日誌

日誌

俳句審査会

4年生の教室の前を通りかかると、黒板の前に子供たちが群れているのが見えました。

校長「何をやっているの?」

4年生A「昨日作った俳句をみんなで見合って、よいと思う句にシールを貼ってるの。」

4年生の国語のスタートは「夏の思い出」に関する俳句を作り、互いに審査して、なぜよいと思ったのか意見交換をする活動を行っています。

 

4年担任「せっかくだから、校長先生にもシールを貼ってもらおうか。」

うわ・・・来た、このパターン。何が「せっかく」なのかよく分からないし・・・

と思ったものの、熱い子供たちの視線を浴び、断わるわけにもいきません。

おまけに、担任からは特別に「金シール」が渡されるし・・・。

校長なりに真剣に考え、3句を選んでシールを貼りました。

子供たちのリアクションは大きいですから、なぜ選定したのか理由を伝えなければなりません。

そこで、校長のミニ授業です。

子供たちに「情景」という言葉を教えました。

子供たちの作品を見ていると、句末が「楽しいな」などの言葉で終わっているものが多く見られます。

「楽しい」とか「うれしい」という気持ちを表す言葉を直接入れなくても、その場の様子や気持ちを想像することができるのがよい俳句だということを話しました。

4年生B「校長先生、なかなかやるな~。」

日光移動教室で「校長賞」を選定している経験が生かされます。(詳しくは、こちら

俳句や短歌は、制限のある文字数の中でいかに表現できるかが大事で、言葉の力が育まれます。

「和の心」にも通じますから、折に触れて取り組んでほしいものです。【校長】

【JDTA】東京教師養成塾生特別教育実習、後半開始!

第21期の東京教師養成塾生が本校で実習を行うようになって、9か月が過ぎようとしています。(最初の様子は、こちら

本校は、市教委から「令和6年度日野市教育委員会特色ある学校づくり支援事業」の対象校として、「Jyuntoku Dream Teacher’s Academy」(略称:JDTA)の取組を認めていただいています。

将来、教職を志す多くの学生に本校で多様な経験を積んでもらい、夢と希望をもって、将来の教育を担ってほしいというプロジェクトです。

当然、この東京教師養成塾生の実習も「JDTA」の取組ということになります。

これまで、昨年度の2年生で低学年、今年度の5年生で高学年を実習で経験してきていますので、2学期からは中学年の経験として、4年生を中心に実習を行うことになりました。

まずは、4年生の各教室であいさつをしました。

学級によっては、質問攻めにあう場面もあり、元気な本校の4年生の実態を感じたようです。

今日は、4年生での実習の初日ですので、学習の様子を参観し、児童理解を進めることが中心となりました。

給食、清掃などの所属学級は4-4になりますが、これから運動会練習なども始まり、学年で行動することも多くなりますから、多くの4年生に関わることになるはずです。

児童下校後は、指導教員と綿密な打ち合わせを行います。

本校のことにも慣れてきているので、10月中旬までの実習でさらに多くのことを学び、来年度、教員として任用された際には、即戦力となる技術を身に付けてほしいと期待しています。【校長】

6年生に期待しています!

今日の3時間目は、6年生の学年集会が体育館で行われました。

2学期以降は、卒業を意識した行動が強く求められるようになります。

学期の初めに、同じ目標をしっかりもつための集会です。

最初に、校長から話をしました。

いきなり、6-4の出席番号が最後の児童を呼び、卒業証書を渡します。

ざわつく6年生たち。

そんな6年生たちに語りかけます。

・卒業までの登校日数は、あと133日である。

・言い方を変えれば、あと133回、学校に来たときには、このように卒業証書を受け取るわけである。

・このイメージをしっかりもってほしい。

・卒業証書を受け取るときに、「潤徳小、最高だったな」と思えるかは、この133日の過ごし方にかかっていると言っても過言ではない。

・今日は小学校最後の8月27日、明日は小学校最後の8月28日である。全てに「小学校最後」がつく。

・一瞬一瞬を大切に、全力で過ごしてほしい。

・そのためのポイントとなるのが「校長先生との3つの約束」(何でも一生懸命頑張ること・自分も周りの人も大切にすること・他の人の話を真剣に聞くこと)である。

・潤徳小は開校150年を過ぎた、日本で最も古いグループの中の伝統ある学校である。

・伝統の何がすごいのか。

・これまでの150年の卒業生たちは、その前の卒業生を越えようとして頑張ってきた。このことが150回積み重なっている。

・ゲームで例えれば、「レベル151」になろうとしているということである。歴史が10年しかない学校は「レベル10」にしかなれない。

・一方で、去年の卒業生よりレベルが下がってしまえば、伝統の力はなくなってしまう。

・みなさんは、あの150周年をやりきった去年の卒業生を越えなければならない。そのことを目標にして頑張ってきたはずだし、みなさんなら必ずできる。

・2学期は、運動会、音楽会、連合音楽会、潤フェス2と6年生が中心となる行事が続く。

・来年「レベル152」を迎える、今の5年生たちに格の違いを見せつけてほしい。

・みなさんが「簡単には越えられない壁」となることで、伝統校の潤徳小の力が高まっていく。

 ・みなさんが努力すれば、3学期の「6年生を送る会」で下級生たちは心から、みなさんと別れることを淋しく思うだろう。そんな存在になってほしい。

・みなさんに強く期待している。潤徳小はみなさんに預けた。「子供たちがつくる学校プロジェクト」はみなさんにすべてかかっているので、全力で取り組んでほしい。

子供たちは静かに聞いていました。校長の思いが届くことを願っています。

次に、人事異動により、学年の体制が変わりましたので、新しい6-2の担任からあいさつがありました。

学年主任からは、2学期からの目標について話がありました。

行事等で頑張っても、日ごろの生活態度が乱れていては、下級生からの信頼は得られません。

○あいさつをしっかりすること

○時間を守ること

この2つを意識して取り組むことを全員で確認しました。

続いて、運動会の徒競走や係活動についての話がありました。

係活動は、今年度から5年生も加わります。

6年生がリードしていかなければなりませんので、早めに取り組んでいくことなどについて説明がありました。

運動会の表現についての話もありました。

本番用の衣装を早くも着用して、子供たちの意識を高めます。

今年度は、例年に加え、○○も行うとの宣言もあり、子供たちの表情も引き締まりました。

最後にたて割り班の話がありました。

「これまでにない、新しいものを創っていこう!」との話がありました。

たて割り班も「子供たちがつくる学校プロジェクト」の大事な柱です。

6年生のリーダー中心に、全員で活動の充実を図ってほしいと思います。

様々な話のあった学年集会でしたが、6年生たちは最後までしっかりと聞いていました。

「最高の卒業式を目指す」という思いが全員一致することで大きな力が生まれます。

2学期以降の「6年生パワー」に大いに期待したいものです。【校長】

集団下校訓練

今日は、3時間目までの授業が終わった後、全校で集団下校訓練を行いました。

3時間目終了後、副校長から、天候のことについて緊急に知らせたいことがあるので、学年・専科主任は職員室に集まるよう放送が入ります。

集まってきた学年・専科主任に校長が指示を出します。

リアリティを出そうと、接近しつつある台風10号を踏まえて話をしました。

校長「台風10号の影響で、風雨が強まる予報なので集団下校をします。各学年準備を行ってください。」

学年主任からの連絡、放送の指示により、子供たちは速やかに下校準備を進めます。

下校準備が終わったところで、校長からの話です。

・集団下校訓練だが、今年度は6/18に「本番」をすでに行っている。(詳しくは、こちら

・さらに、現在、台風10号が近付いており、明日から土曜日ごろまで影響が出るとの予報が出ている。

・大雨、強風のときに一人で下校すると危険なこともある。同じ方面の子が一緒に帰ることにより、互いに安全に気を付けて帰ることができる。

・高学年は特に、集団下校の際は、低学年の安全に十分配慮してほしい。

放送の指示により、2学年ごとにまとまって集団下校を開始しました。

教員も途中まで付き添いました。

 

まぁ、訓練だから仕方ないのですが、大雨、強風の想定ですが、上空は夏空が広がる状況で・・・

特に高学年女子は、雨傘ではなく、日傘をさす皮肉な光景に。

しかし、明日以降は、台風の進路により、天候が大きく変わりそうです。

連日のようにゲリラ雷雨も発生していますから、必要時に速やかに集団下校できるようにしたいと考えています。【校長】

84日頑張ると・・・

始業式の後は、各学級で、2学期最初の活動が始まりました。

1年生は、「なつやすみビンゴ」に取り組んでいました。

教室内を自由に歩いてペアを見付け、じゃんけんに勝つとペアの相手に質問できるというものです。

質問したことが、たて・横・ななめで揃うとビンゴになります。

校長も聞かれました。

1年生A「アイスを食べましたか。」

校長「昨日、ぶどうのアイスを食べました。」

1年生A「やったぁ!」

これで、1マス色を塗ることができて、ビンゴに近付くわけです。

自然に夏休み交流になっていました。

2年生も円になって、互いに夏休み報告を行っていました。

にこにこして見ていると、

2年担任「じゃあ、校長先生の夏休みも聞いてみようか。」

2年生たち「わーい!」

と声が掛かります。

何気なく教室を回っていると、こういうことになるので、気を付けなければなりません。

え?何を答えたかって?

それは、ヒミツです。。。

3年生では、夏休みに頑張った自由研究を発表している学級がありました。

校長が見ていた発表は、都道府県の特産品に関するもの。

4年生以上の学習内容ですが、3年生なりに一生懸命調べて発表していました。

夏の頑張りがよく伝わってきます。

台風10号も気になる中、休み時間はよく晴れて外遊びをすることができました。

校庭狭しと、暑い中ですが、元気に駆け回っています。

写真は4年生ですが、このように多くの学級で今学期の係・当番活動の役割を決めています。

集団で生活する中では、組織をきちんと決めておくことが大事です。

決まった役割を一人一人が忘れずにこなすことで、生活しやすい学級になっていきます。

学期始めは席替えを行う学級も多くあります。

写真は、5年生が席替えをしている様子です。

隣の席は誰になるのか、同じ班のメンバーは・・・

ドキドキなのは、今も昔も変わりありません。

6年生では、初日から社会科の「全国統一の動き」の学習で、3人の武将(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)について、自ら学習課題を作り、調べて解決していくように準備を進めています。これは、今年度、本校が取り組んでいる校内研究の関わりから、複線型授業を意識したものです。(詳しくは、こちら) 

 

どの学年・学級も落ち着いた雰囲気で授業がスタートしており、子供たちのやる気を感じることができました。

2学期の登校日数は84日で、最も長い学期です。

日々頑張ることを積み重ね、2学期末にはどのくらい成長するのか楽しみにしています。【校長】