日誌

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【研究授業】ムーブノートのよさを生かしたかけ算の授業


 潤徳小学校では、「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~をテーマに授業改善を進めています。1月18日に2年生の算数科の授業を行いました。単元名は、「かけ算(2)九九をつくろう」です。

本時の授業は、上の図で表されたチョコレートの数を、乗法九九を総合的に活用し求め方を説明することを通して、九九の理解をさらに深めるようにすることを目標にしています。

 

デジタルとアナログの使い分け(1)

 始めに、本時の課題を把握します。チョコレートの図を児童に見せます。右端から少しずつ見せていくと、途中欠けている部分があることに気付きます。欠けた部分にも着目しながら、今まで学習したことを使って、工夫してチョコレートの数を求めるという課題を掴みます。課題掲示は具体物にしたことで、児童の関心が高まりました。

 

 

ムーブノートのよさ

 ムーブノートに送られた図を囲み、どのようにして求めたのか式を書き込みました。図を囲みながら立式するという学びは、「同じ数ずつ」のものが「いくつ分」あるのかというかけ算の意味理解を確実にするため、単元の始めからムーブノートを使って継続して行ってきました。本時でも、スムーズに同じ数ずつ図を囲み、立式をすることができていました。Chromebookの継続的な学習への活用が、学習理解に役立っていたことが感じられました

 

 ムーブノートを使うと、書き直しが容易です。また、いくつもカードのコピーを作ることができるので、複数の考えを思いついた児童の「もっとやってみたい」という意慾喚起にも繋がります。本時のように、図を活用する、何度も修正しながら吟味する、多様な考えを出してみる等の課題には、ムーブノートの活用が有効的であることが分かりました。

 

デジタルとアナログの使い分け(2)

 本校での研究の課題として、どのような場面でChromebookを使い、どのような場面でアナログな教材を使うのか、再考する必要がありました。そこで、本校の今年度最後の研究授業である本時の学習では、多様な考えをすぐに見るためにはムーブノートを使う(デジタル)、応用問題で児童が参照したいような考えは板書に残す(アナログ)という形での授業をしました。

 

児童が考えを発表する際は、ムーブノートの広場に投稿されたカードをモニターにうつします。

児童も、手元のChromebookで考えを見ることができます。

 

 黒板には、発表の中で出てきた考えを掲示しました。子供たちが付けたそれぞれの考えの「作戦名」も書いてあります。

 自分はこの考えでやってみようかな、と黒板の図を見ながら、応用問題に取り組むことができました。

 

 おわりに

 今日の授業で今年度の研究授業は最後です。本校では、2年間にわたり、Chromebookの効果的な活用法の研究をしてまいりました。授業でのChromebook活用が進み、どういった場面で、どのような教材で活用すると効果的なのか、教員として学びを深めることができました。子供たちのICTスキルも、ぐんと上がったことを感じています。今後も、子供たちの豊かな学びの実現のために、研究を深めてまいります。

心と体はつながっている?

先週から今週にかけて、今年度最後の身体計測が行われています。

今日は、3年生の計測の日です。

計測の前に養護教諭から保健指導がありました。

今日のテーマは、「心を落ち着けるにはどうすればいいか」ということです。

養護教諭「心と体ってつながってると思う?」

首をひねる子供たち。

でも、緊張した時におなかが痛くなったり、悲しい時に涙が出てきたりするという説明を受け、納得の表情です。

「カッとした時に思わず手が出てしまう」という体の反応が出てしまうこともあります。

このような反応は、相手に迷惑をかけてしまいます。

そのため、自分の気持ちをコントロールしていくことが大事です。

いわゆる「アンガーマネジメント」について学びます。

自分のことを振り返って、カッとなったときにはどうしていたか考える子供たちです。

そういう時の対処方法の説明を受けます。

「深呼吸する」

「その場から離れる」

「自分で励ます」

実際に、保健室で起きた実例などを紹介しながら、具体的に気持ちを落ち着ける方法を学びました。

 

そして、今年度最後の測定です。

心身とも著しく成長する3年生。1年間で、どのくらい成長したでしょうか。

 

3年生は「ギャングエイジ」で、友達と一緒に活動することが多くなる時期です。関わる機会が多くなるということは、トラブルになる可能性も増えるということになります。

今日、学んだことを生かし、自分の心をコントロールして、上手に友達関係を築いてほしいと思います。【校長】

点字でコミュニケーション!

今日は、市の中央図書館の2名の職員の方においでいただき、4年生を対象とした「点字学習」が行われました。

2名のうち、1名の方は全盲でお仕事をされているとのことで、白杖の使い方や点字ブロックで歩く時の様子など、分かりやすく説明していただきました。

最近は、「音がなくなっている」ことで、やりにくさを感じるとのお話がありました。

例えば、今は、お店で並んでいても、電子決済等により店員さんと一言も話さずに買い物ができてしまうことがあります。目の不自由な方からすると、声のコミュニケーションがなくなっていることで、前に並んでいる方が買い物が終わっているのか分からなくなることがあるとのことです。

確かに、便利さの裏側で、「声を出す」ことが少なくなり、このことで不便を感じられる方がいらっしゃることに気付きました。

続いて、点字について説明をいただきました。

紙、点字用の定規、点筆を使って、素早く点字を打っていく様子を見せていただきました。

写真ではちょっと分かりにくいですが、「じゅんとくしょうがっこう4ねん4くみ」と書いてくださっています。

点字には細かい約束が決まっています。その約束を守っていけば、4年生でも点字を打つことができます。

4年生も定規と点筆を貸していただいて、自分の名前や簡単な自己紹介、質問などを点字で打っていきます。

でき上がると、前に持っていって、実際に点字でコミュニケーションです。

「好きな食べ物は何ですか?」

「私はアーティストになりたいです。」

など、点字を使ってたくさんの交流ができました。

子供たちから、「一番困っていることは何ですか?」との質問が出ました。

「目が見えないから何もできないと思われるのが一番困ります。」との答えでした。

今日、点字を使って、意思の疎通が図れたことは、子供たちにとって、学びの大きい時間になったことと思います。

4年生は、昨日は、「あすチャレ!ジュニアアカデミー」で、パラアスリートの方にお話を伺いました。

今後、車いす体験を行う予定もあります。

共生社会ということに視野を広げてほしいと思います。【校長】

 

P.S. 今日の午前中、市役所に出張に出かけたのですが、その際に、ある出来事が・・・。(詳しくは、山都・潤徳小ホームページにて)

全校朝会

本日(1月17日)の朝、オンラインで全校朝会を開催いたしました。

 

まずは、皆で朝のご挨拶をいたしました。

 

 

次に、校長先生からのお話です。

 

 冒頭、童謡「一年生になったら」の動画を視聴しました。

 

来年度より学級編成の基本方針を変更することについて、子供たちに資料等を用いて説明しました。

この件の詳細は、本日の9時にC4th Home&Schoolで保護者の皆様にお便りを配信いたしました。

 

最後は、生活指導主任の先生からの1月の生活目標についてのお話です。

1月の生活目標は、「自分から元気に挨拶をしよう」と「持ち物に、名前が書いてあるか確かめよう。」の2つとなります。

 

今月も、「笑顔招福」な毎日を過ごすことができるように、校長先生との3つの約束(何でも一生懸命頑張ること、自分も周りの人も大切にすること、他の人の話を真剣に聞くこと)を守って生活しましょう。

 

人生初授業!

昨年の11/28から、本校で1年間にわたる特別教育実習をスタートした東京教師養成塾生。(詳しくは、こちら

年が明けて、今日は、現在担当している2年生の学級で国語の授業を行いました。

人生で初めての授業です。

内容は「カンジーはかせの大はつめい」です。
漢字を部分に分け、漢字クイズを解いたり、作ったりする授業です。

自作の「2つの漢字を合体させる機械」の上から「門」と「日」を入れると・・・

「間」になって下から出てくるというものです。

ルールが分かったところで、実際に2つの漢字を1つにしてみます。

「田」と「力」で「男」、「石」と「山」で「岩」となります。

今度は、自分で問題を作ってみます。

本校でも端末の利用を積極的に進めている2年生。

まだ、端末を使い始めてから1年も経っていないのですが、空欄には「テキストボックス」を使って、手書きではなく、ワープロで文字変換して入力している子も何人かいました。

特に指示しているわけではないのですが、自在に使いこなしている子供たちの技量にびっくりです。

互いに作った問題を閲覧し、コメントを送付して、交流をしていました。

自分自身の教育実習の時は、まずは、チョークを使って板書し、自作の教材で子供たちの興味をひくということを考えていましたが、今日の授業では一切チョークを使わないなど、昔とは状況が一変しています。

特に本校では、児童の端末を積極的に活用することをスタンダードにしていますので、人生初の授業からICT機器を活用するように指導しています。

とは言っても、緊張するのは誰でも同じ。

授業が終わってホッとする塾生の姿が印象的でした。

これから、授業する教科、回数が増えていきます。

しっかりと基礎・基本を学んでほしいと思います。【校長】