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子供たちの命を守り、自分の命も守る
児童下校後、日野警察署のご協力をいただき、教職員による不審者対応訓練を行いました。
最初に校長挨拶ですが、いったん教室外に出て、ドアをガラッと開け、「うちの子をいじめているのはお前か!」などと大声で騒ぎながら、棒で床を叩いたり、振り回したりしたうえ、入室しました。
ギョッとする教職員たち。
校長「このようなことが、近隣市の小学校で発生しています。昨日は、この事件の初公判が開かれました。以前は、不審者対応訓練は『児童を守る』ことが主眼でしたが、この事件を受け、自らの身を守るという視点も重要になってきています。『自分事』として真剣に受講してください。」
去年の訓練は体育館で行いましたが、先述の事件を受け、リアル感を出すべく、研修は1年生の教室で行いました。
実際に刃物(偽物)を出し、緊張感あふれる話が続きます。
警察官の方「私がこの教室に来るまでに、防犯カメラのモニターで確認した人はいましたか?」
シーンとする教室
警察官の方「だったら、私が不審者だったら、簡単に校内に入れるということですよね?」
警察官の方「防犯カメラのモニターを見ることを習慣にしている人はいますか?」
耳の痛い言葉が続きます。
警察官の方「お遊戯のような訓練だけをやっていては、実際の場面で対応することはできません。」
児童が下校し、安堵していた教職員たちの顔の表情がどんどん引き締まっていきます。
実技編の研修は、場所を変えて、多目的室に移動します。
さすまたの使い方を学びます。
さすまたは、相手を倒すことではなく、行動を抑えることが目的の道具であることをあらためて教えていただきます。
ちょっとした持ち方、体重のかけ方などにより、相手を制圧する力が大きく変わります。
基本姿勢なども丁寧に説明していただきました。
研修の最後、質問を受けていただきました。
校長「校内にいらっしゃる方は、地域の方や業者の方などが多く、最初からそれらの方を不審者として扱うことは難しい面があるのですが・・・。」
警察官の方「実際に校内に不審者の侵入を許す事件が発生しているわけであり、今までの見方をしていては対応できません。」
校長として、いろいろ考えさせられる研修になりました。
2学期には、児童を交えての不審者対応訓練を行う予定です。
警察官の方「先生方が負傷して倒れてしまったら、誰が子供たちを守るのですか?」
自分の身を守ることも真剣に考えていかなければなりません。
校長としては、誰でも気軽においでいただける学校が理想なのですが。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和7年度第1学期終業式+α
今日は、1学期最後の日です。
リモートによる終業式が行われました。
式に先立ち、剣道で全国大会に出場する児童を紹介しました。
続いて、校長からの話です。
スライドを使いながら説明しました。
まずは、7/11に5年生が世界陸上の会場となる国立競技場の見学ツアーに参加したことを紹介しました。
東京オリンピックで使われた表彰台・・・うらやましい!
5年生たちも、あらためて貴重な経験だったことを振り返っています。
続けて、1学期のまとめの話です。
始業式・入学式からスタートしましたが、6年生や2年生が1年生を迎えるためにずっと努力し続けてきたことを伝えました。
また、各学年の校外学習の様子を紹介しました。
特に5・6年生の移動教室は、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を踏まえた独自企画がたくさんあったことが成功につながったと紹介しました。
さらに、移動教室終了後も、6年生は日光移動教室PR動画の作成、5年生は4年生に対する八ヶ岳移動教室報告会の開催など、下学年に向けた取組を進めたことも立派なことであると話しました。
日常の学校生活の中でも、たくさんの「子供たちがつくる学校プロジェクト」が実行されてきたことを紹介しました。(スライドは、集会委員会の「ドッキリ集会」)
また、「子供たちがつくる学校プロジェクト」は高学年だけが行うものだけでなく、例えば、2年生が外遊びの仕方を1年生に教えたり、各学級でお楽しみ会や夏祭りなどに取り組んでいたりすることも、自分たちの生活を自分たちでよくしようとしていることなので、「子供たちがつくる学校プロジェクト」になることを説明しました。
学校全体に関わるイベントを企画・運営するのは「児童会本部役員会」や各委員会の委員長を加えた「中央委員会」です。密かに潤徳小152年の歴史で今までないほどの大イベントが進行し始めていることを2学期の予告とし、校長の話を終えました。
次に、3年生の代表児童からの今学期の振り返りと2学期の抱負の発表です。
3年生A「私は、校長先生との約束のとおり、先生の話を真剣に聞くようにしたら、勉強が分かるようになってきて・・・。」
えらい!
友達の発表をしっかり聞いている3年生たち。
代表児童の2学期の抱負は、運動会で頑張りたいことを挙げていることが多かったようです。
2学期は大きな行事が目白押しです。
続いて、本校名物のオンライン生伴奏による校歌斉唱です。
卒業まで、公的な場では、校歌斉唱をするのが残り少なくなってきた6年生。
一方、ようやく校歌を覚えた1年生。
どの学年も、自分の学校にしかない校歌を大切にしてほしいものです。
終業式が終わると、生活指導部の担当教員から夏休みの生活についての指導があります。
担当教員「今年の夏休みは、7/19~8/24の37日間です。」
これを聞き、歓声を上げる子供たち。
楽しい夏休みですが、自分の命を守る安全な夏休みにもしてほしいと思います。
続いて、情報担当の教員から、夏休みに持ち帰るChromebookの使い方についての指導です。
何と、今回は、「Chromebookのよくない使い方」の5年生児童による動画付き!
「子供たち?先生?がつくる学校プロジェクト」です。(笑)
盛りだくさんの終業式の内容でしたが、どれも大切なこと。
しっかり意識して夏休みを過ごしてほしいものです。
終業式が終わった後は、学級指導になります。
最終日のメインは何と言っても通知表の配布です。
1年生にとっては、人生初の通知表です。
担任から一人一人に愛情のこもった言葉がかけられ、通知表が渡されていました。
このことは、1年生だけではなく、どの学年でも同じです。
ただし、今年度、6年生はちょっと違います。
4月に実施した「全国学力・学習状況調査」の結果が例年より早く発表されたため、通知表と一緒に調査結果の個人票も渡しました。
自分の足りなかったところはどこなのか把握し、夏休みの間にそこを補うような学習を進めてほしいと思います。
夏休みは、遊んでばかりだけではいけません。
学校からは「夏休みの課題」が示されます。
1年生のときより課題の増えた2年生。
計画的に取り組むか、最後にまとめて取り組むか・・・
「アリとキリギリス」の絵本を読んで考えましょう。(苦笑)
最終日は身の回りの整理、大掃除も大事です。
持ち帰るものを整理する4年生たちです。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」、続行中の3年生たち。
教室に大迷路を作って遊びます。
途中に様々なチェックポイントを作って、簡単にはゴールできないようになっているようです。
5年生は、「SOSの出し方に関する教育」に関するビデオを視聴しています。
「SOSの出し方に関する教育」とは、「子供が、現在起きている危機的状況、又は今後起こり得る危機的状況に対応するために、適切な援助希求行動(身近にいる信頼できる大人にSOSを出す)ができるようにすること」、「身近にいる大人がそれを受け止め、支援ができるようにすること」を目的とした教育です。
端的に言うと、増加傾向にある若年層の自殺未然防止につなげる取組です。
そういうことの絶対ない夏にしてほしいと強く願っています。
校長に元気よく「さようなら!」と言って下校していく1年生たち。
今日は関東地方が梅雨明けしたということで、これから「酷暑」が続く予想となっています。
(子供たちの命を預かる立場としては、今日が終業式でちょっとホッとしていますが・・・。)
暑さから自分の身を守るということもキーワードになるような夏になりそうです。
楽しく、安全な夏休みをお過ごしください!【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】あと、1日!
明日はいよいよ1学期の終業式です。
その前日である今日は、学校はいつもと違う雰囲気です。
学習の最後のまとめを行う日でもあります。
3年生は社会科や総合的な学習の時間に調べたことについて「日野市新聞」にしたり、「高幡不動博士」として学級内で発表し合ったりしていました。
1年生もいつの間にか「Chromebookの達人」になっています。
夏休みには初めて家庭に持ち帰りますので、自学の習慣がつくとよいと思います。
2時間目に5年生が着衣泳の練習をするというので、プールに行ってみました。
すると、
5年担任「わざわざ、校長先生が来てくださいました。ということで、校長先生が浮く見本を見せてくださいます。」
え・・・?
聞いてないし。単に、ホームページのネタ探しに来ただけなのに。
無茶振りだと思いつつも、なぜか、小芝居を入れてしまう校長。
火の神「我は、八ヶ岳の火の神であ~る!」(なぜ、火の神なのかは、こちら)
火の神「でも、今日は、ちょっと暑いから、プールに遊びに来たぞよ!」
火の神「あ、でも火の神だから、水が苦手だった!溺れる~!!」
5年生たち「あはは・・・」
そこに、サッとペットボトルが投げ込まれます。
校長にとって、この着衣泳は毎年の体重増のバロメーターになるもの。
何とか今年もギリギリ浮くことができました。
また、来年に向けて体重減を誓う日となります。
5年生から拍手をもらって、ちょっと照れる校長です。
その後は、5年生も実演です。
高学年の着衣泳の練習で、今年度の水泳指導も無事終了です。(6年生は、7/15に実施済み)
学期末に多くのテストに取り組んできた子供たち。(詳しくは、こちら)
1年生のときは、テスト返却時にニコニコしていた子供たちも、2年生になり、計算が難しくなったり、習う漢字が多くなったりして、テストが返却されて渋い表情の子も増えてきています。
しかし、テストは点数で一喜一憂するものではありません。
むしろ、どこができなかったか自分で把握し、きちんと直すことが大事です。
ですから、返却されたときのテスト直しが大切なわけです。
と、神妙な顔つきだった子供たちも3時間目になると表情が一変。
黒板を見ると、「2年2組の子どもがつくる学校プロジェクト 2年2組夏まつり」
と書いてあります。
「お笑い」の有志が、「おおきなかぶ」のパロディーを演じて、教室中、爆笑です。
確かに、こうしたお楽しみ会系のイベントは、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の原点でもあります。
2年生の別の学級も夏祭り真っ最中!
通りかかりの1年生の学級でもお楽しみ会の遊びに取り組んでいました。
さらに、3階の4~6年生の教室に行くと、一層パワーアップ!
4年生の夏祭りは本格的。各種の遊びコーナーに相当気合が入っています。
黒板の「祭」の字もひときわ目立ちます。
6年4組の七夕祭り会場にはたくさんの子供たちがいます。
1クラスの人数より多くなっているので不思議です。
6年生A「隣の5-1で、お楽しみ会の準備を廊下で待っていた子たちを誘いました!」
思わぬ即席異学年交流です。
一方、その裏では、2学期末の連合音楽会の楽器オーディションが音楽室で行われています。
6年生は気を抜いてばかりはいられません。
で、5年生たちが何の準備を廊下で待っていたかというと・・・
身の毛もよだつ、お化け屋敷の準備です。
中をのぞいてみると、手を真っ赤にぬった血だらけの子供たち・・・
「貞子」バージョンの女子・・・【閲覧注意】
この後、凄まじい悲鳴が教室にこだましていました。
今日は給食の最終日でもあります。
カレーに始まり(詳しくは、こちら)、カレーで終わる1年生たち。
ナスがたくさん入った夏野菜カレーを満喫です!
お替わりに並び、もりもり食べるように成長しました。
それにしても、普通は「楽しい夏休みを!」というのが定番なのですが、夏休みに入る前に学校で思いっきり楽しんでしまう本校の子供たち。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」が定着しているのを感じます。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】「第1回ウリサク祭り」結果発表!+α
今朝は、児童会本部役員による臨時児童集会がオンラインで行われました。
まずは、「第1回ウリサク祭り」のキャラクター総選挙(詳しくは、こちら)の結果発表です。
いきなり、投票率が示されました。
先日の都議選の投票率が44.98%、それに比べ、キャラクター総選挙の投票率は72.0%なので、潤徳小はすごい!というロジックなのですが・・・
ちょっと、選挙権をもつ大人とすると、モヤモヤする比較で・・・。
潤徳ファンの皆様、7/20の参院選にはぜひ投票に行って、子供たちを見返しましょう!
結果は、1位 保健委員会「あわわくん」(113票)、2位 体育委員会「たまお」(81票)、3位 放送委員会「マイク三兄弟」(58票)となりました。
特に高学年にとっては、自分たちの委員会のキャラクターの人気度は気になるところ。
結果発表があるたびに拍手が起きていました。
それに続き、2学期に向け「運動会実行委員」の募集の告知がありました。
「中央委員会」で今年度の運動会の取組を議論する中で、低・中学年の意見も取り入れていこうということにまとまり、全校に周知したものです。
今年度の運動会、新たな展開がありそうです!
本部役員からは、どの子も幸せな夏休みが送れるよう、「フードリボン」の取組などの紹介もありました。
今朝の集会を担当したのは、発表担当の児童会本部役員会の子供たちでしたが、2学期に向け、様々な企画を準備しているので、「子供たちがつくる学校プロジェクト」、目が離せない展開になりそうです。
さて、こうして記事を書いている間に、今日も「潤ファミ先生」の方々が4年生のそろばんの学習支援に来てくださいました。
4年生も「先生たち」を信頼しながら学習に取り組んでいます。
本当にありがとうございます!【校長】
【潤ファミ】算数「そろばん授業」(4年生)
本日は4年生の算数で「そろばん」を学習しました。
そろばんは、実は3年生からの引き続きの学習となりますが…毎日そろばんを触っている児童はなかなかおらず…
子供たちにとっては、かなり久しぶりに触るそろばんとなっています
教室の中には児童の数倍あるそろばんが掲示されています。
久しぶりに行うそろばん授業です。子供たちから質問が飛び交うこと間違いなしの授業です。そして、4年生の児童数は、各学級30名を超えています。これを担当の教員だけで指導するのは、とても困難です。
そんなときには、今年度からの取組である「潤ファミ」にお手伝いの募集をお願いしました。
そして、本日はご多用の中5名の方が来てくださいました。
授業を担当する少人数算数専科の教員は、「助かります!」と安堵の表情です。
「どうしてもわからない場合には、テレビ画面もみてね。」と、声掛けがあります。
担任が大型モニターを使ってデジタル教科書を写します。見事、デジタルとアナログの融合授業です。
そうすると、潤ファミの皆様が一人一人の疑問に答えてくれます。
子供たちは、安心して学習を進めることができます。
「あってますよ。」と、優しく声を掛けてくださいます。
自分がやっていることに自信がもてると児童は自分で学習を進めることができます。
友達と教え合う姿も見られます。
「せんせ~い!!あ。違った。でも、みんな先生か~。これ、合ってますか?」と、どんどん聞くことができます。
とても温かな空気に包まれたそろばん授業となっていました。
技能支援だけでなく、問題も潤ファミ先生が出題してくださいます。
「もっとやりた~い。」と声が上がります。
担当の教員からは「本当は明日勉強する繰り上がりの計算。難しいけどやってみちゃう?」の声に自信を付けた子供たちは「やりた~い。」と意欲満々。
繰り上がりのある計算に挑戦する子供たち。
でも…
「難しい~!!」の声 …ですよね…
と、担当の先生からは「安心して。明日、きちんとやるからね。また潤ファミ先生も来てくれるからね。」
「あ~。よかった。」と、素直な子供たちです。最後は感謝の気持ちを「ありがとうございました。」と伝えます。
本日ご来校いただいた潤ファミの皆様に感謝申し上げます。そして、明日ご来校いただく潤ファミの皆様、子供たちのためにお力添えいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
(2016年4月から2018年3月まで)