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2025年10月の記事一覧
【子供たちがつくる学校プロジェクト】運動会がんばろう集会!
今回の運動会の1つの目玉は、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の一環として、全学年から招集された「運動会実行委員会」が主体的に運動会を盛り上げる企画を検討し、実施することです。
今日は、その運動会実行委員たちが企画した「運動会がんばろう集会」が臨時で開催されました。
朝早くから登校して、綿密なリハーサルを行う実行委員たち。
開始時刻が近付いてくると、続々と体育館に各学級の子供たちが集まってきます。
実は、このことは本校では珍しいことです。
近年の異常とも言える気象状況や利便性などを考慮して、本校では、特別な行事等以外はリモート開催をすることが多く、さらに、学級ごとに一列で並ぶ、いわゆる「朝会隊形」で体育館に集まることはほとんどないのです。
しかし、子供たちは特に混乱することもなく整列していました。
集会開始です。
まずは、各学年の演技の見どころなどについて、実行委員から発表があります。
1年生運動会実行委員「1年生は『チグハグダンス』を踊ります。頑張ります!」
2年生運動会実行委員「2年生は『ハードロック八木節』を踊ります。みんなで力を合わせて頑張ります!」
3年生運動会実行委員「私たちは『キャリング・ハピネス』を踊ります。『キャリング・ハピネス』は、みんなに幸せを届けたい気持ちが込められています。Mrs. GREEN APPLEの曲で布を使って踊ります。ぜひ、見てください。」
4年生運動会実行委員「私たち4年生は『エイサー』を踊ります。『エイサー』は沖縄の伝統の踊りです。『元気いっぱい、力を合わせてエイエイサー!』をスローガンに頑張っています。キレッキレにカッコよく踊るので、ぜひ、見てください。」
5年生運動会実行委員「5年生は旗を使います。3つのグループに分かれて、旗を速く振ったり、きれいに使ったり、ダンスを踊ったりします。ぜひ、見てください。」
6年生運動会実行委員「6年生は、『なんちゅ~ソーラン!!』を踊ります。史上最高のソーラン節にできるように頑張ります!」
最後は、6年生らしく決めボーズ付きです。
続いて、運動会実行委員たちで話し合って決めた、運動会の全体スローガンの発表です。
「全力で楽しんで、勝っても負けてもいっしょうけんめいがんばろう」
実行委員の合図に合わせて、全校児童で唱和です。
運動会実行委員A「運動会まで、あと2週間。みんなで、全力で力を合わせて頑張りましょう。」
運動会実行委員たち「運動会、頑張るぞ!」
全校児童「おーっ!」
気合が入りました。
毎日のように集まって話し合いを続けてきた運動会実行委員たち。
努力は必ず報われます。
最高の運動会になる予感しかありません。
潤徳ファンの皆様の応援もよろしくお願いいたします。【校長】
違いの分かる5年生
5年生は、家庭科で調理実習を行います。
調理内容は「ごはんとみそ汁」です。
まずは、教室で学習計画を立てます。
家庭科専科「お米には、どんな種類がありますか。」
5年生A「あきたこまち!」
5年生B「こしひかり!」
5年生C「備蓄米!」
イマドキの子供たちです・・・。
校長「ごはんとみそ汁作るんでしょ?」
5年生D「うん。煮干しでだしをとって、具はわかめと、ねぎと、油揚げで・・・。」
校長「だしなんかなくても、味噌を入れればいいんじゃないの?」
5年生E「え~、違うでしょ。」
校長が前フリしていますが、実は、今日は「特別授業」つきです。
家庭科室に移動し、本校の栄養士が「だし」についての講話を行います。
今回は、助手として、今日が活動日の学校インターンシップの大学生も手伝います。
家庭科準備室で、2種類のみそ汁を準備するインターンシップ生たち。
子供たちに赤と緑の印がついたみそ汁が配られます。
まずは、見た目、においなどを比べます。
それだけでも違いがありそうです。
試飲です。
他の子の考えに影響が出ないように黙って飲まなければなりません。
授業を参観していた担任等の教員やインターンシップ生も試飲です。
口々に2種類のみそ汁の違いについて語り合っています。
校長も試飲です。
今日の授業は5-1ですが、すでに5-2、5-3の授業は終わっており、「違い」を知っている校長。
校長「うーん、コクがあってキレもあるなぁ・・・。」
などと適当なことを言って、子供たちに悟られないようにします。
子供たちが飲んだ感想を発表した後、答え合わせです。
緑は単に味噌を溶いたもの、赤は昆布と煮干しでだしをとり、味噌を入れたものです。
子供たちも全員、赤がおいしいと感じており、納得です。
煮干しや昆布以外のだしについても説明があります。
かつおぶしを鉋で削る実演もありました。
おいしいみそ汁にするにはひと手間が必要です。
煮干しの頭やはらわたの取り方についても解説がありました。
様々なだしの紹介を受け、和食ならではの奥の深さについて理解を深めることができました。
家庭科は理論だけでなく、実践も大事です。
5年生は、10月中旬から「ごはんとみそ汁」の調理実習を行います。
今回のだしの学習を通し、「至高の一杯」を作ることができるか、仲間との協力が試されます。
でも、ちょっと5年生だけでは心配。
そこで、今回の調理実習を「潤ファミ企画」とし、潤徳ファンの方々にもご協力いただきたいと考えています。
調理がお好きな方、子供たちと一緒に最高のごはんとみそ汁を試食したい方など、お気軽に学校までお越しください。
お申し込みは、C4th Home&Schoolにてお送りしましたフォームからお願いします。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和7年度 第4回たて割り班活動~第2の教室計画~
今日は、たて割り班活動の日です。
いつものように、放送委員からたて割り班活動開始の放送が入り・・・
5年生が1年生を迎えに行く・・・
ここまでは、いつものたて割り班活動と同じ流れですが、ここからが今回は違います。
校庭に集合する班はなく、全班、集合場所の教室に集まります。
すると、担当の6年生が紙を配り、班員が何やら書き始めています。
ちなみに、このような紙です。
校長「何を書いてるの?」
子供たち「名刺だよ!」
どんなことを書いていいか悩んでしまう低学年もいます。
高学年が優しく手伝ってあげています。
これがたて割り班活動のよいところです。
この名刺を使って何をするかというと、「共通点探しゲーム」です。
名刺に書いたことをもとに、仲間を探していきます。
「『寿司』の人、いない?」
などのような声が教室に飛び交っています。
「好きな食べ物」が一緒の子を探しているのです。
こうしてゲームを通じて、互いのことを理解していきます。
遊び終わった名刺は、模造紙に貼っていきます。
どの教室に誰がいるのか、一覧表ができ上がるわけです。
中には、6年生とじゃんけんして、勝った子から貼ることができる工夫をしている班もありました。
完成した一覧表は各教室に掲示されていきます。
それにしても、こうした自己紹介的な活動は第1回目のときに行うはずですが、なぜ、10月のこの時期に??
それは、「第2の教室計画」が始まったからです。
第1の教室は、所属している各学級、そして、第2の教室がたて割り班活動で使う場所となるわけです。
このことが何につながるかというと、11月に行われる展覧会です。
実は、各たて割り班のリーダーは、展覧会実行委員を兼ねています。
班員にも明かされていませんが、この「第2の教室計画」が展覧会に大きく関わっていくことになります。
これまで、たて割りリーダー兼展覧会実行委員として、計画を立ててきた6年生たち。(詳しくは、こちら)
運動会練習真っ盛りの中、こうして次のビッグプロジェクトが動き始めています。【校長】
【デジこれ】モニターを使った「オート練習」
朝からかなり強い雨となっています。
休み時間は校庭では遊べません。
しかし、校内では様々な動きが見られます。
4年生の「踊リーダー」たちは、練習が佳境に入っています。
6年生の運動会実行委員も踊りの自主練です。
動きが速すぎてピントが合いません。(苦笑)
運動会の「準備・整理運動」担当の子供たちは、全校練習での見本披露のため、細かい動きまでチェックです。
応援団(白組)は、校長にマル秘応援歌を初めて披露です。
「子供たちがつくる」応援団、今年はひと味違います。
そして、全学年から招集された運動会実行委員の会議も開かれています。
今週金曜日に臨時全校朝会を開き、これまで話し合ってきたことをいよいよ公開する予定です。
その段取りを全員で相談しています。
さて、東京都教育委員会「デジタルを活用したこれからの学び(デジこれ)推進地区」実践校の指定を受けている本校。
デジタルの日常化を図るべく、校庭が使えないときの休み時間は、Chromebookでタイピング練習などをして過ごす児童が多く見られます。
しかし、先述のとおり、運動会等の練習、打合せなどで教室を使うことが多く、その教室にいた子は行き場を失い、廊下等で過ごす光景が多く見られます。
今年度「デジこれ推進校」の予算を使って、ポータブルモニターを6台購入しました。
そこで、このモニターの活用を図るべく、廊下の各所にモニターを設置し、運動会の準備・整理運動の練習動画(見本は本校教員)の動画をループ再生で流してみました。
すると、何の広報もしていないのに、廊下でふらふらしていた子供たちがモニター前に集まってきて、動画に合わせて練習を始めていました。
東昇降口の「潤徳小デジタルサイネード」を含め、モニターを駆使しながら、様々な活用方法を検討してみたいと思います。【校長】
子供たちがつくる授業『家庭科 ものの溶け方』ー研究推進委員会
9月10日に引き続き、今年度2度目の研究授業を行いました。
潤徳小学校では、第4次日野市学校教育基本構想を受け、「子供たちがつくる」教育活動の具現化を図っています。日々の授業の中でも「子供たちが能動的に学び、他者の考えを認め合い、交流する」場面をつくり出すことができるよう、今年度は以下の研究テーマのもと、授業改善を推進しています。
ファシリテーターとしての教師の役割
~子供たちがつたえ、つなぎ、つくりあげる授業~
第2弾として、9月24日に第5学年理科「ものの溶け方」の授業が行われました。
子供たちは授業の中で、「溶け残った塩やミョウバンをさらに溶かすことはできるのだろうか」という問いを立て、その実験方法を考えるために意見交流をしていました。
授業の様子をお伝えします。ぜひご一読ください。
授業の様子はこちら⇓
(2016年4月から2018年3月まで)