日誌

日誌

東京教師道場 部員による授業公開

東京都には、「東京教師道場」という研修制度があります。

道場の部員となった教員は、2年間にわたり、専門とする教科等について様々な指導を受けながら、授業研究等を通して自らの資質・能力を向上させるとともに、研究成果の普及、還元を図ります。

本校には、「体育・保健体育」の部員の教員が在籍しており、本日の5時間目、2年間の研究成果を発揮すべく、授業公開を実施しました。

公開学年は2年生です。

多くの参観者に囲まれ、緊張しつつもやる気いっぱいな子供たちです。

メインの活動は、「トレジャー☆ハンター」です。

子供たちは、腰に2本のフラッグ(バンダナ)をつけています。

攻め手と守り手に分かれ、攻め手がスタートラインからゴールラインまで走る間にフラッグを取られなければ、残ったフラッグの数が得点になります。

攻守を交代し、制限時間内にどれだけ得点を取れたかで勝負が決まります。

やみくもに走っていてはすぐにフラッグを取られてしまいます。

今日のめあては、「どのようにしたら、チームでより多くの点を取れるか」ということです。

2年生A「フェイントを入れて動けばいいと思います。」

2年生B「敵の少ないところを、見ている味方が教えるといいと思います。」

チームで作戦を相談し、「エイ、エイ、オー!」などと掛け声をかけ、気合を入れます。

マル秘の作戦を考えながら、楽しくゲームに取り組んでいました。

中には、80点以上の得点を上げたチームもありました。

作戦が大成功だったようです。

体育に限らず、授業では振り返りをすることが大事です。

今日の授業で、どんなことがよかったのか、全体で共有します。

また、個人としても学習カードに記入し、次回以降の授業につなげていきます。

日野市だけでなく、他地区からも多くの先生方が授業公開に参加してくださいましたので、校長からも会場校を代表して挨拶です。

参観していただいた先生方からは、多くの貴重なご意見をいただきました。

また、講師の先生からは、授業者の部員の教員のよい点をたくさん褒めていただくとともに、体育の授業だけでなく、子供たちが主体的に学ぶ重要性などについて、熱心にご講義いただきました。

本校の多くの教員も授業公開を参観しましたので、今回いただいたご意見、ご指導いただいた内容を学校全体の体育の授業改善にいかしていきたいと思います。【校長】

子供たちの学習の様子

本日(12月12日)の1校時、2年生のある学級では、算数の授業「1の段の九九をつくろう」が行われていました。

 

2年生の教室内には、かけ算表が掲示しています。

今、2年生の子供たちは、授業時間に限らず一生懸命に九九の暗唱に取り組んでいます。

 

2校時、5年生のある学級では、算数の授業「三角形の高さと面積の関係」が行われていました。当然のことながら、1の段の九九を構成している2年生の算数の学習と比較すると、学習内容が難しくなっていることが分かります。

 

3・4校時、1年生のある学級では、図工の授業「粘土でパフェづくり」が行われていました。

 

紙に描いた設計図に基づいて、アイスやフルーツなどの細かいパーツを作っていました。

おいしそうなパフェの完成に乞うご期待です!

2学期も残すところあとわずか。今日も、子供たちは、様々な学習に集中して取り組んでいました。

潤徳小学校、閉校に向けて・・・

閉校・・・とは言っても、本校のことではありません。

山都・潤徳小のことです。

開校150周年記念式典等の一連の盛り上げイベントでお祭りムードが続いている本校に対し、山都・潤徳小は、12月に入り、閉校に向け、来年4月からの統合先である、山都町立矢部小学校の児童との交流を開始したり、山都・潤徳小の校内の荷物を整理し始めたりするなど、閉校が現実のものとして感じられるようになっているとのことです。(矢部小学校との交流の様子は、こちら

そんな中、山都町の観光、文化情報等を子どもたちが発信する番組「YAMATOてれびNOW」で、山都・潤徳小のことが特集されているとの情報を山都・潤徳小のホームページで見付けましたので、本校の「潤徳小デジタルサイネージ」で放送を流してみました。(「YAMATOてれびNOW」とは?詳しくは、こちら

子供たちに放送の予告はしていないのですが、目ざとい子供たちは、モニターの内容が変わっていることにすぐに気付きます。

校長「『潤徳小学校』って、画面に書いてるけど、どこのこと?」

6年生A「え?どこだろう?こんな場所、知らないし・・・」

6年生B「あ、でも、『YAMATO』って画面に出てるから、熊本の潤徳小のことじゃない?」

さすが、よく気付きました。

6年生C「へぇ、向こうも稲刈りとかやってるんだ・・・」

5年生のときに、米作り体験を年間通じて取り組んできた6年生。共通点を感じているようです。

6年生D「あ、これって知ってる。竹で演奏しているやつでしょ?向こうのお祭りでも演奏してるって言ってたね。」

6年生E「でも、何で、熊本の潤徳小がテレビで特集されてるんだろう?」

6年生F「右上に『令和5年度で閉校する』って、書いてるあるよ。だからじゃない?」

6年生E「あぁ、熊本の潤徳、もうすぐ閉校になっちゃうんだね。」

6年生以外の学年の子たちや教員も、モニターの前を通ると、足を止めています。

(「YAMATOてれびNOW☆Vol.11」の動画は、こちら

さらに、今日は、両校の集会委員会×運営委員会の児童同士の2回目の打合せ日です。

せっかくなので、「潤徳小デジタルサイネージ」で「YAMATOてれびNOW」を流しているところをオンライン会議の前に見てもらいました。(動画撮影は、たまたま近くを通りかかった児童にお願いし、校長がその様子を写真に撮っています。)

校長「何が映ってるか、分かる~?」

山都・運営委員児童たち「分かります~!」

いきなり、自分たちが映っているモニター画面が流されて、ちょっと戸惑う山都の子たちです。

ついでに、昼休みに各学級が校庭で大繩練習をしているところも紹介しました。

本編の、12/21の児童集会の打合せでは、それぞれの遊びの進め方や、役割分担、リハーサルの日時などについて確認をしました。(山都側から見た打合せの様子は、こちら

 

その後、6時間目に行われた委員会活動の時間に、両校の打合せの内容について、他の集会委員の児童に伝達し、本校内での役割分担や準備方法等について話し合いを行いました。

 

閉校は、簡単に言えば、全校児童の集団転校と全教職員の熊本県内への異動を指します。

山都・潤徳小の児童にとっても、教職員のみなさんにとっても、大きな人生の節目ということになります。

本校としても、山都・潤徳小の関係者の方々の思いに寄り添いながら、残り少なくなってきた交流の機会を大切にしていきたいと思います。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜全校児童集会準備編〜

12/21(木)の朝、児童集会が行われます。

この集会を、山都・潤徳小とのコラボで実施しようと、本校の集会委員の児童が提案しました。

このことを受け、両校の担当教員が調整を図り、山都側で都合をつけてくださって、実施する運びとなりました。

12/2(土)の開校150周年記念式典等で山都・潤徳小の池部校長先生が来校された際、本校からの「依頼動画」を撮影したのですが、音声が入っていなかったことから、あらためて、今日、事前打合せを行うことになりました。(詳しくは、こちら

本校からは、集会委員会の委員長と副委員長、山都側からは、運営委員会の委員長、副委員長、書記が参加し、両校児童のトップ会談となりました。

まずは、互いに自己紹介。

とは言っても、「コラボ集会」は2回目。(1回目の様子は、こちら

1回目の経験があり、知っている仲なので、互いに緊張するというより、久々に遠方の友達に会う感覚です。

その後、互いにオンラインで楽しめる遊びについて、考えてきたことを発表し合い、協議を行いました。

山都潤徳運営委員A「日野潤徳では、児童集会は、各教室をオンラインで結ぶのですか?体育館に全員集まるのですか?」

・・・鋭い!確かに、それによって、遊べる内容は変わってくるわけです。

想定外の質問が出て動揺する日野潤徳側の担当教員と集会委員たちですが、本校は、「潤フェス♪」などの特例を除いて、全校児童が体育館に集まることはなくなっているので、

日野潤徳集会委員A「こちらは、オンラインで結ぶ集会にします。」

と答えました。

山都潤徳側からは、3つの遊びの提案がありました。

同じような遊びであっても、呼び名が違い、東京と九州の距離の遠さを感じます。

日野潤徳集会委員B「こちらは、150周年なので、150にちなむものを入れたいです。」

日野潤徳側からも遊びの提案や要望などを出しながら、話し合いをまとめていきます。

結局、2つの遊びに絞り、それぞれの担当を山都側、日野側で決めて準備を進めることになりました。

教員が口を挟まなくても、両校の児童が意見を出し合い、笑いながら和やかに話し合いを進めていく様子は、このコラボレーションが充実期に入っていることを示しています。

最後は、両校児童で、今年の流行語でもある「ひき肉です」のジェスチャーでお別れ。

ネット世代の子供たちは、東京であろうと熊本であろうと関係なく流行に敏感です。

 

各校で準備を進め、来週の月曜日にも打合せを続けることになりました。

どんな集会になるか・・・今から楽しみです。【校長】 

(山都側から見た打合せの様子は、こちら

東西潤徳小学校コラボレーション〜熊本県教育委員会等学校視察編〜

山都町立潤徳小学校との交流が始まって、1年が過ぎました。

本校は市教委から、両校の交流を「令和5年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」の対象に指定していただき、様々なバックアップをいただいているところです。

今日は、山都・潤徳小に熊本県教委の方々をはじめとした教育関係者が訪問されるとのことで、その中で、熊本県内でも注目される、「東西潤徳小学校コラボレーション」の取組を山都・潤徳小の池部校長先生が説明されるので、本校も協力することになりました。

山都潤徳池部校長「それでは、斉藤校長先生、お願いします!」

と声がかかります。

視察をされていた教育委員会関係者の方々は、急に画面が切り替わってびっくりされたことでしょう。

この1年間余りの積み重ねで、瞬時に、オンラインで両校をつなげられるようになったのが、本コラボの大きな成果です。

今では、電話をする労力と同レベルでオンラインでつながれるようになりました。

画面には、熊本県教育庁、熊本県上益城教育事務所、山都町教育委員会の幹部職員等の方々が映っています。

本校の方から、本コラボの効果、池部校長先生が本校の開校150周年記念式典に参列してくださったこと、私が山都・潤徳小の閉校記念式典に伺うつもりであることなどをお伝えしました。

校長の私だけだと不安なので、ウリー、サクラモチ、くまモンにも出演してもらいました。

先日、池部校長先生からいただいた、閉校記念ののぼり旗も飾って、両校の絆をアピールです。

実は、山都・潤徳小は、熊本県内でも学力上位の学校だそうで、その取組を視察する意味合いもあるとのことです。

池部校長先生は、少人数の山都・潤徳小の子たちが、大人数の本校の児童と交流することで、コミュニケーションの場が広がり、学力向上の一助になっているとの説明をされたようです。

山都・潤徳小の子供たちの態度が素晴らしいといつも書いていますが、確かな学力が身に付いていることも関係しているのでしょうね。【校長】

(熊本県教委等の視察の様子は、こちら