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潤徳小の給食は、どうしておいしいのでしょう?
3年生は、社会科で「野菜博士になろう」の学習を行っています。
野菜といえば、毎回の給食で必ず出てくる大事な食材です。
この学習を進めるにあたり、本校の栄養士が3年生の各学級を回り、給食で使用する野菜や果物などについての授業を行いました。
本校の給食は今年度、25種類の曰野産の野菜を使用しているとのことです。農家の方々が旬に合わせて届けてくださっています。
特に、にんじん、長ねぎ、小松菜の使用頻度は高く、にんじんは、ほぼ毎日、提供されるとのことです。
果物は4種類、卵は全て日野産とのことで、多くの食材が自分たちの近くで生産されていることを知って、子供たちもうれしそうにしていました。「地産地消」という言葉も覚えます。
今日の給食にも、にんじん、生姜、卵の日野産の食材が使用されています。(詳しくは、こちら。日々の食材の提供元も記載されています。)
毎日、地元の新鮮な食材を食することができるのは大変幸せなことです。
私も、本校に着任するまでに、何校も勤務経験がありますが、潤徳小の給食は一番おいしく感じています。
その秘訣は、地元の農家の皆様が安全でおいしい旬の食材を届けてくださることに加え、本校の栄養士と調理員がプロの技術と愛情で調理していることだということを授業を聞きながら改めて認識しました。
栄養士も調理員も口を揃えて「子供たちがおいしいと言って、いっぱい食べてくれるとうれしい。」と話しています。
おいしい給食を作るためには、たくさんの方々が努力していることを忘れずに、感謝の気持ちをもって残さず食べてほしいと思います。【校長】
子供たちの命を守るために
平成13年6月8日、大阪教育大学教育学部附属池田小学校に出刃包丁を持った男1名が、校内に侵入し、児童や教員23名を殺傷(うち、児童8名が死亡)するという大変痛ましい事件が発生しました。
事件から20年以上が経ちましたが、教育関係者にとっては忘れることのできない出来事であり、学校の安全管理に大きな影響を与えました。
例えば、先日の運動会においても、保護者等の皆様にはご来校いただく際、見える場所にシールを着けていただきましたし、JSPの有志の方々の協力を得て、受付で確認もさせていただきました。
不審な人物から子供たちを守るということは、日々、取り組んでいかなければならないことなのです。
学校の敷地は広いですから、不審な人物を校内に入れないことは限界があります。
そこで、教職員や子供たち自身も万が一に備えた対応を理解しておく必要があります。
今朝は、校内に不審者が侵入した際を想定した避難訓練を行いました。
午前8時45分、1校時が始まろうとする頃、校舎内に不審な男が現れました。(注:本校教員が演じています。)
男は、「俺の家に石を投げたのは誰だ!」などと叫びながら教室に入ろうとします。
教室に入れまいと、男と押し問答をする担任。
危険を感じた子供たちは、窓の方に逃げます。
異変を感じた隣の学級の担任は職員室の副校長に連絡するとともに、不審者の侵入した学級の子供たちを後ろのドアから隣の学級に避難させます。
副校長は校内に「暗号」の放送を流します。
放送を聞いた教職員は不審者が侵入したことを把握し、ドアと内窓を閉め、各学級にいる児童を窓側に誘導します。
(この写真は、内窓の外から撮影しています。この後、カーテンを閉め、外から教室内が見えないようにします。)
校内は誰もいないようなシーンとした感じになりました。
一方、不審者との押し問答が続いていた教室には、さすまたを持った職員が応援で駆けつけ、不審者を確保しました。
こうして、本校の児童の安全は守られました。
校長が放送で講評を行いました。
「地震や火事がいつ起きるか分からないように、不審者がいつ学校に入ってくるかは分からないので、あわてずに行動できるようにしましょう。」と話したものの…。
149年前のことは分かりませんが、本校が開校した当時、このような不審者対応訓練は行われていなかったはずですし、「いつでも、誰でも、どこにでも」来てよい、おおらかな雰囲気だっただろうと想像できます。
私も本来、そのような学校にしたいのですが、今の世相ではそれは難しくなっており、訓練しながら、残念な気持ちにもなっています。
と、そんなことを考えながらこの記事を書いていると、校長室前の廊下を通っている児童の声が聞こえてきます。
児童A「ねぇ、今朝の不審者、誰だったと思う?」
児童B「きっと、校長先生なんじゃない?」
ちょっと、ショック…。【校長】
5年生 総合 米作り~脱穀~
10月13日に刈り取った稲も乾燥期間を終え、脱穀の作業を行いました。
稲を運んで脱穀機にかけてもらいます。
脱穀機にかけた稲を受け取り、再び運びます。
水辺の楽校の方々が「稲叢」を作ってくださいました。
立派な籾がたくさんできていました。
今回も「水辺の楽校」の方々、市役所の職員の方々に支えられての作業でした。
少しずつ籾もくばってくださり、子供たちも大喜びでした。
今回の作業も本当にありがとうございました。
籾すりの作業は「水辺の楽校」の方々がやってくださるということで、次は精米です。
向島用水にある水車を使っての精米作業、楽しみです。
潤徳式ID野球
毎試合、接戦続きだったプロ野球の東京ヤクルトスワローズVSオリックス・バッファローズの日本シリーズはオリックスの日本一で幕を閉じました。
しかし、本校の5年生が行っている「潤徳シリーズ」は、今が佳境。
体育の時間のたびに熱戦が繰り広げられています。
とは言っても、競技は野球ではなく、「ティーボール」です。
最近は、公園などで野球をする子はめっきり減りました。
投げた球を打ち、グローブで捕るということは「高等技術」になってきています。
「ティーボール」は、止まっている球を打ち、素手で捕る「ベースボール型ゲーム」です。
今の時代に即した形に変化してきているのです。
まずは基本練習。
チーム内でキャッチボールをするのですが、柔らかいスポンジボールでも及び腰の子が多く見られます。
バッティング練習もあります。
5年生から「校長先生もやってみますか?」と声がかかります。
「潤徳の村神様」と呼ばれる校長(自称)、ネクタイ姿ですが、バットを持って挑戦です。
どうです?サマになっているでしょうか?
思わず、子供たちに
「代打、オレ」
と告げそうになりましたが、はしたないのでやめました。(苦笑)
止まっているボールを打つので、簡単そうに感じますが、何回も空振りして、ようやく当たる子もいます。
一方、芯に当たり、ホームランになる子もいて大盛り上がりです。
よく見ると、Chromebookを持っている子たちがいます。
何をしているのか聞いてみると、各打者の動画を撮り、後で振り返りができるようにしているとのこと。
昔、当時のヤクルトの野村監督はデータを重視した「ID野球」でチームの強化を図りました。
5年生たちもチームで反省し、次回につなげることをChromebookでまとめています。
こうした積み重ねをしていれば、来年、6年生になった時には、オリックスを破って、日本一になれる…かな?【校長】
全校朝会
本日(11月1日)の朝の時間、オンラインで全校朝会を行いました。
校長先生からは、潤徳小学校のみんなが「笑顔招福」で過ごすためにどのようにすればよいのか、具体的にお話いただだきました。
東京都教育委員会の児童等向けリーフレットをモニターに映し出して、説明をしていきました。
このリーフレットは、本日、保護者の皆様にC4th Home&Schoolで配信いたしました。
11月は、東京都教育委員会が定めた「ふれあい月間」です。
校長先生との「3つの約束(①何でも一生懸命頑張ること ②自分も周りの人も大切にすること ③他の人の話を真剣に聞くこと)」のうち、2番目の「自分も周りの人も大切にすること」を意識して生活していければ、「笑顔招福」な毎日を送ることができることと思います。
もし、笑顔招福な毎日を送ることができずに困ったことがありましたら、学校の教員やスクールカウンセラーに遠慮なくご相談くださいませ。
また、ふれあい月間に合わせて「学校生活アンケート」を実施いたします。直接相談することがためらわれる場合には、アンケートをご活用いただければと思います。
生活指導主任の先生からは、11月の目標についてお話いただきました。
今月の生活目標は、「正しい言葉づかいをしよう」です。
また、人権目標は、「相手を思いやる言葉づかいをしよう」となっています。
これらの月目標は、「ふれあい月間」に合わせた内容としています。
笑顔招福な毎日となるように、校長先生との3つの約束や月目標を意識して生活する1か月としましょう。
満天の星空を眺めて
理科や社会科では、内容によって、地域差などがあって、取り扱いにくいものがあります。
例えば、本校の5年生が社会科で漁業の学習をする際は、体験的に学びにくい面があります。
4年生の理科の「月や星」の学習もそうです。
授業中に夜空を観察することはできませんから、どうしても、視聴覚教材で補ったり、家庭での観察を推奨したりする必要があります。
しかし、今年度の4年生は、体育館に移動プラネタリウムを呼ぶことで、月や星の学習を授業中、体験的に学ぶことができるようにしました。
体育館に宇宙を模したドームが出現して、子供たちもびっくりです。
空気圧の関係で、ドームに入るときは、吸い込まれる感じになります。
子供たちも、おそるおそる入っていきます。
中は、こんな感じです。
投影が始まると、ほぼ真っ暗になります。この写真は、星座を示しているのですが…。
星の動きも解説があります。北極星を中心に星が回っていることがよく分かります。
月の満ち欠けも解説がありました。直近の満月は11/8で、天気がよければ皆既月食が見られるとのことです。
見逃せません!
こちらは、今日の夜空です。
え…見えない?
校長のカメラの限界です。ドーム内では、素晴らしい星空が映っていたのですが…。
今日は、天気がよく、星空が期待できそうです。
実際にご覧になってはいかがでしょうか。【校長】
潤徳日時計
10月は不順な天候が続きましたが、ようやく秋らしい晴天が続くようになりました。
今日もとてもよいお天気。気温もちょうどよく、外にいるだけで気持ちよくなります。
校内を回っていると3年生が階段を上がっているところに会いました。
聞いてみると、これから屋上に行くとのこと。
何だか気になります。
一緒についていってみました。
すると、屋上には長い棒が1本立っています。
子供たちはその周りを囲んで、ノートに一生懸命記録をしています。
理科の「地面の様子と太陽」の学習で、1時間ごとの棒の影の位置を調べているのです。
校長が一緒に行った時刻は午前11時。
次は、正午に記録をとりに来るとのことです。
「3年生も大変だなぁ。」などと考えながら校庭に出てみると、3年生の別の学級が作業をしています。
何をしているのか聞いてみると、影の位置を調べているとのこと。
屋上で調べていた学級とは違う方法で記録しているようです。
自分のノートに鉛筆を立て、影の動きを記録しています。
ノートそのものが時計の文字盤のようになるわけです。
日時計は、紀元前4000年頃にエジプトで誕生したとのことです。
およそ6000年の時を超え、「潤徳日時計」が本日完成しようとしているわけです。
正午が近付き、再度、屋上に行ってみると、3年生たちが記録をとっていました。
3年生A「校長先生、記録するたびに影が動いているんだよ。知ってた?」
きっと、古代エジプト人も同じように驚いていたことでしょう。【校長】
6年生 調理実習
本日、6年生の調理実習があり、野菜炒めを作りました。
今年の調理実習では、児童が時間を有効的に使いながら、主体的に調理実習を行えるように、様々な場面でICT機器を効果的に取り入れました。
①前回の授業で調理実習の班目標と、個人目標をミライシードのムーブノートに記入しました。
具体的に目標を立てるために、「なぜなら」「そのために」とキーワードになる言葉を提示しました。
② 調理実習のタイムスケジュールをテレビに映しました。
また、黒板にもタイムスケジュールを提示し、児童が視覚的に見通しがもてるようにしました。
③ 調理実習中は、各班の机上に2台のchromebookを用意させました。
1台は、調理の手順と班で話し合って決めた役割分担が表示されているスライドを確認するため。
もう1台は、記録係りが調理の様子をムーブノートに記録するためです。
【 】に中に名前を入れて、役割分担を表示しています。
おいしい野菜炒めが完成しました!!
④ 振り返りをムーブノートに記入しました。
ICT機器を取り入れることにより、児童が時間を意識しながら調理実習に取り組む様子や、自分の役割を自覚し、新たに自分のやることを探す様子が見られました。
まだまだ他のクラスの調理実習は続きますが、怪我のないよう安全第一の調理実習に努めながら、今後もICT機器を効果的に取り入れていきたいと思います。
マットで遊ぼう!
1年生が体育館で体育の授業をしていました。
担任に聞いてみると、小学校で初めてのマット運動とのことです。
まずは、準備が大事。
4人でマットを歩いて運ぶこと、持ち手の部分(通称「耳」)のところをマットの下に入れることなどを徹底します。
みんなで協力して、マットの準備ができました。
まずは、「丸太」になって転がるところからスタート。
中には、マットからはみ出して転がってしまう子もいます。
「ゆりかご」です。背中を丸め、反動をつけて、揺れて戻る練習です。「後転」の基礎となります。
「まえころがり(前転)」です。
体がまだ大きくない1年生。多くの子が「くるりん」と上手に回っています。
おなか周りの気になる校長にとっては、そろそろ難易度の高い技になってきました。(苦笑)
最後は、マットを2枚並べ、二人で「丸太」に挑戦しました。
息を合わせないと上手に回れず、キャーキャーと声を上げて楽しそうに回っていました。
マット運動は、日頃の外遊びなどでは行わない動きが多くあります。多様な動きを経験する中で運動能力の向上につなげてほしいと思います。【校長】
150周年前年祭 「ほほえみ集会」
本日5校時に「ほほえみ集会」を行いました。
この2年間、新型コロナウイルスの影響により実施できておりませんでしたが、今年度は対策を行い、2年ぶりの開催となりました。
まずは、前半のグループ(1班~33班)が校庭に集まりました。開会式では、代表委員の児童が司会をしました。久しぶりに行われる「ほほえみ集会」に児童は、ワクワクしている様子でした。
その後、たて割り班対抗「〇×列車ゲーム」を行いました。1年生から6年生で列車を作り、みんなで相談して〇×クイズをしました。「きっとまるだよ。」「いやいや、ばつだよ。」と異学年が交わり大盛り上がりでした。
校庭に集まっていない班(33班~63班)は、それぞれのクラスでたて割り班遊びを楽しみました。「伝言ゲームや」「ビンゴ」など、たて割り班の6年生が考えた遊びを、みんなで楽しんでいました。
後半には、活動場所を交換し、またそれぞれの場所でたて割り班遊びを楽しみました。どちらのグループも大盛り上がりで、楽しむ子供たちの様子が見られました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、異学年で関わり合うことが減ってしまいましたが、異学年で交流し合うことは学校教育にとって大きな役割をもっています。高学年は、年上として下学年をまとめ、下学年はそのような姿を見て憧れをもつ。そういった中で、異学年で生活する学校教育の意義を子供たちに実感させていきたいと思います。
これからも、異学年の関わりを意識した活動を行っていきたいと思います。
(2016年4月から2018年3月まで)