日誌

2025年5月の記事一覧

【子供たちがつくる学校プロジェクト】委員会紹介集会②

今朝は、今年度2回目の委員会紹介集会がリモートで行われました。

これまでは、司会を児童会本部役員が行っていましたが、各委員会の6年生たちのさらなる自立を促すべく、今回からは、司会進行も発表する委員会の担当の6年生自身で行います。

まずは、体育委員会からの発表です。

体育委員会の常時活動の紹介、体育倉庫や体育用具の片付け方に関するクイズなどが行われました。

続いて、エコ委員会からの発表です。

エコ委員会からは、ベルマーク回収日に関するクイズが出されていました。

発表を見ている1年生たちも回収日を覚え、協力してほしいものです。

最後は、整美委員会の発表です。

クイズの第1問で、年間10回、各学級の掃除ロッカーの点検を行っていること問題にしていましたが、第2問では、具体的な片付け方に関する問題が出されていました。

それだけ、きちんと整理整頓されていないケースがあるということですから気を付けたいものです。

6年生の学級では、同じ学級の仲間が発表者になっている場合もありますから、発表が終わった後は、自然に拍手が起きていました。

「次は自分の発表の番」と考えている6年生も多いはずです。【校長】

【潤ファミ】自転車安全教室見守り

今日の3・4時間目は、3年生を対象とした自転車安全教室が開催されました。

例年行われる自転車安全教室ですが、自転車の管理やコースの見守りにはそれなりの人員が必要で、学校からお手伝いの募集をさせていただいていました。

しかし、今年度から、本校がコミュニティ・スクールとなり、「潤ファミ」としての活動がスタートしたことから、今回は、募集の時点から「潤ファミ企画」として、ご協力いただける方の参加を広く募りました。

すると、多くの潤徳ファンの応募をいただくことができました。

いつもなら、3年生の活動を中心に記載するところですが、今回は、潤徳ファンの方々の奮闘ぶりを中心にレポートしてみたいと思います。

自転車安全教室の概要ですが、まず、3年生は2つのグループに分かれます。

こちらは、体育館で実技を行うグループです。

警察の方から講義を受け、実際に体育館に作られたコースを試走します。

こちらは、多目的室で学科講習を受けるグループです。

3時間目と4時間目で実技と学科のコースを入れ替えるので、どちらも体験します。

自転車安全教室では、実技、学科をクリアすると自転車免許証を交付していただけます。

自動車の運転免許証と同様、交付のハードルは高いのです。

自転車やヘルメットは、ご協力いただける家庭からお借りしたものですから、実技の試走の際、必ずしも自分の物が使えるとは限りません。

そこで、潤徳ファンの方々の出番です。

まだまだ甘えん坊の多い3年生たち。

ヘルメットの着脱の際、潤徳ファンの方々に身を委ねてしまっている子もたくさんいます。(苦笑)

さらに、背丈にあった自転車を貸し出したり、試走が終わった子の自転車を回収したりする自転車の管理は大変です。

休む間もなく、次々と自転車の入れ替えを行っていきます。

 

そして、試走コース内の安全管理にもお手伝いいただきます。

カーブを曲がるところの補助、「右・左・右・右後方」の安全確認など、一人一人に声を掛けていきます。

体育館での実技が進むころ、多目的室の学科コースの子供たちは「自転車交通安全テスト」を受けます。

校長「このテストに受からないと、2年生からやり直しだね。」

3年生たち「それって、留年じゃん!(怒)」

真剣にテストを受ける子供たち。

こうして、無事、実技、学科をクリアし、代表児童が自転車免許証を受け取りました。

晴れて公道を走ることができるようになりました。(笑)

大役を終え、校長の求めに応じ、ポーズをキメる潤徳ファンの方々。

笑顔がステキです。

ちょっと、感想を聞いてみました。

潤徳ファンA「子供たちの様子や先生方の関わりを見ることができて、とてもよかったです。」

潤徳ファンB「子供たちと一緒にできて、とても楽しかったです。」

潤ファミ店員A「これからも、ぜひ、潤ファミの企画に参加してください!」

 

自転車教室の実施にあたりましては、日野市の防災安全課、日野警察署、日野市地域交通安全活動推進委員の皆様のご協力をいただきました。

自転車やヘルメットの貸出にご協力いただきましたご家庭にも感謝申し上げます。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】2年生だって頑張ってます!

「子供たちがつくる学校プロジェクト」は、高学年が進めるものというイメージがありますがそうではありません。全校児童で進めるものです。

もちろん、全校に関わる企画は「中央委員会」を中心とした高学年が主役となりますが、各学年でも「子供たちがつくる学校プロジェクト」を意識した取組は確実に進んでいます。

2年生は、「1年生とのなかよしの会」を企画しました。

校庭でも遊べるようになってきた1年生たち。

先輩の2年生として、1年生に正しい遊具の使い方と、楽しい遊び方を教え、さらに一緒に遊ぶことを通して仲良くなろうということです。

 

無計画では、「子供たちがつくる学校プロジェクト」にはなりません。

2年生は、1年生が知らないうちに会の成功に向けた話し合いを進めています。

 

まずは、どんな会になれば成功になるのか、互いに相談しながらイメージを共有します。 

2年生A「1年生に優しくできたら成功」

2年生B「いつもよりかっこいい2年生になれたら成功」

2年生C「また、1年生が2年生と遊びたいと思ったら成功」

  

 こうした意見を踏まえ、「かっこよく、優しい2年生が『たのしく、なかよく、あんぜん』な遊びをして、1年生が『また遊びたい』と思うような会にする」ことを共有します。

どんなプロジェクトでも「成功する理想の姿」を最初に明確にしておくことが大事なのです。

この2年生の学級では、7つの班に分かれて1年生と遊びます。

授業時間は45分間ですから、準備や説明などの時間を除き、「7つの場所で5分間ずつ遊ぶ」計画を班ごとに立てます。

決まったことをワークシートにまとめ、それぞれの遊びのリーダーを決め、全員が「子供たちがつくる学校プロジェクト」を進めるようにしていきます。

 

班で決まったことを全体で確認しながら、「1年生とのなかよしの会」の当日まで準備を進めます。

「段取り八分」と言います。

事前準備をしっかりとしておけばイベントの八割は完成としているということです。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」の真骨頂は、「段取り八分」を徹底すること。

この積み上げを低学年から重ねることで、高学年になった際に全校を動かす企画の充実を図ることができるようになります。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」は一朝一夕にはできないのです。

この学級では、明後日、「1年生とのなかよしの会」を実施するようです。

「かっこいい先輩」になれるかどうか、2年生の力が試されます。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】企画書を稟議にかける

今日は、個人面談のため午前授業です。

児童の下校が始まったころ、職員室のドアをノックする音が聞こえます。

本部役員A「児童会本部役員で6年○組の●●です。校長先生、いらっしゃいますか。」

入室を許可します。

本部役員A「中央委員会で話し合った新しい集会について企画書を作ったんですけど、校長先生にも見ていただけますか。」

写真は、5/13に行われた「子供たちがつくる学校プロジェクト」の中枢である「中央委員会」の様子ですが、ここでは、新たな集会の企画が出され、全員で協議していたのです。

担当教員からは、新しい企画を始めるのであれば、ちゃんと企画書を準備し、関係の教員の許可を得なければならないとの指導がありました。

そこで、最終的に校長の決裁を得に来たようです。

学校の責任者である校長は、1日数十もの文書に決裁印を押します。

児童会本部役員であってもチェックを緩めることはありません。

企画書は、ねらい、日時、実施方法、手順、担当児童等が記載された本格的なものです、

校長「実施日は、日光移動教室の直後のようだけど、準備は大丈夫なの?」

本部役員A「はい、大丈夫です。」

校長「6年生だけでなく、5年生のアイデアも生かせるといいけど、どうかな。」

本部役員「はい、分かりました。」

こうしたやり取りを経て、校長も決裁印を押します。

 

(ネタバレ防止のため、一部、削除箇所があります) 

企画書には、校長を含め、9つのサインや印鑑があります。

それぞれの教員が加筆した修正箇所等も多く残っています。

こうして、1つの企画書を稟議にかけ(学校現場では「起案を回す」という言い方が多く使われます)、ようやく校長の決裁を得ることができたのです。

校長までたどり着くのに、担当教員とのやり取りを何回も繰り返したことでしょう。

校長「実際に企画書を作ってみて、どう?」

本部役員A「『仕事をしてる』って感じがして、とてもやりがいを感じました。」

思い付きではなく、きちんと手順を踏んで企画を実行することで、より充実したイベントになります。

関係部署に稟議を諮るという、社会の常識を学ぶ場にもなるとよいと思います。

ただし、起案が通ることは、まだスタートラインに立っただけです。

本企画が実行されるのは、まだ1か月以上先のこと。

計画的な準備を進め、ぜひ、全校が盛り上がるオリジナルイベントにつなげてほしいと期待しています!【校長】

水道キャラバン2025

4年生は社会科で、「水はどこから」の学習を進めています。

今日は、東京都水道局が実施している「水道キャラバン」の出前授業を活用し、学びを深めました。

水道水は、水源林から蛇口までの長い旅を経て届きます。

この過程について、丁寧に説明していただきます。

特に浄水の仕組みについては、実験を交えて、詳しく教えていただきました。

大きなビーカーの中にはきれいな水が入っていますが・・・

「にごりの素」を入れると、あっという間に汚れた水になってしまいます。

子供たちからは悲鳴が上がりました。

そこに「凝集剤」を入れてかき回すと、汚れが固まって下に沈み、きれいな上澄み液が残りました。

これが「沈殿池」の役割です。

子供たちも、汚れが沈殿している様子を驚きながら見ています。

しかし、このままでは、細かいちりなどが残っているため、細かい砂の層を通してさらにきれいにします。

これが「ろか池」の役割です。

見た目はほとんど水道水と変わらなくなりましたが、さらに塩素などを加えて殺菌処理をするという説明があります。

東京都では、1日に680万㎥(プール23000杯分)の水道水を供給しているとのことです。

さらに、最新式の水道管は地震があっても伸縮するタイプに置き換わってきているというお話もいただきました。

最後には、各グループで振り返りを行いました。

4年生A「ごみを沈めただけでは、まだ、飲むことができないのを知りました。」

4年生B「地震に強い水道管を作って、工夫されていることが分かりました。」

4年生C「水道水は24時間、365日作られているので、大切に使わないといけないと思いました。」

 

水道水が届くまで、たくさんの工程があることを学ぶとともに、多くの方々の努力があることにも気付いてほしいと思います。

「水道キャラバン」の皆様、貴重な学習の機会をいただき、ありがとうございました。【校長】