文字
背景
行間
日誌
おしえて!くもくん
学校では、年間3回、各学期ごとに身体計測を行います。
今日は、1年生の2学期の身体計測日です。
保健室は具合の悪い子が休んでいたりするので、私語厳禁。
そのため、身体計測のため保健室にやってきた1年生たちは、静かに入室します。
身体計測の前に、養護教諭からの講話があります。
「おしえて!くもくん〜プライベートゾーンって なあに?〜」という、絵本の読み聞かせです。
次のようなストーリーです。
・「くもくん」は、空の上から子供たちを見守っており、何かあると飛んでいって教えてくれます。
・「くもくん」は、公園で、仲良し3人組が鬼ごっこをして遊んでいるのを見かけました。
・ところが、鬼になった子がふざけて、逃げている子のパンツを下ろしているのを見付けた「くもくん」。すぐに飛んでいき、「ちょっと、待った〜!ぜ〜ったい、ダメ!!」と子供たちに声をかけます。
・「くもくん」は、子供たちを乗せ、「おそらのきょうしつ」で、プライベートゾーンについて教えます。
◯プライベートゾーンは、水着を着ると隠れる部分で、自分だけの大切な場所
◯プライベートゾーンは、簡単に他の人に見せたり、触らせたりしてはダメ
◯「おくち」も大事な部分
◯他の人のプライベートゾーンを無理やり見たり、触ったりしてはダメ
◯自分のプライベートゾーンを触られそうになったら『いや!』と大きな声を出したり、友達が嫌なことをされていたら、大人に話したりすること
・「くもくん」は、子供たちを公園に戻し、また、空から見守りを続けます。
1年生の発達段階では、悪気がなくても、相手のプライベートゾーンを触ろうとしたり、見ようとしたりすることも考えられます。
養護教諭の話を真剣に聞く1年生たち。「他の人の嫌がることはしない」という基本をしっかり守ることが大事です。
「『おくち』も大事な部分」ということが伝わりにくいのではないかと感じた校長。
校長「勝手に、他のお友達に『チュ〜♡』なんてしちゃ、いけないんだよ。」
と話すと、ニヤリとする1年生たちです。
プライベートゾーンに関することは、7月19日の臨時全校朝会でも校長から話をしているのですが(関連記事は、こちら)、やはり、絵本などを通した方が、特に低学年には伝わりやすいと感じました。
講話の後は、身体計測です。
1年生の1回目の身体計測は、入学直後の4月12日でした。
あれから、5か月弱。
どのくらい、子供たちは成長したでしょうか。結果をお楽しみに!【校長】
6年生 家庭科
本日は、6年生の家庭科の授業がありました。
「夏をすずしくさわやかに」という単元の中で、
「運動するときの服」「遠足に行くときの服」といった活動に応じた衣服の選び方について学習しました。
以下の写真は、それぞれの活動の際にふさわしい服装は?という発問に対して、
子どもたちがクロームブックのイラストを動かして、正解を示している様子です。
「運動するときの服は、よく汗を吸い取る服が好ましい」
「遠足に行くときの服は、虫よけの予防で長袖長ズボンの服が好ましい」
と、そのときの活動に応じた衣服の働きと選び方について確認することができました。
また、衣服の手入れの仕方「手洗い」についてプリントを活用しながら学習しました。
9月下旬には、手洗い実習を予定しています。
1学期の作品作りとは全く異なった単元の学習ですが、
楽しんで学べる授業づくりを心がけていきます。
山小屋で三日間すごすなら
無人島でサバイバル生活をしたり、自力で脱出したりするテレビのバラエティ番組などが放送されることがあります。
芸能人が最低限の道具などを持ち込むわけですが、何の道具を選択するかによって、サバイバルの難易度が大きく変わってしまいます。
3年生も、国語で「山小屋で三日間すごすなら」という内容で話し合いをします。
教科書には、条件として、次のことが示されていました。
・「子供探検隊」として、3日間、山小屋で過ごすことになった。
・普段、子供だけではできないことをして、自然と触れ合う体験をする。
・食料、水、着替えは共通の持ち物だが、その他にグループで5つまで持っていくことができる。
この5つまでの持ち物をグループで相談して決める学習なのです。
これは、いろいろな意見が出て、面白そうです。
教室に入ると、予想どおり、子供たちが聞いてきます。
3年生A「ねぇ、校長先生なら、何を持っていく?」
校長「やっぱり、ゲーム機だよねぇ。寝る前に遊びたいよね。」
校長「それに、スマホも必要だよね!いろいろ調べたいし。」
「自然と触れ合う体験」ということを無視して話す校長に、3年生たちも「あはは」と笑っています。
校長「あと、クマのぬいぐるみも持っていかないと!寝るときに淋しいし。」
3年生B「校長先生、赤ちゃんみたい。」
おふざけが過ぎる校長に、担任も少々困り顔です。
この学習のポイントは、持っていきたい持ち物について、根拠をもって説明できるかということです。
学校生活では、集団の中で物事を決定していくことが多くあります。その際に大事なのは、根拠をもって説明できるかということです。
付箋を使いながら、互いの考えを整理する工夫を行っているところもあります。
与えられた条件の中で、グループとして、どんな持ち物を準備していくか、話し合いをうまく進めていく必要があります。
しつこく、子供たちに話しかけます。
校長「やっぱり、おやつも欠かせないよねぇ。」
3年生C「もう・・・食料は、持ち物の中に入っているの!」
校長「だって、おやつは、『別腹』なんだもん。」
3年生D「そっか、納得!」
子供たちとのおしゃべりは、楽しいものです。【校長】
第3回たて割り班活動
台風の影響もあってか、今朝は強い雨が降りました。
今日は、子供たちが楽しみにしているたて割り班活動日ですが、残念ながら、校庭遊びを計画していたグループは、室内遊びに変更です。
夏休みをはさみましたが、子供たちは、自分のたて割り班を忘れることなく、スムーズに活動場所に移動することができました。
こちらは、ゼスチャーゲーム。動作を見て、何をしているところか当てます。
こちらは、「震源地」ゲーム。震源地役の子が、中心にいる鬼にバレないようにポーズを変え、周りの子がまねする遊びです。
こちらは、「人間まちがえさがし」。モデルになった児童が1回目に入ってきたときと、2回目に入ってきたときに何が違っているか当てる遊びです。
こちらは、ジャンケン列車。負けた子が勝った子の後ろについて、どんどん列が長くなっていきます。
各たて割り班とも、班内の人間関係が深まってきて、楽しく遊べるようになってきていると感じます。
自分の学年、学級以外にも交友関係を広げてほしいものです。【校長】
2年生 2学期はじめての図書の時間
本日は、2年生の2学期はじめての図書の時間でした。
はじめに、教室で2学期の図書の約束を確認しました。
その後、「なつのおとずれ」という絵本の読み聞かせをしました。
夏の食べ物や花などが、たくさん出てくるお話です。
「夏休みにスイカを食べたよ!」「流しそうめんもしたよ!」とたくさん教えてくれました。
図書室に移動し、興味のある本を探しています。
「静かに本を読む」という1学期からの約束をしっかり守っています。
まったく話し声がなく、集中している様子に感心しました。
2学期の本の貸し出しは、9月7日(火)からです。
「心が落ち着くような図書室」を作っていけるように、頑張ってまいります。
校長先生がおいでになりました
5年生の教室に入りました。
担任「あ、ちょうどいいタイミング!校長先生に何て話しかければいいかな?」
え?何のことかと思い、黒板を見てみると、「敬語」との板書があります。
なるほど、国語で、敬語を使う場面について学んでいるようです。
5年生A「校長先生がおいでになりました。」
5年生B「校長先生がいらっしゃいました。」
5年生C「校長先生がお越しになりました。」
担任の意図を察した校長。担任とアイコンタクトで、教室を出ていこうとします。
担任「あ、このとき、校長先生に何て言えばいい?」
出ていくときの敬語はなかなかとっさに思いつかないようです。
5年生D「バイバ〜イ?」
5年生E「またね!」
5年生F「ありがとう。」
ちょっと、敬語の授業だということを忘れてしまっている子もいます・・・。
5年生G「校長先生が出ていかれました。」
5年生H「校長先生がお帰りになりました。」
だんだんノリのよくなってきた担任。
担任「じゃあ、校長室に入る練習してみようか?」
というわけで、校長室に入るロールプレイングです。
5年生I「(トントン)失礼します。校長先生、いらっしゃいますか。」
緊張した様子で校長に話しかける5年生。敬語を使うときは、緊張する場面が多いですから、いい練習になります。
5年生J「(トントン)校長先生、入ってもいい?」
意図的に悪い見本を示す5年生もいます。
日本語を勉強している外国人の方が難しさを感じるのが敬語だという話をよく聞きます。
相手に尊敬の念を表したり、自分がへりくだったりするという、日本人ならではの感性を敬語の学習で培ってほしいものです。【校長】
道徳 with Chromebook
2年生で道徳の授業が行われていました。
扱う読み物教材は「森のともだち」。次のような内容です。
・動物たちが仲良く暮らす森に、きつねの「こんきち」が引っ越してきた。
・「こんきち」は、わがままで乱暴者であり、森の動物たちは「こんきち」を避けるようになった。
・ある日、森におおかみがやってきて、「こんきち」に飛びかかり、押さえ込んでしまった。
・「助けてくれ」と叫ぶ「こんきち」を見て、森の動物たちは相談し、おおかみに向かって「こんきちくんを離せ!」と周りから声を上げた。
・おおかみは、一瞬ひるみ、そのすきに「こんきち」は逃げ出した。
・おおかみは、今度はうさぎの「ぴょん子」に飛びかかったが、森の動物たちは一緒になっておおかみに体当りし、おおかみを追い払った。
・「こんきち」は森の外れまで逃げたが、自分が助かることだけを考えていたことが恥ずかしくなり、森の元の場所まで戻った。
・「こんきち」は森の動物たちのそばにかけよると、「ごめんよ。ごめんよ。」と言って泣き出した。
今回の授業は、「友情、信頼」について考えさせることがねらいです。
そのため、泣き出した「こんきち」の気持ちを考えさせることが授業の中心になります。
そこで、互いの意見を交流するためにChromebookに入っているソフト「ミライシード」を使います。
泣き出した「こんきち」の気持ちを、各自で入力していきます。
キーボード入力に慣れていない2年生は、手書き入力をしますが、操作に習熟してきて、鉛筆で書くのと同じようなスピードで入力していきます。
それぞれ書いた意見が、画面上で共有されます。
子供たち自身も、他の子の考えを自分の端末で確認し、共感できる意見に対して「拍手(Facebookの「いいね!」のイメージ)」のボタンをタップします。
「キーワード検索」により、どんな単語が多く使われているか集計することができ、全体的な傾向を確認することができます。
従来の道徳の授業では、意見交流する際に、挙手して指名された児童の意見が取り上げられることが多く、全員の意見を共有化することはなかなかできませんでした。
また、一瞬で自分の意見と他者の意見を比較できることは大変効率的でもあります。
これまでの授業のよさを生かしつつ、新たな技術を取り入れることで、本校では、より質の高い授業ができるよう、研究を深めていきたいと考えています。【校長】
理科 with Chromebook
学校内を回っていると、敷地内で各学年が植物を栽培している学校の畑のところで、3年生が集まっているのに気付きました。
行ってみると、全員、Chromebookを持っています。
子供たちに聞いてみると、花が咲いているヒマワリやホウセンカの観察をしているとのこと。
平成までの理科の観察の場合、畑の中にしゃがみこんで、対象の植物の様子を観察カードに記録していたものですが、令和の時代はちょっと違います。
ヒマワリにピントを合わせてパチリ。
ホウセンカにピントを合わせてパチリ。
子供たちはChromebookのカメラ機能を使って、器用に記録写真を撮っています。
撮影が目的ですから、短時間で教室に戻ってきました。
そして、教室で、記録写真を見ながらじっくりと観察カードを仕上げていきます。
もちろん、手触りやにおいなどは、その場でしか分からないものですが、視覚的な特徴を記録するためには、こうしたカメラ機能を使うことはとても有効な手段だと言えます。
「校長先生、ちょっと蚊に刺されちゃったよ・・・。」
と嘆く子も何人かいましたが、教室で作業ができるので、ヤブ蚊の被害も少し抑えられそうです。【校長】
「黙食」、リスタート!
行動制限のない夏休み、いかがだったでしょうか。
「校長先生、『ユニバ』に行ったんだ!」
「田舎のおばあちゃんのところで、おいしいスイカを食べたの。」
など、私と顔を合わせた子供たちが次々と夏の報告をしてくれます。
行動制限がなくなっても、平凡な夏休みだった私にとっては、子供たちの報告をうらやましく感じるところもありますが、充実した夏休みを送った子がたくさんいることはうれしく思います。
しかし、行動制限がなかったからと言って、新型コロナウイルス感染症の感染状況が改善したわけではありません。
1学期の5〜6月頃は、感染状況も比較的落ち着いていて、都の新規感染者数は1,000人を下回る日もあり、無事に5、6年生の移動教室も実施できました。
しかし、夏休み前から感染者数が急増し、夏休みに入ってからは都の新規感染者数が4万人を超える日もあるなど、「感染爆発」とも言える状況が続きました。
8/25の都の新規感染者数は23,129人。大変厳しい感染状況のまま、2学期の始業式を迎えたことになります。
私は、昨日の始業式の校長あいさつの中で、子供たちに、今一度、以下のような感染防止対策を徹底することを呼びかけました。
・朝、検温し、おうちの方に体温と体調を伝えること
・熱があったり、体調が悪かったりするときは、無理に登校しないこと
・学校では、外から中に入るときには手洗いをしっかりすること
・校舎内では、食事の時以外はマスクをすること
(登下校時に他の人と距離がとれているときや体育、外遊びのときはマスクを外してもよい。)
・給食時には「黙食」を徹底すること
・教室の窓、ドアを開けて換気をしっかりすること
・帰宅時にはうがいを忘れずにすること
子供たちに限らず、全体的にコロナに対する「慣れ」が出てきているように感じます。
2学期が始まり、生活リズムも元に戻ります。
この機会に、感染予防の基本を徹底することが大事だと考えています。
そこで、今日から、給食が始まりましたので、抜き打ちで子供たちの様子を見に行きました。
まず、4校時終了後、多くの子が手を洗いに出てきました。
石けんも使って、よく洗っています。
1年生の様子です。
「いただきます」の後、黙って食べ始めました。順調です。
しかし、長居は無用。
校長の姿を見付けると、「校長先生、チンジャオロース丼、おいしいよ!」などと話しかける子が出てくるからです。
3年生の様子です。
静かに食べています。よくできています。
校長に気付いた子が後ろを向くので、唇に人差し指をあて、「しーっ」とサインを送ります。
黙ってうなずく3年生たちです。
6年生の様子です。
日光移動教室でも黙食を徹底したので、さすがによくできています。誰もしゃべりません。
「やっぱり、6年生が一番黙食ができているね!」
と声をかけますが、表情を変えず食べています。コロナ禍を長く過ごしている6年生、黙食は当然の習慣になっているようです。
校長の「抜き打ち検査」の結果は良好。夏休み明けですが、黙食を含め、これまで蓄積してきた感染予防の習慣はちゃんと身に付いていると感じました。
2学期も始まったばかり。
運動会や展覧会など、大きな行事も多い今学期。まずは、健康で、元気に過ごせるようにすることが大事です。
本校の教職員も、できる限り3密を避けた教育活動を行い、換気の励行や共用部の消毒を実施するなど、これまでの取組を継続してまいります。
保護者の皆様におかれましても、日々のC4th Home&Schoolによる検温報告等でご負担をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、病気に負けない体づくりのためにも、栄養バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動などにご留意ください。【校長】
5年生 総合 米作り~草取り~
5年生の総合的な学習の時間に田んぼの草取りを行いました。
6月に植えた稲も立派に成長し、これから穂が大きくなっていくのが楽しみです。
稲と一緒に雑草もかなり育ってしまっているため、今回はそれらを取り除くことが目的です。
前回同様、「水辺の楽校」の方々、市役所の職員の方々に教えてもらいながら作業に取り組みました。
初めは稲をかき分けて田んぼを進むことに気が引けていたのか、どこか遠慮がちな子供たち。
しかし、少し時間が経つとどんどん稲をかき分けて先へ先へと進んでいき、まるでかくれんぼ状態でした。
学年全員の頑張りで多くの雑草を取り除くことができました。
保護者の皆様には2学期開始早々、タオルや着替え、サンダル等を準備していただいたり、様子を気にかけていただいたりと、たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。
次はいよいよ収穫。
稲刈りの時期が近づきましたら、また学年便り等でお知らせいたします。
(2016年4月から2018年3月まで)