日誌

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引き渡し訓練

本日は、首都直下型大地震の発生を想定した、年に1回の引き渡し訓練が行われました。

巨大地震が起こることを事前に知っているというのも変ですが、訓練ですから予告があります。

地震発生の前に下駄箱から自分の下履きを持ってきておき、下校準備も進めておきます。

午後1時35分、巨大地震が発生しました。

すぐに身を隠すよう、副校長から放送が入ります。

(本当に巨大地震発生時に放送が通常どおり使えるとは限りませんが・・・。混乱を避けるため、訓練では放送を使用します。)

ここは、いつもの訓練が生かされ、速やかに椅子の下に身を隠します。

巨大地震のせいか、いつもより隠れる時間が長かったような気がしましたが、じっと我慢している子供たちです。

地震が収まったら、子供たちは速やかに防災頭巾をかぶり、校庭に避難してきます。

これまでの訓練の成果が生かされます。

校長からの講評です。

子供たちには、実際に巨大地震が起きた場合は、帰りの支度などはできず、防災頭巾をかぶるだけで避難する可能性もあることや、長い時間、お迎えを待たなければならないこともあると話し、保護者等の皆様には、南海トラフ巨大地震の発生確率も上がっているとの報道もあることから、この機会に、家族で緊急時の対応について話し合ってほしいとお伝えしました。

保護者等の皆様にお迎えに来ていただき、巨大地震発生直後とは思えないほど、にこやかに帰っていく子供たち。

「本番」がないことを祈るばかりです。

保護者等の皆様、昨日までの保護者会に続き、ご来校をお願いすることになりましたが、ご協力いただき、ありがとうございました。【校長】

小さな怪獣たちがやってきた!

入学してから3週間が経った1年生たち。

そろそろ自分の教室だけでなく、行動範囲を学校全体に広げます。

そこで、「がっこうたんけん」として、校舎内の各所を巡る活動に昨日から取り組んでいます。

ちゃんと並んで、探検スタートです。

他の学年は授業中です。

廊下を静かに移動しながら、他の教室の様子を見学します。

たまたま音楽の授業が行われていなかったときには、音楽室に入ることができました。

珍しい楽器を見て、興味津々です。

職員室前では、入室の方法を確認します。

担任「『失礼します。1年○組、(名前)です。××先生、いらっしゃいますか?』などと言って入ります。」

廊下で各自、練習します。

そして、いよいよ校長室にやってきます。

1年生たち「失礼します。」

と言って入ってこようとする1年生たちを扉の前でブロックします。

校長「どうしても校長室に入りたいの?」

一斉に手を挙げる子供たち。

校長「校長室には、昔からの宝物がたくさんあるんです。壊れてしまうと困るので、校長室の中の物は絶対にさわってはいけません。約束を守れますか?」

1年生たち「は~い!」

校長「さわっていいのは、校長先生のおなかだけです。」

1年生たち「あはは・・・」

こうして、校長室内になだれ込んでくる1年生たち。

同時に、エンドレスの質問タイムが始まります。

1年生A「このトロフィーは、だれの?」

校長「昔、頑張った子たちが表彰されたものだよ。」

1年生B「あ、くまモンがいる!何で?」

校長「熊本県の小学校と仲良しだったことがあるの。そのときのプレゼントだよ。」(詳しくは、こちら

1年生C「学校の写真(航空記念写真のこと)、どうやって撮ったの?」

校長「潤徳小の150歳のお誕生会のときに撮った写真なんだけど、セスナ機っていう飛行機が来て撮ったんだよ。」(詳しくは、こちら

1年生D「昔の人の写真がたくさんあるけど、だれ?」

校長「今までの潤徳小の校長先生たちだよ。校長先生は、35番目の校長先生です。」

1年生E「この写真の人たちって、みんな死んじゃったの?」

1年生には、全員「遺影」に見えるようです。代々の校長先生方、失礼をお許しください。。。

1年生F「校長先生も、いつかは写真を飾られるんでしょ?」

私の写真が飾られたら、将来の1年生はきっと「遺影」と思うのでしょう。

そう考えると、複雑な気分になります。

嵐のようにやってきて、忖度なしの質問をぶつけてきて、嵐のように去っていく1年生たち。

去り際には、多くの子が遠慮なく校長のおなかをさわっていきます。

1年生G「なかなか、いいさわりごこちだね!」

ご利益があることを祈っています。(苦笑)【校長】

No Japanese,Only English!

本校のALT(外国語指導助手)が今年度から新しい方になりました。

昨年度までは、日本人のALTでしたので、子供たちは日本語ですぐに質問等ができるメリットはあったものの、違う国の方に自分の英語が通じるという実感はもちにくい面がありました。

しかし、新しくお見えになったALTの方はフィンランド出身とのことで、子供たちも今までのように簡単に日本語を使うわけにはいかないという緊張感が漂います。

実際には、かなり日本語がお上手な方なのですが、授業中は基本的には英語のみで話しますので、子供たちも一生懸命ヒアリングしなければなりません。

外国語専科「Any question?」

6年生の場合、今まで習った外国語のフレーズを使って、ALTへの質問にトライする子もいます。(限られた人数ですが・・・)

こうして、英語を通じてコミュニケーションをとることは、中学校で本格的に英語を学習する前に、とても貴重な経験になりそうです。

一方、今年度から「外国語活動」として、英語を中心とした外国語でのコミュニケーションの学習を始めた3年生たち。

ただでさえ、英語を使うということで戸惑っているのに、いきなりALTに話しかけられて、なかなか目を合わせて会話できません。

今日は、自分の好きなことに関する自己紹介のカードを書き、英語でスピーチする準備を進めます。

本当はALTに伝えたいのに、なかなか話すことができません。

そこで、とりあえず英語ルームをふらふらしている校長に、いつものように話しかける3年生たち。

3年生A「校長先生、わたし、ドラえもんが好きなんだ~。」

しかし、

校長「Oh, no!ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセ~ン!」

予想もしない校長の反応に、思いっきり固まる3年生たち。

3年生B「日本語、使っちゃいけないみたいだよ・・・。」

そうです。言語の習得のためには、ある程度、追い込まれる環境が必要です。

もちろん、まだ3年生ですから、オールイングリッシュというわけにはいきませんが、特に耳と口を働かせて、聞き取ろう、伝えようとする意欲を高めさせたいと考えています。【校長】

雨の日の休み時間に・・・

今朝は強風が吹き、ちょっと荒れた天気です。

久々にまとまった雨となり、休み時間は校庭では遊べません。

先週から、夏を思わせるような陽気となってきており、本校では暑さ指数(WBGT)の数値を測り始めました。そのうえで、毎日、放送で校庭使用の可否を伝えるようになっています。

もちろん、今日は、WBGT以前に、雨で校庭は使えませんが。

ようやく、休み時間、校庭で遊べるようになった1年生たち。

さぞかし、淋しそうにしているだろうと思い、教室に行ってみると・・・

全くそんなことはなく、むしろ、各教室から大きな笑い声が聞こえてきます。

「新一プロジェクト」で仲良くなった6年生たちが、ほぼ自動的に1年生の教室に来て、一緒に遊んでいるからです。

輪投げで遊んでいますが・・・

むしろ、6年生の方が真剣?

けん玉も人気コーナーです。

うまく玉が皿に乗ると、6年生に教えています。

完全に人間関係ができた6年生と1年生たち。

おんぶや抱っこをしたい6年生たちとされたい1年生たち。

利害が一致しています。

1年生は甘え放題です。

そんな折、神妙な面持ちで、集会委員たちが校長室を訪ねてきました。

集会委員A「これからやる集会のことについて考えているんですけど、校長先生の名前を借りてもいいですか?」

校長「え、ひょっとして、今年も『アレ』、やるの?」

「アレ」とは昨年度、全校を夢中にさせた「ドッキリ集会」のこと。

(詳しくは、ドッキリ集会①ドッキリ集会②ドッキリ集会③

集会委員B「まだ、詳しいことは決まってないんですけど、校長先生の名前は使いたいな・・・と。」

校長「まさか、『イク王』じゃないよね?」

集会委員AB「あはは・・・」

笑顔で話す集会委員ですが、核心部分は全く校長に教えようとしません。

昨年度も、当日まで校長も詳細を知らない企画でしたが・・・。

今年度も裏で着々と「子供たちがつくる学校プロジェクト」が進行しつつあるようです。【校長】

遠足(2年)

今日は、2年生が遠足に出かけます。

行き先は、多摩動物公園です。

朝から晴れ渡り、絶好の遠足日和です。

出発の前に校長からの挨拶です。

校長「昨日の夜は、何の動物を見ようか考えていたら、楽しみすぎて、あまり眠れなかったよ。今日は、パンダを見ようかな〜!」

2年生たち「え〜、いな〜い!」

去年、1年生のときに、校長との会話のパターンができ上がっている2年生たち。

ボケに対して、タイミングよくツッコミを返します。(笑)

子供たちの大好きな動物列車に乗ります。

校長「これは、もしかして、シカ?」

2年生たち「あはは⋯。校長先生、絶好調!」

ギャグの応酬をしている間に、短い一駅の旅が終わります。

多摩動物公園のスタートは定番の「どうぶつのあしあと」から。

様々な動物の足跡をたどる子供たちです。

多摩動物公園は、危険な場所もなく、低学年の遠足に適していますが、心配なのは迷子。

今日は、12校の学校や園が来場するとのこと。

最初に全体説明を聞き、その後はアフリカ園内でのグループ行動になりますが、各グループは腕時計を持ち、自分たちで判断をして動きます。

中には、時計係の子の腕時計が見付からず、あわてるグループも。

校長「時計をなくしたグループは、ほっとけい!」

笑うゆとりもないようですが、他のグループの子が、落ちていた腕時計を拾ってくれて、ひと安心。

迷子防止のもう1つの作戦は、自分の好きな動物を描いて、帽子に貼っておくこと。

テープが貼ってあると、潤徳小の子だということが分かるようにしました。

帽子で迷子防止⋯(笑)

グループ行動開始です。

人懐っこく、子供たちに近付いてくるキリンを間近で観察です。

各グループは「観察カード」を持っています。

2年生ですから、学習にもつなげます。

2年生A「うわぁ、舌が長〜い!」

新たな発見もあります。

校長の遊び心は止まりません。

校長「ゾウさんポーズお願〜い!」

校長「フラミンゴポーズお願〜い!」

校長の要望に片足立ちで必死にこらえる2年生たち。

ライオンバスには乗らないので、双眼鏡からライオンの様子を観察します。

まだ11時過ぎですが、ランチタイムです。

子供たちは、おなかがペコペコのようで、大きな口を開けてほおばっています。

お弁当の後は、全体行動でアジア園を見学します。

鳥類の猛禽類のケージには、ワシやタカなどが悠然と立っています。

校長からの「ワシのポーズ」に応える子供たち。

校長「わしの名前はワシじゃ!」

疲れのためか、子供たちの反応は鈍くなり、校長のギャグの切れ味も落ちていきます。

校長「馬って、草ばかり食べて、ウマいのかな?」

2年生たち「⋯」

子供たちの反応がほとんどなくなったあたりで動物園を後にしました。

2年生B「疲れたけど、もう少し動物見たかったなぁ⋯」

初夏の陽気で、子供たちはかなり疲れたようですが、楽しい1日になったようです。

校長も2年生用のギャグをずっと考えていて、疲れました。

遠足が終わったら、すぐに1年生と3年生の保護者会で、校長からの挨拶をしなければならないのに⋯。

ギャグモードから切り替えないと!

保護者のみなさま、遠足の準備に加え、時計係の児童には腕時計の持参のご協力をいただき、ありがとうございました。【校長】