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社会科見学(6年)
今日は6年生が社会科見学に出かけます。
行き先は、国会議事堂や憲政記念館です。
6年生は潤徳小をよくするために委員会活動を行い、今年度は各委員長が集まって、学校全体に関わることを協議する中央委員会を立ち上げ、潤杯などの新たな取組を始めています。こうしたことは国会の仕組みにつながることということを校長からは話しましたが…。
週明けの7時半、明らかに眠そうな子供たちです。(苦笑)
1号車では、運転手さんがカーナビの画面をモニターに映してくださいました。
バスガイドさんなしの見学。
こうした工夫で子供たちの興味を高めます。
車窓から各省庁を見学し、いよいよ国会議事堂が正面に見えてきました。
国会議事堂地下で説明を聞きます。
戦前まであった貴族院の貴重な看板の前です。
将来、国会議員となって、ここを通る子は出るでしょうか?
参議院の議場で細かい説明を伺います。
テレビでよく見る光景に、さすがに子供たちも緊張気味です。
映える写真も撮れました。(笑)
国会議事堂の周りのいちょう並木を通る子供たちも映えます。
続いて、「参議院特別体験プログラム」に参加します。
ただでさえ、国会議事堂見学は日程調整が難しいのに、このプログラムはごく一部の学校しか参加できません。
申込日に関係教職員たちが電話をかけまくって、何とか参加できたものです。
本校の組織力の勝利です。(笑)
子供たちは、国会議員役になり、法案成立までの流れを体験します。
重要法案審議前だというのに、ノリのよい国会議員たち。
裁判員参加法案について委員会の審議から本会議までの採決を行う体験をします。
校内での「投票」で選ばれた代表の子供たちが、委員長役、大臣役、委員会役などになり審議を進めます。
とても見応えがあるのですが、今日は千葉県の小学校と一緒の体験となったため、アップでは撮れず、すみません。
規模の大きい本校が委員役の多数を占めていることもあり、委員会内で可決されました。実際の政治みたいですね。(笑)
本会議の採決になります。国会議員役である、千葉県の小学校も含めた全員が賛成、反対のボタンを押します。
僅差で法案成立!
ここで否決される可能性もあり、「ガチ」の投票になります。
憲政記念館横の公園でお弁当です。
快晴のおだやかな天気です。
紅葉の木々の中、大手町や有楽町のビル群を見ながらの優雅なランチになりました。
予想よりスムーズに進んでいるので、帰りはちょっとお台場、豊洲、銀座、東京駅の方に寄り道です。
あと6年ほどで選挙権を得る子供たち。
今日、学習したことを生かし、主体的に政治に参画できる大人に成長してほしいものです。
保護者の皆様、朝早くから、弁当、水筒等をご準備いただき、ありがとうございました。【校長】
第9回日野市立小学校連合音楽会
今日は、市の連合音楽会に6年生が出演します。
出発前に校長からも激励です。
これまで、「心!MJコンサート」、保護者会前の演奏など緊張する場面を乗り越えてきた6年生。
集大成として、今日のステージに臨んでほしいと話しました。
バスの中でも気合の入る子供たち。
来週の月曜日も社会科見学でバスに乗るんですよね…。
会場入りです。
他校の児童も続々とやって来て、緊張感が増します。
座席に着きました。
いよいよ本番です!
最初は「ビリーブ」の全員合唱です。
他校の児童と一緒に心を合わせて歌います。
本校の出演順は一番最後。
連合音楽会は昨日から開催されているので、まさに「大トリ」の扱いになります。
他校の合奏、合唱などを聴いているうちに、どんどん順番が近付いてきます。
いよいよ、ステージに上がります!
合唱「広い世界へ」
合奏「アンダー・ザ・シー」
自分の学校だから…というわけではなく、とてもよく声が出ていたと思います。
「アンダー・ザ・シー」では、他の学校の子供たちも一緒に手拍子を送ってくれました。
大舞台を終えた子供たち。
6年生A「心臓が飛び出るほど緊張した!」
6年生B「思ったより緊張しなかった!」
6年生C「思いっきりミスしちゃった。」
6年生D「今までで一番うまくできたかも。」
感じ方はそれぞれだったようですが、満足した表情だったのは同じでした。
合唱・合奏がうまくできたかということも大事ですが、「心!MJコンサート」からの一連の大きなイベントをこの仲間でやりきったことに大きな価値があると思います。
これを弾みに、卒業まで、もう一段、ステップアップしてほしいものです。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】残飯を少なくしよう選手権!
「子供たちがつくる学校プロジェクト」の企画の中心的役割を担う「中央委員会」で議論され、現在、様々な取組が進行中の「潤杯」。
11/21~29までは、給食委員会が主催する「残飯を少なくしよう選手権」が「潤杯」の取組として進められています。
楽しいはずの給食ですが、ネットなどの反応では、「子供のころ、昼休みの間、食べ終わるまでずっと給食を食べさせられた。」などの辛い思い出として語られることがあります。
現在は、ほとんどそのような指導は見られませんが、「完食」を目標として、以前は学校内でかなり厳しい指導が行われることがありました。
こうした厳しい指導をしていた当時の教員を擁護するつもりはありませんが、必要な栄養をしっかりとらせたい、好き嫌いなどを小さいうちに少なくさせたい、作った人に感謝の気持ちを表すためできるだけ残さないなど、「給食指導」としての熱心な指導だったことは間違いありません。
頭ごなしの強制的な指導は人権的な面も含め、見直されるようになったということです。
しかしながら、出されたものをできるだけ残さず食べるということは、自らの体の成長としても、感謝の念をもつということでも大変重要なことは以前と変わりません。
そこで、給食委員会による「潤杯」は楽しみながら残菜を減らそうという企画です。
ちょっと給食の様子を取材してみました。
4時間目が終わり、給食の配膳室には次々と給食当番や担任がやってきます。
給食の準備スタートです。
日直や係児童が栄養士の作成した「本日の給食ニュース」を読み上げ、「いただきます」となります。
もりもりと食べ始める子供たち。
校長「今、『残菜を少なくしよう選手権』やってるの知ってる?」
どの学級を回っても「知ってる~!」との声が上がります。
潤杯には、「学年内クラス対抗部門」がありますから、「○組には絶対負けない!」など、勝手にライバル視して食べている子もいます(苦笑)
しばらくすると、「おかわりタイム」がやってきます。
「残菜を少なくしよう選手権」の重要なポイントです。
ご飯のおかわりに並ぶ子供たち。
担任が一人一人に食べたい量を聞きながらよそっていきます。
給食時間は教員は休憩時間ではありません。
担任は、準備から片付けまで、のんびりと食事をする暇もない中動き回ります。
今日のメインは「鶏肉の甘味噌焼き」。(今日の給食のメニューは、こちら)
こうした「数もの」は、激烈な争奪戦が繰り広げられます。
こうして、今日も食缶はすっからかん!
日々の取組を継続して、残菜を少なくすることに取り組んでほしいと思います。
昨今の食材費高騰を受け、栄養士や調理員はギリギリのやりくりと味の工夫で日々の給食づくりを行っています。
お米1粒でも貴重なものであるということを、学校だけでなくご家庭でも一緒に子供たちに伝えていきましょう!【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】ほほえみ集会
今日の5時間目は「ほほえみ集会」が行われました。
「ほほえみ集会」とは、通常のたて割り班活動を拡大し、1時間丸ごとを使うロング集会のことです。
今回の内容は「全校校内オリエンテーリング」となります。
今回の集会の進行役は代表委員会です。
開会式は校庭で行われました。
昨日までとは打って変わって、快晴のぽかぽか陽気となり、子供たちも気持ちよさそうです。
校長からは、「ほほえみ集会」なので、たて割り班で協力して「笑顔招福」な時間になるようにしてほしいと話しました。
最近、運動会、心!MJコンサート、潤杯などの準備で忙しく動き回る高学年の子供たち。
今回の「ほほえみ集会」は、ちょっと一息入れて、「教員がつくる学校プロジェクト」になり、オリエンテーリングの遊び内容を教員が準備します。
高学年の子供たちも、低学年の面倒を見ながら、自分たちも楽しく遊べる時間になりました。
体育館にも遊び場ができます。
特別教室も活動場所です。
子供たちはたて割り班内で回り方を相談し、様々な教室で教員の出す「ミッション」に挑戦します。
クリアするとスタンプがもらえることになります。
しばらく前から、各教員は「小ネタ」を準備して、今日の集会に臨んでいました。
多くの子供たちと触れ合って、教員にとっても楽しい集会になりました。【校長】
消防署探検!
社会科で「安全なくらし」の学習を進めている3年生。
今日は、日野消防署高幡出張所を訪問して、市民の安全を守る消防士の方々のお話を伺いました。
早速、大きな消防車がお出迎えです。
校長「去年、2年生のときに消防車の絵を描いたの思い出さない?」
3年生たち「うん、覚えてる~!」(詳しくは、こちら)
今日は、3-2と3-4が1時間目、3-1と3-3が2時間目に見学させていただきました。
見学時にはさらに学級ごとに出張所内の施設を見る時間と消防車の説明を伺う時間に分かれ、途中で交代する形式になりました。
出張所内の通信室や事務室を見せていただきました。
消防士の方の仕事は、火事現場での消火活動は月に1回程度であり、防火や救命に関する啓発活動やデスクワークなども多いのだそうです。
仕事の特殊性から24時間勤務になっているのが消防士の方の大きな特徴です。
施設内には仮眠室が設けられています。
中にはベッドが6台ありました。
いつ、火災が発生するのか分かりませんから、ゆっくり休むこともできないのでは・・・と想像してしまいます。
食堂兼休憩室もあります。
24時間勤務ですから、消防士の方々には「食事当番」の割当があるのだそうです。
消火活動に加え、身の回りのことができる能力も求められるわけです。
「火事」と「家事」に対応できないといけないのですね・・・。
ちなみに、今日の食事当番の消防士の方は、今晩は「鶏のシチュー煮」を考えていらっしゃるそうです。
おいしそう・・・。
消防車の説明を伺うグループは、消防車の目の前で様々な機能等に関するお話をいただきます。
まるで、ドラえもんの4次元ポケットのように、消防車には様々な物が収納されています。
消防士の方「消防車の中には、1本20mのホースが30本もしまわれているんだよ。ということは、全部つなげると何mのホースになるかな?」
メモをとっていた3年生の手が止まります。
3年生A「え、100m?」
3年生B「違うよ、60mだよ!」
3年生C「これって、たし算?」
だめだ、こりゃ・・・
消防士の方A「答えは600mの長さになるんだよ。」
消防士の方のクイズは続きます。
消防士の方「消防車の中には水のタンクを積んでいるものがあります。2000Lの水を入れることができます。お風呂はだいたい200Lくらいなので、何日分のお風呂になるかな?」
3年生D「牛乳に200mLって書いてあった。それと同じ?」
だめだ、こりゃ・・・
社会科見学が終わったら、算数のやり直しです(苦笑)
最後は質問タイムです。
3年生E「どうして消防士になろうと思ったんですか?」
いい質問です。
消防士の方「人の命を守りたいということに加え、地域の方々とも関わりのある仕事をしたかったからです。」
思わず、子供たちから拍手が起きます。
崇高な使命をもっていらっしゃる方々に安全なくらしを守っていただいているということを学習を進める中で気付いていってほしいと思います。
日野消防署高幡出張所の皆様、緊急出動があるかもしれない中でも訪問を受け入れていただき、本当にありがとうございました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)