想を伝え合っています。

山都潤徳児童

「マイタイムラインを使って、避難場所の確認をします。」

日野潤徳児童

「熊本にもマイタイムラインがあるんですね。」

日野潤徳児童

「あ!デザインが違うよ。」

日野潤徳児童

「すごい!くまもんだ」

 

山都潤徳児童

「避難をするときは、自分だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に避難するので、助け合うことが大事です。」

日野潤徳児童

「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいるんですか。」

山都潤徳児童

「はい、そうです。」

核家族が多い東京都の相違点に気付くことができました。

 

山都潤徳児童

「災害が起きたときは、避難所に避難します。避難所は、山都潤徳の体育館と、憩いの家という場所です。」

日野潤徳児童

「私は、近くの三沢中に避難します。避難所があるのは、日野市と一緒ですね。」

日野潤徳児童

「山都潤徳小の近くに、川はあるんですか。」

山都潤徳児童

「あります。」

日野潤徳児童

「えっ…。じゃあなんで、避難所になっているんだろう…」

とてもよい問いが出ました。日野潤徳小は、浅川が氾濫すると浸水するため、避難することができません。しばらく考えた後、山都潤徳の児童から、このような答えが返ってきました。

山都潤徳児童

「山の上にあるからだと思います。」

ああ~と納得した様子の日野潤徳の子供たち。ちょうど、理科で「流れる水のゆくえ」を学習したばかりです。教科横断的に理解が進んでいることが感じられます。

 

それぞれのグループで、様々な発見がありました。交流の後、教室に戻ってきた子供たち。口々に

「もっと話したかった」

と興奮冷めやらぬ様子でしたが、その中で一人

「帰ってきた、って感じ」

という児童がいました。頭も、心も、距離を越え熊本と交流していたのかもしれませんね。

教室に戻った後は、山都潤徳の発表を聞きながらノートにメモしてきた共通点・相違点とともに、考えたことや感じたことをまとめていきました。

まとめたことを、教室の近くの子と共有しました。比較しながら発表し合ったことで、学習の理解が深まったようです。

 

協議会の様子

本日の協議会は、山都潤徳との合同協議会となりました。協議会では、以下のような成果と課題が出ました。

成果

  • 山都町立潤徳小学校との交流で、他の地域の災害対策を知り、自分の暮らす地域との共通点、相違点をまとめ、考えを深めることができていた。
  • 水害という同じテーマだったから、分かりやすかった。
  • 遠くの同年代の子に画像を見せながら、発表をし、その場で交流ができた。相手がいることで、発表をする/聞く態度が前のめりだった。 

課題

  • 山都からの音声が小さく、相互のコミュニケーションが円滑に行われていたとは言いづらい。→解決策「外部スピーカーを使用する」「クロームブックの最大音量を引き上げる」など
  • 発表をするだけして終わりになってしまっているグループがあった。事前に自分たちはこう→じゃあ山都町はどう?という視点をもたせてあげると意見交流が活発になったのではないかと思いました。

 

また、本日は講師として、日野市教育委員会 宮崎友和指導主事をお招きしました。

指導・講評では、社会科における情報活用能力の育成や、遠隔教育などについてご指導いただきました。本時の授業については、相違点について、さらに深く問い返してほしかったとの話がありました。「山都町では、憩いの家という避難所にクリスマスツリーを飾る」「という相違点を挙げた子がいたが、「なぜクリスマスツリーを飾っているのか」と問い返すことで、「小さい子も安心できるように」と考えられたかもしれない。そうすると、「小さい子も安心して避難できるように自分は何ができるか」ということをも考えられたかもしれない。自分事として考えることに繋げていくことが大切なのではないかとご指導いただきました。

 

 ハード面や、最終的な教科の目的に関して様々な課題はあれど、遠隔で共通の課題について発表し合い、学びを深めることのメリットを大いに感じられる提案授業となりました。

(山都・潤徳小の4年生の授業の様子は、こちら

(研究協議会の裏側は、こちら