文字
背景
行間
日誌
復活!特色ある教育活動
 
私が本校に着任した4年前、引継ぎで「潤徳小では、校舎裏の『とんぼ池』での活動が特色ですよ。」という話を伺いました。(「とんぼ池」がいつできたかは、こちら)
そのとおり、私が校長として着任した当時の令和4年度には「とんぼ池」での活動が複数回行われていました、(詳しくは、こちら)
しかし、令和5年度以降、ごく一部の活動(生き物クラブの観察)を除いては「とんぼ池」の活動は行われなくなりました。
理由は2つ。
1 暑さ指数(WBGT)の夏季の数値が年々上昇(それも急激に)しており、日陰の活動でも熱中症のおそれが高まっていること
2 「とんぼ池」周辺にスズメバチが巣を作ることが頻発していること。
今日の1・2時間目は、昨日までの雷雨の影響もあり、朝から雲が多めで、WBGTの数値は基準内であり、スズメバチの目撃情報もないことから2-1と2-3が生活科で水の中の生き物探しを行いました。(2-2、2-4は昨日実施)
水着にライフジャケットという本格的装備で「とんぼ池」に入っている2年生の子供たち。
なぜ、水着なのか・・・
3・4時間目が2年生のプール割当になっているので、ちょうどよいのです。
「とんぼ池」につながっている向島用水親水路の方にも「狩り場」を求める子供たち。
 
「釣果」は、川エビやザリガニの赤ちゃんなど。
しかし、多くの子はなかなか生き物を確保できないでいます。
それもそのはず。
ただ、友達の後をついて歩いている子
やみくもに網を振り回している子
そんなことでは、生き物を捕まえることはできません。
そもそも、数十人の子が一斉に水の中に入ってきたら、生き物も逃げてしまうと思いますが。(苦笑)
今日は、明星大学の教育インターンシップ生たちの活動日。
貴重な釣果をインターンシップ生と確認しています。
そのころ、校内では4年生がプールに入っています。
WBGTの数値が上がらないうちは、貴重な水泳指導の時間でもあります。
3・4時間目は、4年生と入れ替わり、2年生がプールに入ります。
「とんぼ池」の水もよく洗い流します。
今日は、気温が高いため、「地獄のシャワー」ではなく、「天国のシャワー」のようです。(笑)
インターンシップ生たちもプール補助です。
教員の仕事が肉体労働であることを体感してもらいます。
2年生たちと一緒に水慣れを楽しむインターンシップ生たち。
結局、校長も一緒に楽しんでしまいました・・・【校長】
NO,児童虐待!
日野市立小学校では、子ども家庭支援センターによる、4年生を対象とした出前授業が毎年行われています。
内容は、「児童虐待」です。
今日の5時間目、本校の4年生が多目的室に集まって、子ども家庭支援センターの職員の方々からお話を伺いました。
 
最初は、児童虐待に関する動画を視聴します。
日野市の子ども家庭支援センターの職員が渾身の演技で作成したオリジナル動画です。
 
その後は、具体的な児童虐待の例について説明がありました。
児童虐待には以下の4つの種類があることを教えていただきました。
① 身体的虐待
(殴る、蹴るなどの暴力 物を投げつける 家の外に長時間締め出す 等)
② 心理的虐待
(無視する 暴言を浴びせる 子供の前で夫婦喧嘩をする 等)
③ ネグレクト(養育放棄)
(食事を与えない 衣類の洗濯をしない 体調が悪くても病院に連れていかない 等)
④ 性的虐待
(服で隠れるところを触る、触らせる 裸の写真を撮る 等)
実際に困ったことが起きたときの相談窓口も様々なものがあることを紹介していただきました。
直接の来所、電話、メール等の方法があるうえに、24時間対応の窓口もあります。
自分の心だけで抱えず、声に出すことの大切さを訴えておられました。
 
最後は感想や質問などを発表します。
4年生A「電話がないときはどうやって相談すればいいですか?」
最近は、「家電」がない場合もあります。
職員の方「近くのコンビニなどで電話を借りたり、公衆電話からかけることができます。」
4年生B「家から閉め出されちゃったらどうすればいいですか?」
職員の方「謝ってすぐに開けてくれたら虐待とまでは言えないと思いますが、何回もピンポンしても開けてくれなかったり、長い間ずっと外に出されていたりすると虐待になるので、周りの大人の人に相談しましょう。」
校長としてもちょっと気になるところ。
出前授業が終わって、教室に戻ろうとする4年生たちに話しかけます。
校長「言うこと聞かなくて、家の外に出されちゃったことってない?」
4年生C「出されちゃいそうになったことはあるかも・・・。」
4年生たち「あるある~!」
保護者の皆様、お気を付けください。。。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】委員会紹介集会④
1学期間、継続的に実施してきた委員会紹介集会も今日が最終回です。
最初は図書委員会の発表です。
 
最近、校庭で遊べなくなっている日が増えているので、図書室の利用が活発になっています。
基本的な図書室の使い方や本が破れたときの対応など、利用時に知っておかなければならないことなどについて、丁寧に説明がありました。
1年生も図書室で本を読むことが増えてきているので、しっかりマナーなどを覚えてほしいものです。
最後は、集会委員会の発表です。
年間計画に位置付いた集会に加え、ドッキリ集会といった自主的な活動にも積極的に取り組んできた集会委員たち。
当然、その裏では、事前準備に手間がかかったことになります。
人を楽しませるには、裏方の努力が重要なわけです。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大事なポイントです。
今日は、「第1回ウリサク祭り」の最終日(各委員会オリジナルキャラクター投票締め切り日)です。(詳しくは、こちら)
ちゃっかりと集会委員会のキャラクターへの投票を呼びかける一幕もありました。
他の委員会発表は過去3回で終わっているので、6年生は落ち着いた様子で仲間の発表を聞いています。
さて、「第1回ウリサク祭り」で集まった大量の投票用紙の開票作業が近付いています。
どのキャラクターに栄冠が輝くでしょうか?【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】日光の火は消えず
6年生が日光移動教室から帰ってきて、10日が経ちます。
大人になっても、小学校のときの移動教室の思い出は強く残っているものですが、6年生にとっても、一生記憶に残るような体験になったようです。
今日の午後には、6年生の保護者会が行われます。
そこでは、担任編集の日光移動教室のダイジェスト動画が流される予定です。
保護者会前にひと足早く動画を視聴する子供たち。懐かしい思い出に浸っています。
 
中休みの時間、日光移動教室実行委員の有志+αの子供たちが6-1に集まっていました。
実行委員会の解散式は終わっているのですが、子供たちの間から「日光のPR動画を作って、いろいろな学年に見てほしい。」との声が上がり、有志が立ち上がったというわけです。
 
動画の作業はビジュアルツールキットである「Canva」を使って行うとのこと。
単なる「楽しかった!」だけでなく、「何を学んできたのか」が分かる動画にしたいと意気込んでいました。
完成したら校長に見せ、公開の許可を得に来るそうです。
どうなりますか。
午後は、2年生と6年生の保護者会が開かれました。
ご出席いただきました保護者の皆様、雲行きの怪しい中、本校にお越しいただきありがとうございました。
6年生の保護者会では、音楽室から各教室にリモートで、日光移動教室の振り返りの全体説明をしたうえで学級での懇談を行いました。
保護者会の後半は、約20分の大作となった日光移動教室ダイジェスト動画をご覧いただきました。
今一度、親子で日光の話題を出していただくことにより、より、思い出が強固なものになるのではないでしょうか。【校長】
梅雨だというのに・・・
6/27に西日本では、異例の早さで梅雨明けが宣言されました。
予想では、7月上旬には東京でも梅雨明けになりそうだということです。
今日は、東京では午前中のうちに30℃を超え、6月に入って13回目の真夏日となりました。1875年の統計開始以来、6月の真夏日日数をさらに更新し、記録的な暑さとなっています。
昔であれば、「いよいよ夏が来た!」とワクワクするところなのですが・・・
校庭に置いてある暑さ指数(WBGT)を測定する計測器の値は、午前9時の段階で「33.9」となっています(校庭の気温は40.1℃、湿度は51.1%であり、計算式に当てはめた数値が33.9ということになります。)。
WBGTの数値が31以上は「危険」であり、原則として校外での活動は行わないことになっています。
朝から、校外は「危険」なわけです。
もはや、東京の夏は、「危険到来」と言っても過言ではない状況です。
 
2年生は1・2時間目に水泳指導が予定されていましたが、このような状況から中止です。
「天気がよいからプール日和」ということは、今では全く当てはまらなくなりました。
中止を受け、体育館での体育に切り替えた学級もあります。
2年前に体育館の空調が設置され、このような場合に重宝しています。(電気代は心配ですが・・・)
楽しそうに活動している2年生たちですが「プールに入りたかったなぁ・・・」という恨み節も聞かれます。
もちろん、2年生以外の学年も今日の水泳指導は中止です。
 
今日は学校薬剤師の方による水質検査がありましたが、水泳指導が中止で肩透かし。
どの学校も水泳指導の実施には頭を悩ませているとのことです。
なお、施設の老朽化等の影響で、プールサイドの塗料が児童の水着などに付着してしまうことがありましたが、先週、塗り直しの工事が行われました。
若干、リゾートプールの雰囲気がアップしましたが、まだどの学年もNEWプールを体験していません。
 
このような状況でも、教員は水質管理の作業を行わなければなりません。
日々の作業ですから、かなりの負担になっていますが、指導できない日が続くとさらに作業に虚しさが加わります。
中休みになると、職員から暑すぎるため校庭では遊べないとの放送が入ります。
最初のころは「遊べるか、遊べないか」とドキドキしながら聞いていた子供たちも、校庭で遊べない日が続き、ほとんど放送に反応しなくなってしまいました。
この放送を受け、放送委員の担当児童も休み時間の過ごし方について放送を入れます。
校庭で遊べないときは「雨が降っているため、校庭では遊べません。静かに教室内などで過ごしましょう。」という内容が定番でしたが、最近は暑くて遊べないということが新定番になっています。
休み時間の過ごし方も多様化してきています。
このようなときは、図書室は大賑わいです。
理科の実験の続きで盛り上がっているところもあります。
ゴムの力で模型の自動車を走らせるようです。
3年生たち「校長先生、見て~!」
次々、模型を走らせる子供たち。
ブロックで遊ぶ2年生たち。
様々な形を作っています。
Chromebookでタイピング練習などをすることも、休み時間の教室内での過ごし方として日常化しています。
1年生はというと・・・
相変わらず6年生たちと一緒に遊んでいます。
いや、6年生が1年生に遊んでもらっているのかな?(苦笑)
昼過ぎには、WBGTの数値が34.4になっています。
測定器の付近は、まるで砂漠のど真ん中にいる感じです。
WBGTの数値が「危険」の中を下校していく1年生たち。
毎日のルーティンである、「マイあさがおへの水やり」を行っていますが、まずは、自らの水分補給もしっかりしてほしいものです。
これから、少なくとも9月いっぱい、いや、10月の中旬くらいまではこのような日々が続いていきます。
気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、全国的に「10年に一度」レベルの高温になると予想しています。
本来、この時期は、しとしと降る雨、あじさい、かたつむりがイメージされるのですが、全く違う季節感になっています。
日本の夏はどうなってしまったのでしょうか。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)