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東西潤徳小学校コラボレーション〜あいさつ運動編〜
2/24に閉校記念式典を終えた山都町立潤徳小学校。
しかし、完全に閉校となるのは、年度末ですから、まだ1か月あります。
山都・潤徳小の池部校長先生とは、「これまでと変わらず、残りの期間もできる限り交流を深めていこう」ということで一致しています。
現在、本校では、代表委員による「あいさつ運動」の取組を進めているところです。
ここに、東西コラボをタイアップすることにしました。
この「東西潤徳小学校コラボレーション」の取組は、日野市教育委員会から「令和5年度特色ある学校づくり支援事業」の対象として認められています。
市からは、この取組に対する補助をいただいていますので、モニターを購入し、「潤徳小学校デジタルサイネージ」として日常的に活用を図っています。
校内の連絡事項や山都・潤徳小の交流にちなむ写真や動画などを投影してきましたが、今日は、オンラインで終日、両校をつなぎ、自然に交流ができるようにしてみました。
午前8時前から、つないだ状態にしています。
出勤してきた本校の教職員も、山都・潤徳小の先生方にあいさつをしています。
登校してきた子供たち。
モニターの前は、ちょうど1年生の下駄箱になっているので、いつもと違うモニターの映像に早くも反応しています。
校長「今は、『あいさつ運動』をしているんだから、ちゃんと熊本の子たちにもあいさつしようね。」
1年生たち「おはようございま~す!」
画面に映っている、山都・潤徳小の子たちに次々声をかけていきます。
中には、教員と一緒に「こ・ん・に・ち・は~!」とあいさつしている子供たちもいます。
朝ですが。(苦笑)
「すすんであいさつする」ということは、いつも会っている身内だけでなく、立場の違う人や久し振りに会う人などに対しても自分からできるということだと思います。
山都・潤徳小とは、生活時程がかなり違うので、本校の休み時間などに山都・潤徳小の子供たちや先生方がいつも映っているわけではないのですが、画面に見えたときなど、すすんで画面越しにあいさつできるような子になってほしいと思います。【校長】
(山都側から見た交流の様子は、こちら)
日野市の昔にタイムスリップ
社会科で「日野市のようすとくらしのうつりかわり」の学習を進めている3年生。
今日は、日野市郷土資料館の2名の方に講師としておいでいただき、日野市の昔の様子や昔の道具などについてお話をいただきました。
昭和40年頃の家屋の写真を見せていただきました。
白黒の写真には、土間があり、七輪やガス炊きの炊飯器などがあるのが見えます。
説明の後には、自由に昔の道具を見せていただきました。
嫁入り道具だった、立派な高下駄を見つめる女子たち。
昨年の婚姻数は戦後初めて50万組を下回ったとニュースになっていましたが、「嫁入り道具」自体も昔の慣習になってしまうのでしょうか。
かまどを模して、周りに座布団を敷き、囲炉裏端のイメージを作ります。
「座布団が昔の道具か・・・。」
「昔の人間」の校長にとっては、若干、違和感を感じます。
校長「座布団に座ったこと、ある?」
3年生たち「な~い!」
ちょっとショック。
まぁ、最近は、ソファーやクッションなのでしょうが・・・。
座ったことがあるという子も、御祖父母様のお宅に帰省したときなどの経験のようです。
黒電話・・・
え?昔の道具?校長の実家には普通にありましたが・・・
3年生A「ばぁばのところにあるよ!」
校長「ちびまる子ちゃんの家にもあるよ!」
3年生たち「あはは」
やはり、子供たちにとっては、はるか昔の道具のようです。
アイロンも、こて、炭を入れて使った「ひのし」、初期の電気アイロンなどたくさんの種類があることが分かりました。
校長「日野市だから『ひのし』があるのかなぁ」
3年生たち「・・・」
渾身のギャグも空振りです。これも、昔のギャグなのかもしれません(苦笑)
たらいに水を入れ、洗濯板で洗う様子を実演で教えていただきます。
担任「あかぎれが痛いっていう子がいるけど、昔は、それでも冷たい水で洗っていたんだよ。」
3年生たち「わぁ、大変だ!」
現代の洗濯機のありがたみが分かります。
最後には、感想を言ったり、質問したりします。
3年生B「昔の道具って、いくらくらいだったんですか?」
講師の方「例えば、『唐傘』は24銭といって、1円より下の単位で買うことができたという記録が残っています。昔の1円は、今よりも、価値が高かったのです。」
校長「だったら、来年のお年玉は、1円ね!」
3年生たち「え~!」
大ブーイングです。
授業が終わっても、講師の方々に質問する子がたくさんいるなど、子供たちにとって、とても興味深い時間になったようです。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】代表委員会プロジェクト、進行中!
2/21の臨時全校朝会における、代表委員会からの緊急告知で明らかになった「3大プロジェクト」。(詳しくは、こちら)
昨日から、各プロジェクトが開始されています。
1 あいさつ運動
本校の東門、正門、西門に代表委員が立ち、登校してくる児童に「おはようございます!」と声をかけます。
こちらは正門です。
西門の様子です。
登校してくる児童に、次から次へと声をかける代表委員たちですが・・・。
とにかく、今朝は、風が強く寒い!
ちょっと、「がまん運動」になってしまった・・・かな?(苦笑)
今週の金曜日(3/1)まで取組が続きます。
代表委員のみなさん、寒さに負けず、頑張れ!!
2 能登半島地震募金
例年行っているユニセフ募金を、今年度は「令和6年能登半島地震」に特化した募金として、今日から3日間、全校に呼びかけます。
東昇降口と西昇降口に代表委員が募金箱を持って立ち、協力を呼びかけます。
早速、募金箱を見付け、駆け寄って募金している子たちが見られます。
私も、1日も早い復興を祈念しながら、協力させていただきました。
募金活動は、明後日(2/29)まで行われます。
3 潤屋敷
潤徳小学校お化け屋敷、略して「潤屋敷」が昨日から始まっています。
校内は、この話題でもちきりなのですが、ホームページでは、明かせません。
なぜなら、「ネタバレ」になるからです!(会場が暗くて、写真が撮れないこともありますが・・・)
昨日は、1年生の体験日。
4人1組で、会場の「奈落」に入っていくので順番待ちをしています。
校長「泣いちゃっても知らないよ。」
1年生たち「泣かないもん!」
校長「おむつ、してきた?」
1年生たち「してないもん!」
・・・しかし、「奈落」からは、絶叫する声が聞こえてきます…。
詳しくは、最終日(3/5)以降に「恐怖のリポート」をする予定です。。。【校長】
児童朝会
本日(2月26日)の朝、オンラインで児童朝会が行われました。
校長先生から、熊本の山都町立潤徳小学校で挙行された「潤徳小学校閉校記念式典」の様子について、本校の子供たちに報告がありました。
山都町立潤徳小学校の皆様から頂いた、「友情の旗」の披露もありました。両校の校章とキャラクターが描かれた、立派な旗です。
今後、本校の玄関にこの「友情の旗」を掲示する予定で準備を進めています。山都町立潤徳小学校の名前と皆様の思いを引き継いでいきたいと思います。
当面、子供たちに見やすいように、校長室の前に「友情の旗」を掲示しました。
「潤屋敷」の初回の運営を終えた代表委員たちも「友情の旗」を見つめています。
玄関の「潤徳小デジタルサイネード」で閉校式典等の様子を流したところ、生くまモンによる「くまモン体操」に合わせて、子供たちが踊っていました。
東西潤徳小学校「裏」コラボレーション〜「火の国熊本」訪問編〜
今回の山都町立潤徳小学校閉校記念式典には、「私事旅行」の行程の中で参列をしました。
私にとって、人生初の熊本訪問。
少し、その様子もお伝えします。
路面電車も街中を走る、魅力いっぱいの熊本市内。
熊本市のシンボルと言えば、築400年の歴史を誇り、日本三名城の1つにも数えられる熊本城。
ちょっと、築城した加藤清正公になりきってみました。
しかし、今にも崩れそうな「数寄屋丸二階御広間」など、熊本地震の被災箇所が残っているところもたくさんありました。
熊本市街を離れると、道路や歩道の凹凸を感じるところも多くあり、まだまだ、復興途上であることを強く感じました。
熊本入りしたのは、閉校記念式典の前日。
そんなご多用のところにもかかわらず、池部校長先生をはじめ、山都・潤徳小の有志の先生方に駆けつけていただき、一緒に夕飯をとって、「裏」コラボを行いました。
給食コラボ(詳しくは、こちら)を行った際のメニューの1つである、「太平燕」もいただきました。本場の味を堪能です。
閉校記念式典終了後は、「国宝」通潤橋にも行ってみました。
橋の大きさと、川に映る「逆さ通潤橋」の美しさに魅了されました。
通潤橋のそばには、山都町の「八朔祭」で使用されたくまモンの大造り物が展示されていました。
2日間の滞在でしたが、熊本の自然、文化、人情に触れ、素晴らしい体験をすることができました。
山都・潤徳小のすてきな子供たち、先生方に出会い、素晴らしい土地には素晴らしい人が育つことを実感してきました。
熊本、よかばい!【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)