日誌

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子供たちがつくる授業『家庭科 ものの溶け方』ー研究推進委員会

 9月10日に引き続き、今年度2度目の研究授業を行いました。

 潤徳小学校では、第4次日野市学校教育基本構想を受け、「子供たちがつくる」教育活動の具現化を図っています。日々の授業の中でも「子供たちが能動的に学び、他者の考えを認め合い、交流する」場面をつくり出すことができるよう、今年度は以下の研究テーマのもと、授業改善を推進しています。

 

ファシリテーターとしての教師の役割
~子供たちがつたえ、つなぎ、つくりあげる授業~

 

 第2弾として、9月24日に第5学年理科「ものの溶け方」の授業が行われました。

子供たちは授業の中で、「溶け残った塩やミョウバンをさらに溶かすことはできるのだろうか」という問いを立て、その実験方法を考えるために意見交流をしていました。

授業の様子をお伝えします。ぜひご一読ください。

実験道具を実際に見ながら方法を考える児童

授業の様子はこちら⇓

研究だより2HP用.pdf

【潤ファミ】秋の味覚を調べに・・・

明日から10月。

日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕の涼しさにようやく秋を感じることができるようになってきました。

秋と言えば食欲の秋。

特に果物のおいしくなる季節です。

社会科で「はたらく人とわたしたちのくらし」の学習に取り組んでいる3年生たち。

先日のスーパーマーケット見学(詳しくは、こちら)に続き、今日は、学校近隣の果樹園「阿川園」の見学に出かけます。

校外に出ますので、行き帰りの 安全確保のため、今回も「潤ファミ先生」の方々にご協力いただきました。

事前に担任と打合せです。

子供たちに紹介です。

3年生A「あ、〇〇ちゃんのママだ!」

校長「違います!潤ファミ先生です!」

各学級、教員と潤ファミ先生方で前後を固めて、道路横断時などで万全を期します。

こうして、20分ほど歩き、無事に阿川園に到着しました。

秋を代表する果物である梨の栽培について教えていただきます。

阿川園では、50mプール5個分の広さの敷地の中、120本の梨の木を栽培しているとのことです。

収穫期には1日、200~500個もの梨を収穫するそうです。

他の果物も栽培しているとのことですが、最も気を遣うのが梨の栽培とのことでした。

特に花粉付けの作業が一番大事なのだそうです。

子供たちは熱心にメモをとりますが、潤ファミ先生方も「大人の社会科見学」として、梨の栽培の話に聞き入ります。

日頃、めったに目にすることのない梨の花です。

白くてかわいらしいですね。

今日の見学に合わせ、一部、梨を収穫せず、子供たちに見せていただきました。

たわわに実る梨を見て、子供たちからは笑顔がこぼれます。

1つの梨の実を育てるためにたくさんの工夫、苦労があることを学ぶことができました。

阿川園の皆様、潤ファミ先生の皆様、ご協力いただき、ありがとうございました。【校長】 

教育実習最終日

今日は、9/1から本校で実習を行ってきた教育実習生の最終日です。

そこで、臨時全校朝会を開催し、実習生からの最後の挨拶の機会を設けました。

本校で鍛えられてきた実習生ですから、平凡な挨拶では許されません。

そこで、自作の「〇×クイズ」を交えての挨拶となりました。

問題は4問。例えば、

実習生「私の好きなことは、野球を見ることである。〇か×か。」

といった内容です。

このことは、実習開始時の挨拶で話していたことなので、覚えている子にとっては簡単な問題です。

1年生も「〇」を出した子は正解で大喜びです。

実習生「今日、私が履いている靴下の色は黄色である。〇か×か。」

といった難問も出されます。

「え~!」という戸惑いの声が各教室から上がります。

実習生「正解は・・・今日、私を見かけたら聞いてみてください!」

最後の問題は、「私は潤徳小学校が大好きである。〇か×か。」

子供たちも「〇」で大正解!

笑顔での最後の挨拶となりました。

教室に戻ると、早速、子供たちから「靴下チェック」を受ける実習生。

今日は「幸せの黄色い靴下」のようです。(笑)

5年生の学年付の実習なので、1時間目から運動会の学年練習に参加します。

東京都教育委員会「デジタルを活用したこれからの学び(デジこれ)推進地区」実践校の指定を受けている本校。

運動会練習も体育館、多目的室、5年教室の3か所にパート別に分かれ、オンラインでつなぎ、5年生の運動会実行委員の進行で効率的な練習を進めています。

「最後の授業」も行います。実習を通して、だいぶ「先生」らしくなってきました。

 

所属学級の5-2でのお別れ会では、子供たちからの寄せ書きが贈られました。

実習期間で育まれた子供たちとの絆は大きな宝物になることでしょう。

潤徳小での経験が実際に教壇に立った時に役立つことを願っています。【校長】

【MJ】明星×潤徳 公式会議

本校の「トップオブザトップ」である5・6年生の児童会本部役員は、大きく、3つの分担に分かれています。

第1は、「潤八なかよし大作戦」担当

第2は、「MJリターンズ!」担当

第3は、「?」担当です。(まだ、公開していないので秘密です。)

今日は委員会活動の日です。

児童会本部役員たちは、3つの担当に分かれてそれぞれ話し合いを進めました。

そのうち、「MJリターンズ!」担当の子供たちが校長室に集まってきました。

なぜなら、明星大学学友会吹奏楽団の団員の方々とオンライン会議を行うためです。

昨年度の「MJコンサート」からさらに発展させた内容とするために、今回は「子供たちがつくる学校プロジェクト」にこだわり、計画段階から子供たちが主体的に関わるようにしています。

そこで、この委員会活動の時間に楽団の方々に参加していただき、オンラインによる打合せを実施することになったのです。

Google Meetを使って、明星大学とつなぎます。

楽団からは、主に副団長の方が対応してくださいました。

なお、明星大学学友会吹奏楽団は、先日の9月21日に開催された「第65回東京都吹奏楽コンクール大学の部」にて、見事金賞を受賞し、悲願だった「第73回全日本吹奏楽コンクール大学の部」の出場権を勝ち取りました!

創部以来2回目の全国大会出場という歴史的な快挙を成し遂げ(58年ぶりとのことです)、喜びの絶頂にある楽団の方々ですが、こうした中でも本校との絆は大切にしてくださっています。

「MJリターンズ!」担当のリーダーの挨拶から会議がスタートです。

まずは、各自が自己紹介します。

6年生委員A「わたしは、ピアノを習っています。よろしくお願いします。」

音楽にちなんだ自己紹介をしている子もいます。

協議開始です。

とは言っても、トップシークレットの内容なので、今の段階で明かせることはないのですが、本部役員たちの提案に対して、楽団の方々が実現可能性について話をしてくださるという感じになりました。

子供たちの相当無茶振りな要求にも全力で答えようとしてくださる楽団の方々。

全国レベルの風格を感じさせます。

20分近く、熱のこもった議論が行われ、大まかなコンサートの流れが見えてきました。

全国2万校弱ある小学校のうち、小学生と大学生が本格的に会議を行っているのは本校だけではないでしょうか。

さすがに、慣れないオンライン会議で、子供たちも緊張しっぱなしという感じでしたが、「子供たちがつくる」ということを貫き通し、唯一無二のコンサートをつくり上げてほしいものです。

なお、コンサートの開催日時が決定しました!

12月2日(火)4校時(特別時程 11時15分~)本校体育館にて

昨年度同様、保護者等の方も観覧できるよう計画を立てますので、お楽しみに!

ひょっとしたら、そのときは、明星大学学友会吹奏楽団が「全国制覇」している後かも!【校長】

手話を使ったコミュニケーションによる「幸せ」

総合的な学習の時間に「福祉」についての体験をしたり、調べ活動を行ってりして、「みんなの幸せ」について考えている4年生たち。

今日は、日野市聴覚障害者協会、日野市手話サークルの皆様のご協力を得て、耳の不自由な方とコミュニケーションを図る方法について学びました。

 

司会の方「誰が耳の聞こえない人か分かりますか?」

根拠なく手を挙げる子供たち。

耳が不自由であることは外見だけでは分からないのです。

 

実生活でも不便なことがあります。

司会の方「みなさんは、朝、どうやって起きますか?」

「目覚ましをかける」、「お母さんに起こしてもらう」など、口々に答える子供たち。

しかし、耳の不自由な方が一人暮らしをしていた場合、どんなに大きな音の目覚まし時計を鳴らしても起きることはできません。

そこで、時間になったら振動する装置をポケットの中に入れておく工夫をしているそうです。

音が聞こえなくても、例えば、来客があったら人感センサーでライトがつくなど、代替の方法があることを学びます。

次に、耳の不自由な方とコミュニケーションをとる方法について考えます。

子供たちからは「手話」との声がすぐ上がりますが、それだけではありません。

「身振り」、「口話」、「空書」、「指文字」、「筆談」など、様々な方法があるのです。

しかし、覚えてしまえば、すぐに、手軽に、正確に耳の不自由な方とコミュニケーションをとることができるのが手話です。

そこで、基本的な挨拶や単語について教えていただきました。

それぞれの手話には成り立ちの意味があり、そのことを教えていただくことにより、子供たちは楽しみながら手話を覚えていました。

 最後は、質問コーナーがありました。

4年生A「何時に寝ますか?」

ということを自分の知っている手話で聞いている子もいました。

4年生B「今年の目標は何ですか。」

聴覚障害の方「たくさんの人に手話を知ってもらい、使ってもらうことです。」

今日、4年生の多くが手話のことを知ったので、目標に少し近付いたかもしれません。

「拍手」の手話で感謝の気持ちを伝える子供たち。

音はなくても、相手に自分の意思を伝えることはできるのです。

また1つ、「幸せ」の在り方を考えた4年生たちです。【校長】