日誌

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【プロローグ】児童会本部役員提案による令和7年度の重点

今日から2学期が始まりました。

しかし、時を遡って、1学期の6/13のこと・・・

児童会本部役員の委員長(6年)、副委員長(5年)、役員(5年)が休み時間に校長室にやってきました。

委員長「私たちは、児童会本部役員会や中央委員会で、今年度、どうやったら潤徳小を盛り上げていけるか、真剣に議論してきたので、今日はその提案をさせてください。」

実際に、児童会本部役員会、中央委員会ではこのことについて、繰り返し議論が行われてきました。

具体的な内容について、副委員長から提案があります。

多くの児童が三沢中に進学する本校にとって、「三沢中学校区」の子供たちの交流を深めていくことは、健全育成の観点からも大きなメリットがあります。「土台」を固めるために「小中コラボ」をすることは大きな意義があるとの提案です。

さらに、5年役員からもう一つの提案があります。

昨年、大きな反響を呼んだ「MJコンサート」。

これを再び、実現したいとの提案です。

この2点の提案は児童会本部役員からの正式なものですので、このことについて、本校の教職員間でも議論を行い、2学期以降に具体化を図ることにしました。(細かい内容は、学校便り 8・9月号.pdf参照) 

本校の新たな特色となり得ると考えましたので、日野市教育委員会にも「特色ある学校づくり推進事業(後期)」の申請を行い、夏季休業中に認可されました。

小中コラボは、日野市立第八小学校(以降、本校ホームページでは特別な場合を除き、八小と表記)に特化し、

「潤八(じゅんぱち)なかよし大作戦~半世紀の刻(とき)を超え、今、再び、こころ一つに~」

として、八小との共同企画として取組を進めてまいります。

一方、明星大学コラボは、

「MJリターンズ!」

として、取組を開始いたします。【校長】 

令和7年度夏季学習会②

今日は、夏季学習会の2日目です。

今回は、1~3年生の様子を中心にお伝えします。

1年生です。

夏季学習会に参加するのは初めてですが、昨日も参加している子が多く、落ち着いて学習に取り組んでいます。

中には、Chromebookを使って個人学習に取り組む子も見られます。

校長「また、パソコンのおもちゃで遊んでるの?」

1年生たち「おもちゃじゃない!(怒)」

定番のやり取りが復活しました。

一方、学校まで足を運んだものの、淋しくておうちの方から離れられない子もちらほら・・・。

来週からは頑張れるかな?

2年生です。

今日もたくさんの子たちが参加してくれています。

校長「夏休み、どうだった?」

2年生たち「楽しかった!」

2年生A「僕は、プールでいっぱい泳いだよ。」

2年生B「私は、高知県に行きました。」

2年生C「大阪万博に行ったよ!すごかった!」

充実した夏休みだったようです。

3年生です。

漢字や計算など、かなり難しく、覚える量も多くなっていますが、集中して頑張っています。

校長「夏休み、終わっちゃうねぇ・・・」

3年生たち「うーん、残念!」

校長「でも、しばらくしたら冬休みになるよ。」

3年生A「あ、そうか!それだったら雪合戦やろうかなぁ・・・」

切り替えの早い子供たちです。(笑)

そして、夏季学習会の途中にもかかわらず、校外に出ていこうとしている児童会本部役員の有志の子供たち。

いったい、何をしようとしているのか?

このことが、本校の2学期以降の活動に大きな影響を及ぼします。

詳しくは来週の始業式以降に!

乞う、ご期待!!【校長】

令和7年度夏季学習会①

日野市では、8/25(月)から2学期が始まります。

そこで、本校では、2学期が始まる前に生活リズムを整え、学習に円滑に向かえるようにすることを目的として、今日と明日の2日間、自主的な参加による夏季学習会を開催します。

全学年が対象ですが、今日は、特に4~6年生の様子をお伝えします。

4年生です。

夏季学習会も4回目ですから、もう慣れたもの。

夏休みの課題等の提出物を速やかに出しています。

中には、ギリギリまでプリント学習を行ってようやく提出している子も。

4年生A「最後の追い込みです!」

この光景は、昔も今もあまり変わりありません。(笑)

5年生です。

夏休みを経て、ぐーんと体が大きくなった子もいます。

さらに高学年らしくなってきた感じです。

5年生A「いや~、暇を持て余していたから、学校が始まってくれてうれしいっすよ。」

校長「暑かったから、あまり出かけられなかったしね。」

5年生B「やっと給食も始まるでしょ?それも楽しみ!」

気候の厳しかった今年の夏休み。

我慢もずいぶん多かったようです。

6年生です。

校長「小学校最後の夏休み、どうだった?」

6年生A「短すぎ!」

6年生B「あと、2か月くらいはほしいよ・・・」

校長「それじゃあ、卒業までの時間がどんどん少なくなっちゃうでしょ?」

グループになって、何かに取り組んでいる学級もあります。

「夏休みすごろく」のようです。

ゴールを目指しながら、自然に互いの夏休みの様子が分かるという感じになっているようです。

全員で「クラスの『あるある』」をカルタにして遊んでいる学級もあります。

1学期の思い出や友達の様子を思い返しながら2学期への雰囲気を高めていました。

 

この夏季学習会の楽しみは、久し振りに会った友達と休み時間に校庭で思いっきり遊ぶこと。

しかし、午前10時の段階で、暑さ指数(WBGT)の数値は、「危険」の31を大きく超えた33.6。直射日光の当たる校庭の気温は45℃に迫る勢いです。

2学期が始まっても、当分の間、校庭での活動はできないかもしれません。

そんなわけで、休み時間は担任に甘えることくらいしかできない子供たち。

この暑さ、本当に何とかならないものでしょうか・・・。

明日の夏季学習会も同様の暑さが予想されます。

参加されるご家庭は、登下校時の熱中症対策を十分行ってくださいますようお願いいたします。【校長】

子供たちの命を守り、自分の命も守る

児童下校後、日野警察署のご協力をいただき、教職員による不審者対応訓練を行いました。

最初に校長挨拶ですが、いったん教室外に出て、ドアをガラッと開け、「うちの子をいじめているのはお前か!」などと大声で騒ぎながら、棒で床を叩いたり、振り回したりしたうえ、入室しました。

ギョッとする教職員たち。

校長「このようなことが、近隣市の小学校で発生しています。昨日は、この事件の初公判が開かれました。以前は、不審者対応訓練は『児童を守る』ことが主眼でしたが、この事件を受け、自らの身を守るという視点も重要になってきています。『自分事』として真剣に受講してください。」

去年の訓練は体育館で行いましたが、先述の事件を受け、リアル感を出すべく、研修は1年生の教室で行いました。

実際に刃物(偽物)を出し、緊張感あふれる話が続きます。

警察官の方「私がこの教室に来るまでに、防犯カメラのモニターで確認した人はいましたか?」

シーンとする教室

警察官の方「だったら、私が不審者だったら、簡単に校内に入れるということですよね?」

警察官の方「防犯カメラのモニターを見ることを習慣にしている人はいますか?」

耳の痛い言葉が続きます。

警察官の方「お遊戯のような訓練だけをやっていては、実際の場面で対応することはできません。」

児童が下校し、安堵していた教職員たちの顔の表情がどんどん引き締まっていきます。

実技編の研修は、場所を変えて、多目的室に移動します。

さすまたの使い方を学びます。

さすまたは、相手を倒すことではなく、行動を抑えることが目的の道具であることをあらためて教えていただきます。

ちょっとした持ち方、体重のかけ方などにより、相手を制圧する力が大きく変わります。

基本姿勢なども丁寧に説明していただきました。

研修の最後、質問を受けていただきました。

校長「校内にいらっしゃる方は、地域の方や業者の方などが多く、最初からそれらの方を不審者として扱うことは難しい面があるのですが・・・。」

警察官の方「実際に校内に不審者の侵入を許す事件が発生しているわけであり、今までの見方をしていては対応できません。」

校長として、いろいろ考えさせられる研修になりました。

2学期には、児童を交えての不審者対応訓練を行う予定です。

警察官の方「先生方が負傷して倒れてしまったら、誰が子供たちを守るのですか?」

自分の身を守ることも真剣に考えていかなければなりません。

校長としては、誰でも気軽においでいただける学校が理想なのですが。【校長】

【子供たちがつくる学校プロジェクト】令和7年度第1学期終業式+α

今日は、1学期最後の日です。

リモートによる終業式が行われました。

式に先立ち、剣道で全国大会に出場する児童を紹介しました。

続いて、校長からの話です。

スライドを使いながら説明しました。

まずは、7/11に5年生が世界陸上の会場となる国立競技場の見学ツアーに参加したことを紹介しました。

東京オリンピックで使われた表彰台・・・うらやましい!

5年生たちも、あらためて貴重な経験だったことを振り返っています。

続けて、1学期のまとめの話です。

始業式・入学式からスタートしましたが、6年生や2年生が1年生を迎えるためにずっと努力し続けてきたことを伝えました。

また、各学年の校外学習の様子を紹介しました。

特に5・6年生の移動教室は、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を踏まえた独自企画がたくさんあったことが成功につながったと紹介しました。

 

さらに、移動教室終了後も、6年生は日光移動教室PR動画の作成、5年生は4年生に対する八ヶ岳移動教室報告会の開催など、下学年に向けた取組を進めたことも立派なことであると話しました。

 

日常の学校生活の中でも、たくさんの「子供たちがつくる学校プロジェクト」が実行されてきたことを紹介しました。(スライドは、集会委員会の「ドッキリ集会」)

また、「子供たちがつくる学校プロジェクト」は高学年だけが行うものだけでなく、例えば、2年生が外遊びの仕方を1年生に教えたり、各学級でお楽しみ会や夏祭りなどに取り組んでいたりすることも、自分たちの生活を自分たちでよくしようとしていることなので、「子供たちがつくる学校プロジェクト」になることを説明しました。

 

学校全体に関わるイベントを企画・運営するのは「児童会本部役員会」や各委員会の委員長を加えた「中央委員会」です。密かに潤徳小152年の歴史で今までないほどの大イベントが進行し始めていることを2学期の予告とし、校長の話を終えました。

次に、3年生の代表児童からの今学期の振り返りと2学期の抱負の発表です。

3年生A「私は、校長先生との約束のとおり、先生の話を真剣に聞くようにしたら、勉強が分かるようになってきて・・・。」

えらい!

友達の発表をしっかり聞いている3年生たち。

代表児童の2学期の抱負は、運動会で頑張りたいことを挙げていることが多かったようです。

2学期は大きな行事が目白押しです。

続いて、本校名物のオンライン生伴奏による校歌斉唱です。

卒業まで、公的な場では、校歌斉唱をするのが残り少なくなってきた6年生。

一方、ようやく校歌を覚えた1年生。

どの学年も、自分の学校にしかない校歌を大切にしてほしいものです。

 

終業式が終わると、生活指導部の担当教員から夏休みの生活についての指導があります。

担当教員「今年の夏休みは、7/19~8/24の37日間です。」

これを聞き、歓声を上げる子供たち。

楽しい夏休みですが、自分の命を守る安全な夏休みにもしてほしいと思います。

続いて、情報担当の教員から、夏休みに持ち帰るChromebookの使い方についての指導です。

何と、今回は、「Chromebookのよくない使い方」の5年生児童による動画付き!

「子供たち?先生?がつくる学校プロジェクト」です。(笑)

盛りだくさんの終業式の内容でしたが、どれも大切なこと。

しっかり意識して夏休みを過ごしてほしいものです。

終業式が終わった後は、学級指導になります。

最終日のメインは何と言っても通知表の配布です。

1年生にとっては、人生初の通知表です。

担任から一人一人に愛情のこもった言葉がかけられ、通知表が渡されていました。

 

このことは、1年生だけではなく、どの学年でも同じです。

ただし、今年度、6年生はちょっと違います。

4月に実施した「全国学力・学習状況調査」の結果が例年より早く発表されたため、通知表と一緒に調査結果の個人票も渡しました。

自分の足りなかったところはどこなのか把握し、夏休みの間にそこを補うような学習を進めてほしいと思います。

 

夏休みは、遊んでばかりだけではいけません。

学校からは「夏休みの課題」が示されます。

1年生のときより課題の増えた2年生。

計画的に取り組むか、最後にまとめて取り組むか・・・

「アリとキリギリス」の絵本を読んで考えましょう。(苦笑)

最終日は身の回りの整理、大掃除も大事です。

持ち帰るものを整理する4年生たちです。

「子供たちがつくる学校プロジェクト」、続行中の3年生たち。

教室に大迷路を作って遊びます。

途中に様々なチェックポイントを作って、簡単にはゴールできないようになっているようです。

5年生は、「SOSの出し方に関する教育」に関するビデオを視聴しています。

「SOSの出し方に関する教育」とは、「子供が、現在起きている危機的状況、又は今後起こり得る危機的状況に対応するために、適切な援助希求行動(身近にいる信頼できる大人にSOSを出す)ができるようにすること」、「身近にいる大人がそれを受け止め、支援ができるようにすること」を目的とした教育です。

端的に言うと、増加傾向にある若年層の自殺未然防止につなげる取組です。

そういうことの絶対ない夏にしてほしいと強く願っています。

校長に元気よく「さようなら!」と言って下校していく1年生たち。

今日は関東地方が梅雨明けしたということで、これから「酷暑」が続く予想となっています。

(子供たちの命を預かる立場としては、今日が終業式でちょっとホッとしていますが・・・。)

暑さから自分の身を守るということもキーワードになるような夏になりそうです。

楽しく、安全な夏休みをお過ごしください!【校長】