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代替わりのたて割り班活動
今日の昼休みの時間は、今年度最後のたて割り班活動が行われました。
これまでと大きく違うのは、計画、進行を5年生が中心になって行うことです。
6年生からバトンを引き継ぎました。
今まで、5年生にお迎えに来てもらい、手をつないで活動場所まで連れていってもらっていた1年生たちも、今日は、自分だけで活動場所に集合します。
緊張して進行している5年生を6年生が最後方で見守る形になります。
校長「5年生が進行で詰まったら、ツッコんでもいいんだよ。」
6年生A「了解です!」
6年生にとっても、5年生の進行が気になるようです。
新しいゲームも開発しています。
写真は、「文字数しりとり」ですが・・・
6年生B「ちょっと、ルールが難しいかな。やる気は認めるけど。」
ここでも、先輩として、5年生のことをハラハラしながらも温かく見守っています。
教室でも校庭でも、楽しく遊ぶことができました。
大事なのは、終了後の振り返りです。
今日は、必ず6年生が感想を言うようになっています。
6年生C「みんなをまとめるのは大変だと思うけど、頑張ってください。」
6年生D「今日の遊びはとてもおもしろかったので、これなら安心して任せられると思いました。」
順調に5年生への代替わりが進んでいるようです。【校長】
ありがとう、6年生!
小学校生活のファイナルカウントダウンの時期になった6年生。
巣立つ前に、「愛する潤徳小」のために何ができるか考えて行動しています。
昨日は、校庭の側溝の泥や落ち葉を取っていた6年生たち。
今朝は、校内の各所に散り、黙々と作業をしています。
どうやら、流し、鏡、窓などをピカピカに磨いているようです。
まだまだ、水道の水も冷たいですが、しっかりと作業している6年生たち。
本当にありがたいです。
教室移動のために出てきた2年生たちも、そんな先輩たちの作業の様子をじっと見つめます。
本校の教育目標は「敬愛 自由 勤労」です。
教育目標の精神は、こうして、代々受け継がれていきます。
トイレなどの汚れやすいところも、一生懸命きれいにしていました。
6年生の教室をのぞくと、何やら作業をしている子たちがいます。
自分たちで考え、後輩たちに「形あるもの」を残したいのだとか。
最後まで「子供たちがつくる学校プロジェクト」を貫き続けます。【校長】
東西潤徳小学校コラボレーション〜グランドフィナーレ編〜
しばらく前から、池部校長先生と、どのような形で「東西潤徳小学校コラボレーション」のフィナーレを迎えるのがよいか断続的に相談を重ねてきました。
結論は、「自由交流」でした。
これまで、授業、集会などのイベントで数えきれないほどの交流を重ねてきましたが、もう、互いの絆は揺るぎないものになっていることから、個人レベルで交流し、お別れするのが一番よいのではないかということになりました。
午前8時前から、両校をつなぎましたが、登校するなり、殺到する子供たち。
池部校長先生とは、朝であっても、「こ・ん・に・ち・は~」のあいさつをすることは、両校の常識となりました。
教職員もうれしそうに交流しています。
朝の時間に全校放送を入れて、校長から児童に話しました。
校長「昨日、池部校長先生からお別れのあいさつをいただきましたが、子供たち同士ではお別れできていません。そこで、今日から3日間、山都町立潤徳小学校とオンラインでつなぎ、東昇降口のモニターを通じて、自由にお話ができるようにします。特に山都の6年生の卒業式は3/21ですから、この3日間しか話すことはできないと思います。積極的に声をかけてください。」
このこともあり、授業の合間や休み時間には、多くの子たちがモニターの前に集まってきます。
今日は、6年生が卒業前の奉仕活動として、校庭の側溝の泥や落ち葉を取り除く作業に一生懸命取り組んでくれていました。
作業が終わった6年生たちもモニターの前に集まり、お別れをしています。
質問をしている子もいました。
3/11の山都・潤徳小の学校だより(山都町立潤徳小学校学校だより(NO.46).pdf)に本校3年生の特集を組んでくださったこともあり、池部校長先生と山都・潤徳小の3年生が、図書室から教室に戻る3年2組の子供たちに声をかけてくださいました。先日、訃報のあった、漫画家の鳥山 明さんのファンだという池部校長先生、ドラゴンボールの悟空のフィギュアを握りしめながら、「かめはめ波」のポーズを繰り返しています(笑)
というわけで、モニター前は1日中大盛況の状態で、校長室には、何百回も「こ・ん・に・ち・は~」のあいさつが聞こえます。
おかげで、全く仕事になりません(苦笑)
恒例の両校長の打合せも、今日はモニター越しです。
こうした打合せも、もうできるのはわずかだと思うと、淋しい限りです。【校長】
東西潤徳小学校コラボレーション〜池部校長先生お別れあいさつ編〜
今朝は、今年度最後の全校朝会がリモートで行われました。
最初に短歌と市の科学展で入選した6年生の児童の表彰を行いました。
続いて、校長からの話です。
3/7の6年生を送る会を振り返り、全校で協力して、素晴らしい会にすることができたと話しました。
また、「潤屋敷」、「ミニチュアクラブ展示」、「ダンスクラブ、音楽クラブ発表」、「1年生と年長児の交流会」などを例に、自分たちで考えて、潤徳小学校をよくしていこうという取組がたくさん増えてきていることを紹介しました。
こうした取組が「子供たちがつくる学校プロジェクト」につながっているので、これからも、自分たちで潤徳小学校をよくするためにはどうすればよいか考えて、どんどん挑戦していこうという話をしました。
後半は、「東西コラボ」です。
山都・潤徳小との交流が最後を迎えているということをあらためて話しました。
閉校記念式典でいただいた「友情の旗」、これからも日野・潤徳小で大切にしていくと話しました。
ここで、山都・潤徳小の池部校長先生から「お別れのあいさつ」をいただきました。
ところが、うまく、音声が入りません。
ここまで、数えきれないくらいオンラインで交流してきましたが、最後まで機器トラブルがつきまといます。
そこで、スマホで話していただき、その音声をスピーカーで流すというアナログ方式に切り替えました。
池部校長先生からは「潤徳小学校は永遠に不滅です!」という言葉をいただきました。
大変重い言葉です。
最後は、池部校長先生と画面越しにさようならです。
腕を大きく振って、全身でお別れをしている様子が画面に映っています。
池部校長先生も複雑な思いでご覧になっていたことと思います。
ただし、今日で「東西コラボ」は終了するわけではなく、「グランドフィナーレ編」として、閉校まで続けていきたいと考えています。【校長】
(山都側から見た様子は、こちら)
東日本大震災から13年
3/5の今年度最後の避難訓練のときのことです。(詳しくは、こちら)
校長からの講評で次のような話をしました。
校長「今から13年前の3月11日に東日本大震災が発生しました。6年生は12歳ですから、生まれる前のことです。・・・」
話しながら、いよいよ東日本大震災を知らない年代が小学生全員になっていることに気付かされます。
あの日、あの時に起こったことは、命を守るうえでも、「知らない年代」にも語りついでいかなければなりません。
学校を含む官公庁には、3月11日を迎えるにあたって、半旗掲揚と地震発生時の14:46における黙祷の要請が来ています。
そこで、本校では、今朝から半旗を掲揚し、震災で亡くなられた方々への弔意を表しました。
また、14:46に黙祷を捧げることになっていますが、先述のとおり、子供たちは、震災の実体験がないため、単に黙祷をしてもその意味が分からないままであることが心配です。
6年生は、先週、「災害体験者から学ぶ教室」を開催し、東日本大震災について知り、被災者の思いについて考える機会を設けていますが(詳しくは、こちら)、5年生以下は、その意識がまだ足りないように感じます。
今日は、14:46にあたる時刻には、5・6年生による委員会活動が行われ、いつもであれば、活動場所もばらばらになっています。
そこで、今日は、その時刻までは、集合場所にあたる教室に待機し、黙祷を行ってから通常の活動を行うことにしました。
被災者の方々の思いを伝えるためにも、今回は、実際に「令和5年度 東日本大震災追悼復興祈念式(福島県主催)」の映像をライブで見ながら、被災者の方々と一緒に黙祷するように計画しました。
委員会活動の時間が始まると、多くの教室では、すでにモニターに追悼式の様子が映し出されていました。
今日は、今年度の最後の委員会活動の日です。これまでの活動の振り返りをしながら、14:46を待ちます。
しかし、岸田首相をはじめ、参列されている方々の沈痛な表情が映し出されると、子供たちも自然にモニターに注目していました。
モニターから流れる14:46の時報に合わせ、校内の5・6年生、教職員が1分間の黙祷を捧げました。
校内は、静寂に包まれました。
追悼式の厳粛な雰囲気を見て、子供たちも一切の私語もなく、真剣に黙祷を行っていました。
終了後は、通常の委員会活動に戻り、年間の活動のまとめなどを行いました。
あらためて、東日本大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表すとともに、被災された地域の一層の復興をご祈念申し上げます。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)