日誌

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【子供たちがつくる学校プロジェクト】みせつけろ おれらの魂

9月1回目の3連休が過ぎ、10/19の運動会までおよそ1か月に迫ってきました。

中休みの時間には、5・6年の各教室から選ばれた児童が集まり、「運動会実行委員会」が開かれました。

「運動会実行委員会」は、全体スローガンの協議を行うなど、運動会全体に関わる企画を行う組織です。

今日は第1回目ということで、委員長や副委員長決めなどの組織の形をつくるところからのスタートでしたが、意欲的な児童がたくさんいて、大いに運動会を盛り上げてくれそうです。

同じ中休みには、6年生の「踊リーダー」たちが体育館に集まって、「潤徳ソーラン」の練習を行っていました。

(まだ、プログラムを公開していないのですが、6年生の「定番」は公開です・・・)

一歩先行して、他の6年生たちのお手本にならなければなりません。

この後の3時間目には学年練習があるため、真剣に取り組んでいます。

そして、3時間目、6年生全員が体育館に集まって、第1回目の全体練習会が行われました。

6年生の運動会担当の教員がスライドを作り、全体を鼓舞します。

ソーラン節は、ニシンでいっぱいになった網を手繰り寄せ、ニシンを陸まで運ぶ船にくみ上げる作業のとき漁師が唄った北海道の民謡です。

それが「潤徳ソーラン」にアレンジされるわけですが、漁師の力強さが必要であることが力説されます。

6年生の子供たちが考えた、今年度の「潤徳ソーラン」の合言葉は、

「全力 迫力 団結力 みせつけろ おれらの魂」

であることが披露されます。

早速、全員で唱和します。 

気合の入ったところで、先ほどの中休みまで練習を重ねてきた「踊リーダー」たちがお手本の踊りを披露します。

今後、「踊リーダー」たちは、小グループごとのミニ先生となり、徹底的に細かい動きを教えていくことになります。

今回は1回目の練習ですから、運動会の担当教員のまねをしながら、一つ一つの動きを確かめていきます。

運動会に向けて、「潤徳ソーラン」+αの内容に取り組んでいく子供たち(それは、まだ秘密です)。

他の学年に6年生としての格の違いを見せつけることができるでしょうか?【校長】

都立七生特別支援学校による出前授業(2年生)

都立七生特別支援学校から出前授業として特別支援教育コーディネーターの先生が来校してくださいました。

機械のトラブルにより始まりが遅れてしまいました…先生の「気持ちを切り替えてご挨拶をしましょう。」の声にすぐに姿勢を正せる子供たち。とても、素晴らしいです✨ 

都立七生特別支援学校を「ななとく」と呼ぶことを知りました。

コーディネーター「みんなと違うところがあるか、聞いてくださいね。」

児A「…一緒だよね。」

児B「まだ、聞いてないよ。今からだよ。」

児A「だって、ななとく。 じゅんとく。ほら。同じじゃん。」

子供の思考力は「無限大」を感じた瞬間でした。だから、子供は素晴らしい✨

さあ。では、気持ちを新たに違いを聞いてみましょう。

コーディネーター「ななとくの子は、にがてなことがあります。」

スライドをじっくり見て・・・

児C「うん。一緒」

児D「分かる。分かる。」

深く共感しています。

また、病気ではないことを知りました。

クイズを交えて「ななとく」の生活を教えていただきます。

「給食は、食べる?」「それとも、お弁当?」

もちろん、先生も参加型です。この時間は、先生も意見を求められます。

先生「お弁当だと思います。なぜなら、一人一人授業が違うから、食べるものも違うと思ったからです。」

 さあ、正解でしょうか。どうでしょうか…子供たちも興味津々。

正解は…「給食です!!」

児E「先生。どんまい。大丈夫だよ。」

児F「給食かぁ。私たちと同じだね。」

児G「ちがうじゃん!!!」

児H「どこが??」

児Ⅰ「本当だ!!!牛乳が瓶じゃない!!!」

違いにばっちり気が付く子供たちです。

 

そして…最後に

次回、「ななとくの2年生が交流に来ます。」と、お知らせがありました。

児H「転入生だぁ~!!」

コーディネーター「(苦笑い)そうではないよ。交流です。」

児I「どっちにしても楽しみだ~!!!」

次回の交流会を待てない様子の2年生でした。

同じところも違うところもある「ななとく」のお友達

副籍交流として本校の児童と交流することになります。

どんな交流ができるか楽しみです✨

【子供たちがつくる学校プロジェクト】応援団結団式

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが「5類」になり、昨年度から「通常モード」の運動会ができるようになりました。

運動会と言えば、応援団が花形です。

今年度は「子供たちがつくる学校プロジェクト」を進める中での応援団ですから、更なるパワーアップが期待できます。

今日の中休み、今年度の5・6年生の応援団員が全員集まり、「結団式」が行われました。

まずは、赤組、白組の団長が自己紹介をします。

団長は、6年応援団の中で立候補し、「所信表明」を行って選ばれています。

全体を引っ張る要(かなめ)です。

その後、団員が一人ずつ自己紹介をしました。

大きな声でしっかりと自己紹介できる子が多く、期待できそうです。

担当教員の紹介です。

教員も本腰を入れて、子供たちをサポートします。

「応援団ガイドブック」を見ながら、今後の予定や、団員の心構えなどを確認します。

担当教員「応援団は、とても目立ちます。1~4年生に生活面でもお手本にならなければなりません。」

気が引き締まる団員たちです。

明日から、様々な打合せや練習が続いていきます。

運動会を盛り上げる主役として活躍してほしいものです。【校長】

月と太陽

理科の学習は実験や観察がつきものです。

その中でも、学校では少し扱いにくい学習内容があります。

4年生の「月と星の変化」

6年生の「月と太陽」

です。

共に夜の天体の観察などをした方が学習効果が高いため、学校の授業だけでは全てをカバーすることが難しい面があります。

6年生は理科室で、「月と太陽」の学習を行っていました。

もちろん、午前中ですから、実際に月を観察できるわけではありません。

ライトを太陽、ボールを月として、月の満ち欠けの様子を再現します。

さらに、教員用の実験器具を使い、太陽、地球、月の関係をモニターに映し出します。

写真がピンボケしてしまい、ちょっと分かりにくいですが、月の満ち欠けの様子がモニターに映ります。

こちらは、ちょうど半月になったところです。

このように、学校ではできる限りの学習を行いますが、やはり、天体に関することは実際に観察した方が理解も深まります。

来週、9/17(火)が「中秋の名月」となります。

ぜひ、ご家族揃って、美しい月を眺めてみてはいかがでしょうか?

熱帯夜が続いているかもしれませんが・・・【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】1年生ありがとう会

1学期の日光移動教室を楽しんできた6年生たち。

楽しめた影の功労者に1年生たちがいます。

梅雨時の実施になる日光移動教室。天気次第で思い出が大きく変わってきます。

1年生は、6年生が楽しめるよう、一生懸命、晴れるようにメッセージ入りのお守りを送っていました。(詳しくは、こちら

6年生たちは、1年生の優しい気持ちにお礼を言いたいと、日光移動教室実行委員会の児童が中心となって、「1年生ありがとう会」を企画し、今日の5時間目に実施しました。

6年生が1年生と一緒に遊べる内容を考え、共に遊ぶことで感謝を表す会ということです。

当然、司会進行は実行委員会の児童です。

予定にはなかった、校長の話を入れてくれました。

校長からは、移動教室の成功のためにプレゼントをしていた1年生にお礼を伝えるとともに、「151プロジェクト」を進める新たなイベントを創り出した6年生の企画力を大いに誉めました。

まずは、じゃんけん列車です。

ただし、同じ学年とじゃんけんできません。

必ず、1年生と6年生がじゃんけんをするということです。

当たり前ですが、6年生の多くが1年生とのじゃんけんに負けます。

1年生の肩につかまって、6年生が移動していく光景は何ともほほえましいものです。

でこぼこの長い列になって、一緒にゲームを楽しむことができました。

続いての遊びは「だるまさんが隠れた」です。

実行委員が遊び方の説明をします。

この遊びは「だるまさんが転んだ」の応用編です。

1年生と6年生がペアになり、1年生が鬼に見付からないように6年生の背中側に隠れながら「だるまさんが転んだ」をします。

ピタ~っと6年生の背中に密着して、鬼に見付からないように必死に隠れる1年生たち。

この姿が何ともかわいらしいです。

6年生が夢中になりすぎて、1年生を置いていってしまうことも・・・(苦笑)

予想はしていましたが、ちゃっかりとおんぶしてもらっている子もいます。。。

1年生は6年生が大好きなので、くっついて離れないという感じです。

最後は、全員で感想を伝え合いました。

1年生がみんな「楽しかった!」と感想を言っているのを聞いて、目を細めている6年生たちです。

6年生の日光移動教室実行委員の子たちは、1年生のことを考えたルールを一生懸命考えて準備をしました。

これまでの潤徳小にはなかった新たなイベントを考えた6年生たち。

さすが「子供たちがつくる学校プロジェクト」の中心を担う存在です。

 

今回は、1年生と6年生のほのぼのとした交流が多く見られると考え、直前でしたが1年生と6年生の保護者の皆様に「プチ公開」のお声をかけさせていただいたところ、多くの保護者等の皆様においでいただきました。

ご協力いただき、ありがとうございました。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】6年生を超える4年生!?

運動会(10/19)まで1か月余り。

校庭や体育館の割当に基づいた練習はまだ始まっていませんが、事実上、各学年の運動会の取組はスタートしています。

午前中、校内を回っていると、2年生の学級では、早くも子供たちが一生懸命踊っています。

校長「何を踊ってるの?」

2年生A「ないしょ!」

まぁ、運動会の踊りであることは間違いありません(苦笑)

5時間目は、4年生が多目的室に集まって「運動会決起集会」を行いました。

「チーム4年」で一つにまとまり、6年生を超える運動会をつくろう!と壮大な目標を立てています。

4年生たち・担任「チーム4年!、チーム4年!、チーム4年!・・・」

何回もシュプレヒコールを行い、気分を高揚させる担任と子供たち。 

担任「さぁ、校長先生もお願いします!」

各学年、公平でなければならないのに、4年生のシュプレヒコールに駆り出される校長(苦笑)

一緒にノリノリになります。

各学級のクラスカラーのスカーフを使ったダンスをするようですが・・・。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」ですから、これから、子供たちが意見を出し合って創作していくのだそうです。

日本に一つしかないオリジナルダンスを目指すようです。

強敵、6年生を超えられるかな?

今後の練習計画を見ながら、運動会に向けて、学年一丸になって取り組んでいくことを確認していました。

それにしても、同じ時間に、1年生と6年生の「1年生ありがとう会」も行われていたので、校長は両方をハシゴすることに。

体が2つほしいと思いました・・・。【校長】

栄養士校外実習

今月は、将来の教職を目指す3名の教育実習生が本校で学んでいますが、受け入れているのは教育実習生だけではありません。

今日から、栄養士を目指す大学生の実習を本校で行うことになりました。

本来、朝のうちに教職員への挨拶を行うのですが、今日は多くの児童が参加する全校朝会が行われ、準備にバタバタとしていたため、いきなり、給食室での実習を行いました。

実習生が来たからといって、分刻み、いや秒刻みの作業工程は変わりません。

「戦場」のような調理作業を間近で参観します。

管理職への「検食」の準備も本校の栄養士と一緒に行います。

作業が一段落したところで、給食を食べている時間を使い、全校児童向けの挨拶を行います。

衛生管理上、給食室に入れる人員は限られますので、校長と実習生で、撮影する端末を交換し合う「省エネ撮影」で全校への生中継を行いました。

実習生「私は、小学校のとき、1年生から6年生まで1回も給食を残したことはありません。」

さすが、栄養士を志す人材は心掛けが違います。

この挨拶を聞いていた1年某組では、入学してから今日まで、給食を残したことがない児童は2人だけだったとか。

栄養士への道は、遠く、険しいかもしれません(苦笑)

調理作業が終わった後も、本校栄養士から、実務等についてみっちりレクチャーです。

順番は逆になりましたが、職員夕会にて、本校教職員への挨拶を行いました。

1日フル回転でしたが、「楽しいです!」とのこと。

給食の作業に加え、本校の児童ともたくさん関わってほしいと思います。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】全校朝会(9月10日)

今朝は、2学期最初の全校朝会を行いました。

夏休みの間などに頑張った児童が多く、表彰がたくさんあったことや、各委員会や音楽会実行委員会からの発表などもあり、児童が多数出演することから、いつもの校長室ではなく、多目的室からのオンライン朝会となりました。

まずは表彰から。

サッカーチームの表彰です。

女子野球です。

水泳で好成績を収めた2人です。

ピアノです。

最近、賞状やメダルを渡すだけでなく、校長とボーズをとって生中継することが「お約束」になってきました。

頑張っていない校長も一緒にピースなどをする不思議な時間となっています(苦笑)

さらに、「はたらく消防の写生会」(詳しくは、こちら)で優秀賞、入賞に選ばれた児童を表彰しました。

どの作品も力作です。

表彰が多かったこともあり、準備していた校長の話は大幅に省略し、「『子供たちがつくる学校プロジェクト』に関係する話をしてもらいます。」と言って、代表委員の児童にバトンタッチします。

 

今年度の「子供たちがつくる学校プロジェクト」の目玉でもある「潤杯」についての説明があります。

代表委員A「今年の代表委員会は、150周年から新たな一歩を踏み出そうということで『151プロジェクト』を進めています。今回はその中の『潤徳カップ』略して『潤杯』のことについて発表します。」

概要は、各委員会からのミッションをクラスや学年で協力し合い、クリアしていくイベントが「潤杯」であり、イベントの上位クラス(学年)の表彰もあるとのことです。

代表委員B「これで、代表委員会からの発表を終わりま・・・」

保健委員会委員長「ちょっと待った~!」

話を締めようとする代表委員の間に割って入る保健委員会委員長。

本校の定番の光景です(笑)

ここで、保健委員会からの「潤杯」の内容が告知されます。

「緊急!ハンカチ調べ」です。

どうやら、2学期の間のどこかの1日、保健委員会の児童が教室で抜き打ち検査を行うようです。

その時持っていたハンカチの数をポイント化して、優勝を決めるようです。

気が抜けません。

毎日持ってきていれば、問題ないのですが(苦笑)

続いて、エコ委員会からの「潤杯」に関する告知です。

エコ委員会の「潤杯ミッション」は、「地球を守ろうウィーク」の取組です。

この期間に集まった「ベルマークの点数」をポイント化し、優勝を決めるとのことです。

このホームページをご覧になった保護者の皆様、ごみを捨てる前にベルマークがついていないかご確認を!

さらに、エコ委員会独自キャラクター、「エコ丸」の紹介!

「ウリー」と「サクラモチ」を越えるキャラクターに育つでしょうか?

「隠し玉」が次々公開されます。

続いて、音楽会実行委員会の委員長、6年リーダーからの告知です。

ここで、9/27(金)に行われる、明星大学学友会吹奏楽部との「(仮)なかよしコンサート」の正式名称が発表されました。

「新!MJコンサート ~始めよう音のコラボレーション~」

です。

「新」は吹奏楽団の方との新たな出会い、今までにない新しい行事などの意味があり、MJは「Meisei」、「Jyuntoku」の頭文字を取ったとのことです。

かっこいいネーミングです。

音楽会実行委員会、素晴らしい!

そして、ここでカメラが切り替わり、放送室内から放送委員会の児童が告知します。

昼の放送の改革を進めている放送委員会の子供たち。

Google Formsを使い、好きなときに好きな曲をリクエストできるシステムを提案しました。

まさにFMラジオ・・・。

子供たちから大人気の「潤徳ラジオ」の新ネタ募集を行うなど、楽しい昼の放送づくりに全力を注いでいます。

こうして、「子供たちがつくる学校プロジェクト」が全開状態となり、学校が大きく生まれ変わろうとしています。

代表委員会の進める「151プロジェクト」、すごいことになってきています。【校長】

【JDTA】なでしこ教育実習生

本校では、今月、多くの教育実習生を迎え、特色ある教育活動である「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を進めていることは、以前にもお伝えしたとおりです。(詳しくは、こちら

今日から、今月3人目の実習生が活動を開始しました。

まずは、職員室での挨拶からスタートです。

教職員も温かく拍手で迎えます。

実習生は、9月末までの3週間、「1年生付」として活動します。

そのため、朝の時間に4つの学級を回って挨拶します。

当然、1年生からの質問攻めの洗礼を受けます。

給食、清掃等の所属は1-2となります。

1時間目の1-2の授業は音楽だったこともあり、早速、本校の校歌を元気に歌って実習生に紹介する子供たちです。

暑さ指数(WBGT)の数値が高く、避難訓練も校庭で行えなかったので、休み時間も室内で過ごします。

こまやあやとりなどを一緒に遊ぶよう、実習生にせがむ子供たちです。

昼の給食の時間、全校児童向けにビデオによる生中継の挨拶を行いました。

校長「全校の子供たちに一発で覚えてもらうにはどうすればいいと思う?」

実習生「それって、何かやれってことですかね?」

校長「まぁ、子供たちは喜ぶよねぇ・・・。」

というわけで、生中継を体育館から行い、一言、挨拶をした後、

実習生「それでは、リフティングをします。」

と言って、実技を披露しました。

大学で女子サッカーに取り組んでいるという実習生。本領発揮です。

ちなみに、生中継の端末操作を行っているのは、実習時期が重なっている「3年生付」の実習生です。

お互いに協力し合います。

校舎内では、実習生の「生リフティング」を固唾を飲んで見守っています。

5年生の教室からは「おぉ、すごいな・・・」という声が上がっていました。

無事に「生リフティング」が成功すると、歓声が上がり、画面に向かって手を振っていました。

「1年生付」ですが、他の学年のハートもがっちりつかんだようです。

今日の6時間目はクラブ活動で、4年生から6年生が一緒に活動します。

家庭クラブに参加した実習生。

家庭クラブ長「ドリブルが得意な教育実習の先生です。」

と紹介されて、照れていました。

どうやら、ミシンよりドリブルやリフティングの方が得意なようです。

もちろん、教育実習のメインは自分で授業ができるようになること。

授業を参観しながら、熱心に子供たちに声をかけていました。【校長】

避難訓練(9月)

朝の9時半過ぎの暑さ指数(WBGT)の数値が35を超えています。校庭の気温は42℃以上・・・。

暑さ指数は31以上は「危険」であり、すべての生活活動で熱中症がおこる危険性があるため、外出はなるべく避け、涼しい室内に移動することが推奨されています。

9月も2週目に入ったというのに、まだ外は「危険」、それどころか「35」ですから異常ともいえる状態が続いています。

「酷暑」はいつまで続くのでしょう・・・。

今日は、避難訓練がありました。

学校の近隣のマンションから出火した場合を想定した訓練です。

本来であれば、校庭に避難するまでを行いたいところですが、暑さ指数の状況を見て、校舎内のみで実施する「雨天バージョン」で実施しました。

放送の指示を聞いてから、速やかに防災頭巾をかぶり、廊下に避難します。

ハンカチ等で口をおさえ、廊下に出て、点呼を行います。

本来であれば、学校の近隣の火災なので、その場所を踏まえ、いつもと違う避難経路から避難することが目的なのですが、校庭には出ないため、ここまでの訓練となります。

放送で校長から講評を行いました。

・学校は、一般的には、街の中心から外れたところにあることが多い。

・学校には校庭などの広い土地が必要なので、駅前のにぎやかな場所ではなかなかそのような場所はとれないからである。

・昨年度まで交流していた山都町立潤徳小学校の学校の裏は田んぼが広がっていたのを覚えている人も多いだろう。

・全国的には、このような眺めの方が普通である。

・日野の潤徳小は歴史があるので、街がにぎやかになる前から学校ができていた。

・駅前の住宅地の中に学校があるのは珍しいことである。

・学校のそばで火事が発生し、燃え広がる可能性もある。そこで、今回のような特別な訓練を行っている。

・今日は、暑いため、廊下までの訓練としたが、本当にこういうことがあったときは、暑くても避難しなければならない。避難経路などはしっかりと覚えておいてほしい。

学校では、火事も危険、熱中症も危険という、危険と隣り合わせの日々が続いています。

日本の「熱帯化」が本当に心配です。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】中央委員会、激論!

「子供たちがつくる学校プロジェクト」を推進するうえで、基盤となる各委員会活動の取組を共有化し、横断的な活動ができるよう、新規の組織として発足した中央委員会。(詳しくは、こちら

2学期最初の中央委員会が今日の昼休みに行われました。

今、全校児童、教職員の関心は、運動会、音楽会という2学期の2大行事に向いています。

しかし、本校の中心となる中央委員会の子たちは、その先の「潤杯」のことについて考えています。

(「潤杯」の詳細は、まだ明かせませんが、代表委員が発表した概要は、こちら

代表委員A「○○委員会の企画は、『潤フェス2』の時期の直前まで行っているので、期間を短くするか、3学期に移すことはできませんか?」

委員長A「学年対抗で行うつもりなので、どうしても1週間以上の期間はほしいです。」

委員長たちは、全員端末を持ち込み、Google スプレッドシートで各員会の報告を確認しています。

また、各員会の企画の予定も一覧表を共同編集することで、その場で全員が共有しています。

代表委員の書記は、Google ドキュメントにものすごいスピードでタイピングし、会議録を同時に作成しています。

中央委員会の様子は、洗練された企業の会議に匹敵します。

校長「どうしても、全校に知らせたい内容があるなら、全校朝会のときに発表することもできますよ。」

委員長B「そうか、それなら、うちの委員会も発表させてもらおうかな・・・」

2歩も3歩も先を見通して「子供たちがつくる学校プロジェクト」を進めようとしている中央委員会の子供たち。

頼りがいがあります。

一方、昨日立ち上がった「音楽会実行委員会」も連日、会議を行っています。

こちらも議論伯仲です。

来週の全校朝会で重大発表があるようですが・・・。

どうなりますか。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和6年度第3回たて割り班活動

今日は、2学期最初のたて割り班活動です。

いつものとおり、5年生が1年生を迎えに行き、活動場所まで手をつないで連れていきます。

かなり慣れて、速やかに移動できるようになりました。

全体指示は、代表委員が放送で行います。

遊び開始です!

活動を行っている教室からは大きな歓声や笑い声が聞こえてきます。

2学期始めの学年集会で、たて割り班の一層の充実を目標に掲げた6年生たち。(詳しくは、こちら

今までにない新規の遊びを開拓している班も複数あり、意気込みを感じます。

写真は「いうこと一緒、やることぎゃーく」という新しい遊びです。

6年生が「みーぎ」と言いながらジャンプすると、下級生たちは、「みーぎ」と言いながら左の方に行かなければなりません。

間違える子が続出の難易度の高い遊びです。

気温は高いものの、湿度が低かったこともあり、暑さ指数(WBGT)の数値が規定値以下だったので、全体の半分の班は外遊びをしました。

子供たちにとっては、暑さより遊びの楽しさが勝ります。

班で協力しながら楽しく遊んでいました。

活動終了後は日陰で振り返りをします。

各学年から様々な意見を出し合うことで、次回の活動に生かされます。

さらに、下級生が教室に戻った後、班の担当教員と話し込んでいる班もありました。

6年生A「やっぱり、暑かったから、早めに休憩をとるべきだったかなぁ。」

6年生B「何回か、水分補給の時間をとった方がいいよ。」

こうした前向きな姿勢が、次回、さらに充実した活動に結び付くことでしょう。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】音楽会実行委員会発足!

本校が取り組んでいる「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大きな柱が明星大学学友会吹奏楽団とのコラボレーションによる音楽会の実施です。

音楽会とその関連イベントである、

9月27日(金)
 「(仮)なかよしコンサート」

11月16日(土)
 「(仮)潤徳小学校×明星大学 音楽会」
令和7年2月8日(土) 
 「(仮)おわかれコンサート」

に向けて、計画が練られていますが、今日、その中心となる「音楽会実行委員会」の第1回目の会議が行われました。

中休みに家庭科室に集まった5・6年生の各学級から選出された音楽会実行委員の子供たち。

まずは、自己紹介を行います。

担当教員から話し合うことについての説明があります。

校長からも話をしました。

校長「『子供たちがつくる学校プロジェクト』の大きな柱が音楽会です。明星大学の方々と一緒にコラボする、日本で一つしかない音楽会です。誰もやったことのない音楽会をつくるわけですから、みなさんの役割はとても重要です。運動会実行委員会や移動教室実行委員会など、他の実行委員会も多くありますが、この音楽会実行委員会はその中でも特別なものです。みなさんは、潤徳のNO.1の実行委員という自覚をもって、全校を引っ張ってください。」

子供たちの表情が引き締まります。

実行委員長、5年リーダー、6年リーダーを選出する話し合いをします。

やる気のある子たちばかりで、すんなり、役割が決まります。

実行委員長、5年リーダー、6年リーダーから、力強い決意が語られます。

まずは、各コンサート等の名称決めから話し合いを始めます。

各コンサート等の「(仮)」がとれるのももうすぐです。

実行委員たちの活躍に期待です!【校長】

運動会も!音楽会も!

台風10号の影響もほぼなくなり、2学期の大きな行事に向け、活動が本格化しつつあります。

校庭では、3年生が50mのタイム測定を行っています。

2年生までと違い、3年生になると、運動会ではトラックでカーブを曲がって走ることになりますが、まずは自分の走力を知り、高めることが大事です。

校庭の校舎側では、5年生が何らかの「攻防戦」を行っています。

運動会の団体競技に関係するゲームのようですが・・・

まだ、内容は非公開です。

 

一方、音楽会の練習も本格化しつつあります。

音楽会の練習は、基本的には音楽室でしかできませんから、計画的な取組が必要です。

ですから、運動会より後の行事ですが、現在、練習に熱が入っているのは、むしろ音楽会の方になっています。

第2音楽室で合唱練習を繰り返す1年生たちです。

同じく、2年生です。

美しい歌声が、第2音楽室に響いています。

第1音楽室では、6年生が合奏練習をしていました。

6年生は、市の連合音楽会もありますから、「音楽漬け」の2学期になります。

今回の音楽会は、明星大学学友会吹奏楽団とのコラボレーションという前代未聞の取組となります。

前例がありませんから、今日の中休みの時間も関係教員で臨時に集まって協議を行いました。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」は一方で「教職員がつくる学校プロジェクト」にもなります。

全員でアイデアを出し合って、素晴らしい行事を創り上げたいと思います。【校長】

近距離タブレット注意報!

「そんなにテレビに近付いて見ないの!」

昭和のころからの家庭内での定番の会話ですが、令和の時代は、「テレビ」が「ゲーム」、「スマホ」、「タブレット」、「パソコン」などに置き換わることが多くなっています。

つまり、視力を低下させる要因が増えているということです。

 

今日は、2学期の身体測定の最終日。4年生が学級ごとに身長、体重を測定します。

身体測定の前には養護教諭からの保健指導があります。

本日のテーマは近視の未然防止。

「視力検査Tシャツ」を着て、気合の入る養護教諭です。

(ちなみに、視力検査で使われている、アルファベットのCのようなマークは「ランドルト環」といいます。)

まずは、アニメーションを見ます。寝ながらタブレットを長時間、近距離で見ている子が出てきます。

4年生A「あ、僕だ!」

という子も。

「アイケア」に関する話も出て、子供たちの意識を高めます。

本校での視力検査の結果が示されます。学年が進むとA(視力1.0以上)の割合が減り、D(視力0.3未満)が増えています。

特に中学年の3・4年生からDの割合が急増するので、近視を未然に防ぐ生活を心掛けることが大切なわけです。

学校でも端末を使うことが日常化していますから、子供たちに注意を促していかなければなりません。

養護教諭からは、眼球をイメージした模型を使い、焦点が合う仕組みについて説明があります。

この焦点が合わないと近視などになるわけです。

養護教諭「近視になりにくくするには、遠くのものを見る習慣を付けることが大事ですよ。遠くを見てるかな?」

4年生B「高幡不動尊の五重塔を見てるよ。」

養護教諭「え、どこから見てるの?」

4年生たち「教室からだよ。」

本校らしいやり取りです。

体はすくすく成長しても、目が悪くなってしまうと日常生活に大きな影響が出てしまいます。

一度近視になると、元に戻ることはないのです。

校長室からは高幡不動尊の五重塔が見えないため、4-1の教室に行ってみると、確かに五重塔が見えています。

近視防止のために五重塔を眺める子供たちです。

最近、ホームページ作成だけでも文字がかすみ、ますます目が悪くなってきているのを感じる校長。

4年生の教室を回るのを重点化して、五重塔を眺めることを日課にしようかなぁ・・・(笑)【校長】

年1回の健康診断

BMI値の増加、肝機能の低下、高血圧・・・

年々、結果を見るのが怖くなる健康診断。。。

という校長の話ではなく、今日は、本校のアイドル、烏骨鶏の「大福」の健康診断のために、たかはた動物病院の先生に来校していただきました。

今日は、委員会活動の日。

日ごろから「大福」の世話をしている飼育委員の児童にも健康診断に立ち会ってもらうことにしました。

健康診断を行う前に、烏骨鶏のことについてお話いただきました。

スライドに「サクラモチ」も入れていただき、とても親しみがわきます。

 

烏骨鶏はキジの仲間であること、1500年以上前から霊鳥として親しまれていたこと、我が国の天然記念物であること、卵を年間50個ほど生むことなど、様々な知識を教えていただきました。

続いて、飼育小屋の前に移動し、健康診断を行います。

まず、体重測定をします。

体重は1.25kgでした。(女の子なのに個人情報を明かして、「大福」ちゃん、ごめんなさい!)

ほとんど昨年と変わりなく、鳴き声、羽の様子などを総合的に見て、健康で問題はないとのお墨付きをいただきました。

暑く、台風の影響などもあった今年の夏でしたが、飼育委員やボランティアの方々にお世話いただいたことで、「大福」も健康に過ごせたのでしょう。

爪も切って、おめかしをすることができました。

今年も健康でひと安心。これからも本校のアイドルとして頑張ってほしいものです。

さて、今日は委員会活動の日ですから、飼育委員会以外の委員会も様々な話し合いを行っています。

今年度の初めての企画、「潤杯」について検討しているところもあるようですが・・・。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」、2学期も大きく動き始めています。【校長】

【JDTA】教育実習月間!

週が明けても、熱帯低気圧に変わった台風10号の影響が心配されましたが、今朝は、久し振りの青空が広がりました。

9月に入り、暦の上では秋になりましたが、今日も猛暑が予想されています。

しかし、空の高さは、少しずつ季節が進んできていることを感じさせます。

朝のパトロールをしながら学区内を回りましたが、浅川の水量がまだまだ多いことを除けば、危険箇所はなかったようです。

先週は、台風10号に振り回されましたが、今週は、穏やかな天気になってほしいものです。

さて、今週から、教員を目指している大学生1名の教育実習が始まりました。

本校では、東京教師養成塾の特別教育実習を行っている大学生が1名おり、来週からは、さらに1名の教育実習生、栄養士を目指す1名の大学生を受け入れる予定です。

そのため、9月は、校内に多くの実習生が活動することになります。

これまでも繰り返しお伝えしていますが、本校は、「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」で、教職を志す多くの学生に本校で多様な経験を積んでもらい、夢と希望をもって、将来の教育を担ってもらうことを目的とした「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を進めていますので、多くの実習生を迎えることは、この取組の充実につながることになります。

まずは、職員室にて職員向けの挨拶をすることから実習スタートです。

実習生は「3年生付」として、4週間の教育実習に臨みます。(給食、清掃などの所属は3-1になります。)

朝の時間に、3年生の各教室で挨拶をしました。

今回の実習生は、本校の「学力向上支援者」として、2年前から活動しています。

そのため、3年生は、1年生のときからよく関わっていますので、自然に実習生を受け入れています。

今日は天気はよいものの、暑さ指数(WBGT)の数値が高く、外遊びができません。

そのため、休み時間、実習生は教室内で3年生と仲良く過ごしています。

「学力向上支援者」として、児童のサポートをするのではなく、自分が授業をしていかなければならないので、子供たちとの関わり方も違ってきます。今日は、児童理解を進めるため、細かくメモをとりながら過ごしていました。

給食の時間には、全校向けにビデオ放送による挨拶を行いました。

同じく、先週から「4年生付」として特別教育実習を行っている東京教師養成塾生(詳しくは、こちら)とペアになり、撮影者を互いに交代して生中継を行いました。

これも、立派なICT機器活用に関する実習ということになります。

実習生が校内にいることは、教員にとっても刺激になるものです。

「教師になりたい」という意欲が高まる実習になってほしいと期待しています。【校長】

児童虐待はダメ!

今日の2時間目は、日野市子ども家庭支援センターの職員による、4年生を対象とした児童虐待に関する出前授業が行われました。

子ども家庭支援センター職員「『児童虐待』って言葉、聞いたことありますか?」

半分程度の子の手が挙がります。

報道等で目にすることも多くなり、認知度は上がっているようです。

最初に、子ども家庭支援センター職員自身が撮影、出演しているビデオを視聴します。

ゲームをしていて父親から叩かれる想定の場面が流れます。

一部の子供たちは「あるある」といった表情をしていますが、実際に暴力・暴言まで至ると児童虐待ということになります。

ビデオの後は、スライドで説明が続きます。

児童虐待には「身体的虐待」、「心理的虐待」、「ネグレクト(育児放棄)」、「性的虐待」があることを学びます。

日野市は、「身体的虐待」の割合が一番高いことが大きな特徴だということです。(他の自治体は「心理的虐待」の割合が高いそうです。)

子ども家庭支援センター職員「子供の前で夫婦喧嘩をすることも、心理的虐待になるんですよ。」

4年生A「うちだよ、うち!」

これまで静かだった子供たちがここでちょっとざわつきます・・・。

親などによる体罰の禁止を盛り込んだ改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が2020年4月に施行されました。

「しつけ」と称した暴力を受けた末、命を落とす子が増えてきている現状を踏まえた法改正となります。

幼少期に虐待を受けた子は、自分が親になったとき、同じことを繰り返しやすいということもあります。

子供に対する暴力のない社会を実現していかなければなりません。

子供たちが困ったときに相談しやすいのは、学校の教職員ですが、子ども家庭支援センターをはじめ、児童相談所、警察など、相談できる場所が多くあるので、窓口の紹介がありました。

子供たち一人一人に相談窓口のカードが配られました。

学校でも、家庭でも、子供たちが悩みを抱えずに生活できる環境にしたいものです。

子ども家庭支援センター職員「最近、地域の方から『あのうちの夫婦喧嘩の声がうるさい』って通報を受けることが多くなっているんですよ。」

皆様、気を付けましょう。。。【校長】 

台風は九州通過中なのに?

先週から日本への影響が続いている台風10号。

迷走気味なうえ、のろのろ台風で、影響が長く続いています。

昨日、九州地方に上陸した台風10号ですが、遠く離れた関東地方にも大きな影響が出ています。

昨夜の23時からの日野市の1時間雨量は52.5mm。

まさにバケツをひっくり返したような雨が長時間続きました。

なかなか寝つけなかった方も多いのではないでしょうか。

一夜明けると、予想どおり、校庭は見事な?「潤徳池」と化しています。

鉄棒が水没している様子は、被災地の映像を見ているようです。

このような状況ですので、正門を閉じ、東門から学校に入るよう掲示をしておきます。

児童の登校前にふれあい橋のところに行ってみました。

橋脚のかなり上のところまで水位が上がっています。

いつもは穏やかな浅川の流れが濁流に変わり、堤防を越えてしまうのでは?と考えてしまいます。

ふれあい橋そのものや「浅川サイクリングロード」は通行可能で、子供たちの登校に影響はなさそうです。

それにしても、ふれあい橋を渡っている人の多くがスマホで浅川の様子を写真に撮っていて、いかに普段と違うか考えさせられました。

私自身も、緊急時だと分かっていても、浅川の様子を見て、「この写真、理科の『流れる水のはたらき』の学習に使えるかな・・・」などと考えてしまいました。悲しい教員の性(さが)です。

校内にも雨漏りの箇所があり、「歴史ある校舎」が大雨に耐え切れなくなっています。

雨どいからも滝のように激しく水が落ちています。日光移動教室のときの華厳の滝の水量より多いかもしれません。(苦笑)(詳しくは、こちら

登校してきた子供たちは、指示に従って、東門から校地内に入ってきます。

広大な「潤徳池」を呆然と眺める子供たちです。

 

今日の10時現在でも速度が上がらず大分県付近を通過している台風10号。

今日の下校も雨雲レーダーを見ながらの判断となります。

今後の進路もはっきりせず、週明けにも影響が残るおそれがあり、落ち着かない週末になりそうです。

不要不急の外出は控え、気を付けてお過ごしください。【校長】

食物アレルギーのことを知ろう!

今週は、各学年の身体測定が行われています。

養護教諭は、この機会を生かし、学年の実態に応じた保健指導を行っています。

今日は2年生の身体計測の日です。

養護教諭は、絵本を使いながら、食物アレルギーに関する保健指導を行いました。

学校生活で最も楽しい時間は給食の時間。(注:校長の場合)

その楽しい時間でも、場合によっては生命に関わるときがあります。

それは、食物アレルギーで重篤な反応が出てしまう場合です。

身近な食品の中にもアレルギーが出やすいものが多くあります。

 

学校は集団生活をする場ですから、食物アレルギーのある子だけが気を付けていればよいわけではありません。

例えば、遠足のときに「おやつ交換」しないことなどが約束となっています。互いに気を付けて生活することが大事なのです。

(校長が子供のころは、遠足の「おやつ交換」が何よりの楽しみでしたが・・・。時代は大きく変わりました。)

 

私が本校に着任して3年目になりますが、食物アレルギーの子は年々増加しています。現状では3%強の児童が給食時に何らかの対応が必要な状況となっています。

低学年に対象の児童が多いこともあり、今回の保健指導はとても有効なものになると思います。

 

体はすくすくと成長する子供たちですが、摂取する食品には十分気を付けていかなければなりません。

学校でも、日々の給食提供には細心の注意を払っています。

毎月、食物アレルギーのある子のための献立を作成していますが、栄養士、養護教諭、管理職がチームになって、誤りがないかどうか繰り返しチェックします。

校長、副校長が読み合わせをして一人一人の献立を確認するのは毎月恒例のこととなりました。

こうした個別の献立表に基づいて、給食室では食物アレルギーに配慮した除去食を作っています。

また、ご家庭から代替品を持参していただく場合もあります。

アレルギー反応でも特に重篤な状態であるアナフィラキシーが心配される児童には、場合によっては、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐためのエピペン(アドレナリン自己注射薬)の対応が必要になることもあります。職員室には、ご家庭からお預かりしたエピペンに大きな名前を書いて吊るしています。(写真では、名前を消去しています。)

万が一のことがあった場合でも、すぐに対応できるよう準備しています。

年度当初にも教職員がアレルギー対応の研修を行っています。(詳しくは、こちら

教職員も児童も食物アレルギーの理解を深め、安全で楽しい給食の時間にしたいと考えています。【校長】