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第7回日野市立小学校連合音楽会
これまで、連合音楽会に向けて、練習を積み上げてきた6年生。
いよいよ、今日は、本番です。
出発式の校長あいさつは一言だけです。
校長「今日は、日野市NO.1の実力を示す日です。最高の合唱と合奏をしましょう!」
大きくうなずく6年生たちです。
会場までは、日光移動教室でお世話になった時と同じ会社のバスに乗ったので、当時の記憶がよみがえります。
校長「移動教室、楽しかったよねぇ。」
6年生A「もう1回行きたいなぁ。」
校長「卒業旅行、考えようか?」
6年生B「校長先生、今度は1週間くらい行きたい!」
ここまでは、緊張感なしです。
ひの煉瓦ホールに到着。小雨が降る中、会場入りです。
座席に座ると、いつもよりハイテンションになる子供たち。
知らず知らずのうちに緊張してきているようです。
本日の午後の部には5校が参加。
本校の出演は一番最後、「大トリ」です。
他の4校の演奏等を聴く間に、だんだんと気持ちが高まってきます。
そして、いよいよ、ステージへ…。
最初は、合唱「変わらないもの」
ホールの音響は素晴らしく、会場全員が聞きほれます。
続いて、合奏「もう少しだけ」
全員の心が1つになって、完璧な演奏になりました。
拍手を受けて、ほっとする表情の子供たち。
・・・
すると、会場の後方から「アンコール!」の声が!
その声がすぐに会場中に広がり、「アンコール、アンコール!」の大合唱に。
司会の方が出てきて、
「それでは、潤徳小のみなさん、アンコールに応えて、もう1回『もう少しだけ』を演奏していただけますか?」
と、アドリブの進行をしてくださいました。
舞台上で、思いっきり戸惑う子供たち。
しかし、会場内の拍手に押されて、2度目の演奏を行いました。
1回目と違い、会場で見ていた他の学校の6年生たちも手拍子を送ってくれて、明るく盛り上がったアンコールとなりました。
演奏を終えた子供たちと雑談しました。
校長「いきなりのアンコールだったけど、どうだった?」
6年生C「びびった!!」
6年生D「驚いたけど、もう1回できてうれしかった。」
6年生E「あのアンコール、『仕込み』じゃなかったの?」
校長「校長先生だって、知らなかったからびっくりしたよ。でも、上手じゃなかったらアンコールにならないでしょ?」
6年生E「確かに、そうかも。」
思わぬうれしいハプニングでしたが、子供たちの満足そうな表情が印象的でした。
また1つ、自信をつけた6年生。卒業まであと4か月です!【校長】
帝京大学の学生による児童観察
本日(11/30)と12/16の2日間、帝京大学教育学部初等教育学科こども教育コースのゼミの3年生の方々が、自らの研究に生かすため、本校で児童観察を行います。
学生のみなさんのうち、数名はすでに小学校の教育実習を経験していたり、将来、幼稚園や保育園で勤めたいと考えたりしているようで、「自分の未来像」を重ねながら児童観察をするようです。
朝、校長との顔合わせでは、こんな話を聞くことができました。
校長「この児童観察で、今後、どんな研究につなげていくのですか?」
学生A「教室環境が児童に与える影響について研究したいです。」
学生B「小学校の図工に関心があるので、授業を見てみたいです。」
学生C「おもちゃが幼児に与える心理的影響について研究したいので、低学年の様子などを観察したいです。」
学生のみなさんに話をしてもらったのですが、とてもしっかりしています。
今の若者は頼もしいですね。
早速、1時間目から4時間目まで、校内を自由に観察してもらいました。
最初は、緊張気味にメモをとりながら観察しています。
図工に関心のある学生は、6年生がChromebookでコマごとに撮った写真をアニメーション化しているところを見て、びっくりしていました。
慣れてくると、3年生と一緒にランドセルの重さを測ったりします。
休み時間には、すっかり仲良くなっている場面もありました。
午後の授業のない数名の学生は、給食を一緒に食べました。
今日は、1年生の学級に入ります。
すぐに「お兄さん先生」は囲まれます。
中には、アイドル化している学生もいます。
給食中、1年生からの質問攻めを受けている学生も。
せっかくのおいしい給食なのに、味は分かったかな・・・。
どの学生も、満足そうに本校を後にしていました。
子供たちの出会いが、学生のみなさんの研究に役立てばうれしく思います。
12/16の2回目の児童観察も楽しみです。【校長】
理科or算数?
理科室の前を通りかかると、「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」と数える声が聞こえます。
気になって入ってみました。
すると、5年生が「ふりこの動き」の実験をしています。
ふりこが10往復する時間をストップウォッチで計測します。
子供たちが10を数えていたのは、往復する数だったわけです。
ちょっと写真では分かりにくいですが、この場合、10往復で約12.9秒かかっています。
同じ実験を3回繰り返し、平均を求めます。
その平均を10で割ると1往復にかかった時間が求められるわけです。
実験では、おもりの材質を木の玉、ガラス玉、金属玉に変えたり、糸の長さや振れ幅などを変えたりして、ふりこの1往復する時間は何によって変わるのか表にまとめ、考察します。
子供たちがプリントにまとめています。
5年生たち「実験の1回目は13.8秒で、2回目が13.9秒で、3回目が13.6秒だから、全部たして、3で割って・・・。」
校長「あれ?算数の勉強?」
苦笑いする5年生たちです。
続いて、3階の6年生の教室に行くと、理科の「てこのはたらき」の実験のまとめを行っていました。
てこがつり合うときのきまりについて考えているようです。
黒板を見ると、「右のおもりの支点からの距離とおもりの重さが、反比例している。」などと書かれています。
理科講師「てこがつり合うときのきまりを式に表すとどうなりますか。」
6年生A「右のうでの支点からのきょり×右のおもりの重さ=左のうでの支点からのきょり×左のおもりの重さ」
校長「あれ?算数の勉強?」
苦笑いする6年生たちです。
「理数教育」とも言いますので、今後、理科と算数(数学)の関連が深い学習が増えてきます。
子供たちが頭を抱える場面も多くなりそうです。【校長】
潤徳小にくまモン!?
東京教師養成塾生のオンラインあいさつのあと、校長が続けて話します。
日野・潤徳小校長「今日は、特別に、熊本県の山都町立潤徳小学校の校長先生からお話しいただきます。それでは、熊本の潤徳小、お願いしま〜す!」
山都・潤徳小校長「はい!分かりました〜!」
サプライズで、「東西潤徳小学校コラボレーション」の企画を実施しました。
まずは、熊本県民なら誰でも知ってる(はず)「くまもとサプライズ!」の踊りが流れます。
画面が切り替わって、山都・潤徳小の池部校長先生が元気よく登場!
よく見ると、山都・潤徳小の校門のところに、「くまモン」の小さな人形が腰掛けています。
粋な演出です。
その後は、給食中の各学級を回ってくださって、山都・潤徳小の児童や先生方が、カメラに向かって話しかけてくれました。
高学年は、「I like pineapple.」など、自分の好きな食べ物を英語で紹介するなど、凝った自己紹介をしてくれました。
本校の子供たちも、予告なしの交流にびっくりしたようですが、山都・潤徳小の子供たちや先生方のもてなしに、親近感をもったようです。
日野は、今日は曇り空の底冷えのする1日。それに対して、山都町は快晴で暖かそうな感じがします。
日本の広さを感じさせます。
(この交流の様子は、山都・潤徳小のホームページでもご覧ください。)【校長】
特別教育実習スタート
東京都には、豊かな人間性と実践的な指導力を兼ね備え、将来、指導的な役割を果たすことができる教師を学生のうちから育成することを目的とする「東京教師養成塾」の事業があります。
今年度、本校は、都教委から「教師養成指定校」を受け、東京教師養成塾生(以下、塾生)が「特別教育実習」を行います。
これは、通常の教育実習では、数週間まとめて、実習を行うのに対して、「特別教育実習」は、1年間にわたり、実習を行うものです。
さらに、東京都教職員研修センターで「教科等指導力養成講座」を受講し、教師としての基礎・基本を徹底的に学びます。
まさに、教師になるための「虎の穴」という感じの制度です。(え、「虎の穴」が古すぎて分からない・・・?「タイガーマスク」でググってみてください。)
今日から、大学3年生である「塾生」が実習を開始しました。
1年間という長丁場ですから、多くの学年に関わってもらいたいと考えていますが、スタートは2年生付き(主に2-1)で学んでもらいます。
2-1から2-3まで、子供たちの前であいさつする塾生。
子供たちも、新しい先生を迎えて、ニコニコです。
早速、子供たちの連絡帳チェックなどをします。
教師としての日常の業務も経験します。
昼には、オンラインで、全校児童にあいさつをしました。
あいさつすることが多く、緊張の1日だったと思いますが、夢である小学校教員への第1歩。
本校での特別教育実習で、教職の素晴らしさをたくさん経験してほしいと思います。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)