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俳句審査会
4年生の教室の前を通りかかると、黒板の前に子供たちが群れているのが見えました。
校長「何をやっているの?」
4年生A「昨日作った俳句をみんなで見合って、よいと思う句にシールを貼ってるの。」
4年生の国語のスタートは「夏の思い出」に関する俳句を作り、互いに審査して、なぜよいと思ったのか意見交換をする活動を行っています。
4年担任「せっかくだから、校長先生にもシールを貼ってもらおうか。」
うわ・・・来た、このパターン。何が「せっかく」なのかよく分からないし・・・
と思ったものの、熱い子供たちの視線を浴び、断わるわけにもいきません。
おまけに、担任からは特別に「金シール」が渡されるし・・・。
校長なりに真剣に考え、3句を選んでシールを貼りました。
子供たちのリアクションは大きいですから、なぜ選定したのか理由を伝えなければなりません。
そこで、校長のミニ授業です。
子供たちに「情景」という言葉を教えました。
子供たちの作品を見ていると、句末が「楽しいな」などの言葉で終わっているものが多く見られます。
「楽しい」とか「うれしい」という気持ちを表す言葉を直接入れなくても、その場の様子や気持ちを想像することができるのがよい俳句だということを話しました。
4年生B「校長先生、なかなかやるな~。」
日光移動教室で「校長賞」を選定している経験が生かされます。(詳しくは、こちら)
俳句や短歌は、制限のある文字数の中でいかに表現できるかが大事で、言葉の力が育まれます。
「和の心」にも通じますから、折に触れて取り組んでほしいものです。【校長】
【JDTA】東京教師養成塾生特別教育実習、後半開始!
第21期の東京教師養成塾生が本校で実習を行うようになって、9か月が過ぎようとしています。(最初の様子は、こちら)
本校は、市教委から「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」の対象校として、「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を認めていただいています。
将来、教職を志す多くの学生に本校で多様な経験を積んでもらい、夢と希望をもって、将来の教育を担ってほしいというプロジェクトです。
当然、この東京教師養成塾生の実習も「JDTA」の取組ということになります。
これまで、昨年度の2年生で低学年、今年度の5年生で高学年を実習で経験してきていますので、2学期からは中学年の経験として、4年生を中心に実習を行うことになりました。
まずは、4年生の各教室であいさつをしました。
学級によっては、質問攻めにあう場面もあり、元気な本校の4年生の実態を感じたようです。
今日は、4年生での実習の初日ですので、学習の様子を参観し、児童理解を進めることが中心となりました。
給食、清掃などの所属学級は4-4になりますが、これから運動会練習なども始まり、学年で行動することも多くなりますから、多くの4年生に関わることになるはずです。
児童下校後は、指導教員と綿密な打ち合わせを行います。
本校のことにも慣れてきているので、10月中旬までの実習でさらに多くのことを学び、来年度、教員として任用された際には、即戦力となる技術を身に付けてほしいと期待しています。【校長】
6年生に期待しています!
今日の3時間目は、6年生の学年集会が体育館で行われました。
2学期以降は、卒業を意識した行動が強く求められるようになります。
学期の初めに、同じ目標をしっかりもつための集会です。
最初に、校長から話をしました。
いきなり、6-4の出席番号が最後の児童を呼び、卒業証書を渡します。
ざわつく6年生たち。
そんな6年生たちに語りかけます。
・卒業までの登校日数は、あと133日である。
・言い方を変えれば、あと133回、学校に来たときには、このように卒業証書を受け取るわけである。
・このイメージをしっかりもってほしい。
・卒業証書を受け取るときに、「潤徳小、最高だったな」と思えるかは、この133日の過ごし方にかかっていると言っても過言ではない。
・今日は小学校最後の8月27日、明日は小学校最後の8月28日である。全てに「小学校最後」がつく。
・一瞬一瞬を大切に、全力で過ごしてほしい。
・そのためのポイントとなるのが「校長先生との3つの約束」(何でも一生懸命頑張ること・自分も周りの人も大切にすること・他の人の話を真剣に聞くこと)である。
・潤徳小は開校150年を過ぎた、日本で最も古いグループの中の伝統ある学校である。
・伝統の何がすごいのか。
・これまでの150年の卒業生たちは、その前の卒業生を越えようとして頑張ってきた。このことが150回積み重なっている。
・ゲームで例えれば、「レベル151」になろうとしているということである。歴史が10年しかない学校は「レベル10」にしかなれない。
・一方で、去年の卒業生よりレベルが下がってしまえば、伝統の力はなくなってしまう。
・みなさんは、あの150周年をやりきった去年の卒業生を越えなければならない。そのことを目標にして頑張ってきたはずだし、みなさんなら必ずできる。
・2学期は、運動会、音楽会、連合音楽会、潤フェス2と6年生が中心となる行事が続く。
・来年「レベル152」を迎える、今の5年生たちに格の違いを見せつけてほしい。
・みなさんが「簡単には越えられない壁」となることで、伝統校の潤徳小の力が高まっていく。
・みなさんが努力すれば、3学期の「6年生を送る会」で下級生たちは心から、みなさんと別れることを淋しく思うだろう。そんな存在になってほしい。
・みなさんに強く期待している。潤徳小はみなさんに預けた。「子供たちがつくる学校プロジェクト」はみなさんにすべてかかっているので、全力で取り組んでほしい。
子供たちは静かに聞いていました。校長の思いが届くことを願っています。
次に、人事異動により、学年の体制が変わりましたので、新しい6-2の担任からあいさつがありました。
学年主任からは、2学期からの目標について話がありました。
行事等で頑張っても、日ごろの生活態度が乱れていては、下級生からの信頼は得られません。
○あいさつをしっかりすること
○時間を守ること
この2つを意識して取り組むことを全員で確認しました。
続いて、運動会の徒競走や係活動についての話がありました。
係活動は、今年度から5年生も加わります。
6年生がリードしていかなければなりませんので、早めに取り組んでいくことなどについて説明がありました。
運動会の表現についての話もありました。
本番用の衣装を早くも着用して、子供たちの意識を高めます。
今年度は、例年に加え、○○も行うとの宣言もあり、子供たちの表情も引き締まりました。
最後にたて割り班の話がありました。
「これまでにない、新しいものを創っていこう!」との話がありました。
たて割り班も「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大事な柱です。
6年生のリーダー中心に、全員で活動の充実を図ってほしいと思います。
様々な話のあった学年集会でしたが、6年生たちは最後までしっかりと聞いていました。
「最高の卒業式を目指す」という思いが全員一致することで大きな力が生まれます。
2学期以降の「6年生パワー」に大いに期待したいものです。【校長】
集団下校訓練
今日は、3時間目までの授業が終わった後、全校で集団下校訓練を行いました。
3時間目終了後、副校長から、天候のことについて緊急に知らせたいことがあるので、学年・専科主任は職員室に集まるよう放送が入ります。
集まってきた学年・専科主任に校長が指示を出します。
リアリティを出そうと、接近しつつある台風10号を踏まえて話をしました。
校長「台風10号の影響で、風雨が強まる予報なので集団下校をします。各学年準備を行ってください。」
学年主任からの連絡、放送の指示により、子供たちは速やかに下校準備を進めます。
下校準備が終わったところで、校長からの話です。
・集団下校訓練だが、今年度は6/18に「本番」をすでに行っている。(詳しくは、こちら)
・さらに、現在、台風10号が近付いており、明日から土曜日ごろまで影響が出るとの予報が出ている。
・大雨、強風のときに一人で下校すると危険なこともある。同じ方面の子が一緒に帰ることにより、互いに安全に気を付けて帰ることができる。
・高学年は特に、集団下校の際は、低学年の安全に十分配慮してほしい。
放送の指示により、2学年ごとにまとまって集団下校を開始しました。
教員も途中まで付き添いました。
まぁ、訓練だから仕方ないのですが、大雨、強風の想定ですが、上空は夏空が広がる状況で・・・
特に高学年女子は、雨傘ではなく、日傘をさす皮肉な光景に。
しかし、明日以降は、台風の進路により、天候が大きく変わりそうです。
連日のようにゲリラ雷雨も発生していますから、必要時に速やかに集団下校できるようにしたいと考えています。【校長】
84日頑張ると・・・
始業式の後は、各学級で、2学期最初の活動が始まりました。
1年生は、「なつやすみビンゴ」に取り組んでいました。
教室内を自由に歩いてペアを見付け、じゃんけんに勝つとペアの相手に質問できるというものです。
質問したことが、たて・横・ななめで揃うとビンゴになります。
校長も聞かれました。
1年生A「アイスを食べましたか。」
校長「昨日、ぶどうのアイスを食べました。」
1年生A「やったぁ!」
これで、1マス色を塗ることができて、ビンゴに近付くわけです。
自然に夏休み交流になっていました。
2年生も円になって、互いに夏休み報告を行っていました。
にこにこして見ていると、
2年担任「じゃあ、校長先生の夏休みも聞いてみようか。」
2年生たち「わーい!」
と声が掛かります。
何気なく教室を回っていると、こういうことになるので、気を付けなければなりません。
え?何を答えたかって?
それは、ヒミツです。。。
3年生では、夏休みに頑張った自由研究を発表している学級がありました。
校長が見ていた発表は、都道府県の特産品に関するもの。
4年生以上の学習内容ですが、3年生なりに一生懸命調べて発表していました。
夏の頑張りがよく伝わってきます。
台風10号も気になる中、休み時間はよく晴れて外遊びをすることができました。
校庭狭しと、暑い中ですが、元気に駆け回っています。
写真は4年生ですが、このように多くの学級で今学期の係・当番活動の役割を決めています。
集団で生活する中では、組織をきちんと決めておくことが大事です。
決まった役割を一人一人が忘れずにこなすことで、生活しやすい学級になっていきます。
学期始めは席替えを行う学級も多くあります。
写真は、5年生が席替えをしている様子です。
隣の席は誰になるのか、同じ班のメンバーは・・・
ドキドキなのは、今も昔も変わりありません。
6年生では、初日から社会科の「全国統一の動き」の学習で、3人の武将(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について、自ら学習課題を作り、調べて解決していくように準備を進めています。これは、今年度、本校が取り組んでいる校内研究の関わりから、複線型授業を意識したものです。(詳しくは、こちら)
どの学年・学級も落ち着いた雰囲気で授業がスタートしており、子供たちのやる気を感じることができました。
2学期の登校日数は84日で、最も長い学期です。
日々頑張ることを積み重ね、2学期末にはどのくらい成長するのか楽しみにしています。【校長】
令和6年度2学期始業式
夏休みが終わると、朝夕は、秋の気配を感じることができる・・・というのは、ひと昔前の話になってしまったようで、真夏の暑さがそのまま残る中、2学期が始まりました。
今日も、校長室からのリモート始業式です。
校長からは、夏休みの間の教職員の異動について紹介しました。
転入した給食調理員からのあいさつです。
異動した教職員については、事前収録したビデオメッセージを流しました。
今まで、本校のためにご尽力いただき、ありがとうございました。
続いて、この夏の振り返りとして、パリ2024オリンピックの話をしました。
特に、スケートボード 女子ストリートで金メダルの 吉沢 恋選手が14歳、銀メダルの赤間 凛音選手が15歳であることを紹介し、6年生は、2~3年経てば、世界一になることもできる可能性があると話しました。
また、パリ2024オリンピック・パラリンピックのマークを紹介し、五つの輪の意味や意義などについて触れ、28日から始まるパリ2024パラリンピックにも注目するよう話しました。
続いて、この暑かった夏休みの間に、飼育委員の児童が烏骨鶏の「大福」の世話を頑張ってくれていたことを紹介しました。
お盆期間は、学校閉庁日期間で無人となります。これまで、この期間の「大福」の世話や花壇の水やりなどをどうするかが課題だったのですが、今年度は、学校支援ボランティアコーディネーターの方々が「お手伝い募集」の広報を行っていただき、その結果、複数のご家庭にボランティアでご協力いただけることになりました。
写真でその様子を紹介しました。
学校支援ボランティアコーディネーターの皆様、お手伝いにご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
また、明星大学学友会吹奏楽団の団長、副団長の方を紹介し、夏休みの間にお二人においでいただき、音楽会に向けての打合せを行ったことを話しました。
2学期は、「子供たちがつくる」運動会、「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」、「潤フェス2」などと「子供たちがつくる学校プロジェクト」関連のイベントが盛りだくさんですから、全員で盛り上げていこうと檄を飛ばしました。
子供たちも、校長の話をしっかり聞いていました。
次は、5年生の代表児童が「2学期に頑張りたいこと」について発表しました。
さすが高学年、具体的な目標を立てて、達成するための方法について述べていました。
目標を達成できるよう、しっかりと頑張ってほしいと思います。
最後は、音楽室からのピアノ生演奏による校歌斉唱です。
1学期から始めた生演奏方式、弾く音楽専科も、子供たちもやり方に慣れて、きれいに歌うことができました。
始業式終了後は、今学期から転入する2年生の2名の児童の紹介をしました。
早く学校に慣れて頑張ってほしいと思います。【校長】
夏季学習会②
今日は、夏季学習会の2日目です。
1~3年生の様子をお知らせします。
1年生は、自主学習を進めつつ、来週からの教室環境を整えるため、ロッカーの整頓をしたり、机や椅子を水拭きしたりしている学級があります。
自主学習の方も、Chromebookを使いながら、自分で課題を見付けて取り組んでいる子も多く、成長した姿が見られるようになりました。
もちろん、お楽しみは休み時間です。
この暑い中、鬼ごっこなどで遊んでいる子供たちのバイタリティーには驚かされます。
2年生も多くの子が夏季学習会に参加しています。
集中して学習に取り組んでおり、中・高学年向きの本で読書をしている子も見られました。
ところで、夏季学習会に参加した子は夏休みの宿題などを早めに担任に提出しているのですが、昨日、教室を回っていると、こんなことを話しかけられました。
2年生A「校長先生、私、夏休みの自由研究をしてきたんだよ。」
校長「へぇ、頑張ったねぇ。どんなことを研究してきたの?」
2年生A「山都町立潤徳小学校がどうなったか調べてきたの。」
夏休みに九州旅行に出かけた際に、この3月末で閉校になった山都・潤徳小に寄り、取材してきたとのこと。
昨年末にも山都・潤徳小を訪問しており、写真入りで閉校前と閉校後を比較した作品となっていました。
閉校後の山都・潤徳小には、立派な記念碑が設置されていることなども調べていました。(詳しくは、旧山都・潤徳小ホームページにて)
うれしかったので、旧山都・潤徳小の池部校長先生(現 山都町立矢部小学校長)に作品のPDFデータを送らせていただいたところ、すぐに、旧山都・潤徳小の教職員の方々に転送してくださったとのことです。
両校の絆は、変わらず固く結ばれています。
(このことについて、池部校長先生が旧山都・潤徳小ホームページにアップしてくださいました。詳しくは、こちら)
3年生です。
3年生も、落ち着いて学習に取り組んでいます。
課題が終わると、担任に提出して丸付けをしてもらっている子もいました。
担任「すごいね、パーフェクトだよ!」
3年生A「やったぁ!」
夏休みの間も復習をしっかり行っていたようですね。
1年生A「校長先生、夏休みにはグアムに行ったんだよ!」
校長「へぇ、すごいねぇ。電車に乗っていったの?」
1年生A「違うよ、飛行機だよ!」
こうした他愛ない会話ができるようになり、来週から始まる2学期がとても楽しみになりました。
台風10号の動きが気になりますが・・・【校長】
夏季学習会①
いよいよ、8/26(月)から2学期が始まります。
本校では、今日と明日、「ウォーミングアップ期間」として、自主学習を行う「夏季学習会」を実施しています。
今日は初日。
特に4~6年生の様子を紹介します。
4年生たちです。
夏休みが楽しかったか聞くと、多くの子が一斉に校長に話しかけてきます。
有意義な夏だったようです。
校長「じゃあ、『楽しかった夏休みポーズ』お願い!」
と要望すると、学級によってノリの差が・・・。
始業式までにテンションを元に戻すのも夏季学習会の大きな役割です(笑)
5年生たちです。
担任たちが学年会で相談していたのでしょう。まずは、「都道府県ドボン」などのゲームから始まっています。
ゲームを通して、夏の思い出などを紹介しながら、和気あいあいとした雰囲気になっていました。
夏季学習会の前半と後半の間に設けた「休み時間」には、暑さ指数(WBGT) の数値が基準以下でしたので、外遊びができました。
この時間を楽しみにして夏季学習会に参加している子も多かったはずです。
たくさんの子がすぐに校庭に飛び出してきました。
しかし、「休み時間」の後半には、雷鳴が轟く音が聞こえたので、放送を入れて撤収です。
6年生たちです。
校長「小学校生活最後の夏休み、どうでしたか?」
楽しそうな表情をしている子もいれば、伏し目がちの子も・・・。
高学年になると、夏休みの過ごし方も個人で大きく変わってきます。
難しそうな問題集に取り組んでいる子もいます。
校長「塾のテキストをやっているの?」
6年生A「そうです。」
校長「この夏の頑張りが報われるといいね。」
パリオリンピックの柔道で金メダルを取った後の阿部 一二三選手が「努力は裏切らないと僕は思っています」とコメントしたことが頭をよぎります。
久し振りの学校でしたが、多くの子は明るく、素直なままで戻ってきてくれて、私も笑顔になりました。
3年生A「夏休みも楽しかったけど、やっぱり、学校はいいなぁ!」
こういう感想をもつ子がたくさんいるとうれしく思います。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」に向けて
本日、13:30から、今年度の「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大きな柱である、本校児童と明星大学学友会吹奏楽団とのコラボレーションによる音楽会に向けたオンラインによる打合せを行いました。(コラボの経緯は、こちら)
打合せには、楽団の団長、副団長のお二人に参加していただきました。
音楽会とその関連イベントである、
9月27日(金)
「(仮)なかよしコンサート」
11月16日(土)
「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」
令和7年2月8日(土)
「(仮)おわかれコンサート」
について、大まかな流れの確認をしました。
団長、副団長からも質問や意見をいただいて、イメージを共有化することができました。
オンラインの打合せには大学から参加していただいたのですが、大変熱心なお二人は、実際に会場となる体育館を確認したいということで、打合せ終了後、本校にわざわざ来てくださいました。
お二人は、体育館の広さやステージの様子などをご覧になり、楽器の配置や団員の方の演奏場所などについて写真を撮りながらイメージをもたれていました。
せっかくなので、校長室に寄っていただいて雑談などをしました。
楽団の多くの方が、将来教員を目指されているとのことで、今回、本校とコラボレーションをすることをとても楽しみにされているとのことでした。団長、副団長のお二人も教職希望とのことです。
本校は、「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」で、教職を志す多くの学生に本校で多様な経験を積んでもらい、夢と希望をもって、将来の教育を担ってもらうことを目的とした「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を進めていることを説明し、楽団の方々に本校に児童と関わっていただくことを大歓迎することを伝えると、お二人もとても喜んでおられました。
職員室にいた教員とも交流し、とても有意義な打合せを行うことができました。
楽団のみなさんは、「(仮)なかよしコンサート」に向け、楽曲の検討を始めてくださっているとのことです。
これから、コンクールの予選があったり、合宿などがあったりする中、時間を割いてくださり、本当にありがたいと感じました。
とてもすてきな大学生の方々と本校児童との交流は、きっと唯一無二な経験になること間違いなしです。
夏休みも折り返しを迎えますが、早くも2学期が楽しみです!【校長】
夏休み前でも、ギリギリまで研修!
子供たちを下校させて、ホッとするのも束の間。
夏休みになると、教員は、各自の研修等でバラバラになってしまうことが多いので、全員いるうちに、必要な研修等を行っていきます。
午後は、日野警察署の警察官の方々をお招きして、不審者対応訓練を行いました。
学校には「さすまた」が常備してありますので、不審者の制止の方法を学びます。
写真では伝えることができませんが、不審者役、教員役の警察の方の迫力がすごくて・・・
刃物(ダミー)もあり、見ている教員の表情もひきつっていました。
3つのグループに分かれ、実際に「さすまた」で警察の方を制止する練習をします。
女性教員でも、正しい使い方をすると、動きを抑えることができます。
教員同士でもやってみますが・・・
意味なく小芝居が入ってしまうところが教員の悪いクセです(苦笑)
不審者役の校長も、女性教員に取り押さえられてしまいました・・・。
「さすまた」の使用は、あくまで不審者を制圧することが目的ではなく、警察の方が駆け付けるまでの時間稼ぎとして考えてほしいとのことでした。速やかな通報が大事ということです。
年度後半には、実際に児童がいる中での不審者対応訓練を行う予定ですので、本日学んだことをいかしていきたいと思います。
続いて、職員室に戻り、「服務事故防止研修」に取り組みます。
事例を基にしてグループ協議を行ったり、服務事故防止のポスター案を検討したりしました。
これ以外にも校内の安全点検や教材室整備なども行いました。
教職員にとっても激務の1学期間でしたが、夏休みの期間は、各自の力量を高める期間でもあります。
宿題があるのは子供たちだけではありません。
教職員にとっても有意義な夏にしたいものです。【校長】
37日間を有意義に!
終業式が終わった後は、各学級でのまとめの時間になります。
初めて通知表を受け取る1年生。
担任と握手して、1学期頑張ったことをほめてもらいました。
通知表をもらうときにドキドキするのは、6年生も同じです。
6年生A「校長先生、今学期、ひどかったんだよねぇ・・・」
と言いながら中を見せにくる子も。
校長「・・・。2学期、頑張ろうね・・・。」
現実の厳しさを痛感する学年でもあります。
夏休みの課題の説明を受ける3年生たち。
校長「うわぁ、いっぱい宿題があって大変だねぇ。」
3年生A「でも、わたし、読書が大好きだから、いっぱい本を読めて楽しみ!」
前向きで素晴らしいです。
今日は暑くなりましたが、中休みは、暑さ指数(WBGT)の数値がまだ低かったので、最後の外遊びができました。
担任と遊べるのも今日が今学期最後です。
各学級で、最後のお楽しみの時間を過ごしているところも多くあります。
1年生は、お店を出して、夏祭りです。
「射的」、「おもちゃ屋」、「くじ」・・・
など、たくさんの出店があります。
1年生A「校長先生、遊んでいって!」
勧誘も本格的です。
夏といえば、お化け屋敷!なのが5年生。
怖いお面をかぶって、本格的に驚かせています。
3年生のお楽しみ会では、係活動の発表を行っているところがありました。
イラスト係が、自慢の絵をモニターに映して披露です。
梅雨明けした関東地方。
4年生は、水鉄砲の撃ち合いで過ごしています。
傘を持ち込んでブロックするなど、本格的な攻防が繰り広げられていますが、水がかかって、絶叫です。
一応、理科の内容ですが・・・。
6年生は、1学期の思い出に関する、担任力作の「kahoot!」のクイズ大会で盛り上がっています。
担任が夜なべをして作った自作のクイズ、6年生も激動の1学期を振り返っていました。
大掃除に取り組む2年生たち。
1か月以上、教室に子供が入らなくなりますから、すみずみまできれいにします。
楽しい夏休みなのですが、一方で、この期間に自ら命を絶つ青少年が増加するという悲しい事実もあります。
5年生は、「SOSの出し方に関する教育」に関するビデオを視聴しながら、1つしかない命の大切さや、悩んだときのSOSの出し方などについて理解を深めています。
さぁ、37日間の夏休みの始まりです!
ぜひ、たくさんの体験をし、ひと回り大きくなって、学校に戻ってきてほしいと思います。
よい夏休みを!【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和6年度1学期終業式
3か月半にわたった1学期も今日でおしまいです。
長かったような、あっという間だったような・・・
濃密な期間であったことは間違いありません。
終業式は、基本的に教員主導の式なので、普通であれば「子供たちがつくる学校プロジェクト」と関連がない行事なのですが、今回は、代表委員からの緊急告知もあるため、多くの子供たちが終業式に関わります。
ですから、今回は「子供たちがつくる学校プロジェクト終業式」ということになります。
中継会場である校長室で自分たちの順番を待つ子供たちです。
リモートでの終業式ですが、司会の教員の号令に合わせ。厳粛な雰囲気の中、終業式が始まります。
最初は、女子野球で頑張った児童を表彰しました。
続いて、校長からの話です。
スライドを使いながら、1学期の振り返りと、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の進行状況を確認しました。
各学年の校外学習を中心に、楽しかった思い出を紹介しました。
子供たちも各教室で校長の話をしっかり聞いています。
続いて、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の実例を振り返りました。
例えば、このスライドは、放送委員会の児童が「潤徳ラジオ」の生放送を行っているところです。お気に入りのラジオネームで「最近の出来事」などのおたよりを出している子も多く、それを読み上げるディスクジョッキーの放送委員会の子たちのコメントも本校の昼の楽しみになっています。
また、他の人の役に立つことが「子供たちがつくる学校プロジェクト」につながるということも話しました。
このスライドは、雨の日の1年生の教室で、6年生が遊んであげているところです。おんぶされて甘える1年生たちにとって、6年生は欠かせない存在です。
4月に1年生と一緒に学校探検をした2年生たち。
1年生にどんなことを教えればよいか一生懸命考えて案内したわけですから、これも「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。
地域安全マップを作って、1年生に、学校の周りで危ない場所を教えてあげている3年生たち。1年生にも分かるように、どうやって伝えるか工夫することも「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。
5年生は4年生に、八ヶ岳の自然や動植物のこと、移動教室に行った感想などを伝えていました。こうした伝統を引き継ぐことも大事な「子供たちがつくる学校プロジェクト」です。
今週の火曜日、2学期の音楽会に向け、楽器決めのオーディションをしていた4年生たち。
2学期は「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」が開催されます。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」の1つの山場になりますので、しっかり取り組むように話しました。
最後は、一昨日の「校長と代表委員との緊急会談」の様子を伝えつつ、代表委員会として「子供たちがつくる学校プロジェクト」の成功に向けた提案があることを紹介して、校長の話を終え、代表委員とバトンタッチです。
代表委員の子たちの登場です。
代表委員A「代表委員会として、今年度行いたいと思っている行事は4つです。」
と言いながら、明かされたイベントは2つのみ。
極秘主義が貫かれます。
潤杯(じゅんとくカップ=じゅんはい)は、今年度の新企画です。
代表委員会と各委員会をつなぐ、「中央委員会」で各委員会からの「ミッション」を協議し、実施します。
そして、出ました!「潤フェス2」!
今年もやります!あの興奮が戻ってきます!
しかし、やり方は去年とガラッと変わるようです。
乞う、ご期待!
説明が終わってホッとしている代表委員たちに校長から声が掛かります。
校長「最後、決めポーズで締めくくって!」
とっさに「ギャルピース」のポーズをとる代表委員たち。
こうした臨機応変さが大切です(笑)
続いて、3年生の代表児童から、今学期頑張ったことについて発表がありました。
しっかりと、自分の考えを大きな声で読み上げる3年生たち。
とても立派です。
続いて、校歌斉唱です。
これまで、リモートでの終業式等で校歌を歌うときは、音楽専科が画面の前に立って指揮をし、伴奏をCDで流していたのですが、今回から音楽室で音楽専科が生ピアノ演奏をするところを中継する形式に変えました。
これは、技術的にも難しいことで、テレビで言えば、生放送中に別な場所からの中継を入れるのと同じということになります。
たぶん、日本の学校で、このような形式で校歌を歌っているところはほとんどないのでは?
各教室では、生ピアノ伴奏に合わせてしっかり校歌を歌っていました。
終業式が終わった後は、生活指導部の教員から夏休みの生活について話がありました。
また、情報教育の担当教員から夏休みにChromebookを持ち帰るときの使い方などについて話がありました。
学期のまとめとして、大事な話が多かったので、夏休みから2学期にかけて、しっかりと心にとどめてほしいと思います。【校長】
自らの命は自ら守る!
本校は、今日が水泳指導の最終日です。
最後は6年生の着衣泳の体験で締めることになります。
まずは、通常の水着を着た状態で水慣れをします。
浮く練習もします。この感覚を、後で着衣したときと比較することになります。
持参してきた衣服をプールサイドで着ます。
着替えが終わり、陸上では、おしゃれポーズをする女子たちですが・・・
水中に入ると、「重い!」「気持ち悪い!」など、眉をひそめる表情に変わります。
校長もTシャツを着たまま入りましたが、シャツが体にからむ感覚はあまり気持ちのよいものではありません。
しかし、浮くことは思ったよりしやすいようです。
服の間に空気が入り、浮力が増すのです。
服を着たまま泳ぎます。
やはり、「重い!」「やりにくい!」という声が上がります。
服を着たままだと、体を自由に動かすことができなくなってしまいます。
さらに、用意してきたペットボトルを持って、「ラッコ浮き」をします。
長い時間浮いていることができるので、万が一の際、救助を待つことができます。
校長もやってみました。
ところが、あまり浮きません!
持っていたペットボトルが、2Lではなく、1.5Lだったから?
それとも、昨年度からの体重増・・・?
あまり深く考えるのはやめました(苦笑)
インターンシップに来ている大学生たちも、せっかくなので体験です。
最後は、救助練習で、プールサイドにいる子たちが中にペットボトルを投げ入れ、受け取った子がそれを使って浮く練習をしました。
楽しい夏のシーズンですが、残念ながら、水難事故のニュースも多くなる季節です。
こうした着衣泳の経験が、事故を未然に防ぐことに役立ってほしいものです。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】1学期最後の運試し!
今朝は、今学期最後の児童集会が行われました。
内容は、子供たちが大好きな「ビンゴ集会」です。
各学級では、集会が始まるまでに、1~15の任意の数字を9マスの中に書き入れておきます。
個人ビンゴではなく、学級ビンゴなので、全員で相談しながら数字を決めていきます。
集会が始まりました。
ルール説明が行われます。
リモートによる集会等を行う場合は、基本的には担当の教員の学級をキーステーションにして全校に配信されます。
今日は、1年3組からの中継になりました。
1年生の教室が中継場所になるのは初めてなのですが、全く普段どおりの1年生たち。
さすが、オンライン世代です。
画面には、集会委員が回すルーレットが映ります。
ルーレットが止まった数字が「当たり」です。
数字が止まるたびに、当たった学級からの絶叫が聞こえてきます。
画面には、「リーチ!」、「ビンゴ!」などの各学級の経過がチャットで送られてきます。
中には、「6ビンゴ!」などのラッキークラスもあったようです。
朝から運試しで、今日はちょっと興奮状態からのスタートです(苦笑)【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】極秘、絶対ナイショ!!
「極秘なら、ホームページで公開するなよ・・・」
という、潤徳ファンの皆様の総ツッコミが聞こえてきそうですが、あえて、極秘事項を記事にしたいと思います。
放課後になり、校長室から、子供たちの下校の様子を見ていると、代表委員会担当の教員たちが入室してきました。
代表委員会担当教員「校長先生、実は、代表委員会の子たちが、どうしても話したいことがあるということで来ているのですが・・・。」
校長室の扉を開けると、5・6年生の代表委員会の委員長、副委員長、書記などの幹部の子たちが立っています。
代表委員たち「校長先生、ちょっと、お話ししたいことがあるのですが、いいですか?」
もちろん、最優先です。
公式訪問ですので、ちゃんと着座をして話を聞きました。
代表委員A「今日は、『子供たちがつくる学校プロジェクト』を進めるための代表委員会としての取組を提案しに来ました。」
え。。。
校長への直談判タイム・・・
それも、学校運営の根幹となる「子供たちがつくる学校プロジェクト」の提案・・・
思わず、身構える校長。
ちゃんと、校長に説明すべく、プレゼン資料を準備してきた代表委員たち。
代表委員B「私たち、去年を超えるために日々、頑張っているんです!」
胸熱な展開です。
代表委員C「今から、今年行いたいと思っている行事について、提案します。」
ここからが、極秘内容です。
一生懸命、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を成功させようと、独自企画をプレゼンする代表委員たち。
理路整然とした説明内容と、どうしてもやりたいという、ほとばしるやる気に、校長の心も傾きます。
とは言っても、全校を巻き込むイベントを提案され、校長としても思案のしどころです。
校長からも質問します。
校長「特に6年生は、2学期の後半は明星大学とのコラボ音楽会や連合音楽会もあって、かなり忙しいよ。その中でも準備とかできる?」
代表委員D「大丈夫です。ぜひ、やらせてください。」
他にもいくつか質問してみましたが、きっぱりと回答する代表委員たち。
この覚悟なら、きっと、やりきってくれるに違いありません。
先週の記事にも書きましたが、「子供たちがつくる学校プロジェクト」は、ボトムアップの考えで成り立ちますから、潤徳小がよりよくなるということを子供たちが提案してくれば、だいたい認められるようにする懐の深さが教員側に求められるのです。
校長も腹をくくり、代表委員とハイタッチして、全面協力を約束しました。
大変素晴らしい提案だったので、終業式のときに代表委員コーナーを設けて、直接、全校児童に告知してもらうことにしました。
それまでは、「極秘」です。
意気揚々と退室していく代表委員たちの姿を見て、本当に心強く、頼もしく感じました。
私が本校に着任して3年目。
子供たちの方から、「潤徳小をもっとよくしたい!」という、エネルギッシュな提案を初めて受け、私の学校の理想像が子供たちに伝わっていることが分かり、とても感動しました。
着任以来、最もうれしい日かもしれません。
詳しいことはまだ明かせませんが、2学期以降、本校は、すごい学校になります!
苦労をいとわず、学校を引っ張る素晴らしい子たちがたくさんいて、本当に幸せです。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】あぶないところに、いっちゃ、ダメ!!
3年生は、総合的な学習の時間に「日野市の博士になろう」、「安全マップづくり」の学習に取り組んできました。
学区域のことについて調べ、さらに、身近に潜む危ない場所などについてまとめていきます。
例年は、そのことを学級内で発表しているのですが、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を進めている本校。どうせなら、まだ、学区域のことをまだよく知らない1年生に対して発表しようということになりました。
ペア学級(3-1と1-1、3-2と1-2・・・)ごとに、3年生が1年生に危険な場所や対応方法などについて教えていきます。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」ですから、発表形式も学級によって違います。
写真のように、3年生の発表を1年生全員で聞くパターンもあります。
発表を待つ3年生の別のグループは、1年生の後ろに待機です。
このように、小グループごとに発表を行っている学級もあります。
ポスターで注意喚起をしている3年生もいます。
1年生のために、なるべく簡単な言葉で説明するよう頑張っている3年生たちですが、
1年生たち「漢字を習ってないから、読めません!」
などとツッコまれ、タジタジになっているグループもあります。
発表方法もいろいろです。
このグループは、紙芝居で説明していました。
こちらのグループは工夫していて、実際に撮影してきた危険な場所(この場合、大木島自然公園)を端末からモニターに映し、画面上にペープサートの子供たちを動かして、劇仕立てで説明しています。
遠足でよく行く大木島自然公園も、草むらや木の陰などの見えにくいところは危ない場所になります。薄暗くなると、さらに危なくなります。
1年生も、3年生の発表をよく聞いて、質問したり、感想を発表したりしていました。
それにしても、3年生は、つい4か月前までは2年生で、低学年だったわけですが、今回の発表を聞いていると、ずいぶん、お兄さん、お姉さんになり、すっかり中学年らしくなってきました。
成長を感じ、とてもうれしくなりました。【校長】
八ヶ岳を伝える
高学年の移動教室は、行くだけが目的ではありません。
事前学習、現地での体験学習、事後学習が組み合わさって、1つの学習になります。
5年生は、事前学習で八ヶ岳について調べたことに加え、現地で発見したことや感想などを入れ、来年度、八ヶ岳移動教室に行く4年生に対して、発表会を先週からペア学級(5-1と4-1、5-2と4-2・・・)ごとに行っています。
5年生と4年生がそれぞれ半分ずつ、ペア学級に行きます。
4年生は、5年生の学級に行くので、ちょっと緊張気味です。
一方、5年生のうち、一部の子は、去年、4年生で過ごしていた教室に戻ることになり、「懐かしい~!」と声を上げている子もいます。
Google Meetでペア学級同士を結び、5年生の担任が発表の方法について確認をします。
5年生と4年生で少人数のグループを作り、4年生が5年生の発表を聞きます。
「八ヶ岳の鳥」、「八ヶ岳の植物」・・・など、テーマに基づいた発表を行っていきます。
さらに、現地での思い出や感想などを4年生に伝えていました。
いつもはにぎやかな4年生たちも「先輩」の前ですので、神妙に聞き、発表が終わると拍手をしていました。
発表が終わると、八ヶ岳移動教室に関する自由な質問コーナーになります。
4年生A「宿のごはんは、どんな感じですか?」
5年生A「ハンバーグとか唐揚げとか、みんなが好きな物があるよ。」
5年生B「ご飯とスープはお替わり自由だよ!」
校長「最初のご飯やスープがちょっと冷めちゃってるから、お替わりをして、熱々のを食べるのがポイントだね。」
5年生B「そうそう、僕もすぐにお替わりしたよ!」
5年生と校長が盛り上がるのを不思議そうに眺める4年生たち。来年度、実際行けば分かります。
5年生C「あと、夜の枕投げ、楽しいよ!」
5年生D「結構、楽しいよね!」
それを聞きつけた校長。
校長「こら、4年生に余計なこと、教えない!!」
校長が通り過ぎたのを確認した5年生たち。
5年生C「見付からなきゃ、大丈夫だよ!」
こうして、悪しき伝統も引き継がれていきます(苦笑)【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】ダンスクラブ発表会
例年、ダンスクラブは、自分たちの練習の成果を発表する機会をつくっています。
しかし、それは、年度末に1年間の成果を発表するもの。
今年度は、1学期に頑張ったダンスを発表したいと部員たちが考え、急ですが、発表の場を設けることにしました。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」では、潤徳小がよりよくなるということであれば、だいたい認められるのです。
今日の昼休みに公開なのですが、学期末で、1~3年生は午前授業なので、昼休みはありません。
1~3年生で見たい児童は、「さようなら」をした後、会場の体育館に行って参観してよいことにしているのですが、家の都合などで、すぐに帰らなければならない子のため、中休みの最終リハーサルの場に参加してよいことにしました。
部員たちも、「お客さん」がいた方が気合が入りますので、緊張感のある最終リハーサルになりました。
さて、昼休みの本番です。
昨年度もダンスクラブは発表していますし、「潤フェス♪」の経験で、イベントのあるときには、自動的に子供たちが集まってくるようになっていますので、今日も、開演前から多くの観客が詰めかけています。
ダンスで使う曲名はMrs. GREEN APPLEの「青と夏」。
クラブリーダーから、「夏らしい曲に乗せて、一生懸命踊ります!」と紹介があります。
ちなみに、保護者等の皆様向けにYou Tubeの限定公開を行っていますが、実は、「超密」な児童席から映像を送っています。
さぁ、ダンスの始まりです。
元気に手拍子をしながら会場を盛り上げる部員たち。
会場の観客と一つになって踊りきりました。
・・・でも、これで終わりではありません。
本校の「お約束」、アンコールの大合唱が当然のように起こります。
ということで、2回目のダンスです!
大きな拍手を受けた部員たちの表情は大満足のようでした。
2学期以降も発表会がある・・・かな?
「子供たちがつくる学校プロジェクト」ですから、それを決めるのも子供たちです。
こうした「ゲリライベント」は、本校の新たな特色になりつつありますが、急であっても、子供たちは、問題なく対応しています。
昨年度の150周年のレガシーは大きいものがあります。
1年生にとっては、初めてのフェス系イベントで、最初はかなり戸惑っていましたが、会場の雰囲気に合わせて、楽しそうに体を揺らしていました。
1年生A「わたしも、大きくなったら、ダンスクラブに入ろうかな。」
部員獲得にも大きな効果があるようです(笑)
ご来場いただきました保護者等の皆様、ありがとうございました。【校長】
【子供たちがつくる学校プロジェクト】委員会発表集会4
本日は、4回目の委員会発表集会が行われました。
集会の進行について担当の教員と打ち合わせをします。
本日司会は、代表委員の2名です。進行について、確認しています。
図書委員の代表児童です。「緊張するぅ。」と、話していたので…その面持ちを撮ろうとカメラを向けると…
この笑顔。全く緊張を感じさせません。
集会委員会が発表中です。
内容が工夫されていて、聞いている人が興味をもてるようにクイズが出されます。
1年生は、興味津々で参加していました。
本日、委員会発表をした集会委員、図書委員
そして、司会進行をした代表委員のみなさん、お疲れ様でした。
「子供たちがつくる授業」(研究授業編)第一弾!【研究推進委員会より】
潤徳小学校では第4次日野市学校教育基本構想を受け、「子供たちがつくる」教育活動の具現化を図っています。日々の授業の中でも「子供たちが当事者として参画し、意見し、対話する」場面をつくり出すことができるよう、今年度は以下の研究テーマのもと、授業改善を推進していきます。
「子供たちがつくる学校(学習)」プロジェクトの推進
~学び合いを通して探究する児童の育成(複線型)~
複線型の授業とは、子供たち一人一人の興味関心に応じて、クラウドを活用しながら、それぞれのペースで、それぞれが好きなタイミングで他者の考えを参照しながら行う授業のことです。従来の教師の一斉指導による一斉の学習では、35人いれば35通りある子供たちの学び方や興味関心に応じた学びを進めることができません。子供たちの主体性を重視する「子供たちがつくる」授業は、複線型の授業をイメージして行います。
(図2)一人一台端末活用新旧イメージ 従来授業+端末活用(2022 高橋純)
(図3)一人一台端末活用新旧イメージ クラウド活用授業(2022 高橋純)
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/49.htmlより抜粋
昨年度までの研究で積み重ねてきたChromebookの有効的な活用法を生かしながら、さらなる授業改善を目指していきます。
第4学年社会科「ごみの処理と再利用」における
複線型授業の実践
第4学年の社会科では「ごみの処理と再利用」における複線型授業を行いました。
はじめに、既習事項である「資源ごみ」の意味を復習します。「新しく生まれ変わることができるごみ」が「資源ごみ」です。では、「資源ごみは何に生まれ変わるのか」と本時の学習課題を確認します。
その後、学習の仕方を確かめます。資源ごみが何になるのか、そして再利用される仕組みについて各自ノートやスライド等好きな方法でまとめます。「誰と」「どこで」「どのように」学ぶのか、子供たち自身が選びます。しかしそれは「学習のためであること」を確認します。
学習の時間が始まると、それぞれ学びやすい形を選んでいきます。
「一緒にやろうよ」
と早速机を動かす子もいれば、素早くChromebookを開き1人で調べ始める子もいます。
顔を見合える形にしたり、横に並んで調べたり、途中から
「一緒に混ざってもいい?」
と加わる児童もいました。
また、活用する資料も子供たちが選びます。
本で調べる子もいれば、
パンフレットを使う子、
インターネットで調べる子もいます。
まとめ方も子供たちが選びます。
本で調べたことを直接オクリンクのスライドに書く子もいれば、
ノートにまとめている子もいます。
最終的には、ノートも撮影して、オクリンクにアップロードすることで、誰でもいつでも見られるようにしていきます。
教師はその間子供たちの学びの様子を見守り、助言を行います。
調べている間にも、オクリンクの共有画面を開き、友達がどのようなまとめ方をしているのか確かめている児童もいました。
時間で区切り、それぞれが学んだことをまとめていきます。1つ1つの資源が何に生まれ変わるのか、分かったことを全体で確認します。
児童A「缶は鉄資源になることが分かりました。」
教師「鉄資源は、何になるの?」
児童B「それ私見たよ!たしか、自動車の何かになるって書いてあった!」
教師「ペットボトルはどうですか?」
児童C「服になる」
教師「えー!ペットボトルが服になるの?」
「うん、そうだよ!」とたくさんの子から声が挙がりました。
教師「どうやって服になるのか、調べられた人?」
児童D「細かく砕いて…えーと…」
すると、児童Eが調べるときに使用していた本を取り出しました。
児童E「細かく砕いて、ペレットになって、ペレットから切れない糸になって、それが服になるんだって。」
児童ら「へぇ~。」
最後に、資源ごみとして再利用されるために自分たちができることを考えました。
児童F「分別」
教師「なぜ分別が大事なの。」
児童G「別のものに生まれ変わることができないから。」
児童H「燃えるゴミだと燃やされちゃう!」
また、調べたことを生かしながら、できることを答えている児童もいました。
児童I「びんは、色別に分別して、割ってから生まれ変わるから、割れないようにそのままの形で捨てることが大事。」
研究協議会の様子
授業後は、帝京大学 教授福島 健介様を講師としてお招きし、研究協議会が行われました。協議会では、以下のような成果と課題が出ました。
成果
- 調べることが多様で、主体的な学びを促す課題設定ができでいた。
- まとめ方について教え合いがあった。
- 何を使って調べるか(本7人、資料1人、他インターネット)、どうまとめるか(ノート9人、オクリンク18人)が多様で、一人一人が主体的に学んでいた。
課題
- 途中参照を行う児童が少なく、友達の意見を参考にしているかが分からなかった。個々の調べ学習にとどまっていたように感じた。
- 資料が少なく感じた。クロームブックでまとめる場合に、コピー&ペーストばかりになっている。
また、福島先生からは、このような評価・指導をいただきました。
- 複線型の基本スタイルを抑えた授業である。
- 複線型を追求することはゴールではない。ゴールは、「学び合いを通して探究する児童の育成」である。
- 社会科とは、「よりよい社会について考える教科」
- 今回の授業で言えば、「リサイクル」について多面的・多角的な視野をもって考え、課題を追求・解決することである。
- 教師はどの段階で何を評価するのか。指導案には「理解している」ことを評価するとあるが、それぞれが学習している過程は評価しなくてよいのか。
- 何のために話し合うのかを考えよう。従来型の授業では、「〇〇が分かりました。」「いいですね。」と発表のための話し合いになっていた。しかし、本来は「もっと知りたいから」「分からないから」「考えを取り入れて活動したいから」話し合うのである。よりよくなるために「他者参照」をし、その中で必然的に「話し合い」が生まれる。それをサポートするのが教師の役割なのである。従来型の授業で行っていた最終的な「発表」は、学習の過程ですでに話し合いが行われているのだから、必要ない。
- まとめたことをオクリンクに挙げて考えを共有し合うのはゴールの活動ではない。
- 途中でオクリンクを読み合う活動が欲しかった。
- 「複線型」は授業形態の1つに過ぎない。複線型の授業をすることをねらいとしなくてよい。「学び合いを通して探究する児童の育成」を目指すこと。
- 今後のポイントは振り返りである。自分の活動全体を統括的に見ることで、メタ認知をする。また、「他者参照」「話し合い」をする中で、自己調整学習をしていく。
- 研究主題である「主体的に学習を続け、探究する学び合いを通して探究する児童」をどのように評価するのか。ルーブリック評価も今後取り入れていくのはどうか。
- 複線型を重視するのではなく、どのように学び合いをさせるのかを重視する。
「子供たちがつくる学習」をテーマに複線型の授業実践をしていこうと研究推進委員会で出発したところですが、あくまで「学び合いを通して探究する児童の育成」を目指していることを忘れてはならないことをご指導いただきました。今後は、評価の仕方や振り返りの仕方、どのような学び合いを目指すのかを考えながら授業改善を図ってまいります。
(2016年4月から2018年3月まで)