日誌

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秋が来た!

今朝の東京の気温は20℃を下回りました。

夜もちょっと、寝冷えを心配するような感じでした。

先週までの酷暑が何だったのかと思うくらい、一気に季節が進んだ感じがします。

秋分の日を過ぎ、ようやく秋到来です。

今日の10時頃の暑さ指数(WBGT)の数値は22.8で、「注意」レベルでした。

外での活動は、ほほ問題なくできる数値です。

2時間目、2年生は、校内の畑のところで虫探しをしていました。

残念ながら、虫はほとんどいなかったようですが、猫じゃらしなどで植物遊びを楽しんでいました。

3年生は、国語で「ちいちゃんのかげおくり」を学習しています。

休み時間になると、かげおくりを試している子たちがいます。

「ひとうつ、ふたあつ、みいっつ・・・とお!」

じっと、自分の影を見つめた後、青空に目を移します。

3年生A「あ、校長先生、かげぼうしが空に上がったよ!」

ちいちゃんの気持ちに迫れたでしょうか。

教育実習生と外で遊んでいる3年生たちもいます。

実習期間も今週で終わり。濃密な1週間にしてほしいものです。

3時間目の体育で、手つなぎ鬼をして遊ぶ1年生たちです。

キャーキャーと大きな歓声が上がります。

校庭の反対側では、4年生たちが走り高跳びに取り組んでいます。

よい記録を出せば、今からでも中国・杭州で行われているアジア大会に間に合う・・・かな?【校長】

体育館、復活!

空調機設置工事のため、6月中旬から使用禁止となっていた本校の体育館。

記録的な猛暑となり、校庭で体育ができないときは体育館を使いたかったのですが、それもできず、苦しい期間が続きました。

このたび、ようやく、工事が終了し、体育館が使用できるようになりました。

体育館に行ってみると、早速、2年生が体育をしていました。

校長「体育館、何が変わったか、分かる?」

2年生たち「あれだよ!」

子供たちの指さす先には、工事が終わったばかりの空調機があります。

体育館のフロアは使えるようになりましたが、空調機の最終検査があるので、空調機が使えるようになるのは10月以降になりそうです。

久し振りに体育館で鬼遊びです。

とても楽しそうに追いかけています。

別の2年生の学級では、授業終了時に振り返りをしていました。

担任「久し振りの体育館体育、どうでしたか?」

2年生A「いっぱい走ることができて楽しかったです。」

2年生B「体育館が使えるといいなぁと思いました。」

校長「何が変わったか分かる?」

2年生たち「クーラー!」

校長「夏は涼しい風が、冬は暖かい風が出てくるんだよ。だから、1年中、気持ちよく体育などができるようになるよ。」

2年生C「だから、冬に行事をやるように変わったんだね。」

2年生女子D「校長先生、大好き!」

校長が工事をしたわけではないのですが・・・。まぁ、愛の告白は、ありがたく受け取っておきましょう(笑)【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション~4年生社会科授業交流編①~

一昨日の記事でもお伝えしたとおり、4年生は、社会科で「水害からくらしを守る」という学習を始めています。

学校の裏手が浅川である本校。日野市洪水ハザードマップでは、浸水想定区域の中に入っており、水害を受けやすい立地にあります。

一方、山都町立潤徳小学校のある熊本県も、たびたび集中豪雨による水害を受けています。

本校と山都・潤徳小とでは、「水害」をキーワードにした共通点があると考え、今回の「水害からくらしを守る」の学習でコラボ授業を行うことにしました。

山都・潤徳小の5名の4年生が一緒に授業に参加します。

いつものように、お行儀よく座っている山都・潤徳小の子供たち。大変しっかりしています。

最初に自己紹介をしてくれました。中には、卓球の全国大会に出場した子もいて、本校の4年生からは「おぉ~!」というどよめきが起きていました。

本校では、4-3をキーステーションにして、4-1、4-2、4-4が生中継を視聴する形式で授業が行われました。

山都・潤徳小の4年生からは、今年の7月上旬の豪雨のことについて報告がありました。

川が氾濫して、田んぼに水が流れ込んでしまったこと、道路などが陥没したこと、大きなニュースにもなった金内橋の崩落のこと(詳しくは、こちら)などについて、写真などを交えて説明がありました。

金内橋は、今も通行止めのままであり、橋の復旧には約20億円もの費用がかかるとのことです。

聞いていた本校の4年生たちからも驚きの声が上がっていました。

本校からも、日野市や本校における水害の状況を報告しました。

多摩川、浅川が流れる日野市は、水害を受けやすい土地であることを、画面を共有しながら地図を使って説明します。

また、2019年の台風19号で、日野橋が大きな被害を受けた動画を使って、水害の影響について説明しました。

最後に、日野市における主な水害を年表にまとめたものを示しました。

毎年のように水害の被害を受けている年表を見て、山都・潤徳小の子供たちからも「すごい・・・」といった反応が聞こえてきます。

 

今回の学習を通して、両校の周りの地域が水害を受けやすい環境にあることが共通理解できました。

今後は、この水害からくらしを守るためにどのような工夫をしてきたのか、また、自分たちでできることはどんなことがあるかなどについて学習を深めていきます。To be continued...【校長】

(山都・潤徳小側の様子は、こちら

日常が戻ってきてほしい!

日直の教員「今日の休み時間は、校庭で遊ぶことができます。マスクを外して遊びましょう。」

校内から「やったぁ~!」という地鳴りのような歓声が響いてきます。

2学期、いえ、1学期の後半から、休み時間のたびに日直の教員が外遊びの可否を放送することが当たり前になってしまいました。

最近は、放送に関心がある子も少なくなっていました。

「どうせ、今日も外遊びできないんでしょ。」

という雰囲気に完全になってしまっているのです。

しかし、今日は、中休みが始まる10時過ぎの時点で、暑さ指数(WBGT)の数値が26.7で「注意」レベルに下がったため、外での活動の許可が出たわけです。

早速、校庭に出てきて遊び始める子供たち。

「This is 小学校」という校庭の景色が戻ってきました。

 

引き続き、3時間目は校庭で体育が行われていました。

これまで、校庭で体育ができたのは1時間目くらいで、それ以降は、ほとんどできていませんでしたので、3時間目以降に体育が行われているのは、本当に久し振りです。

鉄棒で、前回りや「ぶたのまるやき」を練習している1年生たちです。

鉄棒の手前では、6年生たちがハードル走の説明を受けていました。

今日の気象状況なら、全力で走っても大丈夫そうです。

 

週間天気予報によると、明日以降、最高気温が30℃を、最低気温が20℃を下回る日も出てきそうです。

うんざりする真夏日や熱帯夜から解放され、校庭で普通に活動できるようになる日は近いのでしょうか?

今は、9月の秋彼岸の期間中。「暑さ寒さも彼岸まで」ですよねぇ・・・。【校長】

サウイフモノニ ワタシハナリタイ

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノアツサニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ・・・」

5年生が、道徳の時間に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節を読み、その生き方について学んでいます。

宮沢賢治は、1896(明治29)年、岩手県花巻市で生まれました。

岩手県は、春から夏(6月から8月)に吹く冷たく湿った東よりの風(やませ)の影響で、夏に気温が上がらず、作物が育たないことがたびたびあります。

こうした自然の厳しさを知る賢治は、農学校の教師を経て、よい土や肥料の研究を行い、農民と共に生きる生活を送ります。

わずか37年の生涯を閉じる前日まで、農民の相談に親身に応じ、自分の理想を追い続けた姿は、現代に生きる私たちにも強く訴えるものがあります。

宮沢賢治は、6年生の国語「やまなし」でも取り上げられます。

この「やまなし」は、小学校の国語で最も難読な物語文とも言われるものです。

それは、単なる文章の読み取りだけでなく、作者である賢治自身の生き様を理解しないと主題に迫ることができないからです。

本校では、できるだけ、互いの授業を見合って、指導力を高めることを推奨していますが、5年生の道徳で宮沢賢治が取り上げられているため、5年生の担任以外にも6年生の担任が揃って授業を参観するなど、教員同士が学び合って授業に生かそうとしています。

5年生の子供たちは、賢治の生き方を学んだうえで、「困難や自分の弱さを乗り越えて、強く誇り高い生き方をした人」について考え、意見を交流しています。

端末に各自の意見をまとめていますが、「そういう人は知らない」と書いている子も多くいます。

校長「『知らない』っていうのも仕方ないのかな・・・。」

5年生A「だったら、校長先生はそういう人、知ってるの?」

そんな質問が出るとは思っていなかったのですが、とっさに、

校長「うーん、苦しい思いをして校長先生のことを産んでくれたから、校長先生のお母さんかな。」

と答えると、聞いた子も納得していたようです。

全体で意見を共有すると、ベートーベンやチャップリンなどの偉人を抑えて、「お母さん」と書いた子が多かったようです。(校長は、5年生Aの子に小声で話していたので、他の子の考えに影響を与えていたわけではありません。)

「雨ニモマケズ」の末節は、「ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」です。

5年生の多くは、「お母さんのようになりたい」と思っているのかもしれませんね。【校長】