日誌

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特別教育実習最終日

前回の記事でお伝えした、東京教師養成塾生(以下、塾生)の本校での実習が最終日を迎えました。

今朝、校長室にあいさつに来たときに、

塾生「去年の11月に実習が始まったときは、『これから、約1年間あるのか・・・』と思いましたが、過ぎてみるとあっという間でした。」

と話していた塾生。

総仕上げの1日が始まります。

 

とは言っても、実習ですから、やるべきことはいつもと同じです。

3連休前に教室に置いておいた、水を入れた2つのカップの変化について、理科の授業でまとめます。

 

すると、ラップをしていない方のカップの水の量が大きく減ってます。

4年生A「やっぱり、3連休の間に校長先生が飲んじゃったの?」

校長「あ、ばれちゃった?」

4年生たち「あはは」

冗談を言いながらも、水が蒸発したことを確認していきます。

 

理科の授業が終わった後、職員室で、子供たちのノートをチェックします。

 

しかし、その頃、教室では、子供たちが塾生に内緒でお別れの手紙を書いています。

教育の現場では、こうした演出がとても大切です。

4年生B「校長先生、絶対に言っちゃだめだからね!」

校長が軽口なのを見透かされています・・・。

 

今日は、特別時程で、全校朝会を行うことができなかったので、給食の時間に所属学級の4年3組前の廊下からオンラインで、お別れのあいさつを行いました。

どの学級も、静かに塾生のお別れのあいさつを聞いていました。

今年の6月末まで所属学級だった6年2組の子供たちも塾生の話に耳を傾けています。

 所属学級では、帰りの会のときに、ナイショだった「お別れの手紙」が渡されました。

さようならの後も、個別に別れのあいさつをしていく子供たち。

実習生冥利に尽きる時間だったことでしょう。

児童が下校しても、実習は続きます。

今日は、最終日なので、校長からの講話がありました。

校長「教員として長く続けていく秘訣は『心技体』の充実です。」

との趣旨の話をしました。

一番最後は、教職員向けのあいさつです。

これまで、お世話になったことに対し、きちんとお礼を言うことができました。

特別教育実習は最後となりましたが、これまで長く本校に関わってくれているので、大学を卒業するまで、様々な形で協力してくれるとのことですので、貴重な人材となってくれそうです。【校長】

卒塾検定試験、合格か?

昨年の11月から、本校で約1年間にわたり「特別教育実習」を行ってきた(実習開始時の様子は、こちら)東京教師養成塾生(以下、塾生)の実習期間が来週で終了します。

これまで、昨年度の2年1組、今年度の6年2組、4年3組と主な所属学級を変えながら、多くの教員、子供たちと関わり、小学校の教員になるための様々な経験を積んできました。

今日は、2時間目に所属学級の4年3組で研究授業を行いました。

研究授業は今回で7回目。実習期間で最後の研究授業となります。

1年間の実習のまとめですから、卒塾検定試験とも言えるでしょう。

研究授業には、東京都教職員研修センターの担当教授、塾生の大学の担当教授の先生方に加え、本校の教員、そして、現在、通常の教育実習を行っている2名の実習生も参観しました。

多くの参加者に囲まれ、塾生も子供たちも少し緊張気味です。

授業の内容は、理科「雨水のゆくえ」です。

「潤徳池」だった校庭も、洗濯物も、いつの間にか乾いています。

水は地面にしみこんでなくなるのか・・・でも、洗濯物は地面に水がしみこまないし・・・。

グループで相談し、水のゆくえを調べる実験方法を考えます。

グループでまとめた実験方法は、端末同士で共有し、よりよい方法になるよう意見を出し合います。

約1年間の実習期間で、ICT機器を授業で活用する技術も学びました。これまでの授業実践で得た経験が生かされます。

授業終了後は、研究協議会を行いました。

実習開始時の頃と比べ、授業の進め方や児童への接し方などで大きな進歩が見られると、ご指導いただいている先生方からお褒めの言葉をいただきました。

現場で接している校長としても、「合格」レベルになるまで成長できたと感じています。

しかし、運転免許でいえば、「路上教習」が終わったというところ。

実際に教壇に立つまでに、まだまだ自分を磨き、高めてほしいと思います。

研究授業が終わったら、すべて終わりというわけではありません。

実験方法を話し合ったわけですから、実証しなければなりません。

6時間目、実際に2つのカップに同じ量の水を入れ、片方にはラップでふたをして、水の量の変化を調べる準備を行いました。

窓際にカップを置いて、3連休の間の水量の変化を調べます。

予想どおり、水の量に変化は見られるでしょうか?【校長】

「潤徳池」の謎が解けた・・・か?

4年生の教室に行ってみると、グループで集まって、何やら実験の準備をしています。

校長「何をしているの?」

4年生A「理科の実験で、校庭の土と砂場の砂の水のしみこみ方を比べているんです。」

理科で「雨水のゆくえ」を学習している4年生。実際に身近な土や砂で調べるようです。

4年生B「こっちが校庭の土で、こっちが砂場の砂で・・・」

校長「ちょっと触ってみてもいい?」

4年生たち「いいよ~」

触ってみると、ちょっと校庭の土が湿っている感じがします。

4年生C「3・2・1、スタート!」

かけ声と同時に校庭の土と砂場の砂が入ったそれぞれのカップに水を注いでいきます。

4年生D「あ、校長先生、砂場の砂の方が水が早くしみこむよ!」

Chromebookで実験の様子を動画撮影して、繰り返し、水のしみこむ様子を確認しています。

大雨のたびに「潤徳池」ができてしまう本校の校庭。

先週の金曜日に台風13号が接近したときも大きな池ができてしまいました。

水のしみこみ方にも関係あるのかもしれませんね。【校長】

ムーブノートで意見を交流し合って、朝食名人になろう!【研究推進委員会より】

 

潤徳小学校では、令和3年度から2年間に渡り、

「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~

という研究主題のもと、授業改善を進めています。9月14日に行われた第6学年家庭科の授業の様子をお伝えします。

 

 

6年1組では、専科教員の2日間の朝食の写真を見て、どのような食品が含まれているかを考えました。

今まで学習した内容を簡単に復習します。食品の3つの働きと、6つの食品群について学習したことを確認しました。

 

朝食に出ていた食品を6つの食品群に分けます。教科書の食品のグループ分けの図を見ながら、プリントに食品名を記入しています。

 

黒板に食品のカードを貼り、分類が合っているか、確認をしました。俯瞰してみて、気づいたことを話し合います。

「1日目はバランスがいい」

「2日目は体を作るもとはあるけど…」「ビタミンがない」「野菜がない」「バランスが悪い」

子供たちが気付いたことを発表しています。

2日目のメニューに栄養の偏りが見られることを掴んだ上で、本時のめあてを確認します。

 

「栄養のバランスがよい朝食を考えよう」

2日目の朝食に一品つけたすとしたら、何をつけたすか。自分の考えをムーブノートに記入します。

カードの左上につけたしたい一品の名前を書き、そのメニューに含まれる食品を色ごとに分けられた3つのテキスト欄に記入します。下の欄には、なぜその一品にしたのか、根拠を記入します。ある児童は、体の調子を整える食品が足りないことに気づき野菜スープを選んでいます。緑のテキスト欄が大きめです。

 

カードは広場に提出します。自分が考えた一品と、その一品にした理由を班で話し合い、班で一番よいと考える一品を決めます。

選ぶ基準は「①栄養バランスがよい ②朝食にふさわしい」の2点です。児童は、自分の選んだ一品とその理由を班の子に発表したり、友達の考えた一品とその理由を聞く中で、考えを広げたり、深めたりしています。

班の一品が決まった後は、班で選ばれた一品を映し、全体で交流します。テレビだけでなく、児童の端末にも一斉表示し、考えを読みやすくします。

「ドレッシングをかけたサラダを選びました。脂質とビタミンを補うことができるし、野菜を和えてドレッシングをかけるだけなので作るのが簡単だからです。」

「この班で選んだのはヨーグルトです。2日目にビタミンと無機質が取れていないので、取れていない栄養をたくさんとれるからです。」 

「ほうれん草のごま和えを提案しました。脂質とビタミンが足りないので、どちらも取れるのがほうれん草のごま和えだったからです。」

「野菜スープを選びました。理由は体の調子を整えるもとになる食品がなかったから、野菜がたくさん入っている野菜スープをつけたして、野菜がいっぱいになるようにしました。」

 

最後に、学習を振り返ります。振り返りでは、友達の意見を聞いたうえで、自分が一番よいと考える一品とその理由、また「朝食の達人になろう」という単元全体の振り返りをノートに書きます。

今後、足りない栄養素があったら補って食べるという意識を普段の生活に生かしていってほしいと願っています。

 

協議会の様子

 今年度、潤徳小学校では帝京大学 教授福島 健介様を年間の講師にお招きしています。福島先生からは、児童の主体性を育てるというのは、「動機付け」「学習方略」「メタ認知」といった資質・能力を育てることであり、その点を分科会として提案していたことを評価していただきました。また、今後の課題として、そのための具体的な指導を考えていくことが必要だということをご教授いただきました。具体的な指導とは、「課題解決に向けた学習過程を工夫すること」です。

1課題を設定する 2解決方法を考える 3評価・改善する 4表現する

上記の学習過程の「4表現する」までの過程をしっかりと練ることが今後求められます。また、一人一台を使う視点についてもご教授いただきました。一人一台端末を使う視点について、さらなる研鑽が必要だということがわかりました。今後の研究に生かしてまいります。

全校朝会

本日(9月12日)の朝の時間、オンラインで全校朝会を開催いたしました。

<表彰>

ピアノの演奏で優秀な成績を収めた児童を顕彰しました。

<挨拶・校長先生のお話>

昨年度、山都町立潤徳小学校の池部校長先生よりご寄贈いただいた「くまモン」のぬいぐるみとともに、全校児童と挨拶をしました。

<9月2日、3日に開催された八朔祭についての動画視聴>

今日の全校朝会は、山都町立潤徳小学校の八朔祭(はっさくまつり)での活躍を特集しました。この画像は、八朔祭の目玉である「大造り物の引き廻し」の様子を写したものです。地元でテレビ放映された八朔祭のニュースを全校児童で視聴しました。

山都町立潤徳小学校の児童の皆さんは、八朔祭で楽器の演奏を披露しました。八朔祭に参加するために、学校で練習を積み重ねてきたようです。

全校朝会の最後に、スペシャルゲストとして山都町立潤徳小学校の池部校長先生にご出演いただき、八朔祭の様子などについてお話いただきました。

 

<池部校長先生のお話を視聴する日野市立潤徳小学校の児童の様子>

山都町立潤徳小学校と日野市立潤徳小学校との交流は、今後も続きます。今月末の9月26日には、両校が同じレシピの給食を食べるという「胃袋交流」を行います。その他の企画も多数ありますので、楽しみにしていていただければと思います。

(山都・潤徳小の舞台裏は、こちら

あったらいいな、こんなもの

2年生は、国語で「あったらいいな、こんなもの」という学習をします。

担任「私があったらいいなと思うものは『どこでもうたえるフォン』です。理由は、歌うのが好きだからです。はたらきは、いつでもカラオケができることです。ヘッドフォンの形をしていて、マイクがついていて、耳のところは好きな色に光ります。」

子供たちに見本を示す担任。校長が急に教室に入ってきて戸惑いながらも、自分の趣味をカミングアウトしています。

このことを受け、子供たちも様々なアイディアを考え、発表準備を進めます。

「わすれませんべい」

最近、物忘れが激しくなってきた校長にとって、喉から手が出るほどほしいものです。ノーベル賞の有力候補になるでしょう。

隣の学級に行ってみると、実際に発表が行われていました。

2年生A「私があったらいいなと思うものは『いちごがりマット』です。理由は、すぐにいちご狩りができるし、マットを開いたらすぐに食べられるからです。はたらきは、いちご狩りを体験できたり、いちごを食べたりできます。部屋でも外でも使えます。色は緑と黄緑と赤があります。開いたらとても大きいけど、たたむと小さくなります。」

校長「いいな、いいな、いいな~!」

2年生B「また、校長先生、食いしん坊なんでしょ!!」

校長「だって、いちご、大好きなんだも~ん!」

2年生たち「あはは」

国語の学習として大事なのは、理由や機能、形状などをメモにまとめて発表することです。

「時が見える石」・・・時が分かったら、大雨や車が来るのが分かって、友達の身の安全を守れる。

「心を読める指輪」・・・妹とケンカしても、心が読めれば、遊びたいときに仲直りして遊ぶことができる。

「7秒列車」・・・駅と駅との間を7秒で走るから、お客さんを早く運ぶことができる。

「あったらいいな、こんなもの」と聞いて、「ボーナス倍増リング」や「運動なしダイエット機」など、自分の欲望を叶えることばかり考えていた校長。

2年生に比べ、汚れた心に恥ずかしくなるばかりです(苦笑)【校長】

9月の避難訓練実施

本日(9月11日)の2校時、近隣のマンションから出火したという想定で避難訓練を実施いたしました。

発生場所から離れた経路で校庭のプール前に避難する予定でいましたが、暑さ指数(WBGT)が高く、外での活動は危険と判断し、教室前の廊下への避難にとどめました。

 

子供たちは、副校長の放送や担任・専科教員の話をよく聞き、速やかに廊下に避難することができました。

 

本日の訓練の振り返りやモロッコで発生した災害について、校長先生からのお話がありました。

このように、本校では、多様な場面や状況を想定した避難訓練を毎月、実施をしています。

ドキュメント 台風13号対応

日本列島に接近している台風13号の影響で、昨夜から断続的に強い雨が降り続いています。

予想より遅い速度で、雨が長く降っていることにより、今日は、学校生活に大きな影響が出ています。

朝の時点で、本校の校庭は、名物「潤徳池」になっています。

そこで、教員が正門に立ち、校庭を通らず、東門から敷地に入るよう誘導しました。

スクールガードボランティアの方も、子供たちが正門側に行かないよう声をかけてくださっています。

雨の中、ご協力いただき、ありがとうございます。

通常ですと、子供たちは、チャイムが鳴るまで、昇降口付近で待っていることになっていますが、今日は特別に早めに教室に入室することを許可しました。

 

校舎からは、浅川が増水している様子が見えます。

教職員で協力して、校内の安全点検を行いました。

ちょっと、雨漏りをしている箇所が見付かりました。

昨日に続き、昼休みに管理職、学年・専科主任、生活指導主任が集まり、下校時の対応を協議しました。

今後の降雨量の予想等を見ながら、できるだけ集団下校をすることや、両手を空けるため、大きな荷物は学校に置いたままにすることなどを指導するようにしました。

5時間目終了後、1~3年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。

校長「帰り道で、川に近付いちゃダメだよ!」

子供たち「は~い!」

などと言いながら、異学年でも一緒に帰っています。

 

続いて、6時間目終了後、4~6年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。

集団下校訓練は始業式の日(8/25)に実施しています。(詳しくは、こちら

訓練したことが、今日のような場合に生かされます。

 

台風は、夜半まで影響が残りそうです。

下校後も、できるだけ、STAY HOMEでお過ごしください。【校長】

給食試食会開催

本日(9月8日)の11時半から、JSP主催による「給食試食会」を1階のランチルームで開催いたしました。

JSPの皆様と本校の栄養士が、参加される皆様に配膳をしました。

本日のメニューは、カレーライス、サラダ、果物、牛乳です。

カレーライスは、日野産のトマトを使用したチキンカレーとなっています。日野市のトマトは、濃厚でコクがあり、「おいしい!」と全国的に評判となっている農作物です。調理員が、この日野産トマトを心を込めて手作りでピューレにしました。

果物として提供したのは、日野産の梨です。本校から徒歩で20分程度の位置にある、「阿川園」さんの梨を使用しています。

食後に、栄養士と校長から皆様に学校給食についてのお話をさせていただきました。 

下膳後は、参加された皆様に、アンケートのご協力をいただきました。

「たくさんの方の努力がつまっていることが分かりました。『ありがとうございます』という気持ちでいっぱいです。」「ルーを手作りしていただいたり、だしを一からとってくださったり、時間をかけて調理していることが分かり、とてもよい機会となりました。」「栄養や食品ロスなどはもちろん、楽しく食べることなど、様々工夫されていて素晴らしいと感じました。」「子供に給食のメニューを作ってほしいといわれているので、教えていただいたレシピを基に、おうちでも料理をしたいと思いました。」

 など、うれしいご感想を数多くいただきました。

本日、開催していただきましたJSPの皆様とご参会いただきました保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。

台風13号、接近中!

台風13号は、本日正午現在、日本の南にあって、時速25キロで北北東へ進んでいます。
中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。

明日には、関東地方に上陸するおそれがあるとの予報も出ています。

一方、一時的に風雨が強まることはありますが、比較的台風の速度が速いこと、強風域の範囲が狭いことなどから、学校生活に影響する時間は短いと考えられます。

本日の昼休みに学年・専科主任の教員を集め、台風の対応について協議を行いました。

下校までに以下の3点を確実に指導するよう、全員で確認しました。

1 明日は、今のところ、通常どおりの登校時刻であること
2 風雨が強まるおそれがあるので、十分気を付けて登校すること
3 絶対に川に近付かないこと

日野市役所からは、今後の降水量の予想等の情報も届いています。

特に明日の登校時には、かなり強い雨が降るおそれがあります。

保護者の皆様には、明朝の状況を確認のうえ、登校を判断してくださいますようお願いいたします。

細かい留意事項等については、C4th Home&Schoolにてお伝えいたします。【校長】