日誌

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37日間を有意義に!

終業式が終わった後は、各学級でのまとめの時間になります。

 

初めて通知表を受け取る1年生。

担任と握手して、1学期頑張ったことをほめてもらいました。

通知表をもらうときにドキドキするのは、6年生も同じです。

6年生A「校長先生、今学期、ひどかったんだよねぇ・・・」

と言いながら中を見せにくる子も。

校長「・・・。2学期、頑張ろうね・・・。」

現実の厳しさを痛感する学年でもあります。

夏休みの課題の説明を受ける3年生たち。

校長「うわぁ、いっぱい宿題があって大変だねぇ。」

3年生A「でも、わたし、読書が大好きだから、いっぱい本を読めて楽しみ!」

前向きで素晴らしいです。

今日は暑くなりましたが、中休みは、暑さ指数(WBGT)の数値がまだ低かったので、最後の外遊びができました。

担任と遊べるのも今日が今学期最後です。

各学級で、最後のお楽しみの時間を過ごしているところも多くあります。

1年生は、お店を出して、夏祭りです。

「射的」、「おもちゃ屋」、「くじ」・・・

など、たくさんの出店があります。

1年生A「校長先生、遊んでいって!」

勧誘も本格的です。

夏といえば、お化け屋敷!なのが5年生。

怖いお面をかぶって、本格的に驚かせています。

3年生のお楽しみ会では、係活動の発表を行っているところがありました。

イラスト係が、自慢の絵をモニターに映して披露です。

梅雨明けした関東地方。

4年生は、水鉄砲の撃ち合いで過ごしています。

傘を持ち込んでブロックするなど、本格的な攻防が繰り広げられていますが、水がかかって、絶叫です。

一応、理科の内容ですが・・・。

6年生は、1学期の思い出に関する、担任力作の「kahoot!」のクイズ大会で盛り上がっています。

担任が夜なべをして作った自作のクイズ、6年生も激動の1学期を振り返っていました。

大掃除に取り組む2年生たち。

1か月以上、教室に子供が入らなくなりますから、すみずみまできれいにします。

楽しい夏休みなのですが、一方で、この期間に自ら命を絶つ青少年が増加するという悲しい事実もあります。

5年生は、「SOSの出し方に関する教育」に関するビデオを視聴しながら、1つしかない命の大切さや、悩んだときのSOSの出し方などについて理解を深めています。

さぁ、37日間の夏休みの始まりです!

ぜひ、たくさんの体験をし、ひと回り大きくなって、学校に戻ってきてほしいと思います。

よい夏休みを!【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和6年度1学期終業式

3か月半にわたった1学期も今日でおしまいです。

長かったような、あっという間だったような・・・

濃密な期間であったことは間違いありません。

終業式は、基本的に教員主導の式なので、普通であれば「子供たちがつくる学校プロジェクト」と関連がない行事なのですが、今回は、代表委員からの緊急告知もあるため、多くの子供たちが終業式に関わります。

ですから、今回は「子供たちがつくる学校プロジェクト終業式」ということになります。

中継会場である校長室で自分たちの順番を待つ子供たちです。

 

リモートでの終業式ですが、司会の教員の号令に合わせ。厳粛な雰囲気の中、終業式が始まります。

最初は、女子野球で頑張った児童を表彰しました。

続いて、校長からの話です。

スライドを使いながら、1学期の振り返りと、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の進行状況を確認しました。

各学年の校外学習を中心に、楽しかった思い出を紹介しました。

子供たちも各教室で校長の話をしっかり聞いています。

続いて、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の実例を振り返りました。

例えば、このスライドは、放送委員会の児童が「潤徳ラジオ」の生放送を行っているところです。お気に入りのラジオネームで「最近の出来事」などのおたよりを出している子も多く、それを読み上げるディスクジョッキーの放送委員会の子たちのコメントも本校の昼の楽しみになっています。

また、他の人の役に立つことが「子供たちがつくる学校プロジェクト」につながるということも話しました。

このスライドは、雨の日の1年生の教室で、6年生が遊んであげているところです。おんぶされて甘える1年生たちにとって、6年生は欠かせない存在です。

4月に1年生と一緒に学校探検をした2年生たち。

1年生にどんなことを教えればよいか一生懸命考えて案内したわけですから、これも「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。

地域安全マップを作って、1年生に、学校の周りで危ない場所を教えてあげている3年生たち。1年生にも分かるように、どうやって伝えるか工夫することも「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。


5年生は4年生に、八ヶ岳の自然や動植物のこと、移動教室に行った感想などを伝えていました。こうした伝統を引き継ぐことも大事な「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。

今週の火曜日、2学期の音楽会に向け、楽器決めのオーディションをしていた4年生たち。

2学期は「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」が開催されます。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」の1つの山場になりますので、しっかり取り組むように話しました。

最後は、一昨日の「校長と代表委員との緊急会談」の様子を伝えつつ、代表委員会として「子供たちがつくる学校プロジェクト」の成功に向けた提案があることを紹介して、校長の話を終え、代表委員とバトンタッチです。

代表委員の子たちの登場です。

代表委員A「代表委員会として、今年度行いたいと思っている行事は4つです。」

と言いながら、明かされたイベントは2つのみ。

極秘主義が貫かれます。

潤杯(じゅんとくカップ=じゅんはい)は、今年度の新企画です。

代表委員会と各委員会をつなぐ、「中央委員会」で各委員会からの「ミッション」を協議し、実施します。

そして、出ました!「潤フェス2」!

今年もやります!あの興奮が戻ってきます!

しかし、やり方は去年とガラッと変わるようです。

乞う、ご期待!

 説明が終わってホッとしている代表委員たちに校長から声が掛かります。

校長「最後、決めポーズで締めくくって!」

とっさに「ギャルピース」のポーズをとる代表委員たち。

こうした臨機応変さが大切です(笑)

続いて、3年生の代表児童から、今学期頑張ったことについて発表がありました。

しっかりと、自分の考えを大きな声で読み上げる3年生たち。

とても立派です。

続いて、校歌斉唱です。

これまで、リモートでの終業式等で校歌を歌うときは、音楽専科が画面の前に立って指揮をし、伴奏をCDで流していたのですが、今回から音楽室で音楽専科が生ピアノ演奏をするところを中継する形式に変えました。

これは、技術的にも難しいことで、テレビで言えば、生放送中に別な場所からの中継を入れるのと同じということになります。

たぶん、日本の学校で、このような形式で校歌を歌っているところはほとんどないのでは?

各教室では、生ピアノ伴奏に合わせてしっかり校歌を歌っていました。

終業式が終わった後は、生活指導部の教員から夏休みの生活について話がありました。

また、情報教育の担当教員から夏休みにChromebookを持ち帰るときの使い方などについて話がありました。

学期のまとめとして、大事な話が多かったので、夏休みから2学期にかけて、しっかりと心にとどめてほしいと思います。【校長】

自らの命は自ら守る!

本校は、今日が水泳指導の最終日です。

最後は6年生の着衣泳の体験で締めることになります。

まずは、通常の水着を着た状態で水慣れをします。

浮く練習もします。この感覚を、後で着衣したときと比較することになります。

持参してきた衣服をプールサイドで着ます。

着替えが終わり、陸上では、おしゃれポーズをする女子たちですが・・・

水中に入ると、「重い!」「気持ち悪い!」など、眉をひそめる表情に変わります。

校長もTシャツを着たまま入りましたが、シャツが体にからむ感覚はあまり気持ちのよいものではありません。

しかし、浮くことは思ったよりしやすいようです。

服の間に空気が入り、浮力が増すのです。

服を着たまま泳ぎます。

やはり、「重い!」「やりにくい!」という声が上がります。

服を着たままだと、体を自由に動かすことができなくなってしまいます。

さらに、用意してきたペットボトルを持って、「ラッコ浮き」をします。

長い時間浮いていることができるので、万が一の際、救助を待つことができます。

校長もやってみました。

ところが、あまり浮きません!

持っていたペットボトルが、2Lではなく、1.5Lだったから?

それとも、昨年度からの体重増・・・?

あまり深く考えるのはやめました(苦笑)

インターンシップに来ている大学生たちも、せっかくなので体験です。

最後は、救助練習で、プールサイドにいる子たちが中にペットボトルを投げ入れ、受け取った子がそれを使って浮く練習をしました。

楽しい夏のシーズンですが、残念ながら、水難事故のニュースも多くなる季節です。

こうした着衣泳の経験が、事故を未然に防ぐことに役立ってほしいものです。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】1学期最後の運試し!

今朝は、今学期最後の児童集会が行われました。

内容は、子供たちが大好きな「ビンゴ集会」です。

各学級では、集会が始まるまでに、1~15の任意の数字を9マスの中に書き入れておきます。

個人ビンゴではなく、学級ビンゴなので、全員で相談しながら数字を決めていきます。

集会が始まりました。

ルール説明が行われます。

リモートによる集会等を行う場合は、基本的には担当の教員の学級をキーステーションにして全校に配信されます。

今日は、1年3組からの中継になりました。

1年生の教室が中継場所になるのは初めてなのですが、全く普段どおりの1年生たち。

さすが、オンライン世代です。

画面には、集会委員が回すルーレットが映ります。

ルーレットが止まった数字が「当たり」です。

数字が止まるたびに、当たった学級からの絶叫が聞こえてきます。

画面には、「リーチ!」、「ビンゴ!」などの各学級の経過がチャットで送られてきます。

中には、「6ビンゴ!」などのラッキークラスもあったようです。

朝から運試しで、今日はちょっと興奮状態からのスタートです(苦笑)【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】極秘、絶対ナイショ!!

「極秘なら、ホームページで公開するなよ・・・」

という、潤徳ファンの皆様の総ツッコミが聞こえてきそうですが、あえて、極秘事項を記事にしたいと思います。

放課後になり、校長室から、子供たちの下校の様子を見ていると、代表委員会担当の教員たちが入室してきました。

代表委員会担当教員「校長先生、実は、代表委員会の子たちが、どうしても話したいことがあるということで来ているのですが・・・。」

校長室の扉を開けると、5・6年生の代表委員会の委員長、副委員長、書記などの幹部の子たちが立っています。

代表委員たち「校長先生、ちょっと、お話ししたいことがあるのですが、いいですか?」

もちろん、最優先です。

公式訪問ですので、ちゃんと着座をして話を聞きました。

代表委員A「今日は、『子供たちがつくる学校プロジェクト』を進めるための代表委員会としての取組を提案しに来ました。」

え。。。

校長への直談判タイム・・・

それも、学校運営の根幹となる「子供たちがつくる学校プロジェクト」の提案・・・

思わず、身構える校長。

ちゃんと、校長に説明すべく、プレゼン資料を準備してきた代表委員たち。

代表委員B「私たち、去年を超えるために日々、頑張っているんです!」

胸熱な展開です。

代表委員C「今から、今年行いたいと思っている行事について、提案します。」

ここからが、極秘内容です。

一生懸命、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を成功させようと、独自企画をプレゼンする代表委員たち。

理路整然とした説明内容と、どうしてもやりたいという、ほとばしるやる気に、校長の心も傾きます。

とは言っても、全校を巻き込むイベントを提案され、校長としても思案のしどころです。

校長からも質問します。

校長「特に6年生は、2学期の後半は明星大学とのコラボ音楽会や連合音楽会もあって、かなり忙しいよ。その中でも準備とかできる?」

代表委員D「大丈夫です。ぜひ、やらせてください。」

他にもいくつか質問してみましたが、きっぱりと回答する代表委員たち。

この覚悟なら、きっと、やりきってくれるに違いありません。

先週の記事にも書きましたが、「子供たちがつくる学校プロジェクト」は、ボトムアップの考えで成り立ちますから、潤徳小がよりよくなるということを子供たちが提案してくれば、だいたい認められるようにする懐の深さが教員側に求められるのです。

校長も腹をくくり、代表委員とハイタッチして、全面協力を約束しました。

大変素晴らしい提案だったので、終業式のときに代表委員コーナーを設けて、直接、全校児童に告知してもらうことにしました。

それまでは、「極秘」です。

意気揚々と退室していく代表委員たちの姿を見て、本当に心強く、頼もしく感じました。

私が本校に着任して3年目。

子供たちの方から、「潤徳小をもっとよくしたい!」という、エネルギッシュな提案を初めて受け、私の学校の理想像が子供たちに伝わっていることが分かり、とても感動しました。

着任以来、最もうれしい日かもしれません。

詳しいことはまだ明かせませんが、2学期以降、本校は、すごい学校になります!

苦労をいとわず、学校を引っ張る素晴らしい子たちがたくさんいて、本当に幸せです。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】あぶないところに、いっちゃ、ダメ!!

3年生は、総合的な学習の時間に「日野市の博士になろう」、「安全マップづくり」の学習に取り組んできました。

学区域のことについて調べ、さらに、身近に潜む危ない場所などについてまとめていきます。

例年は、そのことを学級内で発表しているのですが、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を進めている本校。どうせなら、まだ、学区域のことをまだよく知らない1年生に対して発表しようということになりました。

ペア学級(3-1と1-1、3-2と1-2・・・)ごとに、3年生が1年生に危険な場所や対応方法などについて教えていきます。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」ですから、発表形式も学級によって違います。

写真のように、3年生の発表を1年生全員で聞くパターンもあります。

発表を待つ3年生の別のグループは、1年生の後ろに待機です。

このように、小グループごとに発表を行っている学級もあります。

ポスターで注意喚起をしている3年生もいます。

1年生のために、なるべく簡単な言葉で説明するよう頑張っている3年生たちですが、

1年生たち「漢字を習ってないから、読めません!」

などとツッコまれ、タジタジになっているグループもあります。

発表方法もいろいろです。

このグループは、紙芝居で説明していました。

こちらのグループは工夫していて、実際に撮影してきた危険な場所(この場合、大木島自然公園)を端末からモニターに映し、画面上にペープサートの子供たちを動かして、劇仕立てで説明しています。

遠足でよく行く大木島自然公園も、草むらや木の陰などの見えにくいところは危ない場所になります。薄暗くなると、さらに危なくなります。

1年生も、3年生の発表をよく聞いて、質問したり、感想を発表したりしていました。

それにしても、3年生は、つい4か月前までは2年生で、低学年だったわけですが、今回の発表を聞いていると、ずいぶん、お兄さん、お姉さんになり、すっかり中学年らしくなってきました。

成長を感じ、とてもうれしくなりました。【校長】

八ヶ岳を伝える

高学年の移動教室は、行くだけが目的ではありません。

事前学習、現地での体験学習、事後学習が組み合わさって、1つの学習になります。

5年生は、事前学習で八ヶ岳について調べたことに加え、現地で発見したことや感想などを入れ、来年度、八ヶ岳移動教室に行く4年生に対して、発表会を先週からペア学級(5-1と4-1、5-2と4-2・・・)ごとに行っています。

5年生と4年生がそれぞれ半分ずつ、ペア学級に行きます。

4年生は、5年生の学級に行くので、ちょっと緊張気味です。

一方、5年生のうち、一部の子は、去年、4年生で過ごしていた教室に戻ることになり、「懐かしい~!」と声を上げている子もいます。

Google Meetでペア学級同士を結び、5年生の担任が発表の方法について確認をします。

5年生と4年生で少人数のグループを作り、4年生が5年生の発表を聞きます。

「八ヶ岳の鳥」、「八ヶ岳の植物」・・・など、テーマに基づいた発表を行っていきます。

さらに、現地での思い出や感想などを4年生に伝えていました。

いつもはにぎやかな4年生たちも「先輩」の前ですので、神妙に聞き、発表が終わると拍手をしていました。

発表が終わると、八ヶ岳移動教室に関する自由な質問コーナーになります。

4年生A「宿のごはんは、どんな感じですか?」

5年生A「ハンバーグとか唐揚げとか、みんなが好きな物があるよ。」

5年生B「ご飯とスープはお替わり自由だよ!」

校長「最初のご飯やスープがちょっと冷めちゃってるから、お替わりをして、熱々のを食べるのがポイントだね。」

5年生B「そうそう、僕もすぐにお替わりしたよ!」

5年生と校長が盛り上がるのを不思議そうに眺める4年生たち。来年度、実際行けば分かります。

 

5年生C「あと、夜の枕投げ、楽しいよ!」

5年生D「結構、楽しいよね!」

それを聞きつけた校長。

校長「こら、4年生に余計なこと、教えない!!」

校長が通り過ぎたのを確認した5年生たち。

5年生C「見付からなきゃ、大丈夫だよ!」

こうして、悪しき伝統も引き継がれていきます(苦笑)【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】ダンスクラブ発表会

例年、ダンスクラブは、自分たちの練習の成果を発表する機会をつくっています。

しかし、それは、年度末に1年間の成果を発表するもの。

今年度は、1学期に頑張ったダンスを発表したいと部員たちが考え、急ですが、発表の場を設けることにしました。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」では、潤徳小がよりよくなるということであれば、だいたい認められるのです。

今日の昼休みに公開なのですが、学期末で、1~3年生は午前授業なので、昼休みはありません。

1~3年生で見たい児童は、「さようなら」をした後、会場の体育館に行って参観してよいことにしているのですが、家の都合などで、すぐに帰らなければならない子のため、中休みの最終リハーサルの場に参加してよいことにしました。

部員たちも、「お客さん」がいた方が気合が入りますので、緊張感のある最終リハーサルになりました。

 

さて、昼休みの本番です。

昨年度もダンスクラブは発表していますし、「潤フェス♪」の経験で、イベントのあるときには、自動的に子供たちが集まってくるようになっていますので、今日も、開演前から多くの観客が詰めかけています。

 

ダンスで使う曲名はMrs. GREEN APPLEの「青と夏」。

クラブリーダーから、「夏らしい曲に乗せて、一生懸命踊ります!」と紹介があります。

ちなみに、保護者等の皆様向けにYou Tubeの限定公開を行っていますが、実は、「超密」な児童席から映像を送っています。

 

さぁ、ダンスの始まりです。

元気に手拍子をしながら会場を盛り上げる部員たち。

会場の観客と一つになって踊りきりました。

・・・でも、これで終わりではありません。

本校の「お約束」、アンコールの大合唱が当然のように起こります。

ということで、2回目のダンスです!

大きな拍手を受けた部員たちの表情は大満足のようでした。

2学期以降も発表会がある・・・かな?

「子供たちがつくる学校プロジェクト」ですから、それを決めるのも子供たちです。

こうした「ゲリライベント」は、本校の新たな特色になりつつありますが、急であっても、子供たちは、問題なく対応しています。

昨年度の150周年のレガシーは大きいものがあります。

1年生にとっては、初めてのフェス系イベントで、最初はかなり戸惑っていましたが、会場の雰囲気に合わせて、楽しそうに体を揺らしていました。

1年生A「わたしも、大きくなったら、ダンスクラブに入ろうかな。」

部員獲得にも大きな効果があるようです(笑)

ご来場いただきました保護者等の皆様、ありがとうございました。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】委員会発表集会4

本日は、4回目の委員会発表集会が行われました。

集会の進行について担当の教員と打ち合わせをします。

 

本日司会は、代表委員の2名です。進行について、確認しています。

図書委員の代表児童です。「緊張するぅ。」と、話していたので…その面持ちを撮ろうとカメラを向けると…

この笑顔。全く緊張を感じさせません。

集会委員会が発表中です。

内容が工夫されていて、聞いている人が興味をもてるようにクイズが出されます。

1年生は、興味津々で参加していました。

本日、委員会発表をした集会委員、図書委員

そして、司会進行をした代表委員のみなさん、お疲れ様でした。

「子供たちがつくる授業」(研究授業編)第一弾!【研究推進委員会より】

 

 潤徳小学校では第4次日野市学校教育基本構想を受け、「子供たちがつくる」教育活動の具現化を図っています。日々の授業の中でも「子供たちが当事者として参画し、意見し、対話する」場面をつくり出すことができるよう、今年度は以下の研究テーマのもと、授業改善を推進していきます。

 

 「子供たちがつくる学校(学習)」プロジェクトの推進

~学び合いを通して探究する児童の育成(複線型)~

 複線型の授業とは、子供たち一人一人の興味関心に応じて、クラウドを活用しながら、それぞれのペースで、それぞれが好きなタイミングで他者の考えを参照しながら行う授業のことです。従来の教師の一斉指導による一斉の学習では、35人いれば35通りある子供たちの学び方や興味関心に応じた学びを進めることができません。子供たちの主体性を重視する「子供たちがつくる」授業は、複線型の授業をイメージして行います。

 

(図2)一人一台端末活用新旧イメージ 従来授業+端末活用(2022 高橋純)


(図3)一人一台端末活用新旧イメージ クラウド活用授業(2022 高橋純)

https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/49.htmlより抜粋

 

昨年度までの研究で積み重ねてきたChromebookの有効的な活用法を生かしながら、さらなる授業改善を目指していきます。

  

第4学年社会科「ごみの処理と再利用」における

複線型授業の実践

 第4学年の社会科では「ごみの処理と再利用」における複線型授業を行いました。

 

 はじめに、既習事項である「資源ごみ」の意味を復習します。「新しく生まれ変わることができるごみ」が「資源ごみ」です。では、「資源ごみは何に生まれ変わるのか」と本時の学習課題を確認します。

 その後、学習の仕方を確かめます。資源ごみが何になるのか、そして再利用される仕組みについて各自ノートやスライド等好きな方法でまとめます。「誰と」「どこで」「どのように」学ぶのか、子供たち自身が選びます。しかしそれは「学習のためであること」を確認します。

 学習の時間が始まると、それぞれ学びやすい形を選んでいきます。

「一緒にやろうよ」

と早速机を動かす子もいれば、素早くChromebookを開き1人で調べ始める子もいます。

顔を見合える形にしたり、横に並んで調べたり、途中から

「一緒に混ざってもいい?」

と加わる児童もいました。 

 

また、活用する資料も子供たちが選びます。

本で調べる子もいれば、

パンフレットを使う子、

インターネットで調べる子もいます。

 

 まとめ方も子供たちが選びます。

本で調べたことを直接オクリンクのスライドに書く子もいれば、

ノートにまとめている子もいます。

最終的には、ノートも撮影して、オクリンクにアップロードすることで、誰でもいつでも見られるようにしていきます。

 教師はその間子供たちの学びの様子を見守り、助言を行います。

 

調べている間にも、オクリンクの共有画面を開き、友達がどのようなまとめ方をしているのか確かめている児童もいました。

 

時間で区切り、それぞれが学んだことをまとめていきます。1つ1つの資源が何に生まれ変わるのか、分かったことを全体で確認します。

 

児童A「缶は鉄資源になることが分かりました。」

教師「鉄資源は、何になるの?」

児童B「それ私見たよ!たしか、自動車の何かになるって書いてあった!」

 

教師「ペットボトルはどうですか?」

児童C「服になる」

教師「えー!ペットボトルが服になるの?」

 

「うん、そうだよ!」とたくさんの子から声が挙がりました。

 

教師「どうやって服になるのか、調べられた人?」

児童D「細かく砕いて…えーと…」

すると、児童Eが調べるときに使用していた本を取り出しました。

児童E「細かく砕いて、ペレットになって、ペレットから切れない糸になって、それが服になるんだって。」

児童ら「へぇ~。」

 

最後に、資源ごみとして再利用されるために自分たちができることを考えました。

児童F「分別」

教師「なぜ分別が大事なの。」

児童G「別のものに生まれ変わることができないから。」

児童H「燃えるゴミだと燃やされちゃう!」

 

また、調べたことを生かしながら、できることを答えている児童もいました。

児童I「びんは、色別に分別して、割ってから生まれ変わるから、割れないようにそのままの形で捨てることが大事。」

  

研究協議会の様子

授業後は、帝京大学 教授福島 健介様を講師としてお招きし、研究協議会が行われました。協議会では、以下のような成果と課題が出ました。

成果

  • 調べることが多様で、主体的な学びを促す課題設定ができでいた。
  • まとめ方について教え合いがあった。
  • 何を使って調べるか(本7人、資料1人、他インターネット)、どうまとめるか(ノート9人、オクリンク18人)が多様で、一人一人が主体的に学んでいた。

課題

  • 途中参照を行う児童が少なく、友達の意見を参考にしているかが分からなかった。個々の調べ学習にとどまっていたように感じた。
  • 資料が少なく感じた。クロームブックでまとめる場合に、コピー&ペーストばかりになっている。

 

また、福島先生からは、このような評価・指導をいただきました。

  • 複線型の基本スタイルを抑えた授業である。
  • 複線型を追求することはゴールではない。ゴールは、「学び合いを通して探究する児童の育成」である。
  • 社会科とは、「よりよい社会について考える教科」
  • 今回の授業で言えば、「リサイクル」について多面的・多角的な視野をもって考え、課題を追求・解決することである。
  • 教師はどの段階で何を評価するのか。指導案には「理解している」ことを評価するとあるが、それぞれが学習している過程は評価しなくてよいのか。
  • 何のために話し合うのかを考えよう。従来型の授業では、「〇〇が分かりました。」「いいですね。」と発表のための話し合いになっていた。しかし、本来は「もっと知りたいから」「分からないから」「考えを取り入れて活動したいから」話し合うのである。よりよくなるために「他者参照」をし、その中で必然的に「話し合い」が生まれる。それをサポートするのが教師の役割なのである。従来型の授業で行っていた最終的な「発表」は、学習の過程ですでに話し合いが行われているのだから、必要ない。
  • まとめたことをオクリンクに挙げて考えを共有し合うのはゴールの活動ではない。
  • 途中でオクリンクを読み合う活動が欲しかった。
  • 「複線型」は授業形態の1つに過ぎない。複線型の授業をすることをねらいとしなくてよい。「学び合いを通して探究する児童の育成」を目指すこと。
  • 今後のポイントは振り返りである。自分の活動全体を統括的に見ることで、メタ認知をする。また、「他者参照」「話し合い」をする中で、自己調整学習をしていく。
  • 研究主題である「主体的に学習を続け、探究する学び合いを通して探究する児童」をどのように評価するのか。ルーブリック評価も今後取り入れていくのはどうか。
  • 複線型を重視するのではなく、どのように学び合いをさせるのかを重視する。

 

 「子供たちがつくる学習」をテーマに複線型の授業実践をしていこうと研究推進委員会で出発したところですが、あくまで「学び合いを通して探究する児童の育成」を目指していることを忘れてはならないことをご指導いただきました。今後は、評価の仕方や振り返りの仕方、どのような学び合いを目指すのかを考えながら授業改善を図ってまいります。