日誌

2023年9月の記事一覧

サウイフモノニ ワタシハナリタイ

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノアツサニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ・・・」

5年生が、道徳の時間に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節を読み、その生き方について学んでいます。

宮沢賢治は、1896(明治29)年、岩手県花巻市で生まれました。

岩手県は、春から夏(6月から8月)に吹く冷たく湿った東よりの風(やませ)の影響で、夏に気温が上がらず、作物が育たないことがたびたびあります。

こうした自然の厳しさを知る賢治は、農学校の教師を経て、よい土や肥料の研究を行い、農民と共に生きる生活を送ります。

わずか37年の生涯を閉じる前日まで、農民の相談に親身に応じ、自分の理想を追い続けた姿は、現代に生きる私たちにも強く訴えるものがあります。

宮沢賢治は、6年生の国語「やまなし」でも取り上げられます。

この「やまなし」は、小学校の国語で最も難読な物語文とも言われるものです。

それは、単なる文章の読み取りだけでなく、作者である賢治自身の生き様を理解しないと主題に迫ることができないからです。

本校では、できるだけ、互いの授業を見合って、指導力を高めることを推奨していますが、5年生の道徳で宮沢賢治が取り上げられているため、5年生の担任以外にも6年生の担任が揃って授業を参観するなど、教員同士が学び合って授業に生かそうとしています。

5年生の子供たちは、賢治の生き方を学んだうえで、「困難や自分の弱さを乗り越えて、強く誇り高い生き方をした人」について考え、意見を交流しています。

端末に各自の意見をまとめていますが、「そういう人は知らない」と書いている子も多くいます。

校長「『知らない』っていうのも仕方ないのかな・・・。」

5年生A「だったら、校長先生はそういう人、知ってるの?」

そんな質問が出るとは思っていなかったのですが、とっさに、

校長「うーん、苦しい思いをして校長先生のことを産んでくれたから、校長先生のお母さんかな。」

と答えると、聞いた子も納得していたようです。

全体で意見を共有すると、ベートーベンやチャップリンなどの偉人を抑えて、「お母さん」と書いた子が多かったようです。(校長は、5年生Aの子に小声で話していたので、他の子の考えに影響を与えていたわけではありません。)

「雨ニモマケズ」の末節は、「ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」です。

5年生の多くは、「お母さんのようになりたい」と思っているのかもしれませんね。【校長】

水害からくらしを守る

今日も最高気温が30℃以上の真夏日。

これで、東京の真夏日の日数は88日となり、過去最多の日数を更新し続けています。

朝のわずかな時間を除いて、休み時間を含め、校庭での活動ができない日々が2学期になってほぼ毎日続いている状況です。

さらに、先日の台風13号の接近を含め、集中豪雨の発生も増えています。

今日は、東京に雷注意報も出ていますので、午後は、天気が急変するかもしれません。

4年生は、社会科で「水害からくらしを守る」という学習をします。

近年、気候変動が急速に進んでいることを肌で感じる中で、この社会科の学習の重要性は一層増しています。

本日は、日野消防署高幡出張所の2名の署員の方々においでいただき、水害からの身の守り方について教えていただきました。

4年3組をベースにして、4年生の他の学級はリモートの生中継で同時に学習を進めます。

最初にビデオを見ながら、水害の恐ろしさについて学びます。

クイズもあります。

Q 小学生2人が川のそばで遊んでいると、強い雨が降ってきました。雨宿りするならどちらがよい?

 1 近くの橋の下に逃げ込む

 2 川から離れた建物に逃げ込む

校長「うーん、雨で走るの大変だし、近いから橋の下かなぁ・・・。」

校長の怪しい声かけにも惑わされず、多くの子が2を選びます。

橋の下に避難すると、増水したときに逃げられなくなってしまいます。

増水するスピードはあっという間だそうです。

 

最近、集中豪雨が多くなっている理由の1つである「線状降水帯」についても説明がありました。

4年生A「あ、知ってる!」

子供たちの関心も高いようです。

台風の被害についても紹介がありました。

大きな被害が出た映像を子供たちも真剣に見ています。

避難に関する情報や防災気象情報等の防災情報が5段階の「警戒レベル」を用いて伝えられていることも学びました。

しかし、やみくもに外に出て避難すればよいわけではありません。

子供の場合、水深20㎝で歩けなくなってしまうそうです。大人の男性でも70㎝が限界とのこと。

外が浸水している場合は、2階など、できるだけ高いところに垂直避難することが大事だと教わりました。

 

授業終了後、本校でも大雨を想定して、3階に避難する訓練を毎年行っている(詳しくは、こちら)ことをお伝えすると、署員の方々からお褒めいただきました。

また、熊本県でも大雨による被害が頻発していることから、今後、山都町立潤徳小学校とのコラボ授業を行うことも検討しています。

学習が実践に生かせるよう、今後も、様々な教育活動で水害から身を守る方法について取り上げていきたいと考えています。【校長】

特別教育実習最終日

前回の記事でお伝えした、東京教師養成塾生(以下、塾生)の本校での実習が最終日を迎えました。

今朝、校長室にあいさつに来たときに、

塾生「去年の11月に実習が始まったときは、『これから、約1年間あるのか・・・』と思いましたが、過ぎてみるとあっという間でした。」

と話していた塾生。

総仕上げの1日が始まります。

 

とは言っても、実習ですから、やるべきことはいつもと同じです。

3連休前に教室に置いておいた、水を入れた2つのカップの変化について、理科の授業でまとめます。

 

すると、ラップをしていない方のカップの水の量が大きく減ってます。

4年生A「やっぱり、3連休の間に校長先生が飲んじゃったの?」

校長「あ、ばれちゃった?」

4年生たち「あはは」

冗談を言いながらも、水が蒸発したことを確認していきます。

 

理科の授業が終わった後、職員室で、子供たちのノートをチェックします。

 

しかし、その頃、教室では、子供たちが塾生に内緒でお別れの手紙を書いています。

教育の現場では、こうした演出がとても大切です。

4年生B「校長先生、絶対に言っちゃだめだからね!」

校長が軽口なのを見透かされています・・・。

 

今日は、特別時程で、全校朝会を行うことができなかったので、給食の時間に所属学級の4年3組前の廊下からオンラインで、お別れのあいさつを行いました。

どの学級も、静かに塾生のお別れのあいさつを聞いていました。

今年の6月末まで所属学級だった6年2組の子供たちも塾生の話に耳を傾けています。

 所属学級では、帰りの会のときに、ナイショだった「お別れの手紙」が渡されました。

さようならの後も、個別に別れのあいさつをしていく子供たち。

実習生冥利に尽きる時間だったことでしょう。

児童が下校しても、実習は続きます。

今日は、最終日なので、校長からの講話がありました。

校長「教員として長く続けていく秘訣は『心技体』の充実です。」

との趣旨の話をしました。

一番最後は、教職員向けのあいさつです。

これまで、お世話になったことに対し、きちんとお礼を言うことができました。

特別教育実習は最後となりましたが、これまで長く本校に関わってくれているので、大学を卒業するまで、様々な形で協力してくれるとのことですので、貴重な人材となってくれそうです。【校長】

卒塾検定試験、合格か?

昨年の11月から、本校で約1年間にわたり「特別教育実習」を行ってきた(実習開始時の様子は、こちら)東京教師養成塾生(以下、塾生)の実習期間が来週で終了します。

これまで、昨年度の2年1組、今年度の6年2組、4年3組と主な所属学級を変えながら、多くの教員、子供たちと関わり、小学校の教員になるための様々な経験を積んできました。

今日は、2時間目に所属学級の4年3組で研究授業を行いました。

研究授業は今回で7回目。実習期間で最後の研究授業となります。

1年間の実習のまとめですから、卒塾検定試験とも言えるでしょう。

研究授業には、東京都教職員研修センターの担当教授、塾生の大学の担当教授の先生方に加え、本校の教員、そして、現在、通常の教育実習を行っている2名の実習生も参観しました。

多くの参加者に囲まれ、塾生も子供たちも少し緊張気味です。

授業の内容は、理科「雨水のゆくえ」です。

「潤徳池」だった校庭も、洗濯物も、いつの間にか乾いています。

水は地面にしみこんでなくなるのか・・・でも、洗濯物は地面に水がしみこまないし・・・。

グループで相談し、水のゆくえを調べる実験方法を考えます。

グループでまとめた実験方法は、端末同士で共有し、よりよい方法になるよう意見を出し合います。

約1年間の実習期間で、ICT機器を授業で活用する技術も学びました。これまでの授業実践で得た経験が生かされます。

授業終了後は、研究協議会を行いました。

実習開始時の頃と比べ、授業の進め方や児童への接し方などで大きな進歩が見られると、ご指導いただいている先生方からお褒めの言葉をいただきました。

現場で接している校長としても、「合格」レベルになるまで成長できたと感じています。

しかし、運転免許でいえば、「路上教習」が終わったというところ。

実際に教壇に立つまでに、まだまだ自分を磨き、高めてほしいと思います。

研究授業が終わったら、すべて終わりというわけではありません。

実験方法を話し合ったわけですから、実証しなければなりません。

6時間目、実際に2つのカップに同じ量の水を入れ、片方にはラップでふたをして、水の量の変化を調べる準備を行いました。

窓際にカップを置いて、3連休の間の水量の変化を調べます。

予想どおり、水の量に変化は見られるでしょうか?【校長】

「潤徳池」の謎が解けた・・・か?

4年生の教室に行ってみると、グループで集まって、何やら実験の準備をしています。

校長「何をしているの?」

4年生A「理科の実験で、校庭の土と砂場の砂の水のしみこみ方を比べているんです。」

理科で「雨水のゆくえ」を学習している4年生。実際に身近な土や砂で調べるようです。

4年生B「こっちが校庭の土で、こっちが砂場の砂で・・・」

校長「ちょっと触ってみてもいい?」

4年生たち「いいよ~」

触ってみると、ちょっと校庭の土が湿っている感じがします。

4年生C「3・2・1、スタート!」

かけ声と同時に校庭の土と砂場の砂が入ったそれぞれのカップに水を注いでいきます。

4年生D「あ、校長先生、砂場の砂の方が水が早くしみこむよ!」

Chromebookで実験の様子を動画撮影して、繰り返し、水のしみこむ様子を確認しています。

大雨のたびに「潤徳池」ができてしまう本校の校庭。

先週の金曜日に台風13号が接近したときも大きな池ができてしまいました。

水のしみこみ方にも関係あるのかもしれませんね。【校長】

ムーブノートで意見を交流し合って、朝食名人になろう!【研究推進委員会より】

 

潤徳小学校では、令和3年度から2年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。9月14日に行われた第6学年家庭科の授業の様子をお伝えします。

 

 

6年1組では、専科教員の2日間の朝食の写真を見て、どのような食品が含まれているかを考えました。

今まで学習した内容を簡単に復習します。食品の3つの働きと、6つの食品群について学習したことを確認しました。

 

朝食に出ていた食品を6つの食品群に分けます。教科書の食品のグループ分けの図を見ながら、プリントに食品名を記入しています。

 

黒板に食品のカードを貼り、分類が合っているか、確認をしました。俯瞰してみて、気づいたことを話し合います。

「1日目はバランスがいい」

「2日目は体を作るもとはあるけど…」「ビタミンがない」「野菜がない」「バランスが悪い」

子供たちが気付いたことを発表しています。

2日目のメニューに栄養の偏りが見られることを掴んだ上で、本時のめあてを確認します。

 

「栄養のバランスがよい朝食を考えよう」

2日目の朝食に一品つけたすとしたら、何をつけたすか。自分の考えをムーブノートに記入します。

カードの左上につけたしたい一品の名前を書き、そのメニューに含まれる食品を色ごとに分けられた3つのテキスト欄に記入します。下の欄には、なぜその一品にしたのか、根拠を記入します。ある児童は、体の調子を整える食品が足りないことに気づき野菜スープを選んでいます。緑のテキスト欄が大きめです。

 

カードは広場に提出します。自分が考えた一品と、その一品にした理由を班で話し合い、班で一番よいと考える一品を決めます。

選ぶ基準は「①栄養バランスがよい ②朝食にふさわしい」の2点です。児童は、自分の選んだ一品とその理由を班の子に発表したり、友達の考えた一品とその理由を聞く中で、考えを広げたり、深めたりしています。

班の一品が決まった後は、班で選ばれた一品を映し、全体で交流します。テレビだけでなく、児童の端末にも一斉表示し、考えを読みやすくします。

「ドレッシングをかけたサラダを選びました。脂質とビタミンを補うことができるし、野菜を和えてドレッシングをかけるだけなので作るのが簡単だからです。」

「この班で選んだのはヨーグルトです。2日目にビタミンと無機質が取れていないので、取れていない栄養をたくさんとれるからです。」 

「ほうれん草のごま和えを提案しました。脂質とビタミンが足りないので、どちらも取れるのがほうれん草のごま和えだったからです。」

「野菜スープを選びました。理由は体の調子を整えるもとになる食品がなかったから、野菜がたくさん入っている野菜スープをつけたして、野菜がいっぱいになるようにしました。」

 

最後に、学習を振り返ります。振り返りでは、友達の意見を聞いたうえで、自分が一番よいと考える一品とその理由、また「朝食の達人になろう」という単元全体の振り返りをノートに書きます。

今後、足りない栄養素があったら補って食べるという意識を普段の生活に生かしていってほしいと願っています。

 

協議会の様子

 今年度、潤徳小学校では帝京大学 教授福島 健介様を年間の講師にお招きしています。福島先生からは、児童の主体性を育てるというのは、「動機付け」「学習方略」「メタ認知」といった資質・能力を育てることであり、その点を分科会として提案していたことを評価していただきました。また、今後の課題として、そのための具体的な指導を考えていくことが必要だということをご教授いただきました。具体的な指導とは、「課題解決に向けた学習過程を工夫すること」です。

1課題を設定する 2解決方法を考える 3評価・改善する 4表現する

上記の学習過程の「4表現する」までの過程をしっかりと練ることが今後求められます。また、一人一台を使う視点についてもご教授いただきました。一人一台端末を使う視点について、さらなる研鑽が必要だということがわかりました。今後の研究に生かしてまいります。

全校朝会

本日(9月12日)の朝の時間、オンラインで全校朝会を開催いたしました。

<表彰>

ピアノの演奏で優秀な成績を収めた児童を顕彰しました。

<挨拶・校長先生のお話>

昨年度、山都町立潤徳小学校の池部校長先生よりご寄贈いただいた「くまモン」のぬいぐるみとともに、全校児童と挨拶をしました。

<9月2日、3日に開催された八朔祭についての動画視聴>

今日の全校朝会は、山都町立潤徳小学校の八朔祭(はっさくまつり)での活躍を特集しました。この画像は、八朔祭の目玉である「大造り物の引き廻し」の様子を写したものです。地元でテレビ放映された八朔祭のニュースを全校児童で視聴しました。

山都町立潤徳小学校の児童の皆さんは、八朔祭で楽器の演奏を披露しました。八朔祭に参加するために、学校で練習を積み重ねてきたようです。

全校朝会の最後に、スペシャルゲストとして山都町立潤徳小学校の池部校長先生にご出演いただき、八朔祭の様子などについてお話いただきました。

 

<池部校長先生のお話を視聴する日野市立潤徳小学校の児童の様子>

山都町立潤徳小学校と日野市立潤徳小学校との交流は、今後も続きます。今月末の9月26日には、両校が同じレシピの給食を食べるという「胃袋交流」を行います。その他の企画も多数ありますので、楽しみにしていていただければと思います。

(山都・潤徳小の舞台裏は、こちら

あったらいいな、こんなもの

2年生は、国語で「あったらいいな、こんなもの」という学習をします。

担任「私があったらいいなと思うものは『どこでもうたえるフォン』です。理由は、歌うのが好きだからです。はたらきは、いつでもカラオケができることです。ヘッドフォンの形をしていて、マイクがついていて、耳のところは好きな色に光ります。」

子供たちに見本を示す担任。校長が急に教室に入ってきて戸惑いながらも、自分の趣味をカミングアウトしています。

このことを受け、子供たちも様々なアイディアを考え、発表準備を進めます。

「わすれませんべい」

最近、物忘れが激しくなってきた校長にとって、喉から手が出るほどほしいものです。ノーベル賞の有力候補になるでしょう。

隣の学級に行ってみると、実際に発表が行われていました。

2年生A「私があったらいいなと思うものは『いちごがりマット』です。理由は、すぐにいちご狩りができるし、マットを開いたらすぐに食べられるからです。はたらきは、いちご狩りを体験できたり、いちごを食べたりできます。部屋でも外でも使えます。色は緑と黄緑と赤があります。開いたらとても大きいけど、たたむと小さくなります。」

校長「いいな、いいな、いいな~!」

2年生B「また、校長先生、食いしん坊なんでしょ!!」

校長「だって、いちご、大好きなんだも~ん!」

2年生たち「あはは」

国語の学習として大事なのは、理由や機能、形状などをメモにまとめて発表することです。

「時が見える石」・・・時が分かったら、大雨や車が来るのが分かって、友達の身の安全を守れる。

「心を読める指輪」・・・妹とケンカしても、心が読めれば、遊びたいときに仲直りして遊ぶことができる。

「7秒列車」・・・駅と駅との間を7秒で走るから、お客さんを早く運ぶことができる。

「あったらいいな、こんなもの」と聞いて、「ボーナス倍増リング」や「運動なしダイエット機」など、自分の欲望を叶えることばかり考えていた校長。

2年生に比べ、汚れた心に恥ずかしくなるばかりです(苦笑)【校長】

9月の避難訓練実施

本日(9月11日)の2校時、近隣のマンションから出火したという想定で避難訓練を実施いたしました。

発生場所から離れた経路で校庭のプール前に避難する予定でいましたが、暑さ指数(WBGT)が高く、外での活動は危険と判断し、教室前の廊下への避難にとどめました。

 

子供たちは、副校長の放送や担任・専科教員の話をよく聞き、速やかに廊下に避難することができました。

 

本日の訓練の振り返りやモロッコで発生した災害について、校長先生からのお話がありました。

このように、本校では、多様な場面や状況を想定した避難訓練を毎月、実施をしています。

ドキュメント 台風13号対応

日本列島に接近している台風13号の影響で、昨夜から断続的に強い雨が降り続いています。

予想より遅い速度で、雨が長く降っていることにより、今日は、学校生活に大きな影響が出ています。

朝の時点で、本校の校庭は、名物「潤徳池」になっています。

そこで、教員が正門に立ち、校庭を通らず、東門から敷地に入るよう誘導しました。

スクールガードボランティアの方も、子供たちが正門側に行かないよう声をかけてくださっています。

雨の中、ご協力いただき、ありがとうございます。

通常ですと、子供たちは、チャイムが鳴るまで、昇降口付近で待っていることになっていますが、今日は特別に早めに教室に入室することを許可しました。

 

校舎からは、浅川が増水している様子が見えます。

教職員で協力して、校内の安全点検を行いました。

ちょっと、雨漏りをしている箇所が見付かりました。

昨日に続き、昼休みに管理職、学年・専科主任、生活指導主任が集まり、下校時の対応を協議しました。

今後の降雨量の予想等を見ながら、できるだけ集団下校をすることや、両手を空けるため、大きな荷物は学校に置いたままにすることなどを指導するようにしました。

5時間目終了後、1~3年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。

校長「帰り道で、川に近付いちゃダメだよ!」

子供たち「は~い!」

などと言いながら、異学年でも一緒に帰っています。

 

続いて、6時間目終了後、4~6年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。

集団下校訓練は始業式の日(8/25)に実施しています。(詳しくは、こちら

訓練したことが、今日のような場合に生かされます。

 

台風は、夜半まで影響が残りそうです。

下校後も、できるだけ、STAY HOMEでお過ごしください。【校長】

給食試食会開催

本日(9月8日)の11時半から、JSP主催による「給食試食会」を1階のランチルームで開催いたしました。

JSPの皆様と本校の栄養士が、参加される皆様に配膳をしました。

本日のメニューは、カレーライス、サラダ、果物、牛乳です。

カレーライスは、日野産のトマトを使用したチキンカレーとなっています。日野市のトマトは、濃厚でコクがあり、「おいしい!」と全国的に評判となっている農作物です。調理員が、この日野産トマトを心を込めて手作りでピューレにしました。

果物として提供したのは、日野産の梨です。本校から徒歩で20分程度の位置にある、「阿川園」さんの梨を使用しています。

食後に、栄養士と校長から皆様に学校給食についてのお話をさせていただきました。 

下膳後は、参加された皆様に、アンケートのご協力をいただきました。

「たくさんの方の努力がつまっていることが分かりました。『ありがとうございます』という気持ちでいっぱいです。」「ルーを手作りしていただいたり、だしを一からとってくださったり、時間をかけて調理していることが分かり、とてもよい機会となりました。」「栄養や食品ロスなどはもちろん、楽しく食べることなど、様々工夫されていて素晴らしいと感じました。」「子供に給食のメニューを作ってほしいといわれているので、教えていただいたレシピを基に、おうちでも料理をしたいと思いました。」

 など、うれしいご感想を数多くいただきました。

本日、開催していただきましたJSPの皆様とご参会いただきました保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。

台風13号、接近中!

台風13号は、本日正午現在、日本の南にあって、時速25キロで北北東へ進んでいます。
中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。

明日には、関東地方に上陸するおそれがあるとの予報も出ています。

一方、一時的に風雨が強まることはありますが、比較的台風の速度が速いこと、強風域の範囲が狭いことなどから、学校生活に影響する時間は短いと考えられます。

本日の昼休みに学年・専科主任の教員を集め、台風の対応について協議を行いました。

下校までに以下の3点を確実に指導するよう、全員で確認しました。

1 明日は、今のところ、通常どおりの登校時刻であること
2 風雨が強まるおそれがあるので、十分気を付けて登校すること
3 絶対に川に近付かないこと

日野市役所からは、今後の降水量の予想等の情報も届いています。

特に明日の登校時には、かなり強い雨が降るおそれがあります。

保護者の皆様には、明朝の状況を確認のうえ、登校を判断してくださいますようお願いいたします。

細かい留意事項等については、C4th Home&Schoolにてお伝えいたします。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜運動会練習交流編〜

本校と交流を深めている、山都町立潤徳小学校では、9/2(土)の八朔祭の参加(詳しくは、こちら)、9/9(土)の運動会の実施(全体練習の様子は、こちら)など、2学期が始まってから、活発な教育活動が行われています。

本校の運動会は10/28(土)で、まだ、本格的な取組は始まっていませんが、50m走のタイム計測や紅白の児童決め、教員による校庭整備など準備は着々と進みつつあります。

山都町立潤徳小学校は、閉校年度で学校としての最後の運動会。

本校は、日野市制60周年 開校150周年記念運動会。

両校の歴史にとって、大きな運動会になりますので、互いの様子について理解を深めることはとても大事です。

今朝は、本校2年生と山都・潤徳小1・2年生の児童とで交流を行いました。

日野潤徳担任「山都町立潤徳小学校のみなさん、おはようございます」

両校児童「おはようございま~す!」

大きな声であいさつができました。

まずは、準備体操として、一緒に「くまモン体操」を踊ります。

山都・潤徳小では、今回の運動会で「くまモン体操」を準備体操にするとのこと。(詳しくは、こちら

両校の2年生は、昨年度、1年生だったときに「くまモン体操」を踊って交流をしています。(詳しくは、こちら

久し振りに音楽に合わせて踊ることになります。

日野潤徳2年生A「ちょっと忘れちゃったなぁ。」

などと言いながらも楽しく、元気いっぱいに踊る本校の2年生たちです。

続けて、運動会本番直前の山都・潤徳小の子供たちの演技を披露していただきました。

山都・潤徳小の1・2年生は、まず、「花笠音頭」を踊ります。

きれいな花笠を持って、完成度の高い踊りを披露する山都・潤徳小の子供たち。

山都潤徳1・2年生「ヤッショ、マカショ!」

掛け声も揃って、完璧です。

本校でも、昨年度の運動会で2年生が「花笠音頭」を踊っていますので、今年度の2年生にとっても身近に感じられる踊りです。

ただ、遠く離れた熊本でも同じ踊りをしていることにちょっと驚いているようです。

一生懸命踊っている山都・潤徳小の子供たちの様子を見て、本校の2年生からも自然に手拍子が起こります。

続いて、2曲目として、ポルノグラフィティの「Music Hour」の曲に乗せたアップテンポの創作ダンスが披露されました。

色とりどりのポンポンを持って、激しく踊る山都・潤徳小の1・2年生。

こちらも楽しい気分になってきます。

和風テイストの「花笠音頭」から、急にリズミカルな「ナウい」踊りに切り替わり、ちょっと戸惑う本校の2年生たち。

途中からは、手拍子をつけて、こちらもノリノリになりました。

最後は、本校児童からお礼や感想の発表です。

日野潤徳2年生B「とってもかっこよかったです!」

日野潤徳2年生C「友達と協力して踊っていて、とても揃っていました。」

たくさん手が挙がって、山都・潤徳小の子たちに伝えていました。

聞いている山都・潤徳小の子供たちもうれしそうです。

 

両校にとって、史上最大の運動会を控えていますので、側面から応援し合って盛り上げていきたいと思います。

本校からも10月になり、運動会の練習が本格化したら、山都・潤徳小に発信したいと思います。

まずは、9/9の山都・潤徳小の運動会の成功を祈っています!【校長】

(山都側から見た交流の様子は、こちら

「心理実践実習」スタート②

今年度、本校では、明星大学大学院心理学研究科の2名の大学院生の実習を受け入れています。

1学期に、前半1名の実習が終了しましたので、2学期は、後半のもう1名の実習を行います。

 

まずは、緊張しながら、本校の教職員の前で挨拶です。教職員も拍手で迎えます。

 本校の特別支援教育コーディネーターでもある養護教諭から、児童の概況などについてレクチャーを受けます。

現在、本校では、教育実習生も受け入れていますが、心理実践実習ですので、まずは、児童の状況について理解を深めることが大事です。

 

実際に、様々な授業に入って、子供たちの様子を観察します。

こちらは、2年生の音楽で、子供たちと一緒にリズム遊びをしているところです。

一緒に活動しながら、子供たちの特徴を把握していきます。

 

将来はスクールカウンセラー(SC)などの心理職を目指しているということなので、本校のSCと相談室で実際の業務などについて説明を受けて学びます。

初日から多くの教職員や子供たちと関わって、あっという間に時間が過ぎていきます。

すると、おなかもペコペコです。

本校自慢の給食を満喫です。

実習生「日野は給食がおいしいと聞いて楽しみにして来ました。本当においしいです!」

 

現場での実習でたくさんのことを吸収して、希望する心理職につなげてほしいと思います。【校長】

SDGsって何だろう?

2学期の総合的な学習の時間で環境について調べていく4年生。

まずは、とっかかりとして、日野市環境保全課の皆様においでいただき、SDGsの基礎について教えていただきました。

環境保全課の方「SDGsって知ってるかな?」

4年生A「知ってる!17個の取組があるんでしょ?」

4年生B「地球温暖化!」

4年生C「リサイクルとか?」

今夏の「秋田豪雨」の写真、2020年の台風による浅川増水の写真が示されます。

4年生D「あ、台風19号だ!」

子供たちの記憶にも残っているようです。

環境保全課の方「最近の気候変動で、大きな災害が増えています。人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できるような取組をSDGsといいます。」

 環境保全課の方「例えば、『ゴミ拾い』をすることで、『14 海の豊かさを守ろう』や『15 陸の豊かさも守ろう』につながり、さらに『3 すべての人に健康や福祉を』や『11 住み続けられるまちづくりを』にもつながります。1つの行動が、いろいろなことに結び付くのです。」

4年生E「ちりも積もれば、山となるってことだね。」

環境に関する学習は、知識を学ぶだけでなく、いかに実践につなげられるかがカギとなります。

4年生としてできることを、学習を通して考えてほしいと思います。【校長】

教育実習開始!

全校朝会で挨拶した2名の教育実習生は、所属学級でも自己紹介などを行いました。

子供たちも、新しい先生を迎えてニコニコです。

校長「潤徳小のことを教えてあげてね。休み時間は一緒に遊んでくれるかもしれないよ。」

「やったぁ!」と歓声が上がります。

とは言っても、本校に遊びに来たわけではありません。

多くの学級の様子を見て、教員の仕事や児童の状況などについて学んでいきます。

今日も休み時間は、暑さ指数が「危険」の数値のため、外遊びができません。

実習生は室内遊びに付き合ったり、学校探検に連れ出されたりしています。

所属学級でも、早速、授業補助です。

補助をしながら、自然に多くの子と関わっていきます。

嵐のように忙しい時間が過ぎ、ようやく給食・・・と思っても、食べながら質問責めにあい、お替わりの配膳を手伝い・・・と休まるヒマはありません。

教員の実態の一端を肌で感じる1日となったようです。

実習期間は4週間。自分の将来を考える上で、貴重な経験にしてほしいと思います。【校長】

臨時朝会開催

本日(9月1日)の朝、オンラインで臨時朝会を開催し、全校児童に教育実習生2名を紹介しました。

<校長先生のお話>

教育実習生2名の所属が発表されました。

<教育実習生による自己紹介>

本校の学校キャッチフレーズである「笑顔招福~SMILEFUL150years潤徳小~」にふさわしい、笑顔あふれる自己紹介をしていただきました。

本日から9月29日までの間、2名の教育実習生が本校で教員としての基礎を学ぶことになります。

子供たちに直接指導することを通して、教員としてのやりがいや素晴らしさを実感してほしいと願っています。