日誌

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寒サニモマケズ

今日の昼は、少し穏やかな陽気になりましたが、朝晩は、厳しい寒さが続いています。

大人は、部屋の中に引きこもってしまいそうですが、子供たちはそうではありません。

寒さにも負けず、元気に外に出て遊んでいます。

ドッジボールで遊ぶ2年生たち。男女仲良く遊んでいます。

うんていでは、多くの学年が遊んでいます。

鉄の棒のところを握って冷たくないのかなぁ・・・と思いますが、子供たちはお構いなしです。

本校の「名所」、ほほえみの丘で遊ぶ子供たち。すべり台で遊んでいる子たちから大きな歓声が上がっています。

サッカーも人気です。日本代表は、アジアカップ制覇なるか!?

冬場は、大繩、短縄で体を鍛える子も多く見られます。

ブランコも人気遊具です。順番をきちんと守って遊んでいます。

そして、一番人気は鬼ごっこです。今日の昼休みは、5年生が鬼になって1年生を追いかける自然な異学年交流が行われていました。

 

子供たちにとって、一番楽しい時間とも言える休み時間。

笑い声が絶えない校庭に「笑顔招福」を感じます。【校長】

役立つ電気

今日の午前中は、5年生と6年生が理科室で、電気に関連した学習を行っていたので、様子をのぞいてみました。

5年生は、1・2時間目、「電磁石の性質」の学習に取り組んでいました。

今日の授業の課題は、(永久)磁石と電磁石の違いを調べることです。

磁石に釘をつけ、確かめていく子供たち。

校長「磁石と電磁石、釘のつき方に違いはあるの?」

5年生A「釘のつき方は変わらないけど・・・でも、電池を外すと、すぐに釘が落ちちゃうんだよ。」

方位磁針を電磁石に近付けるとどうなるかという実験もします。

5年生B「校長先生、見て!電池を外して、反対向きにつけると、一瞬で方位磁針の向きが反対になるんだよ。」

今後は、こうした電磁石の特徴が、日常生活にどう生かされているか学習を深めていきます。

3・4時間目は、6年生が「私たちの生活と電気」の学習に取り組んでいました。

「手回し発電機」を回して、豆電球をつける実験をしています。

校長も6年生から借りてやってみましたが、結構力を入れて回す必要があり、長時間、電気を発生させることが難しいことが体感できます。

「手回し発電機」を風車につなぐ実験も行いました。

発電機のハンドルを回すと、勢いよく風車が回り始めます。

コンセントにつなげば、自動的に電気が流れると考えている子供たちにとっては、こうして、手動で発電する経験をすることは貴重なものになると思います。

校長「能登半島では、電気が使えないところがまだあるんだよねぇ。」

6年生たち「そうだよね・・・。」

日常生活に欠かせず、役に立つ電気だからこそ、そのありがたみを感じてほしいものです。【校長】

全校朝会

本日(1月30日)、朝の時間に全校朝会をオンラインで開催しました。

まず、サッカーで優秀な成績を収めたチームの表彰式を行いました。

 

次に、山都町立潤徳小学校に1日体験入学した本校の児童の様子について、校長先生から紹介がありました。詳しくは、こちら

1日体験入学をした児童から、感想などを伝えてもらいました。

最後に、本校の養護教諭から感染症予防に関する話とクイズがありました。

クイズは、アプリを活用して行いました。子供たちは、画面表示と養護の放送を基に、学級内で意思表示を行います。

 楽しみながら、感染症予防に関する知識を獲得することができました。

【5年研究授業】Meetで他地域とつながり、自然災害に関する理解を深める

潤徳小学校では、令和3年度から3年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。本日、第5学年社会科「国土の自然とともに生きる」の研究授業を行いました。

 

Meetで他地域とつながり、自然災害に関する理解を深める

~東京都日野市立潤徳小学校・熊本県上益城郡山都町立潤徳小学校・神奈川県相模原市立藤野北小学校コラボ授業~

はじめに、教科書で学んできた自然災害の種類について振り返りました。自然災害には、

①    津波災害

②    風水害

③    地震災害

④    火山災害

の4種類があることを、写真とともに振り返りました。

 

また、日野市における大きな自然災害にはどんなものがあったかを振り返りました。

「浅川の水が氾濫した。」

「1年生の時だった。」

「日野橋が崩れて、使えなくなった。」

2019年の台風19号の被害は、子供たちの記憶にも新しいようです。

「では、他の地域ではどんな自然災害があったのでしょうか。なぜそのような災害が起きたのでしょうか。直接、Meetで聞いてみましょう。」

まずは、「東西潤徳小学校コラボレーション」の一環として、熊本県にある山都町立潤徳小学校とつながり、どのような災害があったかをインタビューしました。

山都町立潤徳小学校の6年生の児童が、山都町で起きた風水害、地震災害、火山災害について資料とともに話をしてくれました。

 

発表で使っている資料は、オクリンクで共有しているので、日野市立潤徳小学校の児童も手元で見ることができます。

「阿蘇山からの硫黄の匂いが山都町まで届いた。」

と実際にそこに住んでいる児童ならではの話を聞くことができました。

 

「山都町では、2023年7月の大雨で、金内橋が崩落しました。」

「日野橋も使えなくなったので、風水害での被害が同じなんだな、と思いました。」

 

次に、神奈川県の相模原市藤野北小学校とつながり、どのような自然災害があったかインタビューしました。藤野北小学校では、風水害による土砂崩れで本校舎が使えなくなった話を聞くことができました。

 

土砂崩れによって土砂に飲まれた本校舎や、ブルーシートで覆われている様子を手元の端末で見ながら、藤野北小学校の5年生の話を聞きました。

「本校舎が使えなくなってから、2年間「やませみ」という施設で授業を受けました。それから3年間は、プレハブ校舎で学びました。」

今回は、そのプレハブ校舎からの配信でした。5年間も本来の校舎で学ぶことができていない話を聞き、日野市立潤徳小の児童は衝撃を受けたようでした。

インタビューを通して思ったことや、疑問に思ったことは「ムーブノート」の「広場」に送りました。藤野北小学校も本校と同じ「ムーブノート」を使っているので、共有して見ることができました。

「土砂崩れで、桜の木は倒れなかったんですか。」

「すべて倒れてしまいました。」

「桜の木が倒れて、景色が一変していてびっくりしました。」

「プレハブの教室は、窮屈ではないですか。」

「今はもう慣れてしまいました。」

「少しの機関の雨で、長い間使えないことにびっくりしました。」

と、直接やりとりをすることもできました。

「今年の2学期には、本校舎に戻ることができます。」

との話を聞くと、「良かった」とほっとする様子の児童もいました。

 

「日野市の風水害、藤野での風水害、こちらは川の氾濫で、藤野では土砂崩れと違いが生まれたのはなぜでしょう。」

地図帳や、Google Earthを使って、地形に違いがあることを確認しました。日野市立潤徳小学校と違い、山があることを確認しました。

 

また、ストリートビューを使っていた児童は、すぐそばに川が流れている様子を写真で確認していました。

 自然災害の発生と国土の自然状況には関係があることを、理解することができました。また、そこで暮らしている児童に直接話を聞くことができ、児童の関心もより深まったようでした。

今後、大規模な自然災害からくらしを守るための取り組みについての学びにつながっていきます。

 

 授業後は、研究協議会が行われました。本日は、教育委員会の皆様、オンラインにて山都町立潤徳小学校の皆様、藤野北小学校の先生をお招きしての研究協議会となりました。

 成果

  • 現地の小学生と実際にリアルタイムで交流することにより、地域や土地は異なるが、自然災害を身近な問題と捉えることができると感じた。
  • 写真だけでなく熊本・藤野と離れた場所からの生の声が聞けたことで、災害時の臨場感が伝わり、自然災害の被害の大変さがより伝わったと思う。児童の心に残る学習になると思った。
  • 藤野北小と交流したことで同じ台風でも被害が違うことに気付き、土地の違いに注目することができた。Google Earthは地形が分かりやすくてよかった。 

課題

  • オクリンクの資料を見ながら、メモをすることが難しそうだった。資料は黒板に提示、メモをChromebookとしたほうが良かったのではないか。 
  • Meet、オクリンク、ムーブノート、グーグルアースと様々なコンテンツを駆使したために、より理解できたところもあるが、ついていくのが必死で、感想など書くまでに至らない児童もいた。
  • 事前に、いくつかの資料をもとに災害の様子など予想を立てたり、質問を考えておくことで、学習の深まりがあったのではないか。

  指導・講評においては、本校の「特色ある学校づくり」で日頃から山都町立潤徳小学校とつながっていることが児童の姿に表れていることを評価していただきました。また、本時の授業ではライブで2校とつながるというチャレンジ精神あふれる授業に関しても評価していただきました。授業のねらいや、探求的な学習の流れ、児童が何を学び取っているのか、こちらが相手に発信できることは何かなど、検討していくべきことも多々ありますが、直接つながり生の声を聴くという経験は、児童の学習に大きな影響を与えていることを感じさせる授業実践となりました。

 【研究推進委員会より】

教育指導課訪問

本日(1月29日)、日野市の教育長をはじめ教育委員会事務局の多くの皆様を本校にお迎えして、「教育指導課訪問」を開催いたしました。まず、校長室にお集まりいただき、校長が学校の概要説明を行いました。

3~5校時は、本校の教員の授業をご参観いただきました。

 

授業後には、協議会を開催しました。5校時の授業で5年生の児童とオンラインで交流した「山都町立潤徳小学校」や「相模原市立藤野北小学校」の皆様にも、画面越しではありますが協議会にご参会いただきました。

協議会後、お集まりいただきました教育委員会事務局の皆様に、本校の教育活動や本日の授業についてご指導いただきました。

 ご多用中にも関わらず、多くの皆様にご来校いただきましたことを心より感謝申し上げます。