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今どきの卒業文集
人生の中で、何回か、卒業アルバムに載せる文集を書く機会があります。
卒業してから、数年ぶり、数十年ぶりに眺めて、「あの時、あんなことを考えていたのか・・・。」と一人で恥ずかしくなってしまう経験は多くの方がおもちではないでしょうか。
甘酸っぱい、青春の思い出がつまったアルバムといったところでしょうか。
この卒業文集、作成方法は、基本的にはずっと変わっていません。
実際に書かれた経験のある方なら、5㎜方眼の中に、鉛筆で細かい字を書いていた記憶があるのではないでしょうか。
一文字でも脱字があると、全部消して、最初からやり直し・・・などという苦い思い出がある方もいらっしゃると思います。
本校でも、6年生が卒業文集作りを開始しています。
この文集作成の下書きの手順が、各自が端末を持っている令和の時代は様変わりしています。
・子供たちは、「Google ドキュメント」を使い、ワープロで下書きを行います。
・この下書きをデータで担任に提出します。
・担任は、提出されたデータに「コメント機能」を使って添削し、データで本人に返します。
このようなやりとりを何回も行い、下書きはデータ上で完結するわけです。
こうすると、作成・校正をデータ上で行うことができるので、昔のように、1文字修正するだけなのに、全部を消しゴムで消さなければならないこともなくなりますし、教員の添削もスピーディーに行うことができます。
今日、校長が様子を見ていた学級では、データの下書きが終わり、「清書の下書き作業」に入っている子が多く見られます。
結局、ワープロで作成しても、最終的な原稿は、5mm方眼に書き込む手順は変わっていないのです。
そこで、端末の画面を見ながら、練習用の細かい方眼に書き込む作業をしています。
6年生A「あ、一行飛ばして書いちゃった!」
このあたりの苦労は、昭和も令和も同じです。(苦笑)
厳しい担任のチェックを乗り越え、最終的な清書が完成するのは、もう少し先のようです。
先日、私も、卒業アルバム用の原稿を担当の児童に提出しました。
心を込めて書いたので、何十年か先になっても、読み返してくれるかなぁ・・・。【校長】
全校朝会
本日(12月6日)の朝の時間に、リモートで全校朝会を行いました。
まず、校長先生と朝のご挨拶をしました。
次に、表彰です。
優秀な成績を収めた児童や団体を顕彰しました。
校長先生のお話は、山都町立潤徳小学校についてです。
山都町の様子について、動画を活用して児童に紹介していただきました。
通潤橋(つうじゅんきょう)
八朔祭(はっさくまつり)
最後に、昨日、山都・潤徳小に「生くまモン」が登場した場面について、現地で撮影したビデオが届きましたので、紹介しました。
全校朝会は、校長先生とご挨拶をして終了となりました。
東西潤徳小学校コラボレーション〜「生くまモン」降臨編〜
先週の金曜日に本校の4年生の社会科見学公開を行いましたが、山都・潤徳小でも本日、何らかの公開をしていただけるという話をいただきました。ただし、内容は極秘とのこと。
本校の教職員にも、詳細を伝えることができていなかったので、給食時の昼の放送で、「今日の清掃の時間が終わったあたりで、熊本県の山都町立潤徳小学校で何かが起きるという話を聞いたので、興味のある人は見てください。」と呼びかけます。
得意の「こ・ん・に・ち・は〜」の「錦鯉」ネタで呼びかける、山都・潤徳小の池部校長先生。
本校の児童も「こ・ん・に・ち・は〜」と答えます。
どうやら、山都・潤徳小では、外部講師の方を招いた「SDGs出前授業」が行われるようです。
山都・潤徳小 出前授業の司会の方「東京の潤徳小のみなさん、見ていますか〜?」
と呼びかけてくれます。遠い熊本から呼びかけられると、不思議な感じですが、うれしく感じます。
山都・潤徳小 出前授業の司会の方「今日は、スペシャルゲストが来てくれていますよ!」
すると、会場の山都・潤徳小の音楽室のドアから「黒い何か」が出てきます。
そうです。熊本の、いや、全世界のアイドル「くまモン」登場です。
くまモンも、私たち、日野・潤徳小にあいさつをしてくれます。
それも、「こ・ん・に・ち・は〜」の「錦鯉」ネタで。
画面のくまモンに向かって、「こ・ん・に・ち・は〜」と全力で返す本校の子供たち。(注:本校は「なんば花月」ではありません。)
山都・潤徳小の子供たちは、くまモンと記念写真を撮っています。
それをうらやましそうに眺める本校の子供たちです。
担任も「いいな〜」とつぶやいています。
カメラに向かってきて、超どアップで映ったり、池部校長先生からカメラを奪い取って、自分がカメラマンになったりするくまモン。
相当やんちゃなようです。
売れっ子のくまモン、次のスケジュールもあるようで、記念写真後は会場から退場。
本校へのライブ中継も終了です。
本校の清掃や昼休みにかかってしまい、全員が視聴できたわけではないのですが、貴重な時間を過ごすことができました。
池部校長先生によると、地元熊本でも「生くまモン」を見る機会は多くないとのことです。
山都・潤徳小や関係者のみなさん、そして、くまモン、ありがとう!
(山都・潤徳小では、どんな様子だったのか・・・→こちらで)【校長】
4年生社会科見学~東京都内めぐり~
4年生が社会科見学に行ってきました。
バスで向かいました。車窓から見える景色も大事な見学になります。
浅草橋から水上バスに乗りました。陸上のバスと違い、隅田川の流れに揺られ、ゆったりした時間が流れます。
終点の日の出桟橋からは、レインボーブリッジなどのお台場の景色も見ることができました。
お昼ご飯を食べた後、科学未来館に行きました。
大きな地球に映像が次々映り、まさに「未来」という感じです。
保護者の皆様、お弁当等、社会科見学の準備をしてくださり、ありがとうございました。
東西潤徳小学校コラボレーション〜4年生社会科見学編〜
今日は、4年生が「東京都内めぐり」として、社会科見学に出かけました。
社会科見学の様子については、別途、学年の方でアップするとのことですので、そちらに譲ることとし、私は、今回の社会科見学で行ったコラボ企画について報告します。
日々、山都・潤徳小の池部校長先生とやりとりする中で、こんな話になりました。
日野・潤徳小校長「最初の両校のライブ中継は何とかできたので、具体的な交流をしたいですね。」
山都・潤徳小校長「そうですね。こちらの子供たちや先生方も期待しているようです。」
日野・潤徳小校長「それでは、12/2に4年生が都心の方に社会科見学に出かけるので、それをライブ中継してみましょうか。」
大してICTに詳しいわけでもない校長。
校内でやっとつながれるようになったばかりなのに、「ロケ地」から生中継などできるのか…。
ちょっと迷いもありましたが、冒険しなければ先には進めません。
バスにタブレットを置き、山都・潤徳小に呼びかけます。
先方もだんだん慣れてきたようで、つながることができました。
ところが、ここからが難しい。
当然ながら、山都・潤徳小は、普段の授業を行っているわけですから、バスの車窓から、有名な場所が見えたとしても、すぐに対応できないのです。
山都・潤徳小では、ちょうど、県の学力・学習状況調査を行っており、池部校長先生も午前中、校外に出かけなければならず、うまくタイミングが合いません。
とりあえず、山都・潤徳小の1時間目が終わって様子を見に来た低学年の子ど、バスの中にいる4年生とでじゃんけんなどをして遊びますが、すぐに2時間目になってしまいます。
そのうちに、新宿の高層ビル群が・・・新国立競技場が・・・皇居が・・・通り過ぎていってしまいます。
今日は、金曜日にしては首都高速がすいていたとのことで、予定よりかなり早く、水上バス乗り場付近に着いてしまいました。
ところが、幸運の神様は私たちを見放しません。
ちょうど、山都・潤徳小の2時間目が終わり、休み時間になったので、子供たちや先生方が画面の前に集まってきました。
この水上バス乗り場付近が「ザ・東京」の観光名所なのです。
浅草、雷門です。外国人の方もたくさんいます。
ここから、校長自身の解説付きのライブ中継、本格スタートです。
雷門から、水上バス乗り場まで歩いて数分です。
校長の目線で、中継します。
要するに「浅草散歩」を実際に歩いている感じで経験できるわけです。
山都・潤徳小児童A「あ、人力車だ!お客さんが乗ってる!」
山都・潤徳小児童B「アイスクリーム屋さんがある!牛丼の店もある!」
山都・潤徳小児童C「いっぱい車が走ってるね。」
子供たちのつぶやきが聞こえます。
そして、最大の驚きが、これ。
多くの山都・潤徳小児童「あ、スカイツリーだ!!」
目の前に高くそびえるスカイツリーに、子供たちも驚いているようです。
校長「スカイツリーの高さ、知ってる?」
山都・潤徳小児童「知らな〜い。」
校長「634mもあるんだよ。」
山都・潤徳小児童「すご〜い!」
私も、山都・潤徳小の子供たちと会話しながら、東京ガイドです。
水上バス乗車待ちの本校の4年生たちも、手を振って、山都・潤徳小の子供たちと交流します。
大画面ではないので、細かい反応は分かりませんでしたが、声の様子では、山都・潤徳小の子供たちも喜んでくれていたようでした。
(山都・潤徳小側から見た交流の様子は、こちら)
本編の方をちょっと、お知らせしておくと…。
昼食を楽しく食べ、
日本科学未来館で最新技術などに触れました。
現在、レインボーブリッジ付近を日野に向かって走行中です。
全員元気です。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)