日誌

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データで学級を分析する

学校内を回っていると、4年生の教室で、子供たちが何か相談しているのが目に留まりました。

校長「何してるの?」

4年生A「国語の『新聞を作ろう』の勉強で、班のメンバーと相談しているんです。」

子供たちの端末をのぞき込んでみると、

「好きなスポーツ」

「休み時間にしている遊び」

といった内容について「Google Forms」で学級内アンケートをとっていて、その結果を新聞作りに活用しようとしているようです。

隣の4年生の学級では、今日、本校に来ているICT支援員の方から「Google Forms」の基本について学んでいます。

「Google Forms」は簡易にアンケートをとることができ、その結果もグラフ等で瞬時に確認することができます。

本校でも、保護者等の皆様に行事や学校評価のアンケートなどで使わせていただいております。

元の学級に戻ってみました。

4年生B「ねぇ、校長先生、うちのクラスの給食の人気メニューの結果だよ。」

1位 サイダーフルーツポンチ

2位 シャインマスカット

3位 ラーメン

これは、貴重なデータが収集できたようです。

 

以前は、こうしたアンケートを行うときは、子供たち同士が鉛筆とメモをもって、互いに聞き合っていたものですが、今は、アンケートを送信し合って、自席で、短時間で結果をまとめることができます。

校長「『Google Forms』って、簡単?」

4年生C「うん、楽勝〜!」

教室の光景は大きく変わってきています。【校長】

全校朝会

本日(7月11日)の朝の時間、オンラインで全校朝会を開催しました。

 

まず、表彰です。優秀な成績を収めたチームを顕彰しました。

 

 次に、校長先生のお話です。校長先生からは、3つのお話がありました。

<1 横断幕について>

開校150周年を記念して、横断幕を日野市から寄贈いただきました。

 

頂いた横断幕は、子供たちや教職員だけでなく、保護者や地域の皆様が目にすることができるように、屋上に設置しました。横断幕と既存の校名の看板の文字を続けると「ありがとう150周年 日野市立潤徳小学校」と読むことができます。

開校から150年。所在地や校区が変わるなど様々な変遷がありましたが、「潤徳」の名は変わらず、今日に至っています。潤徳の伝統を築き、今日まで発展させてこられた地域の皆様や歴代の校長先生、教職員の皆様のご努力に、敬意と感謝の念を感じずにはいられません。

 

<2 山都町立潤徳小学校について>

全国的に報道された山都町の豪雨被害について、お話がありました。山都町立潤徳小学校につながる道にかかる「金内橋」が、河川の増水で崩壊してしまった様子を写真で確認しました。

 

山都町立潤徳小学校の皆様が無事であることが伝えられ、安堵しました。この度の豪雨で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。そして、一日も早い復興をお祈りしています。

 

<3 大切な心と体を守ることについて>

 「性暴力は許されないこと、教職員等の言動で困ったことがあれば相談すること」について、講話を行いました。

 

本日配布した「相談シート」について、子供たちに周知を図りました。

私たち教職員は、今後も子供たちの心と体を大切に守り、「笑顔招福」で充実した学校生活を送ることができるように努力してまいります。保護者や地域の皆様におかれましては、本校の教育活動に、ご理解とご協力を賜りますよう、今後ともよろしくお願いいたします。

ありがとう150周年!

開校150周年を迎えた本校。

日野市教育委員会から、お祝いとして、横断幕をいただきました。

「ありがとう150周年」

元から掲示されている校名と組み合わせると「ありがとう150周年 日野市立潤徳小学校」となります。

本日、屋上に掲出しました。

「ありがとう」には様々な意味が込められていると思います。

本校150年の歴史に関わられた全ての皆様に感謝の気持ちをもちながら、記念すべき1年を過ごしたいと思います。

 

・・・ということを、本来であれば、全校児童と一緒に分かち合いたかったのですが、今日は、いえ、今日から日野はすごいことになっています。

今日は、今年初めて、東京で「熱中症警戒アラート」が発表されています。

また、本校では、朝9時の時点で、校庭の暑さ指数(WBGT)の数値が34.1となっています。

本校では、上掲の熱中症予防指針に基づき、「危険」レベルでの校外での活動を原則として禁止しています。

そこで、今日は外遊びをはじめ、水泳指導や1年生や4年生が計画していた教室外での活動も中止となりました。

せっかく横断幕を掲出しても、校舎の外から誰も見ることができないという異常な状態となっています。

朝からミストシャワーも稼働です。

こんな中、本校の体育館の空調機設置工事に携わってくださっている工事関係者の皆様には、感謝の言葉しかありません。

どうぞ、お気を付けて作業をなさってください。

 

週間天気予報では、今後も、今日と同様な「酷暑」が連日続く見込みとなっています。

「命を守る行動」という意識をもちながら教育活動を進めていきます。

現在、本校では、マスクの着用については、「原則、個人の自由」というスタンスをとっていますが、この状況ですので、運動時、登下校時には、マスクを外すことを強く指導しています。

下校時については、児童に声掛けすることができますが、登校時にはそれができません。

保護者の皆様には、この気象状況を踏まえ、登校時にマスクを外すよう、お子様に強くお話しくださいますようお願いいたします。【校長】

ゴムと糸を使って・・・

学校を回っていると、2階の廊下から楽しそうな声が聞こえてきます。

3年生が理科の実験をしているようです。

担任が廊下で仁王立ちしているので、何をしているのか聞いてみると、

担任「ゴムカーが、私の脚の間を通るか試しているんです。」

とのこと。

これは面白そう。

担任にちょっと代わってもらいました。

校長「校長先生の脚の間をねらって通せるかな~?」

なぜか「鬼ポーズ」になってしまう校長。

校長の前から、後ろから脚の間をねらって殺到する子供たち。

思いっきりゴムを引っ張る子は、F1カー並みのスピードで車を通していきます。

担任「子供たちは、1階でも実験していますよ。」

1階の廊下に行ってみると、今度は、糸電話の実験に取り組んでいるグループがありました。

早速、「通話」に参加してみます。

3年生A「校長先生、聞こえますか~?」

受話器のカップの中から声が聞こえてきます。

中には、10m以上離れたところから通話している子もいます。

本当に聞こえるのか、代わってもらいました。

3年生B「校長先生、こんにちは~」

確かに聞こえます。

校長「今日の放課後、ねんも公園で遊ぼうよ~」

3年生B「うん、わかった~」

会話が成立します。

 

今回の実験は、理科の「ゴムや風の力」と「音のふしぎ」に関連したものです。

遊びを通して、ゴムの性質や音の伝わり方に気付いてほしいと思います。【校長】

洪水から身を守る

今日は、集中豪雨が発生し、洪水が予想される場合を想定した避難訓練が行われました。

まず、校内放送で、暴風雨の発生により、洪水が起こるおそれがあるため、3階に避難するよう指示があります。

2階にいる1~3年生は、あわてずに、3階まで移動します。

3階では、2つの学年が一緒になって人数確認を行い、次の指示を待ちます。

写真は、3-1の子供たちが4-1に避難したところです。

全員の安全が確認されたところで、校長が講話を行いました。

・学校のすぐそばに浅川のある潤徳小は、常に、洪水が起きた場合どうするかを考えておかなければならない。

・洪水が起きたときは、とにかく高いところに避難することが大事。だから、2階にいた子は、3階に避難している。

・いつ、洪水が起きるような大雨が降るかは分からない。

・実際に、いつも仲良くしている、山都町立潤徳小は、今週の月曜日と火曜日、大雨の影響で臨時休校になっている。(詳しくは、こちら

・ニュースなどで知っている子もいるかもしれないが、山都町にある金内橋という大きな橋が、大雨で崩れて、川の中に落ちてしまった。

・山都・潤徳小の子たちの多くは、スクールバスで通っているため、橋が通れないことは大きな影響があるだろう。池部校長先生も、車で通勤するのが大変な状況になってしまったとのことである。

・山都町では、12時間で300mm以上の雨が降ったということである。この量は、わずか半日で膝より上まで水かさが増えたということなので、たくさんの雨が一気に降ったことが分かる。

・同じ日本の中でも、このように被害を受けた地域もある。いつでも豪雨があるかもしれないという意識をもって行動してほしい。

 

梅雨末期になると、日本中至るところで集中豪雨が発生するようになってしまいました。

備えあれば憂いなしです。

 

熊本をはじめ九州地方で被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧を祈念しております。【校長】