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【子供たちがつくる学校プロジェクト】「潤フェス2」の炎は消えず!
インフルエンザ等の感染症拡大を受け、延期を決定した「潤フェス2」
12/16(月)の初日は大盛り上がりだったので、2日目以降の出場予定者にとっては、延期がとてもショックだったようです。
そこで、本日の中休みに出場予定者を体育館に集め、今後の予定などについての説明が行われました。
担当教員「延期になってしまったのは残念ですが、中止になったわけではありません。考えようによっては、もっと練習時間がとれるということです。みなさん、やる気はありますか?」
「オーッ」と雄叫びを上げる出場予定者たち。
やる気は全く衰えていないようです。
それにしても、すごい出場予定者の数・・・。
今日集まったのは、ステージパフォーマンス出場予定者です。
実は、「潤フェス2」では、場所の関係などで体育館では披露できない子が事前録画を行う「映像パフォーマンス」部門もあり、その対象の子は集まっていません。
いかに「潤フェス2」の関心度が高いか分かります。
もちろん、企画運営を行う代表委員の子供たちの気合も十分です。
3学期は様々な行事などが詰まっており、1週間連続で「潤フェス2」を行う期間を設定することが難しかったのですが、調整して、令和7年2月17日(月)~21日(金)を延期期間と決定しました。
「潤フェス2」は大クリスマスパーティーを兼ねる予定だったのですが、今年度を締めくくるイベントに変更です。
しばらく間を開け、また「炎の1週間」を迎えたいと思います。【校長】
光る君に想いを馳せて・・・
国語では、小学校でも「古文」に関する内容を学習します。
5年生では、「冬の朝」の学習で、枕草子の一節などを学習します。
「冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、また、さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。」
現代語と違う言葉もありますが、「冬」について、およそ1000年前の感覚と現代の感覚が近いことに理解を深めます。
そこで、現代のICT技術を駆使し、5年生も清少納言の感性に近付けるよう、冬の情景で「をかし」と感じるものを挙げました。(「をかし」・・・よい、美しい、趣がある)
学級で話し合って、「をかし大賞」に選ばれたのが写真の作品です。
ひょっとしたら、1000年後まで語り継がれるかもしれません。(笑)
今年も大河ドラマを「完走」し、平安文学への興味が高まった校長。5年生と雑談します。
校長「『光る君』、終わっちゃったね~。見てた?」
5年生A「私も毎週見てた!ちょっと最終回のエンディングが納得いかないけど・・・。最近、『枕草子』や『源氏物語』の本を図書室で借りてるんだよ。」
3年生は「短歌を楽しもう」の学習に取り組んでいました。
「むしのねも のこりすくなになりにけり よなよなかぜの さむくしなれば」(良寛)
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(藤原敏行)
「秋風の吹きにし日より音羽山峰のこずゑも色づきにけり」(紀貫之)
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」(猿丸太夫)
秋にちなんだ4首の短歌から浮かんだ情景を考えます。
意味が分からない言葉もある中、短歌から想像できることを書き留めていきます。ほぼ、「現代語訳」に近いことを書いている子もいました。
3年生ですから、正確な意味を覚えるというより、短歌の31音のリズムに親しむことが大事です。
暗記できるくらい繰り返し音読します。
こうして、昔からの感性を文字で脈々と受け継いでいることが「日本人」としてのアイデンティティを育むことにつながっていると思います。
1000年後、「ふてほど」が語り継がれているのでしょうか・・・?【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】アイドルと触れ合おう!
学期末を迎えようとする中、「潤杯ポイント」の獲得争いは佳境を迎えつつあります。
子供たちの人気コーナーになっている「潤杯スコアボード」の前には、ポイントを数える子供たちが次々やってきます。
しかし、ポイント争いで校内の雰囲気がギスギスしているわけではありません。
飼育委員会は12月に入り、「大福とふれあおう!」という独自の企画を始めています。
写真のように、学年、学級で枠を決めて、飼育小屋にいる烏骨鶏の「大福」との触れ合いタイムを設けようというイベントです。
潤杯ポイントが付くわけではないので、癒しののんびり企画です。
本校の不動のアイドル「大福」。
寒くなっても元気です。
校長がカメラを構えると、ちゃんと「モデル立ち」をしています。
今日の昼休みは、2・4・6年生の3組グループが大福に触れ合える日。
しかし!今日は1~3年生は学期末で午前授業となり、昼休みがありません。
このままでは、せっかくのイベントも低学年が下校してしまうため「お客さん」が少数になってしまいます。
ちょうど、下校を始めた1年生たちが通りかかります。
校長「今日は、大福にさわれる日だよ~!」
声を掛けると、次々に子供たちがやってきます。
営業活動に慣れている大福。
お客さんの登場を察知し、自ら飼育小屋の出口に近付いてきます。
そして、飼育小屋の外へ!
悠然と出てくる大福。慌てるそぶりは全くありません。
むしろ、触ろうとする「お客さん」たちがおっかなびっくりという感じです。
飼育委員たちは、大福が外に出ている間に飼育小屋内を清掃するという一石二鳥の企画。
まさに「推しのアイドル」を出待ちのファンが追いかけるという光景と言えそうです。(笑)【校長】
つないで つるして
校内を回っていると、2年生が図工の授業に取り組んでいるのを見かけました。
教室内には大量の新聞紙や画用紙があり、子供たちはそれを切ったり折ったりして、様々な形を作っています。
作った紙片を教室内に張り巡らせたスズランテープに付け、デコレーションしていくというのが今回の授業の内容です。
背の届かないところは、椅子を出して、器用に飾り付けていきます。
背の届きそうなところでも、「校長先生、付けて~」と言ってきます。
単なる「甘え」です。(苦笑)
教室の様子が一変し、子供たちもハイテンションです。
さらに派手になると、もはや、誰がどこにいるか分からなくなります。
一見、無造作に紙片が吊るされているようですが、子供たちなりのこだわりが随所にあります。
2年生A「校長先生、窓からのぞいてみて!」
新聞紙の切れ目の「窓」から顔を出しますが・・・。大人にとっては、相当無理な姿勢をしなければなりません。
全員ハイハイで完全に赤ちゃん返りしていますが、楽しい時間になったようです。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】「潤徳ラジオ」生放送潜入!
インフルエンザ等の罹患による欠席児童が増え、学級閉鎖の判断を行った学級が出たことなどから、「潤フェス2」の実施延期、「たて割り班活動」の中止を決定し、お楽しみの学期末を過ごすことができなくなってしまい、ちょっと「残念モード」の校内ですが、その中でも、「潤杯」関係の昼の放送は通常どおり行われています。
放送委員会は、今週の昼の放送を「潤杯」対象放送としています。
放送をしっかり聞いていないと解けないクイズを出題し、正解数に応じて「潤杯ポイント」を付与するという企画のようです。
今日の昼の放送は「潤徳ラジオ」の人気コーナー、テーマに基づいたパーソナリティーのフリートーク放送です。
現在のテーマは「100万円をもらったらどうするか」です。
3人のパーソナリティー、「ばななししょー」、「ゆうゴリラ」、「オインク!!」の軽妙な会話が魅力です。
今日の放送を一部を再現しましょう。
オインク!!「この番組は、みなさんからおたよりをもらって、あんなことやこんなことを話していこうという番組です。」
オインク!!「今日は、先生スペシャルです。(今回紹介する)全部のおたよりを先生が書いています。」
オインク!!「まず、(ラジオネーム)『ひろりん』さんから。100万円もらったら、宝くじを買って、当たったら海外旅行に行くそうです。」
オインク!!「当たるかなぁ~?その100万円で世界旅行に行くんじゃなくて、100万円宝くじに賭けて、その後に海外旅行に行くっていうのが不思議ですね。」
ゆうゴリラ「前にもそんなおたよりありましたよね?何か、宝くじにあたったら旅行に行く・・・みたいな。」
ばななししょー「逆に少なくなっちゃうかもしれない。」
オインク!!「それで、0になってしまって、海外旅行に行けなくなってしまう・・・みたいな話ですね。」
ばななししょー「それでは、次のおたよりです・・・。」
このような感じで、ゆるーいトークが毎週繰り広げられます。
3人のパーソナリティーの絶妙な掛け合いがクセになります。
今日は、教員から投書された内容を基にした放送でしたが、いつもは、児童からの投書で盛り上がっています。
ちなみに、今日は、3人の教員からの投書(教員も「ラジオネーム」にしています)でした。
ご紹介した以外の2人の教員の内容は、
くろちゃん「豪華客船、世界一周の旅」
えびちゃん「世界最大のクルーズ船、『アイコン・オブ・ザ・シーズ』に乗って優雅に過ごす」
といったもの。
合わせたわけではないのに、全員、100万円があったら旅行・・・。
日ごろ、疲れているのかな・・・と校長としては気になります。
ちなみに、昨日は別なパーソナリティーがリスナーからの「お悩み相談」を行っていました。
こうして、放送委員会の児童は校内を盛り上げるための「日替わり放送」で頑張っています。
「子供たちがつくる学校ラジオ」ですね。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)