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【デジこれ】教師が不要な日が来る・・・のか?
ICTが堪能な本校の外国語専科。
AIを活用した授業を行うと聞いたので、様子を見に行ってみました。
中学校生活が間近に迫っている6年生。
中学校からは想像以上に英語の比重が大きくなります。
そこで、「中学校英語を先取りしよう!」とのめあてで授業が行われます。
日本人の多くが英語が苦手な理由は、構文の違いにあると言われます。
主語(S)+完全他動詞(V)+目的語(O)といったものです。
学生のときに苦労された方も多いのではないでしょうか。
「I have a pen.」は直訳すると「私は持っているペンを」となるため、日本語からすると違和感があるわけです。
ということで、この授業では、SVOの構文にゲームを通して慣れていきます。
「いつ、どこで、誰が 何をした」ゲームを知っている方も多いと思います。
それぞれのカテゴリーで適当な言葉を考え、組み合わせると、予想もしない文ができるという遊びです。
(例:昨日、大阪で、宇宙人が、居眠りをした。)
これを英語でやってみようというゲームです。
SVO、それぞれのカテゴリーで言葉を選ぶと、どんな文になるのか、チャレンジするわけです。
ある班では、S「you」、V「throw」、O「a banana」という選択になりました。
英文にすると、「You throw a banana.」になるわけです。
ここで、AI「Gemini」が登場です。
外国語専科が、「Gemini」に正確さや面白さを採点するよう指示を与えます。
すると、こんな回答が得られます。
Gemini「〈正確さ〉★★★ 文法はパーフェクト!『You(あなたは)』、『throw(投げる)』、『a banana(バナナを)』と流れるような完璧な英語だね。非の打ちどころがない、素晴らしいチームワークだ!」
Gemini「〈面白さ〉★★ とってもアクティブな文だね。『えっ、今!?僕にバナナ投げちゃうの!?』って、クラスのみんなも思わず身構えちゃったんじゃない?」
ひととおり、文作りとAI審査が終わると、2周目は、さらに形容詞も入れてみます。
ある班は、こうなりました。
「A gorilla makes nice students.」
Gemini「〈正確さ〉★★★ 文の形(SVO)が完璧だね!しかも、今回は最初からmakesとsが付いている!これはすごい、パーフェクトな英語だよ!」
Gemini「〈面白さ〉★★★ ゴリラが…『素敵な生徒たち』を作る!?ゴリラの先生が『ウホッ!いい子たちを育てるウホ!』って、みんなをビシバシ(あるいは優しく?)教育しているのかな?それとも、粘土か何かで『素敵な生徒』を造形しているのかな?想像が膨らんで最高に面白い!」
Gemini「〈ボーナスポイント〉★ 『nice(素敵な・よい)』という『どのように』を表す言葉を、目的語の『students』の前にしっかり入れたね!文がとても詳しくなって、素晴らしいうえにボーナス獲得だ!」
こうして、AIの採点を基に、「★」を最も獲得した班が優勝です。
優勝チームは、ごほうびシールをもらって、にっこりです。
子供たちは、「もっとやりたい!」と授業終了後も外国語専科の周りに集まっていましたが・・・。
授業を見ていた校長は、英語に意欲的に取り組む子供たちの様子を見て、目を細めていましたが、ちょっと不安もよぎりました。
今は、教員がAIに指示を与えていますが、そのうちに、教員がAIに指示を受けるようになり、最後はAIだけで授業が行われ、教員がいらなくなってしまうのでは・・・。
このことを「Gemini」に聞いてみようかなぁ・・・。(苦笑)
ところで、今日は東日本大震災発生から15周年の日です。
今日は5時間授業で、地震発生の午後2時46分には全校児童がすでに下校していますが、学校では1日、半旗を掲げ、哀悼の意を表します。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)