日誌

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大掃除の季節です!?

タイトルを見て、大掃除の季節は大みそかのあたりでは・・・と思われた方も多いのではないでしょうか。

この写真も、掃除をしているようには見えません。

しかし、子供たちは、一生懸命「大掃除」しています。

Chromebookのデータの「大掃除」です。

進級・進学の時期となりました。

次の学年に進級すれば、新しい学年・学級のフォルダにデータを保存していくことになります。

ですから、今年度のデータを今のうちに消去、整理をしておく必要があるのです。

今日は、ICT支援員の方の来校日。

担任の「委託」を受け、データの消去の仕方について子供たちに説明しています。

ICT支援員「ここに、『すべて選択する』と書いてあるところがあります。」

1年生たち「あった~!」

校長「早く、洗剤を入れないと!」

作業に集中している子供たち。校長のギャグを完全にスルーです。

1年生でもたくさんのデータがあります。

写真のフォルダを見ると、あさがおの観察、図工の作品・・・などたくさんのデータが残っています。

まさに、この1年間の足跡とも言えそうです。

しかし、「すべて選択」し、一気に消去します。

1年生A「あさがお、バイバ~イ!」

2年生へと巣立つ瞬間とも言えます。

悲しそうな顔をしている子もいるので声を掛けます。

校長「2年生になったら、新しい思い出が残るよ。」

1年生B「そうだね!」 

前向きな子供たちです。

しかし、作業はこれだけではありません。

ゴミ箱に移ったデータを完全消去しなければならないのです。

ICT支援員「家のごみ箱のごみも、まとまったら捨てて、ごみの収集車が持っていくでしょ?」

1年生たちは納得して「完全消去」していました。

この作業は1年生だけでなく、全学年が行います。

2年生も同様の作業を行っていて、完全にフォルダを空にしていました。

一方、6年生ですが、進学になるので、もっと複雑な作業が必要です。

これまでに、発表スライドなど、様々な個人データを作成してきた6年生。

こうしたデータを家庭のパソコンに保存する方法についてICT支援員の方から指導を受けています。

まず、自己のアカウントやメールアドレスを正確に把握している必要があるのですが、これまでずっとマイパソコンとして使ってきたので、パスワード以外、入力することはなかったため、改めてメモをして確認していました。

なお、年度末は、ご家庭に持ち帰っている充電用のケーブルを回収する場合がありますので、ご協力をお願いいたします。

 

実は、今が「大掃除の季節」というのは、学校では間違っていません。

年度ごとに切り替わる学校のシステムでは、ちょうど、教室を次の学級に引き渡す時期になるからです。

2年生は5時間目、学年一斉に机を廊下に出し、「学年大掃除」に取り組んでいました。

現在の1年生に気持ちよく教室を使ってもらおうと、一生懸命掃除に取り組む2年生たちです。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和6年度第8回たて割り班活動

今日は、今年度の最後のたて割り班活動です。

 

前回から、企画・進行は5年生に「代替わり」しています。

そのため、代表委員による全校放送の指示も5年生が行っています。

5年生は、今日に向け、入念に準備してきました。

どの班も堂々と進行しています。

 

新規の遊びもたくさん見られました。

5年生は、様々なゲームなどを調べてきたのでしょう。

進行の中心は5年生ですが、当然、6年生もたて割り班に参加しています。

黒板などに6年生への感謝の言葉が書いてある教室がたくさんありました。

最後の振り返りです。

1~5年生「6年生、今までありがとうございました!」

声を揃えて6年生にお礼を言っている班もありました。

温かい時間が流れました。【校長】

食について考えよう

本校では、学校の近隣の田んぼをお借りし、本格的な米作りについて体験を通して学ぶことが特色ある教育活動の1つになっており、5年生の社会科、総合的な学習の時間に生かされていました。

しかし、今年度、このことの継続が難しくなったため、5年生は総合的な学習の時間の内容について大幅に見直しました。

社会科で農業や漁業といった第1次産業について学ぶ5年生。

そこで、身近な「食」から様々な問題について探究していくことをねらいとして、「食について考えよう」というテーマで学習を進めてきました。

今日の3~5時間目は、調べてきたことを学年内に発表します。

テーマごとに発表会場が違うので、全体説明は、学級がバラバラになった状態で聞いています。

3時間目は、食文化について調べたグループの発表です。

世界各地の特徴的な食べ物、マナー等について説明があります。

給食前に世界各国の料理などが紹介され、若干「飯テロ」の感じがします。(笑)

4時間目は、新時代の食べ物についての発表です。

昆虫食、フードテック、宇宙食・・・

5年生はこれまでに何回もこうした発表を行っていますから、プレゼン慣れしています。

スライド、模造紙等での発表はもちろん、小芝居を入れて分かりやすく説明しているグループもありました。

5時間目は、食糧問題に関する発表です。

飢餓、フードロスなど、人類が直面する深刻な問題が扱われています。

表やグラフなどを使い、「迫り来る危機」について具体的な説明がありました。

SDG'sに絡める発表も多く見られました。

本校では、5年生だけがクラス替えがなく進級します。

これは、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の中心となるのが高学年であり、2学年を見通した様々な計画が立てやすいからです。

6年生になると、学級の枠を越え、学年全体で動くことがとても多くなります。

今回のように、学年内発表を行い、交流が深まることは、6年生に向けての大事な布石になると思います。【校長】

卒業式に向けて・・・

3/24(月)の卒業式に向けて、5・6年生が動き出しています。

5年生は、昨日の午後、体育館の会場設営を行いました。

最高学年の準備として大事な作業です。

 

そして、今日の1時間目、学年での練習を行いました。

規模の大きい本校では、6年生と保護者等の皆様だけで会場がいっぱいになってしまいます。

そのため、5年生は、卒業式当日には参加できません。

しかし、来年度の本番のことを考えると、式中の独特の緊張感は体感させておきたいところです。

そこで、卒業式の予行には参加し、全ての流れを経験します。

その予行の際には、卒業生の入退場曲として、「威風堂々」のリコーダー演奏をします。

6年生の全員が入退場するまで、何回もリピートして吹かなければなりません。

今日は、初めて学年全体で音を合わせたので、緊張感のある練習になりました。

在校生代表として、卒業する6年生を支える5年生たち。

練習を通して、最高学年のバトンを受けとる準備を進めてほしいものです。

 

そして、3・4時間目は、6年生の練習です。

最初に卒業式実行委員の児童が決意を述べます。

昨日から練習を始めている6年生。

最初の練習では、校長からも、卒業式に向かう心構えについて話しました。

今日は、実践です。

立ち方、座り方、歩き方、目線・・・

1つ1つに細かい指導が入ります。

本番、堂々と卒業証書を受け取れるかは、練習での真剣度にかかります。

頑張れ、6年生!【校長】

東日本大震災の弔意表明

今日は、3月11日。

「あの日」から14年の時が流れました。

東日本大震災発生以降も熊本地震、能登半島地震など、大きな被害を伴う大きな地震が各地で発生しています。

今朝の全校朝会では、校長から、「東西潤徳小学校コラボレーション」の終了を告げるとともに、東日本大震災のことについても触れました。

今日は、4年生以上は6時間授業です。

地震発生時の14:46は、ちょうど6時間目の授業中の時間になります。

作業等で不都合のない学年、学級は、福島県主催の「令和6年度 東日本大震災追悼復興祈念式」のライブ映像を活用し、地震発生時刻の14:46に黙祷を捧げました。

発生時刻前から追悼式典のライブ映像を見ている学級もありました。

厳粛な雰囲気を知ることは、この未曾有の大災害を語り継いでいくうえでとても大事なことだと思います。

14:46が近付き、黙祷の準備を始める子供たち。

この後、校長も撮影を止め、黙祷を捧げました。

学校では、今日1日、半旗を掲げ、弔意を表しました。

改めて、震災により尊い命をなくされた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】「潤フェス2」の残り火・・・

3学期も押し詰まったところですが、各教室には次のようなチラシが掲示されています。

3/11の中休みに音楽クラブが、昼休みにダンスクラブが発表会を行うという内容です。

両クラブとも、先日の「潤フェス2」でそれぞれ発表しているはずですが・・・。(ダンスクラブ音楽クラブ

 

まずは、中休み、音楽クラブの発表です。

発表曲は、「潤フェス2」の時にも演奏された「青と夏」。

説明によると、「潤フェス2」で発表した際は、制限時間があり、最後まで演奏できなかったため、「完全版」を発表したいとのこと。

なるほど・・・

「潤フェス2」は出場者が多いため、長くても2分間以内に出し物を終了しなければなりません。

音楽クラブの子供たちは、せっかく練習したので、曲の最後まで演奏したいということです。

子供たちがよく知っている曲なので、演奏が始まるとすぐに手拍子が起こります。

全員の心を合わせて、最後まで演奏することができました。

しかし、演奏が終了しても、観客からあまり拍手が起きません。

すると・・・

「アンコール、アンコール」の声が沸き起こります。

3回の「MJコンサート」で、すっかり定着した感のある、アンコールの流れ。

リクエストに応じて、2回目の「青と夏」を演奏する音楽クラブの子供たちです。

続いて、昼休みはダンスクラブの発表会です。

観客に、一緒に盛り上がろうと声を掛ける司会の子供たち。

今回の発表は、メドレー形式。

校長は知らなくても、子供たちは知っている曲が次々とかかり、「ダンサー」もどんどん入れ替わります。

大勢の観客の前でも全く動じずに踊るダンスクラブの子供たち。

発表会を繰り返しているうちに、肝も据わってきたようです。

そして、子供たちに人気の「Bling-Bang-Bang-Born」がかかると、盛り上がりも最高潮!

気付くと、観客の中には一緒に踊り出している子たちもいます。

来年度以降、ダンスクラブの人気は高まりそうです。

修了式まで、残りの登校日は10日を切っているというのに、本校のテンションは高いままです。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜全校朝会(3月11日)、コラボ完全終了編〜

今朝は、今年度最後の全校朝会がリモートで行われました。

最初は表彰です。

サッカーの大会で活躍した子たちです。

東京都公立学校美術展覧会へ絵画を出品した児童です。

日野市小学生科学展にカビの観察に関するレポートを出品した児童です。

昨年の夏休みに5年生が「第74回“社会を明るくする運動”作文コンテスト」に作文を提出しましたので、その感謝状が贈られました。代表して、5年生の担任に賞状を渡しました。

続いて校長の話です。

校長「今年度から、卒業式と修了式の日が入れ替わったので、校長先生が全員の前でお話しするのはこれが最後になります。そこで・・・今日は、スペシャルゲストの登場です!」

モニター越しにざわつく教室の様子が見えます。

スペシャルゲスト?いったい、誰?

すると、聞き覚えのある曲が流れてきます。「くまモン体操」の音楽です。

子供たち「あ、くまモンだよ!」

そうです、最後の全校朝会のスペシャルゲストは、熊本県上益城郡山都町立矢部小学校の 池部 聖吾智(いけべ みわとも)校長先生です。

そして、当然のようにこの挨拶です。

池部校長先生「こ・ん・に・ち・は~!」

子供たち「こ・ん・に・ち・は~!」

1年前まで何十回も繰り返されてきた挨拶、時を経た今でも全く変わることはありません。

 

しかし、子供たちの声はちょっと戸惑っている感じです。

それもそのはず、画面は池部校長先生のアカウントが表示され、声だけが聞こえているからです。

(池部校長先生のアカウント名は「燃える闘魂」。本校の関係者は、このアカウント名を見ただけで池部校長先生だと分かります。(笑))

「カメラON」になっていないようです。

指摘すべきか迷いましたが、お話が始まっていますので、音声のみの中継となりました。

池部校長先生「九州のおへそ、熊本県山都町にある矢部小学校校長の池部です。覚えてますか~?」 

子供たち「は~い、覚えてま~す!」

池部校長先生「1年前までは、熊本県の山都町にある同じ名前の潤徳小学校の校長でした。昨年の3月で学校が閉校して、今の矢部小学校に統合し、そこの校長として子供たちと楽しく過ごしています。」

一昨年の11月から始まった、「東西潤徳小学校コラボレーション」。(詳しくは、こちら

1年生や今年度着任した教職員はコラボのことを知りませんので、池部校長先生からは挨拶と簡単な説明がありました。

そして、正直な池部校長先生らしく、来年度の身の振り方もお話しされ、今回が「お別れの挨拶」になることも告げられました。

池部校長先生は、矢部小学校に移られてからも毎日のように本校のホームページをチェックしてくださっています。

(私も、矢部小学校のホームページをチェックするのは日課ですが・・・)

特に「潤フェス」の企画・運営の素晴らしさを取り上げ、お褒めの言葉をいただきました。

また、本校を訪問した際(その①その②)や、本校教職員も参列した閉校記念式典の思い出を語られ、2年間のコラボへの感謝と本校の子供たちとの別れを述べられました。

さすがに、最後はお顔を拝見したいと思い、割って入って「カメラON」にしていただくようお伝えすると、映りました!

本当に最後の「こ・ん・に・ち・は~!」です。

2年生のときに、毎日のように「こ・ん・に・ち・は~」をしていた、現3年生たち。

渾身の「こ・ん・に・ち・は~」です。

今日のために、山都・潤徳小の閉校のぼり旗を特別に矢部小学校の校長室に飾ってくださった池部校長先生。

粋な演出にグッとくるものがありました。

(本当はくまモンのぬいぐるみも出してくださっていたようですが・・・音声のみの場面で登場だったようです。)

池部校長先生が矢部小学校の校長になられてから、基本的には連絡をとらないようにしていました。

やはり、矢部小学校の学校経営に専念するうえで、潤徳小学校のことをずっと引きずるわけにいかないと考えたからです。

池部校長先生と私は「阿吽の呼吸」でつながっているので、互いの考えていることはだいたい分かっています。

互いの学校経営に集中しつつ、遠くから、エールを送り合っている状態が続いていましたが、今回は本当に最後ということで、私からスペシャルゲストの登場を依頼させていただいたところ、快諾していただきました。

この全校朝会に向け、複数回オンライン会議を行いましたが、山都・潤徳小の子たちは、矢部小学校に移っても楽しく元気に過ごしていることを伺って、とても安心しました。

東西コラボは今回で完全終了となりますが、1000kmを超えた歴史的交流は、両潤徳小の歴史に深く刻まれることでしょう。

池部校長先生、ありがとうございました!

なお、山都町立潤徳小学校のホームページは、今なお健在です。折に触れ、ご覧いただければ幸いです。

と、ブログの記載を終えようと思ったら、ちょうど給食の検食が運ばれてきました。

2年前に池部校長先生が初めて本校を訪問された時も、この震災関係の非常食メニューでした。

何というタイミング・・・。

とことん、池部校長先生との縁を感じます。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】潤徳小学校、ありがとう!

こちらは、北校舎1階の壁面にある、昭和50年度、60年度の卒業制作です。

昔は、このように卒業生が卒業制作をして、学校に何らかの物を残していくことがありましたが、本校の場合、このようなことを繰り返していくと、151年分の卒業制作が残ることになり、学校が卒業制作だらけになってしまいます。(笑)

とは言っても、昔も今も、卒業時の熱い思いは変わっているわけではありません。

そこで、6年生たちは「知恵と工夫」でお世話になった潤徳小学校への感謝を表そうとしています。

いつの間にか校内の各所には、4コマ漫画、クイズ、迷路など、子供たちが喜びそうなものが掲示されています。

これは、6年生たちが図工の時間に、「学校内で楽しんでもらえるもの」を作って掲示したものです。

今日は、昼の放送を使って、6年生からこの掲示の意味について説明がありました。

教室移動のときなど、この6年生の掲示の前で立ち止まる子が多くいます。

1年生A「校長先生、『中吉』って、なぁに?」

「おみくじめいろ」で遊んだ結果のようです。

校長「まぁまぁ、ついている日っていうことかな。」

1年生A「やったぁ!」

何でも喜ぶ1年生です。

掲示は年度内の予定ですから、「限定卒業制作」と言えるでしょうか。

6年生たちは、卒業を前に「卒業プロジェクト」として学校に役に立つことを考え、「奉仕活動」に取り組みます。

今朝は、各学級に6年生が行き、読み聞かせを行いました。

子供たち同士なので、ちょっとふざけた雰囲気になるのかと思っていましたが、読み手の6年生も聞き手の下級生も真剣な感じでした。

1学年下の5年生にも読み聞かせをします。

5年生もしっかりと耳を傾けていました。

読み聞かせから帰ってきた6年生に廊下で声を掛けます。

校長「どう、うまくいった?」

6年生たち「はい、すごく喜んでくれました!」

やりきった感じの6年生の笑顔がすてきです。

 

休み時間には、「下級生と遊ぼう」の企画が実行されました。

様々な遊びのコーナーを作り、指定された下級生(今日の場合は「2組」の児童)がやってきます。

体育館では、「猛獣狩りに行こうよ」、「整列ゲーム」が行われていました。

校庭でも「借り物競争」や「増えおに」など、楽しそうな遊びコーナーができていました。

遊具コーナーで一緒に遊ぶ1年生と6年生。

互いの絆は本物です。

6年生は他にも「あいさつ運動」、「側溝清掃」、「新1年生の机みがき」などの自分たちで考えた奉仕活動に取り組んでいます。

最後まで「子供たちがつくる学校プロジェクト」を貫きます。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】感動!爆笑!!6年生を送る会+潤杯表彰式

今日は、給食後の昼休みから5時間目までの時間を使って、6年生を送る会と半年間取り組んできた「潤杯」の表彰式が行われました。

6年生を送る会の企画・進行は、代替わりをした5年生の代表委員たちです。

5年生の花のアーチの下を通り、大きな拍手の中入場してくる6年たち。

校長からは、1~5年生には、これまで6年生にお世話になった感謝の気持ちをしっかり伝えること、6年生には、準備を一生懸命頑張ってきた下級生に対し、卒業式本番というつもりで自分たちの姿を見せること、企画した代表委員に感謝の気持ちをもって会に参加することについて話しました。

最初は1年生の出し物です。

代表児童が呼びかけをします。

1年生AB「ぼくたちは、2年生から校歌を教えてもらいました。」

校歌についての話が続き、

1年生CD「来年の1年生にも教えていきます。」

1年生EFG「今日は、大好きな潤徳小学校の校歌を心を込めて歌います。」

1年生の出し物は、校歌を歌うことなんだな・・・と誰もが思っていると、音楽専科の校歌のピアノ伴奏が始まります。

♪ ゆたけき さちの むさしのに~

と歌われると思ったら、

1年生「♪ ○○○さん、△△△さん、□□□さん・・・」

何と、校歌のメロディーに合わせて、6年生一人一人の名前が歌われます。

そして、そのときに、1年生が一生懸命描いた、対象の6年生の絵が頭の上に掲げられます。

これには、会場はびっくり。

6年生は自分の名前が言われる恥ずかしさと、思った以上に似ている似顔絵を見て、大爆笑。

でも、6年生全員の名前を歌い切る心のこもった1年生の出し物に、6年生たちはとてもよい表情になっていました。

続いて、2年生です。

2年生は、およぞ30名が単独の呼びかけを行い、6年生への感謝の気持ちを熱く伝えました。

2年生AB「1年生のときのたて割り班活動では、私たちを教室まで送ってくれて、優しいなと思いました。」

2年生は、ちゃんと1年以上前に受けた恩を覚えているのです。

出し物は、「いつだって」の合唱です。

1年生の出し物に笑顔だった6年生たちも、真剣に歌う2年生の歌に聞きほれています。

いつの間にか、会場中が2年生を応援する手拍子であふれていました。

こういうところが本校の子供たちの素晴らしいところです。

次は3年生です。

3年生も呼びかけと歌の構成です。

3年生の歌は、「気球に乗ってどこまでも」です。

♪ ランランラ ランランランラン ランランランラン

聞き慣れたフレーズのところは、3年生自身が手拍子を打ち、踊ります。

会場もそれに合わせて一緒に歌い、会場が一体感に包まれました。

4年生です。

4年生も呼びかけ・・・というより小芝居からスタートです。

まじめに感謝を述べる呼びかけをしていたかと思うと、

4年生A「悲しいな~!」

と言い、いったん後ろを向くと、鼻水や大粒の涙の小道具をつけ、泣きまねをする4年生たち。

これには、会場中、爆笑。

 

結局、6年生との別れの悲しさを吹き飛ばす名目で、今年度の4年生の定番、「マツケンサンバ」ならぬ「6年サンバ」に持ち込む強引な流れに。

しっかり決めポーズを作って、終わりかと思ったら、そうではありません。

4年生たちは、雛壇に上がって、6年生たちを「拉致」。

6年生と4年生が一緒にフロアで「6年サンバ」を踊ることに。

もう、ハチャメチャです。

しかし、6年生たちは大ノリ。

会場中が大爆笑です。

そして、5年生です。

5年生A「6年生のみなさん、ご卒業おめで・・・」

5年生BCD「ちょっと待った~!」

突き飛ばされる5年生Aの児童。

5年生BCD「6年生は、来年最高学年になる私たちにとって、最大のライバルです。私たちの挑戦を受けてください!」

というわけで、5年生VS6年生の真剣勝負が始まります。

最初は5-1の挑戦、綱引きです。

6年生が自力の差を見せつけて勝利!

続いて、5-2の挑戦、じゃんけん大会です。

勝った人数の多い方が勝ちですが、運も6年生に味方したようで、6年生の勝利です。

続いて5-3の挑戦は潤徳小クイズ。

正解者の多い方が勝ちです。

6年担任のパーソナルクイズでしたが・・・

結果は、6年生の勝利です。

最後は5-4の挑戦、スプーンボールのゲーム大会です。

完全に宴会芸のノリですが、大観衆に見つめられて、焦る、焦る・・・

なかなか、ピンポン玉が次につながらないですが、僅差で6年生の勝利。

結局、6年生は全勝で先輩の意地を見せました。

 続いて、たて割り班でお世話になった6年生たちに、一人一人が書いた各たて割り班のメッセージカードがプレゼントとして渡されました。

これまでの下級生の出し物やプレゼントに対して、6年生の代表委員の役員の児童たちからお礼の言葉が述べられます。

6年生代表委員A「今、潤徳小は、私たちが低学年のときより、イベントが多くてとても楽しいです。もっと潤徳小を楽しい小学校にしていってください。」

この言葉の意味は重いです。

6年生が低学年だったときは、コロナ禍。

なかなか楽しいイベントが企画できませんでした。

しかし、今は「子供たちがつくる学校プロジェクト」の下、自分たちが考えた企画を実施できるようになっています。

このメッセージに6年生の思いが伝わります。

 そして、6年生のお礼の出し物です。

まずは、ちょっとしたクイズからスタート。

そして、卒業式で歌う予定の「旅立ちの日に」が披露されました。

最後には、「いままでありがとう」のメッセージが出されました。

楽しかった雰囲気が、ちょっとお別れモードに変わります。 

 校歌斉唱です。

6年生と一緒に歌うのはもう最後です。

今日は、6年生が一生懸命歌う姿が多く見られました。

 そして、5年生代表委員が終わりの言葉を述べ、盛り上がった6年生を送る会は終了・・・

 5年生代表委員AB「ちょっと、待った~!」

本校鉄板の流れで、まだ続きがあります。

そうです、「潤杯」の結果発表と表彰式です。

ここは、6年生の各委員会の委員長たちが登場してきて、これまで取り組んできた多数のイベントの結果が改めて紹介されます。

上位に入った学級は大歓声です。

振り返ると様々なイベントが実施されたことが思い起こされます。

そして、各学年の順位発表、そして総合順位の発表が行われます。

24学級中、NO.1のポイントを獲得したのは、4-3!

 手製のトロフィーが渡され、会場中、大きな拍手に包まれました。

もちろん、4-3の子供たちは、狂喜乱舞です。

いかに「潤杯」が子供たちに身近なものになっていたかが分かります。

惜しまれつつ退場していく6年生たち。

卒業まで、登校日はいよいよあと9日。

来週からは、卒業式練習へと突入していきます。【校長】

避難訓練(3月)

給食が終わり、清掃の時間。

毎日のいつもの光景です。

ところが・・・

突然、

副校長「地震です、地震です。」

という校内放送が入ります。

そうです。今日は、今年度の最後の避難訓練の日。

予告なしで、かつ、最も校内放送の音が届きにくい清掃の時間に訓練を実施しました。

低学年の教室からは「キャーッ!」という悲鳴が上がっているのが聞こえます。

しかし、こういう時だからこそ、一瞬で静かになり、校内放送に耳を傾けることが大事です。

高学年は、自分の教室だけでなく、階段や昇降口、特別教室等の清掃もあります。

担任はそばにいませんから、放送があったら、自分だけで身を守るようにしなければなりません。

すぐにその場にしゃがむ子供たちです。

続々と校庭に避難してきますが、ほうきを持ったままの子もちらほらと見られます。

給食の片付け後、すぐに地震発生となりましたので、エプロンにヘルメットというレアな姿で避難誘導している担任もいます。

校長からは、東日本大震災に絡めた話をしました。当時は、6時間目の授業中だった子たちは、校庭に避難しましたが、低学年は下校中の子もいました。

どんな場合でも、自分で考え、自分の命を守れるようにしなければなりません。

また、岩手県大船渡市は、地震、津波、そして現在の山火事など、全く別の災害に見舞われていることから、どのような危険が身の回りで起きるか分からないということも話しました。

それにしても、今の子供たちは、東日本大震災を誰も経験していません。

風化させてはいけないのですが、毎年、このことを話す難しさも感じ始めています。

校内の至るところにほうきや雑巾がそのまま残されていました。

いつもなら、片付けないと叱られるところですが、緊急時はこれでよいのです。

まず、一番に自分の命を守ること。

毎回の避難訓練で、このことを再確認させていきたいと思います。【校長】