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カテゴリ:潤徳小日記

【5年研究授業】Meetで他地域とつながり、自然災害に関する理解を深める

潤徳小学校では、令和3年度から3年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。本日、第5学年社会科「国土の自然とともに生きる」の研究授業を行いました。

 

Meetで他地域とつながり、自然災害に関する理解を深める

~東京都日野市立潤徳小学校・熊本県上益城郡山都町立潤徳小学校・神奈川県相模原市立藤野北小学校コラボ授業~

はじめに、教科書で学んできた自然災害の種類について振り返りました。自然災害には、

①    津波災害

②    風水害

③    地震災害

④    火山災害

の4種類があることを、写真とともに振り返りました。

 

また、日野市における大きな自然災害にはどんなものがあったかを振り返りました。

「浅川の水が氾濫した。」

「1年生の時だった。」

「日野橋が崩れて、使えなくなった。」

2019年の台風19号の被害は、子供たちの記憶にも新しいようです。

「では、他の地域ではどんな自然災害があったのでしょうか。なぜそのような災害が起きたのでしょうか。直接、Meetで聞いてみましょう。」

まずは、「東西潤徳小学校コラボレーション」の一環として、熊本県にある山都町立潤徳小学校とつながり、どのような災害があったかをインタビューしました。

山都町立潤徳小学校の6年生の児童が、山都町で起きた風水害、地震災害、火山災害について資料とともに話をしてくれました。

 

発表で使っている資料は、オクリンクで共有しているので、日野市立潤徳小学校の児童も手元で見ることができます。

「阿蘇山からの硫黄の匂いが山都町まで届いた。」

と実際にそこに住んでいる児童ならではの話を聞くことができました。

 

「山都町では、2023年7月の大雨で、金内橋が崩落しました。」

「日野橋も使えなくなったので、風水害での被害が同じなんだな、と思いました。」

 

次に、神奈川県の相模原市藤野北小学校とつながり、どのような自然災害があったかインタビューしました。藤野北小学校では、風水害による土砂崩れで本校舎が使えなくなった話を聞くことができました。

 

土砂崩れによって土砂に飲まれた本校舎や、ブルーシートで覆われている様子を手元の端末で見ながら、藤野北小学校の5年生の話を聞きました。

「本校舎が使えなくなってから、2年間「やませみ」という施設で授業を受けました。それから3年間は、プレハブ校舎で学びました。」

今回は、そのプレハブ校舎からの配信でした。5年間も本来の校舎で学ぶことができていない話を聞き、日野市立潤徳小の児童は衝撃を受けたようでした。

インタビューを通して思ったことや、疑問に思ったことは「ムーブノート」の「広場」に送りました。藤野北小学校も本校と同じ「ムーブノート」を使っているので、共有して見ることができました。

「土砂崩れで、桜の木は倒れなかったんですか。」

「すべて倒れてしまいました。」

「桜の木が倒れて、景色が一変していてびっくりしました。」

「プレハブの教室は、窮屈ではないですか。」

「今はもう慣れてしまいました。」

「少しの機関の雨で、長い間使えないことにびっくりしました。」

と、直接やりとりをすることもできました。

「今年の2学期には、本校舎に戻ることができます。」

との話を聞くと、「良かった」とほっとする様子の児童もいました。

 

「日野市の風水害、藤野での風水害、こちらは川の氾濫で、藤野では土砂崩れと違いが生まれたのはなぜでしょう。」

地図帳や、Google Earthを使って、地形に違いがあることを確認しました。日野市立潤徳小学校と違い、山があることを確認しました。

 

また、ストリートビューを使っていた児童は、すぐそばに川が流れている様子を写真で確認していました。

 自然災害の発生と国土の自然状況には関係があることを、理解することができました。また、そこで暮らしている児童に直接話を聞くことができ、児童の関心もより深まったようでした。

今後、大規模な自然災害からくらしを守るための取り組みについての学びにつながっていきます。

 

 授業後は、研究協議会が行われました。本日は、教育委員会の皆様、オンラインにて山都町立潤徳小学校の皆様、藤野北小学校の先生をお招きしての研究協議会となりました。

 成果

  • 現地の小学生と実際にリアルタイムで交流することにより、地域や土地は異なるが、自然災害を身近な問題と捉えることができると感じた。
  • 写真だけでなく熊本・藤野と離れた場所からの生の声が聞けたことで、災害時の臨場感が伝わり、自然災害の被害の大変さがより伝わったと思う。児童の心に残る学習になると思った。
  • 藤野北小と交流したことで同じ台風でも被害が違うことに気付き、土地の違いに注目することができた。Google Earthは地形が分かりやすくてよかった。 

課題

  • オクリンクの資料を見ながら、メモをすることが難しそうだった。資料は黒板に提示、メモをChromebookとしたほうが良かったのではないか。 
  • Meet、オクリンク、ムーブノート、グーグルアースと様々なコンテンツを駆使したために、より理解できたところもあるが、ついていくのが必死で、感想など書くまでに至らない児童もいた。
  • 事前に、いくつかの資料をもとに災害の様子など予想を立てたり、質問を考えておくことで、学習の深まりがあったのではないか。

  指導・講評においては、本校の「特色ある学校づくり」で日頃から山都町立潤徳小学校とつながっていることが児童の姿に表れていることを評価していただきました。また、本時の授業ではライブで2校とつながるというチャレンジ精神あふれる授業に関しても評価していただきました。授業のねらいや、探求的な学習の流れ、児童が何を学び取っているのか、こちらが相手に発信できることは何かなど、検討していくべきことも多々ありますが、直接つながり生の声を聴くという経験は、児童の学習に大きな影響を与えていることを感じさせる授業実践となりました。

 【研究推進委員会より】

【研究授業】話をつなげ、学び合う児童を育てる ~話す・聞く単元におけるChromebookの活用法~

 潤徳小学校では、令和3年度から3年間にわたり、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。本日、第2学年国語科「みんなで話をつなげよう『そうだんにのってください』」の研究授業を行いました。

話をつなげ、学び合う児童を育てる

~話す・聞く単元におけるChromebookの活用法~

 「そうだんにのってください」は、国語科における「話す・聞く」単元の一つです。この単元では、A「互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて、話をつなぐこと」の力を付けます。

低学年分科会として、研究授業にこの単元を選んだ理由は、新型コロナウイルス感染症の影響があります。昨年度まで、感染症対策のため、密になる少人数での話し合いは積極的に行うことができませんでした。しかし、社会の複雑化が進む中、多様な他者との「対話力」を身に付けることは、より一層重視されてきています。そこで、話す・聞く単元において身に付けたい力を明確にし、しっかりと育てていこうということになりました。

Chromebookを話す・聞く力を付けるための「サポートツール」として位置付け、以下の2点において活用することを研究授業において提案しました。

  •   自分が話したり聞いたりしている様子を動画として記録に残し、よりよい話し合いに生かす
  • Google Formで振り返りを積み重ね、成長を実感するとともに、次の学習につなげる

 

 上記の2点を毎回の話し合いにおいて行いました。授業の様子を写真とともにお知らせいたします。

 

 授業のはじめに、今まで学習した「話し合い名人の技」を確かめました。

 

まずは、「聞き方あいうえお」です。これは、1学期から1・2年生に繰り返し伝えてきた「良い聞き手」の合言葉です。1学期は、何度も「ペアトーク」を行い、「聞き方あいうえお」にあるような聞き方を身に付けられるように学習を積み重ねてきました。

次に「うけとめる」「くりかえし」「思ったことを言う」「しつもん」です。この4点は、初めて3人以上の話し合いにチャレンジした際に子供たちと見付けた「話がどんどんつながるグループの共通点」です。

 本時の話し合いでは、どんなことを頑張りたいか、一人ひとりめあてを決めます。前時の話し合いにおける振り返りのデータを集計したグラフも見てみました。

 

前時は、「くりかえし」と「しつもん」に課題があったようです。クラス単位の得意・不得意も確認し、全員が本時の話し合いにめあてをもって取り組めるようにしました。

 本時の相談者を確認したら、いよいよ話し合いの始まりです。

 

 A「宿題をいらいらしないでするには、どうすればいいと思いますか」

B「一回、ゆっくり深呼吸してからやるといいと思います。」

A「それはいいですね」

「思ったことを言うこと」と「うけとめる」がしっかりできていますね。

 

あるグループでは、このような相談がありました。

C「ドッジボールで強く投げるためにはどうすればいいですか。」

D「筋肉もりもりになるといいと思います。」

C「どうすれば筋肉もりもりになるんですか。」

D「ダンベルを持つといいと思います。」

相手の発言を受けて、質問をすることが上手にできています。

  

3分間の話し合いの後、相談者は、友達からの考えを受けて、どうすることに決めたか、伝えます。

「〇〇さんの考えをやってみようと思います。なぜかというと…」

 

 次に、話し合いの動画を観て、自分たちの話し合いがどうだったか振り返ります。

「いいねって言えているよ。」

「〇〇ちゃん、『くりかえし』が上手だね。」

 

動画を視聴した後は、Formsに「話し合い名人の技」がどれぐらい使えたか、振り返りを入力します。

また、「ミライシード」の「オクリンク」にも振り返りを入力します。「オクリンク」を使うメリットは、入力した内容を他の児童にも見てもらえることです。積極的に挙手をすることが難しい児童も、考えていることを共有することができます。

話し合いを通してよかったことを話し合う際には、オクリンクに送られた振り返りのカードを掲示しながら行いました。

 

うまく話し合えたグループの動画も視聴しました。

この動画は、話し合い終了後にすぐに子供たちが「Googleドライブ」にアップロードしたので、教員の端末からも、子供たちの端末からも、視聴することができます。以前の話し合いの動画も残っているので、成長が目に見えて分かります。実際に動画を観ながら、よいところを確認していきました。

 

3人グループのうち、前時と本時で2人の相談を終えました。次回の話し合いで、最後になります。子供たちの「対話力」がどれだけ伸びていくのか、楽しみです。

  授業後は、帝京大学 教授福島 健介様を講師としてお招きし、研究協議会が行われました。協議会では、以下のような成果と課題が出ました。

【成果】

  • 動画で振り返ることで、自分の姿を客観的に見ることができ、できていることやできていない課題を見つけることができた。
  • 録音にイヤホンを使うことは、話し合いの声をよく拾い、大変有効だった。
  • 明確な視点をもって振り返りをしていて有効だった。

【課題】

  • 話をつなげるという点において、不十分な点が見られた。
  • 机の配置など、話し合いに不適切なのではないかと思われた。

 

また、福島先生からは、このようなご指導をいただきました。

【成果】

  • 「話すこと・聞くこと」の児童の「課題」のとらえ方が正確でした。

 令和4年度「学力・学習状況調査」によると、「相手とのつながりをつくる言葉の働き」を捉えることに課題が見られたことが明らかになっています。その理由として、「話し合いは意見を一つにまとめるためのものであるという意識が強くある児童もいた」ことが挙げられます。今回の授業は、話し合いとは意見の集約だけでないことを提案したことにおいて、価値がある授業だったと思います。

【課題】

  • 「話をつなげる」とはどういうことでしょう。それは、話し手が発信した後、受け手側が、自分の中でどのように情報を処理して、発信し返すかということです。しかし、指定された「技」に終始し、形骸化していたと思われます。
  • これからは、「学習化の個別化」が重要です。クラスの伸びよりも、自分がどうだったかが大事です。前の動画と比べる、得意を伸ばす、などそれぞれの成長を捉えることが大事です。

  

 クラスとしての成長を捉えることは、子供たちも、参観している側も、大いに盛り上がるものです。しかし、本当に大事なのは、「一人一人にとって学習がどうであったか」です。苦手を無理に伸ばす必要はありません。得意を伸ばしたって良いのです。今までの授業観を捨て、一人一人に合った学びの実現をいかに達成するかが大事です。

 授業観をアップデートし、一人ひとりにとって学びがどうであったかを考えていく必要があることが分かりました。今後の授業づくりに生かしてまいります。

4年生 校外学習「動物の体のつくり と ほね」

4年生の理科では、「わたしたちの体と運動」という単元で、骨や筋肉、関節などの体のつくり、また、それらがどのように動くかについて学習します。

その学習の一環として、多摩動物公園に行き、「動物の体のつくり と ほね」として人間以外の動物について様々なことを教えていただきました。

みんなおなじみの多摩動物公園ですが、入ったことのない学習ホールにわくわく。

 

また、実際に動物を観察する時間もありました。

「体のつくり」に着目して動物をじっくり見ることも、なかなかないですよね。

最後には実際の骨を観察したり触ったり。

なんと多摩動物公園の職員の方が自ら標本を作っているのだとか!

実際に話を聞き、見て、触って、とても貴重な体験をすることができました。

人の体のつくりとの共通点や差異を確かめながら、学校での学習をより深めていきたいと思います。

4年社会科:自然災害にそなえるまちづくり~東西潤徳小学校コラボレーション~

 潤徳小学校では、令和3年度から3年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。本日行われた第4学年社会科「自然災害にそなえるまちづくり」の授業の様子をお伝えします。なお、本日の授業は、日野市の「特色ある学校づくり支援事業」として指定されている「東西潤徳小学校コラボレーション」の授業です。

距離を越え、つながり、学び合う児童を育てる

~4年社会科:自然災害にそなえるまちづくり【東京⇔熊本】~

「熊本県 山都町立潤徳小学校(以下、山都潤徳)」、「東京都 日野市立潤徳小学校(以下、日野潤徳)」をGoogle Meetでつなげ、授業が始まりました。

本時のめあては

山都町との交流を通して,考えたことをまとめよう

です。山都潤徳も、日野潤徳も、今日の授業に向けて、それぞれの地域における「自然災害にそなえるまちづくり」について調べ、発表準備をしてきました。

 

グループでは、

①   「(国や)都道府県,市区町村などの関係機関の役割」

②   「自治会などの役割」

③   「私たちができること」

の3つの視点について、それぞれ役割分担し、まとめています。今日は、学びの成果を発表し合い、共通点や相違点を捉えながら、学びを深めていきます。

 

Google Meetのブレイクアウトルーム機能を使い、グループに分かれます。ブレイクアウトルームとは、少人数で話し合いができるように、少人数で区分けする機能です。端末の音声が聞き取りやすいよう、教室だけでなく、廊下にも出て話し合いをします。

まずは、自己紹介をしています。照れながらも、画面の前に立ち、自己紹介をする姿が見られました。

発表は、「画面共有」機能を使います。子供たちは、ミライシードでまとめた発表用のスライドを、山都潤徳に共有しながら、発表をします。

日野潤徳児童

「東京都の取り組みを発表します。1つ目は護岸工事です。護岸工事は、川幅を広げたり川底を深くしたりしています。2つ目は…」

日野潤徳児童

「日野市の取り組みを発表します。日野市では、毎年合同水防訓練をしています。合同防災訓練では…」

日野潤徳児童

「自分ができることについて発表します。私は、ローリングストックをしたいと思いました。賞味期限が近いものから食べ、また新しい物をストックするというものです。」

 

発表原稿は、ノートの子もいれば、Googleドキュメントを使っている子もいます。自分がやりやすい方法で学びを進めるためです。「文房具としてのICTツール」という位置付けが、しっかりと根付いていることが分かります。

 

日野潤徳の発表の後は、山都潤徳の発表です。日野市と同じところはどこか、違うところはどこか、集中しながら聞く様子が見られました。

 

発表の後は、質問や感想を伝え合っています。

山都潤徳児童

「マイタイムラインを使って、避難場所の確認をします。」

日野潤徳児童

「熊本にもマイタイムラインがあるんですね。」

日野潤徳児童

「あ!デザインが違うよ。」

日野潤徳児童

「すごい!くまもんだ」

 

山都潤徳児童

「避難をするときは、自分だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に避難するので、助け合うことが大事です。」

日野潤徳児童

「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいるんですか。」

山都潤徳児童

「はい、そうです。」

核家族が多い東京都の相違点に気付くことができました。

 

山都潤徳児童

「災害が起きたときは、避難所に避難します。避難所は、山都潤徳の体育館と、憩いの家という場所です。」

日野潤徳児童

「私は、近くの三沢中に避難します。避難所があるのは、日野市と一緒ですね。」

日野潤徳児童

「山都潤徳小の近くに、川はあるんですか。」

山都潤徳児童

「あります。」

日野潤徳児童

「えっ…。じゃあなんで、避難所になっているんだろう…」

とてもよい問いが出ました。日野潤徳小は、浅川が氾濫すると浸水するため、避難することができません。しばらく考えた後、山都潤徳の児童から、このような答えが返ってきました。

山都潤徳児童

「山の上にあるからだと思います。」

ああ~と納得した様子の日野潤徳の子供たち。ちょうど、理科で「流れる水のゆくえ」を学習したばかりです。教科横断的に理解が進んでいることが感じられます。

 

それぞれのグループで、様々な発見がありました。交流の後、教室に戻ってきた子供たち。口々に

「もっと話したかった」

と興奮冷めやらぬ様子でしたが、その中で一人

「帰ってきた、って感じ」

という児童がいました。頭も、心も、距離を越え熊本と交流していたのかもしれませんね。

教室に戻った後は、山都潤徳の発表を聞きながらノートにメモしてきた共通点・相違点とともに、考えたことや感じたことをまとめていきました。

まとめたことを、教室の近くの子と共有しました。比較しながら発表し合ったことで、学習の理解が深まったようです。

 

協議会の様子

本日の協議会は、山都潤徳との合同協議会となりました。協議会では、以下のような成果と課題が出ました。

成果

  • 山都町立潤徳小学校との交流で、他の地域の災害対策を知り、自分の暮らす地域との共通点、相違点をまとめ、考えを深めることができていた。
  • 水害という同じテーマだったから、分かりやすかった。
  • 遠くの同年代の子に画像を見せながら、発表をし、その場で交流ができた。相手がいることで、発表をする/聞く態度が前のめりだった。 

課題

  • 山都からの音声が小さく、相互のコミュニケーションが円滑に行われていたとは言いづらい。→解決策「外部スピーカーを使用する」「クロームブックの最大音量を引き上げる」など
  • 発表をするだけして終わりになってしまっているグループがあった。事前に自分たちはこう→じゃあ山都町はどう?という視点をもたせてあげると意見交流が活発になったのではないかと思いました。

 

また、本日は講師として、日野市教育委員会 宮崎友和指導主事をお招きしました。

指導・講評では、社会科における情報活用能力の育成や、遠隔教育などについてご指導いただきました。本時の授業については、相違点について、さらに深く問い返してほしかったとの話がありました。「山都町では、憩いの家という避難所にクリスマスツリーを飾る」「という相違点を挙げた子がいたが、「なぜクリスマスツリーを飾っているのか」と問い返すことで、「小さい子も安心できるように」と考えられたかもしれない。そうすると、「小さい子も安心して避難できるように自分は何ができるか」ということをも考えられたかもしれない。自分事として考えることに繋げていくことが大切なのではないかとご指導いただきました。

 

 ハード面や、最終的な教科の目的に関して様々な課題はあれど、遠隔で共通の課題について発表し合い、学びを深めることのメリットを大いに感じられる提案授業となりました。

(山都・潤徳小の4年生の授業の様子は、こちら

(研究協議会の裏側は、こちら

2年生 町たんけん

今日の2年生は、生活科の学習で町たんけんに行きました。

潤徳小の周りにある地域やお店に、小グループでインタビューに出かけました。

地域にはどんなお店や施設があるのか、そこで働いている方々はどのような思いをもっているのか、実際にお話を聞いたり、中を見させていただく中で、たくさんの学びを得ることができました。

また、本日は17名の保護者の皆様にご協力いただいたことで、どのグループも安全に町たんけんをすることができました。

地域の皆様、保護者の皆様、ありがとうございました。学びの成果物は、11月の学校公開にて発表する予定です。

 

<ご協力いただいた地域の皆様、本当にありがとうございました>

 むこうじま保育園 

 馬café マリアの風 

 たかはた北保育園 

 日野市役所 リサイクル事務所 

 Farmer's market 東京 みなみの恵み 

 堀辺建材店

 日野警察署 高幡不動駅南口交番

 Cafe De Dango

 高幡まんじゅう松盛堂

 高幡不動尊金剛寺

 京王線高幡不動駅

 フラワーショップ京王高幡店

 日野市消防団

 とうふ処三河屋