日誌

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心ってなんだろう?

今週は、各学年、3学期の身体測定を行っています。

保健室では、測定前に養護教諭が保健指導を行います。

今日は、3年生の測定日。保健指導のテーマは、「心ってなんだろう」です。

保健室に集まってきた3年生に養護教諭が問いかけます。

養護教諭「心って、どこにあると思う?」

胸のところを押さえたり、頭を指したりと、子供たちは様々な反応をします。

スライドを見ながら、心の動きの様々な反応は脳の働きであり、心は脳で生まれることを確認します。

さらに、心は、発達に伴って成長することを学びます。

幼いうちは、「食べたい」、「眠い」などの本能に従って行動することが多くあります。

しかし、だんだん「群れ」を意識し、本能の行動をコントロールできるようになります。

さらに、大人になるに従い、「群れ」を意識しつつも自分に合った目標を基に自立した行動ができるようになります。

養護教諭「授業中におしっこに行きたくなっても、もうすぐ授業が終わりそうなら我慢しようとするでしょ?」

身近な例から「本能をコントロールする行動」を自然に行っていることに気付く3年生たち。

養護教諭「体の成長は大人になると止まってしまうけど、脳の成長は一生続くんだよ。」

なるほど・・・。

3年生は、心だけでなく、体も大きく成長する時期。

身体計測で、自分の体の成長の様子も把握します。

ちゃんと3年生の心は育っているのだろうか・・・

ちょっと気になって、身体計測後の3年生の教室に行ってみました。

授業後半ですが、トイレにも行かず、きちんと授業を受けています。

校長「さすが、3年生、授業が終わるまでトイレにも行かず、心が成長しているねぇ。」

3年生A「当然じゃない?」

3年生B「そもそも、おしっこ、行きたくないし。」

口の方も成長しているようです。。。

 

3年生の成長の様子を見て、満足して校長室に戻ったところ、

副校長「校長先生、締め切りが迫った書類の作成、終わっていらっしゃいますか?」

あ、忘れてた・・・

最近、こういうことが増えているのですが、本当に脳は一生成長するのでしょうか?

退化してきているように感じる今日この頃です(苦笑)【校長】

※今日から、ホームページタイトルの「ウリー」と「サクラモチ」が学芸会バージョンに変わりました!

Where do you want to go?

本日(1月17日)の3校時、5年生のある学級が、自分が「行きたい」と思う都道府県の発表会をしていました。

 

一人一人が、教室の前方に出て、モニターに映し出された画像を基に、英語で説明をしていきます。

 

発表に向けて、プリントで考えを整理したり、Chromebookで発表資料を作成したり、準備をしてきたようです。

 

Chromebookのスライドで各自が作成した発表資料には、紹介したい都道府県の名所や特産品などが、一目で見て分かるようにまとめられていました。自分が作成したモニター画面を指さしながら、堂々と英語でプレゼンをする児童に、頼もしさを感じました。

【子供たちがつくる学校プロジェクト】サクラモチの挑戦状

今朝の「潤いの時間」に突然、臨時放送が入りました。

突然の放送に戸惑う子供たち。

さらに、びっくりしたのは、放送しているのが「サクラモチ」ということです。

サクラモチ「おいらからの挑戦状だ!校内にいたずらをしかけたぞ。今回はクイズだ。オレの問題が解けるかな?」

写真は、2年生の教室ですが、予想もしない放送に子供たちは一瞬固まってしまいました。

しかし、何人かの子が、変化に気付いていました。

2年生A「ひょっとして、廊下に貼ってあるもののことじゃない?」

いつの間にか、校内の各所に謎のサクラモチのメッセージが掲示されています。

昇降口には、施設の管理者である校長に断りもなく、勝手にサクラモチが挑戦状を貼っています。

これは大変!

何とかクイズを解いて、迷惑なサクラモチのいたずらをやめさせなければなりません!

休み時間になると、校内の各所で、サクラモチの挑戦状に挑む子供たちが見られます。

しかし、超難問もあり、一筋縄ではいきません・・・

 

というわけで、思わぬクイズデーになりましたが、子供たちは「校内探検」と「クイズ」が合わさった企画に大喜び。

この3学期から「子供たちがつくる学校プロジェクト」を呼びかけていますが、今回のイベントは、代表委員会の極秘企画。まさに、子供たちでつくり上げた盛り上げ企画です。

校長も全容を知らないことが多く、苦笑いすることもあるのですが、子供たち自身が学校をよくするために考えたことは、できるだけ実現していきたいと思います。

それにしても、サクラモチのクイズ、難しいなぁ・・・

これは当分、サクラモチのいたずらは収まりそうにありません。【校長】

(サクラモチに降参した子は、問題をめくると、答えが書いてあります。)

(いたずらに飽き足らないサクラモチは、熊本でもいたずらしています。詳しくは、こちら①こちら②

学級会「新年お楽しみ会をしよう」

本日(1月16日)の3校時、5年生のある学級では、「新年お楽しみ会をしよう」という議題で学級会を開催していました。

 

提案理由の「学級全員が楽しみ、もっと仲よくするなるため」というめあてに基づき、活発に意見が交わされていました。

 

1時間の学習過程が分かるような黒板になっていて、今何について話し合いがされているか視覚的に理解できるように工夫されています。また、賛成・反対マークを丸の色を変えて表示することで、話し合いの状況や経過が分かるように配慮もされていました。

司会や書記など学級会を運営する立場の子供たちは、綿密な事前計画を手元に置いて、話し合いをすすめていました。

 学校はまさに社会の縮図であり、子供たちにとって一番身近な社会です。学級会などで合意形成を図る経験は、子供たちが共生社会でよりよく生きていくために、大きな力になることと思います。合意形成されたことに基づき、みんなで役割分担をして、思い出にのこる「新年お楽しみ会」になることを願っています。

幸せな社会って何だろう?

4年生は3学期に総合的な学習の時間で「バリアフリーについて考えよう」という学習に取り組みます。

今後、日野市社会福祉協議会の皆様にコーディネートしていただき、バリアフリーに関する様々な体験等を行っていきます。

今日は、日野市社会福祉協議会の方に講師としておいでいただき、バリアフリー全般についてお話をいただきました。

講師の方「『福祉』ってどんなことだと思う?」

4年生A「体の不自由な人のことを助けることだと思います。」

4年生B「生活に困っている人のことを助けることだと思います。」

4年生C「介護が必要な人のことを助けることだと思います。」

4年生なりに福祉のイメージはもっているようです。

今日の授業のテーマは「幸せ」について考えることです。

幸せにもいろいろなレベルがあります。

「自分の幸せ」、「友達などの幸せ」、「みんなの幸せ」について意見を出し合い、考えをまとめていきます。

<友達の幸せ>

4年生D「〇〇さんは、『ゲームをしているとき』って言ってました。」

4年生E「〇〇さんは、『手伝いをしてほめられたとき』って言ってました。」

<担任の幸せ>

4年生F「『クラスのみんなに会えること』だと思います。」

4年生G「『みんなが仲良く笑顔でいるとき』だと思います。」 

担任もにこにこして見守っています。

<校長の幸せ>

4年生H「『高級な校長室のいすに座っているとき』だと思います。」

4年生I「『朝会でみんなの笑顔を見たとき』だと思います。」

4年生J「『150周年のお祝いをしたとき』だと思います。」

まぁ、当たってる・・・かな?

ちなみに、校長本人は、「子供たちが『笑顔笑福』を感じているとき」だと考えています。

<みんなの幸せ>

4年生K「寝たり食べたりすること」

4年生L「生きていること」

4年生M「平和に暮らすこと」

4年生N「日野市市制60周年の時に日野市にいられること」

 自分の幸せを考えることは簡単です。

しかし、他人の幸せを考えること、特に人数が多くなったり、自分と置かれた環境の違う人の幸せを考えることは難しいということを意見を交換する中で理解していきます。

さらに、公共の福祉ということを考えた場合、「平等」だから全ての人が幸せになるとは限りません。「公正」という考えが大事であることなどを学び、動画視聴でバリアフリーの基本的な考え方について理解を深めました。

 

今週から来週にかけて、目や耳の不自由な方からのお話を聞き、体験的なバリアフリーの学習を進めていく予定です。【校長】

第4次日野市学校教育基本構想「『子供たちがつくる学校』プロジェクト」を見据えた席書会(5・6年生)

 2日間に分けて体育館で行われている席書会。本日(1月12日)は、高学年(5・6年生)の日になります。本日も体の芯まで冷えるような寒さですが、体育館の空調を活用することにより、快適な環境で席書会を開催することができました。

高学年も中学年同様、毛筆を使用します。中学年で学習した「横画、縦画、左右の払い」など点画の種類ごとの穂先の動きに加えて、高学年では「点画から点画、文字から文字のつながり」を意識して書くことになります。

<5年生>

5年生が挑む課題は、「希望の朝」です。

書き初め用の長い半紙を使う前に、通常の半紙を使って苦手とする字を何度も練習をする子供がいました。

書き終えた子供たちは、自分の作品を見返していました。次の作品で、気を付けるべきことを思考しています。

<6年生>

小学校最後の席書会となる6年生。よりよい書き初め作品になるように、努力する姿が印象的でした。

 

自分の書いた書き初めを講師に見せて、具体的な助言を求めていました。

 

書いた字を友達同士で見せ合い、お互いにアドバイスをし合っている様子も見られました。

今年の4月を待たず、3学期の段階から本校で実施している第4次日野市学校教育基本構想の「『子供たちがつくる学校』プロジェクト」を踏まえた教育活動。高学年の席書会では、子供たちが自ら考え、選択し、決定し、実践する過程を意識した取組が展開されていました。子供たちからは、自分たちの力で、よりよい書き初め作品をつくりあげようという気概が感じられました。頼もしい限りです。

1月避難訓練

本日(1月12日)の2校時、1月の避難訓練を行いました。本日の想定は、地震後に火災が発生するという自然災害です。今回の避難訓練は、日野消防署高幡出張所の皆様を講師にお迎えして実施しました。

地震発生の放送を聞き、身を守る体制をとる子供たち。 

校庭に避難する子供たち。

訓練後に、消防署の方からお話をいただきました。

「お(押さない)、か(駆けない)、し(しゃべらない)、も(戻らない)」の約束を守れたことについて、お褒めの言葉をいただきました。また、避難の際には、寒くてもポケットに手を入れず両手を出しておくことが、身を守るために大事であることをご指導いただきました。

 

靴の底の汚れを拭って室内に入る子供たちの様子です。タオルをご提供いただきました保護者や地域の皆様に感謝申し上げます。

 

避難訓練終了後には、6年生の子供たちが起震車に乗車し、震度7の揺れを体験しました。

 

能登半島地震が発生し、報道でその様子を見聞きしている子供たち。東京消防署の多くの皆様が、車両やヘリコプターで能登半島に駆け付け、応援業務にあたっているそうです。子供たちは、「能登半島地震と同じ規模の地震が東京でも発生する可能性がある」という消防署の方のお話を真剣に聞いていました。いつも以上の緊迫感のある避難訓練となりました。

暖かい席書会(3・4年生)

今朝は、分厚い雲が空を覆い、薄暗い中でのスタートになっています。

最高気温は10℃に届かない予報が出ており、とても寒い1日になりそうです。

そのような厳冬の中、本校では、今日、明日と2日間に分け、席書会が行われます。

今日は、中学年(3・4年生)の日になります。

<4年生>

昨年度までの席書会は、子供たちが厚着をしながら取り組んでいる姿が見られました。

大型ストーブを焚いていたのですが、広い体育館では効果が限定的で、かなり寒い中で書き初めに臨んでいました。

(昨年度の席書会の様子は、こちら

しかし、昨年の秋から、本校の体育館には空調機が設置されました。

スイッチ1つで全館暖房になります。

体育館の気温は外より10℃以上高い15℃程度となっています。温風が体育館を流れているので、極端な寒さを感じることなく書き初めに取り組むことができます。

4年担任「教室で書いているときより暖かい感じがします。」

4年生のお手本の文字は「元気な子」です。

校長「教室で書くのと、体育館で書くのを比べたら、どっちがいい?」

4年生A「広いから、体育館の方が書きやすい!」

いつもと違う環境で、集中力も増しているようです。

よい文字を書くには、まずは、よい姿勢から。

背筋をピンと伸ばして、1文字1文字、丁寧に書き上げていきます。

4年生B「校長先生、全部ダメだった・・・。」

でき上がりに納得がいかない子もいたようですが、どの子も一生懸命取り組んでいました。

 

<3年生>

4年生の後は、3年生が席書会に臨みます。

2年生までは硬筆でしたが、3年生になって子供たちは毛筆に取り組むようになりました。

初めての席書会です。

校長「習字を体育館で書くって、どう?」

3年生A「ドキドキです!」

冬休みの宿題で、床で字を書く練習をしてきた子も多いようで、初めての席書会ですが、落ち着いて作業に取り組んでいます。

4枚書いた清書の中から1枚を提出します。

3年生B「うーん、迷うなぁ。校長先生、どれがいいと思う?」

自分で作品を選ぶことも大事な学習です。【校長】

書き初めに挑戦

年末に取り組んだ書き初めの練習の成果を発揮するときが来ました。

本日(1月10日)、2年生のある学級では硬筆で、書き初めを行っていました。

 

教員は、手本をモニターに拡大して提示し、点画相互の接し方、交わり方、長短、方向などの注意点について、一文字ずつ丁寧に指導を行っていました。

 

子供たちは、教員の注意事項をよく聞くとともに、手元の手本と自分の字とを何度も見比べながら慎重に字を書いていました。

 

中学年、高学年の書き初め(席書会)は、明日から始まります。

なお、子供たちの書き初め作品は、今後開催する「書写展」で、保護者の皆様を対象に公開をいたします。詳細は、本日9時に、C4th Home&Schoolでお便りを配信いたしましたのでご確認いただければ幸いです。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」始動!

今日から、3学期が始まりました。

「校長先生、あけましておめでとうございます!」

「今年もよろしくお願いします!!」

たくさんの子たちが朝から校長に声をかけてくれます。

やっぱり、本校の子供たちはかわいいです!

 

さて、始業式では、私から「子供たちがつくる学校プロジェクト」について話をしましました。

(詳しくは、学校だより1月号.pdfに記載していますので、ご覧ください。)

 

子供たちにはこのようなロゴとイメージイラストで説明をしました。

昨年の開校150周年記念式典前の子供たちのパワーを3学期、そして令和6年度以降につなげていきたいと思います。

また、始業式では、山都・潤徳小の池部校長先生からのビデオメッセージを紹介しました。

何と、冬休みの期間を使い、熊本県内の名所から動画撮影を行っていただいた大作です。

山都・潤徳小の正門前から。

山都町のシンボル、国宝「通潤橋」です。-5℃の極寒の中でのビデオ撮りとのことです・・・。

2/11開通予定である九州中央自動車道の「山都通潤橋インターチェンジ」付近から。

 

「天草四郎像」前から。

日本三大名城の1つ、熊本城前から。

正月早々、バーチャル熊本旅行を体験することができました。

 

なお、本校からも、山都・潤徳小向けにビデオメッセージを送っています。

ふれあい橋から。

山都の子たちにきれいな富士山動画を! 

(山都・潤徳小の始業式の様子は、その1その2

昇降口付近の「潤徳小デジタルサイネージ」で、両校のビデオメッセージを流していますが、多くの子が足を止めて画面を見つめています。

 

始業式後の子供たちの様子を簡単にご紹介しましょう。

「ドラゴンチーム」と「たつ(辰)チーム」に分かれてフリスビードッジボールで対戦する1年生たち。

寒さに負けず元気いっぱいです。

「日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会」に向け、台本の読み合わせをする2年生たち。

3学期初日から大きな行事の準備を開始しています。

学級内で必要な当番活動を決めている3年生たち。初心を忘れず、しっかりと自分の仕事に取り組んでほしいものです。

百人一首に取り組む4年生たち。お正月ならではの光景です。

日野市子育て課からの「ひのっ子すくすくプラン」の次期計画策定に向けたアンケートに取り組む5年生たちです。子供たち一人一人の意見が今後の市の施策に反映されていきます。

係活動の作業を行っている6年生たち。この子たちは「思い出係」を作ったとのこと。仕事内容は、6年間の思い出を写真などにまとめていくのだとか。まさに最後の学期にふさわしい係です。自分たちの生活を自分たちでよくしていく係活動。まさに「子供たちがつくる学校プロジェクト」の原点です。

 

3学期も、子供たちの活躍が期待できる学期になりそうです!【校長】