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【子供たちがつくる学校プロジェクト】学級内の組織を固める
昨日から始まった2学期。残暑厳しい中ですが、子供たちは元気に登校しています。
(今日の休み時間は、暑さ指数(WBGT)が「危険」の数値を越えたため、室内遊びでした。昨日は遊べましたが・・・残念!)
さて、学期始めに各学級で取り組むことは、まず、安定した学校生活を送るための学級内の組織、具体的には、係活動、当番活動について決定することです。
特に2学期は、1年間で最も長い学期ですから、学級内の組織をきちんとしておくことが過ごしやすい日々を送るための基礎となります。
4年生は、当番活動決めに取り組んでいます。
給食当番、掃除当番など輪番制で全員が取り組む当番活動に加え、学級内でどうしても必要な仕事を個別、もしくは少人数で分担して「一人一役」的に割り振ります。
例えば、電気、配り、黒板消し、日付・・・などのような当番です。
自分でどの仕事なら責任をもって取り組めるかを決めて、立候補しています。
同じ時間、5年生の教室では、係活動決めが行われていました。
当番活動は、学級の生活が円滑に運営されていくために学級内の仕事を分担するものなのに対して、係活動は、学級の生活をより主体的、自主的で豊かなものにするために創意工夫していく活動です。
5年生の学級では、歌、新聞、マジック、ダンス、ゲーム・・・といった係が提案されていました。
こうしたことは、1年生でも同じです。
音楽、体育、手紙、配膳台、時間割・・・といった当番活動
工作、読み聞かせ、ポスター・・・といった係活動
1年生なりに、1学期の生活を振り返って、当番や係についての意見を出しています。
2年生も当番活動決めを行っています。
どうしても日々のルーチンになりがちで、創意工夫がしにくい当番活動の仕事ですが、ネーミングを整列(ならびーな)、配り(くばりんりん)、ポスト(ポッポ)などと工夫し、親しみがもてるようにしている学級もあります。
当番活動は5年生以上の委員会活動、係活動は4年生以上のクラブ活動に発展していくものです。
低学年のうちから当番活動、係活動の意義を理解し、実践を繰り返すことで、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の質が向上していきます。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和7年度日野市立潤徳小学校第2学期始業式②+α
続いて、児童会本部役員から「MJリターンズ!」についての説明です。
とは言っても、1年生は「MJコンサート」を知りません。
そこで、去年の「心!MJコンサート」で、4年生が明星大学学友会吹奏楽団の方々の生演奏で、「マツケンサンバ」を楽しく踊っているところの一部を流しました。
これを見ていた5年生たちは、去年のことを思い出し、当然踊り出します!
(校長は、それをねらって動画を流していますが・・・)
全員で「オーレ!」です。
2学期以降は、「潤八」と「MJリターンズ!」などが「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大きな柱となることを確認し、さらに運動会や展覧会といった大きな行事も控えていることにも触れて校長の話を終えました。(実は、他にも大きな柱があるのですが・・・。今はまだ非公開です。)
続いて、5年生代表児童による「2学期の抱負」の発表です。
5年生A「私は、2学期、校長先生との約束の『何でも一生懸命頑張ること』を意識して・・・」
「校長先生との3つの約束」が子供たちに浸透してきているのをうれしく感じます。
5年生たちは、1学期の八ヶ岳移動教室を実行委員会を中心にやり遂げた成功体験を踏まえ、運動会や展覧会といった大きな行事に主体的に取り組んでいきたいと口々に話していました。
その後は、校歌斉唱を行い、始業式終了後は、2年生の2名の転入児童の紹介を行いました。
(写真がうまく撮影できていませんでした。すみません。)
異例の「2時間目始業式」だったので、終了後は休み時間です。
朝方は雲が多く、ギリギリ暑さ指数(WBGT)が「危険」の数値を下回っていました。
放送で外遊びができることが流れると校内から大歓声が上がりました。
本当に久し振りの外遊びです。
また、昇降口の「潤徳小デジタルサイネード」では、夏休みの間に自主的に大福のお世話や花壇も水やりをしたり、図書室で本の修理を手伝ったりした子たちの作業の様子を流しました。
さらに、今日は、初日ですが、風雨がやや収まったが、この後再び風雨が強まると予想される場合などを想定した集団下校訓練を行いました。
校長からは、この夏にも九州や、東北、北海道などで集中豪雨があり、多くの被害が出ていること、この影響で、山都・潤徳小の校庭の一部が土砂で埋まってしまったことを池部元校長先生から伺っていること等に触れ(詳しくは、こちら ただし、現在はかなり復旧が進んでいるようです。)、晴れているが、風雨が強くなっていることをイメージしながら真剣に訓練に臨むよう話しました。
下校時には、6年生が1年生のことを気遣いながら一緒に下校していく姿も見られました。
大きなイベントが盛りだくさんの2学期になりますが、まずは、子供たちの毎日の安全をしっかり守っていきたいと思います。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和7年度日野市立潤徳小学校第2学期始業式①
八小の始業式で話をした後、とんぼ帰りで潤徳小に戻ります。
帰校してから10分ほどで「本業」の本校のオンライン始業式です。
まずは、この夏の振り返りから。
8/5、この日は群馬県の伊勢崎市で41.8℃という日本の最高気温を記録しました。
同日、本校の百葉箱の中の気温計も41℃を超えていました。
本校152年の歴史の中でも一番暑い日だったかもしれません。
それだけ、今も含めて、暑い日が続いているという話をしました。
そんな中でも、飼育委員の子たちは交代で大福の世話をまじめに行ってきました。
また、飼育委員が来れない日には、自主的に大福の世話や花壇の水やりをしてくれたり、図書室の本の修理を手伝ったりしてくれた子たちもいたので、感謝の気持ちを伝えました。
ここで、6/13に校長室で今年度の重点を提案した児童会本部役員の子供たちが登場し、全校児童に説明します。
まずは、「潤八」についての提案です。
校長からも、8/22に児童会本部役員の有志が八小の教職員の方々に「潤八」の実施についてのお願いをしてきたことや、今朝、校長自身が八小の始業式に参加し、これから仲良くしてほしいと伝えたことについて補足しました。
これを聞いていた本校の2年生たちからは「やったぁ!」という声が上がっていたとのことです。
さすが、本校の子供たちらしい・・・(笑)
6年生からは具体的に「○○と遊べるのかな?」などの囁きも聞こえていたとのことです。
習い事などで、八小の知り合いは結構多いようです。
ここまでの前フリを踏まえ、満を持して、今回のスペシャルゲスト、八小の船山校長先生の登場です。
船山校長先生からは、8/22に児童会本部役員の子供たちが一生懸命に八小の教職員に説明していたことや、今朝の始業式で、潤徳小の校長から両校が仲良くできないかという提案を受けたことに触れ、真剣に検討していきたいとのお話をいただきました。
船山校長先生が登場して、本校の子供たちも、実際に交流していくという実感がもてたようです。
話が終わると、船山校長先生に元気よく手を振る子供たち。
これも本校の子供たちらしい反応です。(笑)
まずは、今学期以降の目玉となる「潤八」の概要について、全校で理解を深めることができました。【校長】
【潤八】令和7年度日野市立日野第八小学校第2学期始業式
え?本校ではなく、八小の始業式?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、「潤八」の実施に向けて、重要なポイントになるのです。
というのも、「潤八」については、本校の児童会本部役員会・中央委員会からの提案なので、本校の一部の児童は知っていますし、そもそもドッキリ企画が大好きな本校の子供たちは、このような企画にノリノリになることは目に見えています。(笑)
ところが、八小は教職員は知っていても、子供たちは全く知りません。
そのため、潤徳小から「潤八」について、八小の子供たちにも説明をしていく必要があります。
そこで、船山校長先生とも相談し、本校の始業式を2時間目にずらし、私(潤徳小校長)が八小の始業式におじゃまし、直接「潤八」の提案を行うこととしました。
まずは、八小の校長室に伺い、船山校長先生と「潤八」の成功を誓い合います。
その後、始業式の会場となる体育館に移動します。
八小の子供たちはもうすでに集まっています。
それなりに、人前で話す経験は多い私ですが、さすがに他校の始業式で話したことはありません。
ちょっと緊張してきます。
極秘のスペシャルゲスト扱いですから、始業式の進む間、舞台の下手側に潜んで待ちます。(自撮りですみません。)
2学期の抱負を述べる代表児童の話はとても立派でしたし、校歌も一生懸命歌っていました。
八小の子供たちに一気に親しみが湧いてきます。
始業式終了後、再び、船山校長先生が壇上に上がりました。
八小校長「今日は、みなさんに特別なゲストが来てくれています。ゲストの方のお話をよく聞いてみましょう。」
潤徳小校長「日野市立日野第八小学校のみなさん、こ・ん・に・ち・は~!」
「東西潤徳小学校コラボレーション」として、熊本県の山都町立潤徳小学校と交流していた際、定番だった挨拶、復活です!
朝から「こ・ん・に・ち・は~」なので、戸惑う八小の子たちがあまり返してくれないかと思ったら、元気に「こ・ん・に・ち・は~」と返してくれました。
日本全国、共通の挨拶です。(笑)
続いて、八小の子供たちに語りかけます。
・今日は、潤徳小も始業式だが、どうしても八小のみなさんに話したいことがあって、八小の始業式に参加させていただいた。
・それは、「潤徳小学校と八小とで仲良くしませんか。」ということである。
・昔々の話だが、潤徳小ができたのは明治6年、今から152年前のことである。その後、昭和になって、日野に住む人の数が多くなって、潤徳小も1200人以上の子が通うようになった。
・校庭に仮の校舎を作ることになり、体育の授業などもやりにくくなった。
・そこで、新しい学校をつくるということになり、昭和44年、潤徳小と分かれる形でできたのが八小である。つまり、潤徳小と八小は兄弟の学校ということになる。
・潤徳小では、久し振りに八小と仲良くなりたいという話が出ている。
・仲良くなれば、三沢たちばな公園や三沢児童館で一緒に遊ぶことができるかもしれない。
・これから一緒に勉強したり、一緒のイベントを行ったりして仲良くなりたいと考えて、今日はお願いに来た。
・ぜひ、各クラスや代表委員会などで、潤徳小と仲良くできるか相談してほしい。
「八小と仲良くしたい」と話すと、
八小児童A「いいよ!」
八小児童B「もう、仲良しの子、いるよ!」
などという反応があちこちから返ってきました。
また、本校が開校して152年経っていることを伝えると、大きな驚きの声が上がっていました。
両校が兄弟校ということについては十分理解してくれたようです。
始業式後、体育館から出てくる八小の子たちが次々、会釈をしてくれたり、「よろしくお願いします」などと声を掛けてくれたりしました。
八小の子たちからの正式な回答はまだですが、「つかみはOK」といったところです。
(八小の始業式の様子は、こちら)【校長】
【プロローグ 潤八・MJ】これまでの準備について
本校と八小の共同企画の「潤八なかよし大作戦」(略称:潤八)、本校単独企画となる「MJリターンズ!」が今年度後半の「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大きな目玉になっていきますが、いきなり2学期に進めることは難しいため、1学期後半から夏季休業期間中にかけて、関係者間で準備を進めてきましたので、ここではそのことについてお伝えします。
まず、「潤八」については、夏季休業期間中のお盆前に八小の船山 徹(ふなやま とおる)校長先生とオンライン会談を行い、実施当初の細かい流れなどについて確認しました。
このことを踏まえ、8/22の午前中、私(潤徳小校長)、潤徳小副校長、特別活動主任の教員、児童会本部役員の有志4名が八小を訪問し、「潤八」の実施について八小の教職員に提案を行ってきました。
まずは、八小の校長室にて児童会本部役員が八小の校長先生、副校長先生に対して、「潤八」を行う意義等について説明を行いました。
船山校長先生からも、説明がしっかりしているとのお褒めの言葉をいただきました。
続いて、八小の職員室に移動し、八小の教職員に対し、児童会本部役員たちが「潤八」の実施について提案を行いました。
八小にはステップ教室で本校にも巡回してくる教員や潤徳小から異動した教員などもいることから、提案を聞き、大きな拍手が送られました。
そして、同日の午後、八小の船山校長先生、副校長先生、特別活動主任の教員が本校にお越しになり、「潤八」を提案されたことについて、八小の子供たちと一緒に実施を検討していくとの力強いお言葉をいただきました。
一方、「MJリターンズ!」については、1学期末に明星大学学友会吹奏楽団の新団長の方とオンラインで協議を行いました。
新団長の方からは、楽団の中でも昨年度の交流は非常によい経験となっており、要望があれば引き続き交流を続けていきたいとの「内諾」を得ることができました。
こうした準備段階を経て、いよいよ、2学期の始業式で企画の全貌を子供たちに明かしていくことになります。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)